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アメリカとイスラエルのための狂騒組曲
「新世界秩序」

[第12楽章:2001年3月-4月]




人は殺さず痛みだけ、米国防総省が新兵器を開発
ワシントン(CNN)国防総省が電磁波を利用した非殺傷兵器を開発し1日、報道陣に公開した。兵器は、ちょっとした日焼け程度の痛みを感じるだけだという。暴徒化した群集を制圧する時などに利用する。しかし、人権活動家たちは、開発を危険視している。
国防総省によると、将来、国連の平和維持活動の時などに利用できるという。米軍は1992-93年のソマリアでの平和維持活動の時、暴徒化した民衆に発砲するという事態を体験。以来、非殺傷兵器の開発を進めていた。開発費やこれまでで4000万ドル(約47億円)。
兵器は「アクティブ・デニアル・テクノロジー(ADT、能動的自制技術)」と呼ばれ、ニューメキシコとテキサス州にある空軍研究所で開発された。開発プログラム自体は海兵隊が中心になっている。
兵器は、ミリメートル単位の電磁波を発射するもので、当たった人は、肌に痛みを感じる。電球に触った時や日焼けした時のような痛みだという。しかし、表面に当たるだけなので、肌を傷つけることはないという。
空軍研究所では、72人に対し計6500回の照射実験を行ったという。さらに今後、ヤギや人間を使った実験を続ける。
国防総省は、ジープのような特殊な車両の上に兵器を載せる計画だ。海兵隊と陸軍に2009年までに配備する予定。将来は、船や飛行機に載せることも可能になるという。
開発の責任者、ジョージ・フェントン海兵隊大佐は「画期的な技術によって、兵士たちは、殺傷兵器の代替品を手にいれることになる」と胸を張る。
しかし、人権団体で軍に対する監視活動を行っているウィリアム・アーキンさんは「群集の中に、子供、妊娠した女性、老人がいても使うのか。痛みだけを与える非殺傷兵器というが、レーザーを発射しても群集が進み続けたらどうなるのか。また、レーザー発射によって、群集がますますパニックになったらどうするのか。もし、目に当たったらどうなるのか」と疑問を呈している。
別の活動家も「新兵器は、米国だけでなく、非民主主義国の軍や警察に渡り、危険な使い方をされることになる」と警告した。(CNN 2001/03/02)

イスラエル軍、パレスチナ人1人を殺害
パレスチナ・ネツァリム(CNN)イスラエル軍は2日、ガザ地区中心部の主要道路沿いでパレスチナ男性(45)を殺害した。軍当局は、このパレスチナ人が、カルニ検問所とネツァリムのユダヤ人入植地を結ぶ道路で爆弾を仕掛けようとしていたためと説明している。しかし、遺体を引き取ったパレスチナ当局は、長年同地域で暮していたホームレスで、無実の民間人だと主張している。(CNN 2001/03/03)

イスラエル国防相ベンエリエゼル「パレスチナに対してはゲームにルールがあることをはっきりさせたい」(CNN 2001/03/03)

イスラエル軍 ガザ住民に新ガス弾?
けいれん日に30回■首・腹に激痛■歩行困難、再入院
イスラエル「普通の催涙ガス」/パレスチナ「国際機関、調査を」
5カ月に及ぶイスラエル軍との衝突で、ガス弾を浴びたパレスチナ自治区の住民らが、激しい頭痛や腹痛、体の震えなどを訴えて入院する事態が相次いでいる。イスラエル軍は「普通の催涙ガスだ」と主張しているが、パレスチナ自治政府は被害者の症状などから、催涙ガスの一部成分を濃縮した新種のガスが使われた可能性があると主張。国際法に違反する可能性もあると、国際機関などに調査を呼びかけている。(ガザ<パレスチナ自治区>=石合 力)

ガザ南部ハンユニスにあるパレスチナ赤新月社病院。2月中旬、イスラエル軍との衝突で運ばれてくる患者の症状が一変した。それまでは負傷した少年らがほとんどだったのに、ガス弾を浴びた住民らが次々と体の不調を訴えてきたのだ。

