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デモ群衆の追い散らしか、それとも化学兵器攻撃か?
イスラエルがパレスチナ人たちに化学兵器を使用しているという証拠
ジェームズ・ブルックス
「2004年6月10日、アル・ザウィーヤにある2つの病院では、何らかのガスを吸い込んだ130人ものガス中毒患者を治療していた。患者のほとんどは子供や女性、老人および若者だった。アブ・マーディ医師は、彼らの多くが神経系に関連する手足のテタニー症状【強縮性痙攣】を示していると説明した。瞳孔の散大...さらには神経麻痺、半意識、換気亢進【過呼吸】、炎症や発汗などといった症状がみられた。」[1]この報告は、イスラエルの分離壁に対する特に頑強な非暴力抵抗が行なわれているヨルダン川西岸地区のアル・ザウィーヤ村から、そこで奉仕する医療隊によってもたらされたものである。(国際中東メディアセンターIMEMCが入手した)その医療報告書によれば、「抗議者たちに対して使用されたガスは、恐らく催涙ガスではなく神経ガスであった」という。
その翌日、イスラエルの団体グッシュ・シャローム(平和連合)は、アル・ザウィーヤに関する次のような引用文を含む記事を配信した:
「軍が昨日ここで使用したものは催涙ガスではありませんでした。私たちは催涙ガスについては知り尽くしており、それを浴びたときの感覚がどのようなものかも分かっています。しかしあれは全く異なるものでした...
ブルドーザーが作業していた場所から私たちがまだ遠く離れていたとき、彼らはこのようなものを発射し始めました(と「Hand and rifle grenade【手投げまたは銃用榴弾】no.400」と英語の銘が入った濃緑色の金属チューブを手に取って見せた)。
「たちまち黒い煙が現われました。それを吸い込んだ100名以上の人々がみな即座に意識を失いました。彼らはほぼ24時間のあいだ意識不明のままでした。そのうち一人はナブルスのラピディヤ病院で今も意識が戻っていません。彼らの多くは高熱にうなされ、筋肉が硬直し、ある者は緊急な輸血を必要としました。いったいこれがデモ隊を散会させる方法といえるでしょうか? それとも、化学兵器戦のつもりなのでしょうか?」[2]2001年の初め以来、イスラエル軍部隊によってパレスチナ民衆に対して「謎のガス」が使用されという例は、このアル・ザウィーヤでの出来事ですでに10件以上を数える。私たちはそのガス弾の写真を持っている。病院で苦しむ犠牲者たちのフィルムも保存してある。さらにそれらの患者の治療にあたったパレスチナ人およびヨーロッパ人医師へのインタビュー記録もある。
私たちは何百、いや恐らく何千の犠牲者がいると推測しているが、彼らのその後の運命についてはよく分かっていない。証拠があるにもかかわらず、未だに調査が行なわれていないのだ。イスラエルの生物・化学兵器開発は国家機密ではあるが、その存在は数十年前から指摘され分析されてきた。例えば1948年に起こったパレスチナの井戸や水道設備に対するチフス菌混入事件[3,4]から、1998年のF―16s機を利用した神経ガスの「農薬散布」[5]にいたるまで、イスラエルはCBW【生物化学戦】のための人員や散布手法の確立に、これまでも強い関心を垣間見せてきた。
1992年には、米国からイスラエルへ神経ガスの材料となる物質を空輸するイスラエル航空747型機が、アムステルダムの住居ビルに墜落した。[6]
サルマン・アブ・シッタ(ロンドンのパレスチナ協会会長)によると、信頼性の高いオランダの新聞NRCハンデルスブラッド紙が、その墜落の真相究明と同時にイスラエルの生物化学戦研究の中心地ネス・ツィヨナにあるイスラエル生物学研究所(IIBR)についての突っ込んだ調査を行なった。
その結果、同紙が伝えたところによればIIBRには、米国の生物化学戦医療研究センターとの多くの「強力な連携」がみられ、さらに「米・英両国の細菌戦プログラムとの間の緊密な協力」、そして「ドイツとオランダとの生物兵器戦研究上の広範な共同作業」の痕跡を発見したという。またIIBRの研究者たちは、神経ガス生成を可能にする端緒となったアセチルコリン【神経伝達物質】に関する世界最先端の研究を公表している。またネス・ツィヨナの研究機関は「クリーンな」暗殺のための「検出されない」毒針銃を発明したともいわれている。[8]