●ケース1=ムハマド・アブスルタンさん(18) 投石をしていてガス弾を浴びた。激しい頭痛と筋肉のけいれんを起こし、目もうつろだ。発作は1日に30回以上に達した。
●ケース2=ネハド・バルバフさん(37) 教師をしている学校のそばにガス弾が着弾。生徒らを避難させた後、首や腹部に強い痛みを覚えけいれん。吐き気と下痢を起こした。
●ケース3=ムハマド・アブサハルールさん(19) 自宅にガス弾が着弾。室内に充満した煙を浴びた。胸の激しい痛みや歩行困難で病院へ。いったん退院したが、発作で再入院した。

目撃者の証言などで一致するのは、今回使われたガス弾は、従来の無色か白色の催涙ガスと異なり、黄色か黒色、またはその両色。ミントや果物などの香りがついていたとの証言もある。
従来の催涙ガスなら通常1日で回復するが、集中治療室に運ばれ、5日以上入院した例もある。死者は出ていない。
自治政府厚生省の広報課長マルワン・ザイーム医師によると、ガスの使用が確認されたのは2月12日から15日までの4日間。この間の入院患者数は約150人に上った。
自治政府は、国連や世界保健機関(WHO)に専門家の派遣を要請したうえ、患者の血液サンプルをエジプトとチェコに送った。イスラエルのアラブ系国会議員を通じイスラエル軍にも治療法を照会したが、「車のオイルが燃えただけではないか」などと言われたという。
イスラエル軍はその後、群衆対策に「無害の黒色ガス」を使ったことは認めた。しかし、苦痛を訴える患者の映像については、「神経ガスなどの症状とかけ離れている。自治政府のやらせだ」などと強く反論している。
パレスチナ人医師らで作る専門家会議が自治政府に出した報告書でも、血液サンプルから、神経ガスなどの化学兵器に使われる物質は検出されていない。報告書は、ガスの色などから、催涙ガスを構成するCN、CS、CRの3種のうち、最も強力なCSガスを濃縮したか、催涙ガスに特殊な物質を添加したものとの見方を示している。
米学会誌などでは、高濃度のCSガスを浴びた場合、神経系に影響を及ぼす可能性や発がん性などが指摘されているという。
だが、赤新月社病院事務局長のマハムード・マドゥーン医師は「目や鼻の粘膜を刺激する催涙ガスと今回の症状は全く逢う」と、高濃度催涙ガス説に強い疑念を指摘する。
自治政府と現場とのずれも目立つ。
血液サンプルの調査結果が出る前に、自治政府は「イスラエル軍が神経ガスを使用した」と事態を政治的に利用。致死性のサリンやVXガスなどが使われた可能性もあると主張した。
このため、「神経ガスではない」とする報告書が出た後も、病院の医師らに調査結果を伏せたままだ。
イスラエル側も、住民らの被害には目をつぶったまま、「神経ガスではない」と操り返すだけ。住民の間には「本当は何が使われたのか」との不安が広がっている。(朝日新聞 2001/03/03)

人体への影響に否定的見解=劣化ウラン弾問題でEU専門家委
【ブリュッセル6日時事】欧州連合(EU)の独立専門家委員会は6日、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ユーゴスラビア・コソボ自治州で北大西洋条約機構(NATO)軍が使用した劣化ウラン弾の人体への影響に関する報告書を発表、劣化ウラン弾とがんや白血病との間に因果関係があるとの見方に否定的な見解を示した。
同委員会は「現時点で入手可能な情報に基づき調査した結果、劣化ウラン弾からの放射線が(がんなどの形で)健康に明らかな影響を及ぼすことはなかったとの結論に達した」とした。さらに白血病に関して「ウランが骨髄などの組織に蓄積されることはほとんどない」と指摘、「白血病にかかる危険性は極めて小さい」との結論を示した。(時事通信 2001/03/06)

コソボで微量のプルトニウム検出 劣化ウラン弾影響報告
国連環境計画(UNEP)は13日、ユーゴスラビア・コソボ自治州に対する空爆作戦の際に、北大西洋条約機構(NATO)軍が使った劣化ウラン弾について、健康と環境に対する影響調査の最終報告を公表した。それによると、通常のウラン238に加えて、自然界にはほとんど存在せず、原子炉内でできるとされる放射性のウラン236やプルトニウム239、240を検出した。
いずれも微量のため、ただちに健康や環境に悪影響を与えることはないとされるが、ウラン弾の製造に原発の使用済み燃料の再処理工程などで生じる廃棄物を使用している疑いが高く、今後論議を呼びそうだ。
最終報告は、調査の過程でみつかった7.5個分の劣化ウラン弾の着弾地点で低いレベルの放射性物質が検出されたが、汚染は広がってはいない、としている。ただ、地下に埋められたウラン弾や汚染した衣服による地下水汚染の危険性を指摘。世界保健機関(WHO)の飲料水の健康基準に達しなくなる可能性があるとみている。
UNEPとしては、当面の危険性はないとしつつも(1)劣化ウラン弾や汚染服の除去(2)着弾付近住民への情報の徹底、など予防的措置を取るよう求めている。(朝日新聞 2001/03/13)