1997年9月、ヨルダンのフセイン国王がイスラエルのネタニヤフ首相に対しハマスが交渉を模索していると伝えたわずか2日後、ヨルダンに潜伏するモサド諜報員は、致死量に達するフェンタニル【麻酔薬】を用いて、ハマス最高幹部ハレド・メシェルの殺害を試みた。[9]そしてここ数年、イスラエルがパレスチナ民衆に対して謎の化学物質を実用化、または試験的に使用しているという噂が繰り返し聞かれるようになった。そして2001年2月12日、イスラエルがガザおよびヨルダン川西岸地区で、「新種のガス」攻撃を含む6週間の軍事作戦を開始したとき、それらの噂はついに実態を顕わにし始めた。
その日、アメリカの記録映画製作者ジェームズ・ロングレイは、ちょうどガザ地区のハン・ユニス(第一次攻撃の現場)に駆けつけることができ、その午後から犠牲者たちを撮影し始めた。彼の受賞作「ガザ地区」では、イスラエルの化学兵器の赤裸々な真実 ― ガス弾、医師、目撃者、そして数日間もしくは数週間の入院を必要とした犠牲者たちの恐ろしい苦痛の様子をカメラで追い、ドキュメンタリー化している。[10]その2月12日のハン・ユニス近隣一帯に対するガス攻撃は、後に起こる多くの同様な攻撃の典型ともいうべきものだった。
ガス弾は地面に着弾すると、白黒2色の煤けた煙をもうもうと放出し始めた。そのガスには刺激性はなく【つまり催涙効果もない】最初は無臭だったが、数分後に甘く爽やかなミントのようなの芳香に変わったという。ある犠牲者はそのときの状況を振り返り、「よい匂いでした。もっと嗅いでみたくなるような、それを吸入すると心地よくなるような香りでした。」そして煙はしばしば「虹」のような色に変化していったという。[11, 12]5〜30分ほどガスを吸い続けた犠牲者たちは急速に気分が悪化し呼吸困難に陥るようになった。そして焼けるような疼痛が彼らの胃や腸をねじり上げ、それに伴う嘔吐(しばしば吐血)、さらには全身的な発作およびきわめて激しい痙攣を引き起こした。
その後数日間から数週間にわたってこの無慈悲な症状は続き、多くの犠牲者が震えと意識不明の期間を繰り返し彷徨い、ひきつけと嘔吐に悶え苦しんだ。パレスチナ人たちはみな肯いた:「これは私たちが今まで見たことのある何物にも似ていません。」[13]アル・ナセル病院へは「失神または痙攣」を伴う「発作と神経衰弱の特異な状態」であった40人が運び込まれた。そのうち16人のガス中毒患者は集中治療室に送られなければならなかった。医師たちは「イスラエルによって痙攣を引き起こすような何らかのガスが使用されたようだと指摘した」。[14]
ガルビ難民キャンプでは32人がガス攻撃に晒されたあと「重傷者として治療を受けた」。アル・アマル病院のサラク・シャミ医師は、同病院が「2月12日以来、ガス中毒に苦しむ約130人の患者」を受け入れたと語った。 [15]
医療スタッフは「トゥーファ【ガザ北部】でのガス攻撃による見たこともないような症状」に愕然とした。患者たちは「上下に跳びはね、左右に身を揺らし、四肢をばたつかせたり振り回したりしていた」。そして「みな震えや発作に苦しみ、癲癇を引き起こしていた」。そのほかの者たちは既に無意不明だった。1〜2時間後に意識を取り戻すと、彼らも痙攣と嘔吐、見当識喪失と激痛に繰り返し襲われた。[16]
翌2月13日、イスラエル軍は再びハン・ユニスでこの奇妙な新型ガス弾を用意していた。「1〜5歳ほどの多くの子供を含む」新たな40人以上のガス中毒者が、アル・ナセル病院とパレスチナ赤新月協会の病院に運び込まれた。[17]
この事はニュースとなって報道され始めた。「パレスチナの安全保障機関は昨日の銃撃戦中にイスラエル軍が神経ガスを使用したことを非難した」とAFXニュースは知らせ、「イスラエル軍はその非難の内容を強く否定した」と付け加えている。[18]
ボイス・オブ・パレスチニアン【ラジオ局】は、「これは国際的に禁止されている神経ガスであると専門家は信じている」と主張し、ガスを吸入した人々は「神経障害と吐血にみまわれている」と伝えた。[19]さらに次の日、ドイツ通信社【DPA】はアル・ナセル病院のヤセル・シェイク・アリ医師の言葉を引用して報じた:「イスラエルは、ひきつけと痙攣を引き起こすような強力なタイプの催涙ガスをパレスチナ人たちに対して使用しました」。