米軍法会議が無罪判決 男児を誤射殺の兵士に
【ベルリン13日共同】ドイツ駐留米軍の軍法会議は13日、ユーゴスラビアのコソボ自治州で平和維持活動中に機関銃の誤射でアルバニア系住民の6歳の男の子を射殺し、過失致死罪などに問われた米兵に無罪判決を言い渡した。
米軍内部の裁判である軍法会議が、身内に甘い判断を示した形だ。
判決理由は明らかにされていないが、米軍人で構成する弁護側は、当時19歳だった米兵が機関銃の取り扱いに関する適切な訓練を受けていなかったことが事故の原因で、米兵個人に過失責任はないと主張していた。
軍法会議は、米兵の学習能力が著しく劣っているとの軍の精神鑑定結果も証拠として採用。なぜ機関銃の安全装置が解除されていたのかが主要な争点だった。
米兵は昨年7月、コソボ自治州東部で学校の補修をしていた米軍部隊を護衛中、銃の安全装置を確認しようと引き金に手をかけたところ弾が飛び出し、近くにいた男児の胸などに当たり、男児は死亡した。(共同通信 2001/03/14)

チェチェン:露連邦軍に民間人の大量虐殺疑惑 露紙報道
【モスクワ14日石郷岡建】ロシアの英字紙モスクワ・タイムスは14日、ロシア南部チェチェン共和国の首都グロズヌイ近郊で2月に発見された大量の遺体の中からロシア連邦軍に連行されたとみられる女性の遺体が見つかったと報じ、連邦軍が民間人を大量虐殺した可能性を強く示唆した。
遺体が確認されたルーラ・ルリューエワさん(40)は昨年6月、グロズヌイの市場にイチゴなどを売りに出かけたところ、連邦軍兵士の制服を着た覆面姿の男たちに装甲車で連れ去られた。元判事の夫(47)は、秘密警察が連行したらしいと地元警察から聞いたが、連邦保安局も連邦軍司令部も連行の記録はないと説明し、今年2月5日付で調査打ちきりの通知があった。
ところが2週間後、グロズヌイ効外のズダロービエ村の空家敷地内から大量の遺体が発見され、親族が調べたところ、イヤリングからルーラさんの遺体が確認された。捜査当局は、遺体の大半はチェチェン武装兵士で、女性はいないと発表していた。
チェチェン紛争に批判的な人権団体は、ズダロービエ村で発見された約50遺体の多くは手を縛られたり拷問の跡があると説明し、連邦軍兵士に拘束され、殺害された可能性が強いと告発している。また、ルーラさんのように行方不明になっている民間人は100〜200人に上り、ロシア当局の捜査は不明朗かつ不十分だと批判している。(毎日新聞 2001/03/15)

米国の消極姿勢に懸念 地球温暖化問題でUNEP
米国のブッシュ大統領が、発電所から出る2酸化炭素(CO2)の排出削減を義務付けないとしたことに対し、国連環境計画(UNEP)のクラウス・テプファー事務局長は16日までに、訪問先のデンマークで「米国のリーダーシップなしには効果的な地球温暖化対策はありえない」と大統領の姿勢を暗に批判するメッセージを発表した。
テプファー事務局長とデンマークのアウケン環境・エネルギー相は「この分野で米国のリーダーシップが欠けていることへの懸念を共有している」としている。
テプファー事務局長は、温暖化が米国や日本などの先進国にも大きな影響を与えることを指摘。「米国は世界最大のCO2排出国で、温暖化に大きな責任がある。だが、米国は世界で技術的に最も進んだ国でもあり、米国の産業界は温暖化対策に大きな貢献ができるはずだ」とした。
事務局長は、先進国はCO2の排出削減に貢献する技術を持っており「これらの技術を発展途上国に移転することが重要だ」と7月にボンで再開される気候変動枠組み条約の第6回締約国会議(COP6)での米国の積極的な取り組みを求めた。(共同通信 2001/03/16)