DPAがさらに伝えたところによると80人以上のパレスチナ人がイスラエル軍部隊によって白い煙のガスが使用されたと証言しているが、イスラエルはそのような行為を否定した。[20]2月15日、さらに3発の毒ガス弾がハン・ユニスのキャンプ住居に発射され、「11人のパレスチナ民間人(ほとんどが子供)がガス中毒により窒息と痙攣に苦しんだ」とパレスチナ人権センター(PCHR)は報告した。[21]
英国人記者グレアム・アッシャーはハン・ユニスの一般市民が「新しい形態の有毒ガス」によって「無力化」されたと書いている。[22]パレスチナ自治政府のヤセル・アラファト大統領は公式に「イスラエルの毒ガス使用を非難した」。IDF【イスラエル国防軍】は再度、否定の声明を出した。イスラエルの通信相ベン・エリーザーはハン・ユニスでのガス死傷者に関する様々な報告は「事実に反し、虚偽である」と述べた。パレスチナ自治政府のナビル・シャース国際協力相は、「分析のため、国際機関に」ガスのサンプルが送られるだろうと述べた。[23] しかしその結果は公表されていない。
2月18日、ネベ・デカリム入植地近くのイスラエル軍部隊がハン・ユニスのパレスチナ人の住宅に4発のガス弾を撃ち込んだと伝えられた。その午後、さらにそれらの家々からパレスチナ人たちを強制的に立ち退かせるためにより多くのガス弾が発射された。
PCHRは、「41人のパレスチナ住民(ほとんどが子供や女性)が窒息と痙攣に苦しめられている」と報告した。[24] PCHRの集計では、2月12日から2月20日の間に、238人のパレスチナ人が毒ガス攻撃によって身体に何らかの影響を受け、犠牲者のうちの27人が22日の時点でまだ入院中ということだった。[25]2001年3月2日、謎のガスはヨルダン川西岸地区アル・ビレの町中でも民衆に対して使用された。伝えられるところによればイスラエル軍兵士らは、「3週間前にハン・ユニスで使用されたものに似た強力な黒色のガス弾」を発射したという。[26]
その24日後【3月26日】、ガザ市の東部でイスラエル軍はまたしても一種のガスを使用した。「そのガスは2月12日にハン・ユニスで最初に使用されたものと比較して、いくつもの類似点が見られたが」さらに違った症状をもたらした。この攻撃を受けたものは、少し遅れて腹痛を併発した。[27]
3月30日、ナブルスの医療専門家らはイスラエル軍部隊がパレスチナ人デモ隊に対し、新種の毒ガスを使用したと報告した。[28]
英国人記者ジョナサン・コックは、ベツレヘムにほど近いアル・ハデル村で同じ3月に起こった、学校の校庭を狙った毒ガス攻撃について報告している。ガス弾はスリマン・サラー君(13)がそこで遊んでいたときに彼のそばに落ち、「目撃者のいうところの見たことも無い黄色いガスの煙が彼の体を包んでいった」。この少年の発作を抑制し、かつ意識を維持するためには、大量の抗癲癇薬を投与しなければならなかった。
彼の症状は「ガスの影響を受けてから5日後にやっと抑えられた。しかしサラーの父親によると、少年はその後もずっと胃痛、吐き気、眩暈および呼吸障害に苦しんでいるという」。[29]BBCテレビは2003年3月にイスラエルの秘密兵器に関する特集を組み、この一連の毒ガス攻撃を再調査し、次のように解説している:「イスラエル軍は新しい謎の兵器を使用しました。2001年2月に新種のガスがガザ地区で使用され、180人もの患者が激しい発作を起して病院に運ばれました...イスラエルは生物・化学兵器禁止条約に批准しておらず、未だにこの新しいガス兵器が何だったのか説明することも拒否しています。」[30]
この一連の攻撃に関して報道された、犠牲者、目撃者および医療専門家のコメントに基づく私なりの素人的な分析で、謎のガスに起因する諸症状を33の項目に分類してみた。するとそれらのうち3項目以外のすべてが神経ガス中毒に典型的な症状と一致した。[31]