劣化ウラン弾:アドリア海などに投棄 環境相会議で懸念表明
【ローマ16日井上卓弥】イタリア、ギリシャ、ユーゴスラビアなどアドリア海とイオニア海に面する7カ国の環境相らは16日、イタリア中部・アンコナで会議を開き、北大西洋条約機構(NATO)軍によるユーゴ空爆(1999年春)の際、イタリア国内の空軍基地への帰路に両海域に投棄された劣化ウラン弾などによる環境汚染への懸念を公式に表明した。
参加した環境相らは会議後、「海上で投棄された汚染物質や劣化ウランを含む武器・弾薬の存在を危惧する」との共同声明を発表。各国が今後、共同で海域の浄化を進め、不発弾問題を科学的に分析する公開討論会を開催することなどを決めた。(毎日新聞 2001/03/17)

アメリカ国務長官パウエル「米国がイスラエルの味方であることは間違いない」「軍事力の優位を保つため、イスラエルとの戦略的協力関係を強化、拡大するよう努力する」(CNN 2001/03/20)

記者の殉職、昨年は24人 収監数では中国が最多
【ニューヨーク19日AP=共同】米国の非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」は19日、昨年1年間で世界中で取材に関連して死亡した記者の数は24人で、同年末現在で収監中の記者は81人との報告書を発表した。
それによると、コロンビアで3人が殺害されたほか、ロシア、シエラレオネでそれぞれ3人が死亡した。全体では前年の34人に比べ減少した。
また、昨年末現在で収監中の記者数が最も多かったのは中国の22人で、このうちインターネットによる情報伝達で拘束された記者もいた。全体では拘束中の記者数は前年の87人から幾分減少した。
報告書は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では外国放送の聴取も禁じていることを挙げたほか、アルジェリアでは1993―96年に計59人が殺害されたことなども指摘している。(共同通信 2001/03/20)

色濃い「一方的外交」:米のブッシュ・ドクトリン(共同通信 2001/03/21)

ネット記者弾圧目立つ ジャーナリスト保護委員会調査
世界各地の報道の自由度などを毎年調査し公表している米国の民間団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は19日(米国時間)、2000年の調査結果を発表した。それによると、政府などによる記者に対する抑圧が強い地域で、インターネットなどを使って報道を続けるジャーナリストが増えているが、その結果投獄されたり、殺害されるといった事例が目立っているという。
CPJによれば、昨年12月31日の時点で、報道行為により投獄されていた88人の記者のうち、22人が中国に集中しており、その中にはインターネットで記事配信を行っていた記者7人が含まれていた。
ウクライナでは、インターネットの新聞で政府批判を繰り返していた記者が昨年9月に失踪、その後遺体で発見されている。また、モザンビークでは、調査報道をファクス配信していた記者が暗殺されたという。
CPJではこうした事例に関し「より多くの記者がインターネットなどの技術を活用して報道の抑圧に対抗しているが、その結果、さらに厳しい抑圧や身体的な攻撃、さらには自らの死に直面することになっている」と指摘している。(毎日新聞 2001/03/21)

国連でも“英語支配”進行 各国代表部の7割が選択
【ニューヨーク26日共同】英語、フランス語など6言語を公用語とする国連で“英語支配”が顕著になっている。英語での連絡事項などのやりとりを求める各国国連代表部が約7割に上るのに対してフランス語は約2割と、特に外交世界では二大言語である両者の明暗がくっきりと浮かび上がった。
これは、国連が各国代表部の所在地や職員名を記載した名簿改訂の際に、新たに「通信で求める言語」を記載することになり、各国に英語、フランス語、スペイン語の中から選択してもらったことで分かった。ロシア語、中国語、アラビア語は文書作成上の都合で選択肢から除外した。
回答では英語が約130カ国、フランス語36カ国、スペイン語19カ国(カナダは英語、フランス語の複数回答)と、英語を選んだ国が約7割に達した。
かつてフランス領だったインドシナ3カ国のうちカンボジアとラオスはフランス語を選択したが、1997年にフランス語圏諸国首脳会議をアジアで初開催したベトナムが英語。また、スペイン語に近いポルトガル語を公用語とするブラジルも英語と回答した。(共同通信 2001/03/27)

米が4年ぶりに拒否権行使 国連部隊派遣決議案を否決
【ニューヨーク27日共同】国連安全保障理事会(15理事国)は27日、昨年9月からのパレスチナとイスラエルとの衝突で、暴力拡大を食い止めるために国連監視部隊をパレスチナ自治区に派遣することを求める決議案について表決、米国が安保理常任理事国の特権である拒否権を行使したため同案は否決された。
米国の拒否権行使は1997年3月、イスラエルによる東エルサレムへの住宅建設問題以来、約4年ぶりで、ブッシュ新政権発足後初めて。
アンマンで開催中のアラブ首脳会議はパレスチナ自治区住民への支援を主要議題としており、この時期の拒否権行使でアラブ側の反イスラエル、反米感情を刺激するのは必至の情勢となった。
パレスチナの意向を受けた非同盟諸国は26日に派遣決議案をいったん取り下げたが、それに代わって議題に上ったパレスチナ住民を守る「保護機構」の性格などをめぐり、なお米国との溝が埋まらなかったため、決議案を復活させた。
双方の衝突では、これまでに400人以上が死亡し、うち約350人がパレスチナ住民。(共同通信 2001/03/28)

米が「京都議定書」から事実上、脱退へ 地球温暖化防止
ワシントン(CNN)米政府は28日、地球温暖化防止に向けて、温室効果ガスの排出削減義務などを定めた「京都議定書」から脱退することを事実上、認めた。米国は世界最大の温室効果ガスの排出国で、米国の脱退により、地球温暖化防止への枠組み作りが大きく遅れることは必至とみられる。
米国の脱退は「ワシントンポスト」紙が同日付で報道。ホワイトハウスのフライシャー報道官が記者会見で「(京都議定書を)ブッシュ大統領は支持しておらず、米経済の利益にならない」と報道内容をほぼ認めた。
フライシャー報道官は、京都議定書が1997年に採択されながら、各国の批准が遅れていることを指摘し、「発効の可能性は低い」と明言、「脱退するような実体がもともとない」と述べた。
フライシャー報道官は、先進国に重い温室効果ガスの排出削減を課した京都議定書は不平等として、地球温暖化に対しては米政府が独自の防止措置をとることを表明した。
京都議定書の批准に対しては、米上院が反対を表明。ブッシュ大統領も大統領選中から、2酸化炭素(CO2)の排出削減には慎重な姿勢を示してきた。(CNN 2001/03/29)

「パレスチナへの攻撃は自衛手段」 イスラエル閣僚
エルサレム(CNN)イスラエル軍が28日、パレスチナ治安部隊の拠点などをロケット弾で攻撃したことについて、イスラエルの閣僚は「自衛のための手段」と説明した。これに対してパレスチナ側は、この攻撃によってイスラエルとの対立がさらにエスカレートする恐れがあるとの見解を示している。
イスラエル閣僚のシートリット氏はCNNに対し、「われわれは自衛のための手段をとらざるを得なかった。イスラエル国民の安全を守るという視点からだ」と語り、28日の攻撃が、同国内で相次いでいる爆弾事件に対応する目的で実行されたことをあらためて強調した。
28日の攻撃では、パレスチナの治安部隊「フォース17」の拠点4カ所にロケット弾が発射され、少なくとも1人が死亡、6人が負傷したほか、ガザ地区にあるアラファト・パレスチナ自治政府議長宅も被害を受けた。アラファト議長はアラブ首脳会談に出席するため、ヨルダンに滞在中だった。
この攻撃について、パレスチナのエラカト地方行政相はCNNに対し、「明日はどこが攻撃されるかわからない。このままではさらに多くの爆発が起き、双方で不幸な犠牲者が増えるだろう」と語った。(CNN 2001/03/29)