カリフォルニア州立アーバイン大学で化学兵器戦に詳しいタレグ・ベイ博士は、ガスの芳香および発疹については戸惑いもあるものの、報告されている症状は「全般的に神経ガス中毒の症状ときわめて一致する」とシカゴ・リーダー誌に述べた。[32]2003年10月9日の記事の中で、ジェニファー・ローウェンステインとアンジェラ・ガフは「イスラエルが使用しているガスの正体は何か?」という疑問をあらためて提示した。そして残忍な攻撃によってイスラエルのアシュケロン刑務所に捕らえられたパレスチナ人囚人ムハレス・ブルガルの話を紹介している。
「警備隊は混雑した群衆を押し分けるようにして、ある種のガス弾を2発投げ込みました。14人の逮捕者のうち数人は意識を失っていました...そのガスの効果は、激しい筋肉の痙攣とともに呼吸が不能になってゆくという壊滅的な衝撃を我々にもたらしました。」[33]その2日後パレスチナ・モニターも、「イスラエル軍はラファで、アダムサイト【砒素系催吐剤】と思われる黒煙を含んだガス榴弾を発射したが、このような攻撃は国際法で禁止されている。またそのガスは呼吸困難を引き起こし、神経系にも影響を及ぼすので、医療当局はガスを回避するよう人々に強く呼びかけている。」と伝えた。[34]
PCHRが同じ日に報じたこれらの記事の明白な情報源は、何らかの理由で利用できなくなっている。[35]
10月14日、目撃者であるローラ・ゴードン記者は、「軍がある種の神経ガスを初めてラファで使用し、何日間も続く発作を人々に残した」と書いている。[36]【冒頭で紹介した】ごく最近のアル・ザウィーヤでの毒ガス攻撃の後も、「占領イスラエル軍が、神経痙攣を引き起こす不法な物質を使用したことにより、その犠牲者をナブルスの病院へ移送した例がいくつもある」と町の当局者はアル・アイヤーム紙に語った。[37]
パレスチナ国際報道センター【IPC】はアル・ザウィーヤの職員の話や公式な情報にもとづき、次のように伝えている:「4日前にイスラエル軍が発射した催涙ガスを吸い込んだ人々は、まだそのガスの影響に苦しんでいます...それら多くの市民は急な発作に加え、意識不明や部分的な記憶喪失を引き起こしました...3時間ごとに奇妙な痙攣が襲ってきて...4日経った今もなお、激しい関節の痛みや吐き気に苦しんでいます。目撃者たちは、イスラエル軍兵士らが空になった使用済み催涙ガス弾を回収することにとても熱心だった、とそのときの様子を振り返ります...」
またジャーナリストなどがIPCに伝えたところによると「そのガスは、彼らが今まで見てきた如何なる催涙ガス弾とも異なる色を発し、匂いも違っていた」という。[38]IMEMC【国際中東メディアセンター】によれば、「このガスを吸い込んだデモ参加者のうち数十人に断片的な記憶喪失がみられ、バッサム・アブ・マディ医師は、多くの者たちがひどい呼吸困難と脚や腕の筋肉の攣縮にみまわれたと語った。目撃者たちは、ガスは赤褐色を帯びていて不思議な匂いがしたと話した」。
さらに追加された記述でIMEMCは、「抗議者たちは催涙ガスとは似ていないガスで攻撃され、それを吸い込んだ人々はいくらかの記憶喪失を起こし、他にも神経ガスの場合に表われるいくつか症状を示した。しかし現場から採集されたガス弾を検査するための研究機関がないため、このことはまだ医学的に立証されたわけではない」と締め括っている。[39]アル・ジャズィーラは、ヘブロン大学化学科教授アウニ・ハティブの見解を掲載した:「新しい症状 ― 特にザウィーヤ村郊外とナブルス南西部で多くのパレスチナ人抗議者たちが経験したような凄まじい痙攣など ― は、イスラエル軍が、通常の催涙ガスと化学兵器との間に位置付けられるような新概念の化学物質を使用していることを示しています」。[40]
イスラエルによるパレスチナ民間人に対するきわめて有毒な化学物質の度重なる使用は、もはや「公然たる秘密」となっている。私たちが一致協力して事実を認定し、かつイスラエルに責任を問うまで、このような攻撃はいつまでも繰り返されるに違いない。これまでのところ国際的な人権団体も蓄積されている証拠をずっと黙殺してきた。
何時になったら専門的な調査団がこれらのガス弾を押収し、検査を始めるのだろうか? なぜジェームズ・ロングレイのように犠牲者や医者およびより多くの目撃者を取材し、ドキュメントタリーを作成しようという者がもっと現れないのだろうか?
今の世界では、ある国に対しては、単に化学兵器の保有の有無が国際的な懲罰の口実となる一方で、別の国に対しては、なぜ民間人に向けた化学兵器の使用が、群衆を抑制するための方策としては「過剰であり遺憾」だという程度で片付けられてしまうのだろうか?私たちの沈黙により、パレスチナ人たちは毒に冒され続けている。
Sources(情報元):
1. One Israeli, one Palestinian arrested and 40 wounded in anti-wall protest, International Middle East Media Center, 6/14/2004.
2. Sharon Praised While Wall Construction Continues, Gush Shalom, 6/11/2004.
3. The Jews of Iraq by Naeim Giladi, The Link, April-May, 1998, American Middle East Update.
4. Traces of poison by Salman Abu-Sitta, Al-Ahram Weekly Online, 27 Feb. - 5 March 2003.
5. Israeli WMD - Israel's Weapons of Mass Destruction, by Neil Sammonds, ZNet, 10/11/2002.
6. ibid.
7. Traces of poison by Salman Abu-Sitta, Al-Ahram Weekly Online, 27 Feb. - 5 March 2003.
8. Israel's Anti-Civilian Weapons by John F. Mahoney, January - March 2001.
9. Diplomatic Struggle Follows Bungled Assassination Attempt in Jordan, New York Times, October 15, 1997.
10. Gaza Strip, James Longley, producer 2001.
11. The Israeli Poison Gas Attacks: A Preliminary Investigation, James Brooks, Vermonters for a Just Peace in Palestine/Israel, January 8, 2003.
12. Selected Interviews, Gaza Strip by James Longley.
13. ibid.
14. Israelis Kill 14-year-old, Assassinate Arafat Bodyguard, IANA Radionet, Islamic Assembly of North America, February 13, 2001.
15. Israeli Army Fires Highly Toxic Quantities of Tear Gas at Civilians in Khan Yunis, Gaza, Palestine Monitor, February 15, 2001.
16. Selected Interviews, Gaza Strip by James Longley.
17. Palestinian Centre for Human Rights (PCHR) Weekly Report on Israeli Human Rights Violations in the Occupied Palestinian Territories, Feb. 8 - 14, 2001.
18. AFX News Limited, AFX European Focus, February 13, 2001.
19. Selected Interviews, Gaza Strip by James Longley.
20. ibid.
21. Palestinian Centre for Human Rights (PCHR) Weekly Report on Israeli Human Rights Violations in the Occupied Palestinian Territories, February 15 - 21, 2001,
22. Unprepared for the worst, by Graham Usher, Al-Ahram Weekly Online, Feb. 15 - 21, 2001.
23. Arafat accuses Israel of using poison gas, CNN Asia, February 16, 2001.
24. PCHR Weekly Report, Feb. 15 - 21, 2001.
25. ibid.
26. Palestinian Centre for Human Rights (PCHR) Weekly Report on Israeli Human Rights Violations in the Occupied Palestinian Territories, March 1 - 7, 2001 (contains typographical error incorrectly listing incident as occurring "Friday, February 22").
27. Palestinian Centre for Human Rights (PCHR) Weekly Report on Israeli Human Rights Violations in the Occupied Palestinian Territories, March 22 - 29, 2001.
28. Palestinian Centre for Human Rights (PCHR) Weekly Report on Israeli Human Rights Violations in the Occupied Palestinian Territories, March 29 - April 4, 2001.