米がイスラエル寄り鮮明に アラファト議長を批判
【ワシントン30日共同】米ブッシュ政権がアラファト・パレスチナ自治政府議長に対し、パレスチナ過激派の暴力を放置しているとして公然と批判し、従来のイスラエルとパレスチナの仲裁役だった姿勢を変え、イスラエル寄りの立場を鮮明にしてきた。
ブッシュ大統領は29日の会見で「暴力を停止すべきとアラファト議長に大きな声ではっきり言っている」と強調。中東担当のウォーカー国務次官補も「議長は暴力停止に向け声明の1つも出していない」と異例の調子で批判した。
ブッシュ政権は発足以来「当事者の話し合いが第一」(パウエル国務長官)として双方に自制を呼び掛けてきた。しかし、イスラエル側から衝突停止に向け「建設的な反応」(国務省高官)があったのに対し、パレスチナ側からは前向きな反応は得られていない。
27日にはパレスチナ自治区に監視部隊派遣を求める国連安保理の決議案で「決議案修正をかたくなに拒否するアラファト議長のせいで」(同)4年ぶりの拒否権行使に追い込まれ、ついに「我慢の限界」に達したとみられる。
しかし、ブッシュ大統領は4月2日にエジプトのムバラク大統領、同10日にヨルダンのアブドラ国王との会談を控えており「和平を仲介できるのは米国だけ」(米の中東専門家)との現実に変化はない。
アンマンで開かれたアラブ首脳会議は28日、イスラエルのパレスチナ住民に対する「暴力」を非難する共同声明を採択。これ以上ブッシュ政権がイスラエル寄りの姿勢を続ければ、サウジアラビアなど親米アラブ諸国の反発を買うのは必至で、ブッシュ大統領の中東政策の柱である対イラク制裁の再活性化もおぼつかなくなる。
米国は早晩「中立」の姿勢に戻らざるを得ないとの観測がもっぱらだ。(共同通信 2001/03/30)

注目集める米投資会社カーライル――政界大物OB経営に参画
米ブッシュ政権の誕生に伴い、政界に強いワシントンの小さな投資会社に注目が集まっている。現米大統領の父親ジョージ・ブッシュ元大統領とジェームズ・ベーカー元国務長官が上級顧問をつとめるカーライル・グループだ。
創業は1987年。創設者の1人、デビッド・ルーベンスタイン氏は民主党のカーター政権下で大統領顧問をつとめた。同氏が大手ホテル、マリオットの幹部らと創業した。
会長はレーガン政権時代のカールーチ元国防長官。このほか、メージャー前英首相、ラモス元フィリピン大統領など大物が経営陣、顧問に名をつらねる。
未公開企業に投資するプライベート・エクイティ・ファンドを個人富裕層や機関投資家に販売する。投資対象は航空、国防、電気通信などいずれも政府の政策に大きく影響を受ける産業が中心だ。「ワシントンに本拠を置き、ウォール街とは距離を置いているのがカーライルの強みだ」とルーベンスタイン氏は言う。
最近のハイテクバブルの崩壊で米株価は調整局面が続き、景気も減速しているが「景気が悪化し株価が落ちたときはむしろ絶好の買い」と強気の姿勢を崩さない。87年の創設以来の平均運用利回りは年34%の高水準という。
日本を含むアジア、欧州など海外拠点も拡大している。特に海外ではブッシュ元大統領やメージャー前首相など大物が関与しているというだけで投資家の信頼を得る効果は大きい。
だが、政界との強い結びつきには批判もある。米ニューヨーク・タイムズ紙は最近、ブッシュ元大統領のサウジアラビアへの影響力やカールーチ会長がチェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官と親しいことを紹介し、政治に近い同グループに批判的な記事を掲載した。
「投資家は元政府高官が在籍していることではなく運用成績が優れていることを評価している」とルーベンスタイン氏は反論する。2月には米最大の機関投資家のカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)がカーライル・グループに5%の出資を決めたのも、同社の資金運用力が認められたため、と自信を持っている。
ブッシュ元大統領をはじめ共和党関係者の目立つ同社だが、近くクリントン政権時代の政府高官も迎え入れる。共和党に偏重しないようバランスをとるのも同社のしたたかな戦略の1つだ。(ワシントン=藤井彰夫)(日本経済新聞 2001/04/02)

ブッシュ大統領、環境関連予算を大幅削減(上)
ブッシュ大統領、環境関連予算を大幅削減(中)
ブッシュ大統領、環境関連予算を大幅削減(下)
(WIREDNEWS 2001/04/12-16)