29. Vale of tears: Tear or poison gas? by Jonathan Cook, Al-Ahram Weekly On-line, 5 - 11 April 2001.
30. Israel's Secret Weapon, transcript, BBC, March 17, 2003.
31. Symptoms - The Israeli Poison Gas Attacks: A Preliminary Investigation by James Brooks, VTJP.
32. Gas Attack/What Was It?/News Bites, by Michael Miner, Chicago Reader, August 23, 2002 Reader ArchiveoArticle: 2002/020823/HOTTYPE
33. What gas is Israel using? by Jennifer Loewenstein and Angela Gaff, Electronic Intifada, 10/9/2003.
34. UPDATE: Israeli invasion of Gaza refugee camps leave 7 dead and 65 injured meanwhile strict lock down of Palestinian territories continues, Palestine Monitor, 10/11/2003.
35. PCHR press release index 2003.
36. Eyewitness account of the invasion of Rafah by Laura Gordon, International Middle East Media Center, 10/14/2003.
37. "This damned, racist wall" by Omar Karmi, Palestine Report, 6/16/2004.
38. Israeli Sources: IOF Uses Chemical Weapons Against Palestinian Demonstrators, International Press Center, 6/13/2004 [erroneously refers to Gush Shalom as "Peace Now"].
39. Nonviolence Protestors managed to halt the construction, International Middle East Media Center, 6/16/2004.
40. Palestinian resistance leaders killed, Al Jazeera, June 26, 2004.
- James Brooks is a writer, activist, and volunteer webmaster for Vermonters for a Just Peace in Palestine/Israel.
(訳=ファントムランチ 「阿修羅」HPより ※文中【 】内の注釈は訳者による)
原文:
Online Journal
http://onlinejournal.com/Special_Reports/070904Brooks/070904brooks.htmlElectronic Intifada
http://electronicintifada.net/v2/article2900.shtml
【関連記事】
イスラエル軍 ガザ住民に新ガス弾?
けいれん日に30回■首・腹に激痛■歩行困難、再入院
イスラエル「普通の催涙ガス」/パレスチナ「国際機関、調査を」
5カ月に及ぶイスラエル軍との衝突で、ガス弾を浴びたパレスチナ自治区の住民らが、激しい頭痛や腹痛、体の震えなどを訴えて入院する事態が相次いでいる。イスラエル軍は「普通の催涙ガスだ」と主張しているが、パレスチナ自治政府は被害者の症状などから、催涙ガスの一部成分を濃縮した新種のガスが使われた可能性があると主張。国際法に違反する可能性もあると、国際機関などに調査を呼びかけている。(ガザ<パレスチナ自治区>=石合 力)ガザ南部ハンユニスにあるパレスチナ赤新月社病院。2月中旬、イスラエル軍との衝突で運ばれてくる患者の症状が一変した。それまでは負傷した少年らがほとんどだったのに、ガス弾を浴びた住民らが次々と体の不調を訴えてきたのだ。
●ケース1=ムハマド・アブスルタンさん(18) 投石をしていてガス弾を浴びた。激しい頭痛と筋肉のけいれんを起こし、目もうつろだ。発作は1日に30回以上に達した。
●ケース2=ネハド・バルバフさん(37) 教師をしている学校のそばにガス弾が着弾。生徒らを避難させた後、首や腹部に強い痛みを覚えけいれん。吐き気と下痢を起こした。
●ケース3=ムハマド・アブサハルールさん(19) 自宅にガス弾が着弾。室内に充満した煙を浴びた。胸の激しい痛みや歩行困難で病院へ。いったん退院したが、発作で再入院した。
目撃者の証言などで一致するのは、今回使われたガス弾は、従来の無色か白色の催涙ガスと異なり、黄色か黒色、またはその両色。ミントや果物などの香りがついていたとの証言もある。
従来の催涙ガスなら通常1日で回復するが、集中治療室に運ばれ、5日以上入院した例もある。死者は出ていない。
自治政府厚生省の広報課長マルワン・ザイーム医師によると、ガスの使用が確認されたのは2月12日から15日までの4日間。この間の入院患者数は約150人に上った。
自治政府は、国連や世界保健機関(WHO)に専門家の派遣を要請したうえ、患者の血液サンプルをエジプトとチェコに送った。イスラエルのアラブ系国会議員を通じイスラエル軍にも治療法を照会したが、「車のオイルが燃えただけではないか」などと言われたという。
イスラエル軍はその後、群衆対策に「無害の黒色ガス」を使ったことは認めた。しかし、苦痛を訴える患者の映像については、「神経ガスなどの症状とかけ離れている。自治政府のやらせだ」などと強く反論している。
パレスチナ人医師らで作る専門家会議が自治政府に出した報告書でも、血液サンプルから、神経ガスなどの化学兵器に使われる物質は検出されていない。報告書は、ガスの色などから、催涙ガスを構成するCN、CS、CRの3種のうち、最も強力なCSガスを濃縮したか、催涙ガスに特殊な物質を添加したものとの見方を示している。
米学会誌などでは、高濃度のCSガスを浴びた場合、神経系に影響を及ぼす可能性や発がん性などが指摘されているという。
だが、赤新月社病院事務局長のマハムード・マドゥーン医師は「目や鼻の粘膜を刺激する催涙ガスと今回の症状は全く逢う」と、高濃度催涙ガス説に強い疑念を指摘する。
自治政府と現場とのずれも目立つ。
血液サンプルの調査結果が出る前に、自治政府は「イスラエル軍が神経ガスを使用した」と事態を政治的に利用。致死性のサリンやVXガスなどが使われた可能性もあると主張した。
このため、「神経ガスではない」とする報告書が出た後も、病院の医師らに調査結果を伏せたままだ。
イスラエル側も、住民らの被害には目をつぶったまま、「神経ガスではない」と操り返すだけ。住民の間には「本当は何が使われたのか」との不安が広がっている。(朝日新聞 2001/03/03)イスラエル、レバノンでの白リン弾使用認める=地元紙
【エルサレム22日】22日付のイスラエル紙ハーレツは、レバノン南部の軍事目標に対して、イスラエルが白リン弾を使用したことを初めて認めたと報じた。
同紙によると、ヤコブ・エデリー政府・議会関係相が先週、政治家の質問に対して、イスラエル軍がイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとの戦闘中に、地上の軍事目標への攻撃で白リン弾を使用したと答えた。
エデリー氏の広報担当者は同紙の報道を確認するとともに、AFP通信に対し、エデリー氏は、政治家から提出された質問に対する軍の回答を単に読み上げただけだと説明。そのうえで「これは同氏の個人的な見解ではない。軍がわれわれに語ったものだ」と述べた。
ハーレツによれば、エデリー氏はさらに、イスラエル軍は白リン弾について合法的な兵器であり、国際法で禁止されていないとの立場をとっていると指摘した後、軍は国際法の規則に従ってこの種の武器を使用していると述べている。
国際赤十字や人権団体はリン兵器について、化学兵器禁止条約(CWC)に基づいて禁止されるべきだと訴えている。また米国の指導者たちは、米軍部隊が2004年のイラク・ファルージャでの戦闘で白リン弾を使用したとの報道が昨年伝えられて以来、守勢に立たされている。〔AFP=時事〕(時事通信 2006/10/23)白リン爆弾使用と英紙 イスラエル、ガザ攻撃で
【ロンドン5日共同】英紙タイムズは5日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃で、高熱で人体を焼く白リン爆弾を使用した可能性があると報じた。
白リン爆弾は煙幕を張る目的などに使用されるが、地上の人間にも深刻な被害を与えるとされる。非人道的な兵器の使用として、国際的な批判が高まる可能性がある。
この爆弾は米軍がイラク戦争で使用したほか、イスラエル軍も2006年のレバノンでの空爆で使ったことがある。
同紙によると、イスラエル軍関係者が白リン爆弾の使用について「大量の煙によって敵の視界が悪くなり、わが軍が前進できるようになる」と語った。しかし、イスラエル軍当局者は4日、使用を否定したという。(共同通信 2009/01/05)イスラエル:ガザ侵攻 白リン弾使用か 国際法違反疑い──人権団体指摘
【エルサレム高橋宗男】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は10日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区侵攻で、「非人道性」が指摘されている「白リン弾」を使用している可能性が高いと指摘した。
HRWは、世界で最も人口密度が高い地域の1つであるガザ地区での白リン弾使用は、国際法に違反する可能性があるとし、イスラエル軍に同弾の使用停止を求めている。