イスラエル軍、著名科学者をスパイ容疑で拘束
イスラエル軍は22日夜、70年代まで同軍の兵器開発にかかわっていた科学者を「国の安全を脅かす秘密を外部に流した」として3月末から拘束していると発表した。親密になったロシア人女性に情報を流したとの報道もあり、イスラエルが機密にしている核兵器がらみではないかとの憶測を呼んでいる。
拘束されているのは、元准将のヤコブ・イツハク氏(75)。軍の声明によると、73年まで軍で働き、軍と国防省の研究開発部門の責任者。22日の英紙サンデー・タイムズは「イツハク氏はイスラエルの核開発に緊密にかかわっていたと信じられている」と報じた。流した情報の種類も、ロシア人女性の身元も明らかになっていない。23日付のイディオト・アハロノト紙は「詳細は裁判所の命令で報道できない」とする。
公然の秘密となっているイスラエルの核保有だが、25年も前に退役した人物が「機密漏洩」に問われていることに、なお「タブー」視される核とのかかわりが取りざたされている。(朝日新聞 2001/04/23)

米軍の高性能無人偵察機、テスト開始
(WIREDNEWS 2001/04/25)

CIA admits employing Nazis(BBC News 2001/04/28)

集団的自衛権行使に道 小泉首相
小泉純一郎首相は27日午後、就任後初めての記者会見に臨み、内政、外交、安全保障についての見解を明らかにした。このうち、政府が「憲法上できない」としてきた集団的自衛権の行使については米軍と自衛隊が公海上で共同訓練を実施している際に米軍が他国の軍隊に攻撃を受けた場合を例示、「(自衛隊が)何もしないということができるか」と述べ、日米同盟関係の実効性を高めるためにも行使を認めるべきだとの考えを示した。
首相は集団的自衛権の行使について「本来、憲法を改正した方が望ましい」としながらも、「今の政治課題にのせるのはなかなか難しい」と指摘。そのうえで、「あらゆる事態について検討していく必要がある」と述べた。

【集団的自衛権】自国と密接な関係にある国に対する武力攻撃に対して、自国が直接攻撃されていないのに実力をもって阻止する権利。国際法上すべての国に認められており、国連憲章も主権国は個別的自衛権と集団的自衛権をもつことを認めている。しかし、日本政府は昭和56年の答弁書で「わが国でも国際法上、集団的自衛権を有していることは当然だが、憲法9条で許容する自衛権の行使は、わが国を防衛する必要最小限の範囲にとどめるべきだと考えられており、他国に加えられた武力攻撃を阻止する集団的自衛権を行使することは憲法上許されない」との憲法解釈を示し、その後、変更されていない。(産経新聞 2001/04/28)

入植地への迫撃砲攻撃続く イスラエル軍は1人を射殺
ガザ(CNN)ガザ地区のユダヤ人入植地に28日、パレスチナの過激派が発射したとみられる迫撃弾が落ち、5人の入植者が負傷した。うち1人は重体という。迫撃弾は入植地の青年センターに落ち、けが人は若者たちだった。
イスラエル陸軍の広報担当は「無差別に入植地を狙ったこれまでにない重要な事件だ」と語った。パレスチナ過激派による迫撃砲攻撃は4月に入って激しさを増し、27日にも2つの入植地が狙われている。
さらにベツレヘムでは、イスラエル軍がパレスチナ人が乗った乗用車を銃撃し、乗っていた男性1人を射殺した。この男性の5歳の息子と27歳の親類もけがをした。
イスラエル側は「銃撃戦の結果だ」と主張しているが、パレスチナ側は「何も挑発していないのにイスラエル兵が撃ってきた」と話している。(CNN 2001/04/29)

ロ、北朝鮮に武器を販売
ロシアは北朝鮮に対し、ジェット戦闘機、情報収集システム、その他の先端技術装備など、延べ3億5千万パウンド(7000億ウォン相当)の武器を販売する方針であると、サンデータイムスが29日伝えた。
同紙は軍事消息筋の話しを引用、ロシアの北朝鮮に対する武器の販売は、この地域に対するロシアの影響力を再確認しようとするもので、北朝鮮の独裁者、金正日総書記と親交があるとされるプーチン大統領の支持を得ていると伝えた。
ロシアはこれに先立ち、イランに対し武器の販売を再開すると発表した。
ロシアの北朝鮮への武器販売に精通な消息筋は、ロシアが短距離防空システム、SU-27及びミグ-29戦闘機、無人プチェラ(PCHELA)-1偵察機、米軍と韓国軍の動きをモニターできるレーダー、小型海軍巡察艦艇などを北朝鮮に提供する予定であると話した。(朝鮮日報 2001/04/29)



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