HRWの専門家らは9、10の両日、イスラエル側のガザ境界から、ガザ市やジャバリヤ難民キャンプ方面で砲弾が空中さく裂し、白煙を吐く多数の物体が落下する様子を確認。さらにメディアの映像などから、これらが白リン弾である可能性が濃厚と判断した。
白リン弾は国際条約で明示的に禁止された兵器ではなく、化学兵器ともみなされていない。だが、皮膚に触れると骨を溶かすほど激しく燃焼し続け、人体に深刻な被害をもたらすのが特徴だ。第2次大戦の空爆などにも使用され、消火が難しいことからその非人道性が指摘された。
現在は主に、発煙弾として使われているが、その使用の是非を巡って論争があり、元英軍少佐の軍事専門家、チャールズ・ヘイマン氏は英タイムズ紙(5日付)に「故意に市街地に投下すれば、国際刑事裁判所行きだ」と指摘している。
HRWは、白リン弾を焼夷(しょうい)弾と位置付け、人口密集地にある軍事目標や、民間人を焼夷兵器で攻撃することを禁じた「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)第3議定書」に違反する疑いがあるとした。
さらに、市民被害最小化の予防措置をとるべきだとする国際人道法の義務に反する、と強調している。
イスラエル軍は06年夏の第2次レバノン戦争での白リン弾使用を認めている。今回の侵攻に関しては毎日新聞に対し、「白リン弾は使用していない。使用した兵器の種類については答えられない」とコメントしている。
米軍も04年11月にイラク中部のファルージャ攻撃で同弾を使用、多数の市民に被害が出た。イスラエル、米国ともCCW第3議定書を批准していない。<白リン弾> 空気と反応して発火、発煙する兵器。ざんごうの敵兵をいぶり出したり、対戦車砲に対する煙幕として有効とされる。消火が極めて困難なことや、人体への被害が大きいことから「人間を焼き尽くす兵器」とも言われる。(毎日新聞 2009/01/12)
イスラエルは最新兵器投入、ハマスは手製武器でゲリラ作戦
【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で、イスラエル軍は最新の高性能兵器を次々と投入している模様だ。
これに対し、イスラム原理主義組織ハマスは、住宅密集地での戦闘で独自の手製武器でゲリラ戦を挑んでいる。
ガザ市で活動するノルウェー人医師が地元テレビに語ったところによると、軍は米国開発の新兵器DIME(高密度不活性金属爆薬)を使った疑いがあるという。DIMEは超高濃縮炭素に金属粒を詰めた兵器で、人体の表面をほとんど傷つけずに骨や内臓を高温で焼いてしまう。殺傷力が高く、発がん性も強いとされる。
11日には、AP通信が国軍の白リン弾投下により、女性1人が死亡したと報道した。白リン弾は激しいやけどを伴う「非人道的兵器」との批判が強い。このほか、ハマスの地下トンネルを瞬時に破壊する地中貫通弾や無人爆撃機も使用しているとされる。
一方、イスラエル軍によると、ハマスは民兵を装ったマネキン人形に爆薬を詰めて、国軍兵が近づくと遠隔操作で爆発させる「新兵器」で対抗している。さらに、住民が退避した住宅の台所や学校の教室の机などに爆薬を隠し、国軍兵が占拠した後に爆発させているという。
同国紙ハアレツによると、ハマス戦闘員は学校やモスク(イスラム教礼拝所)の陰からロケット弾を発射し、90秒で逃げ去る「速攻作戦」を続けている。ハマスのロケット弾は、戦闘員が着弾したミサイル片や水道管などを加工し、手製で組み立てているものが大半だ。
(読売新聞 2009/01/13)イスラエルが堂々と使っている「白リン弾」の恐怖
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区侵攻から2週間あまり。死傷者は4500人を突破し、多くの民間人が戦闘に巻き込まれている。ここにきてヤリ玉に挙がっているのが、「白リン弾」の使用だ。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏はこう言う。
「高度300〜400メートルの地点で白リン弾を破裂させると、親指大のリンが雨あられのごとく地上に降り注ぐ。人間に付着すると衣類や皮膚を貫通して体内に潜り込み、骨を溶かすほど激しく燃え続ける。世界でもっとも人口密度の高い地域であるガザでの使用は、人間を焼き打ちにするのと同じ効果があるのです」
国際条約で使用が禁止されてはいないものの、国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、白リン弾を焼夷弾とみなし、「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」の第3議定書に違反の疑いがあると問題にしている。
国際社会の批判が高まっても使い続けるイスラエルには当然、計算がある。
「建物の周囲に潜んでいる人間を簡単に殺傷できるのですが、体内から焼かれるため遺体はキレイなままで残虐性が薄れる。それに、鉄筋造りのビルなどには全く効果がないのでインフラを破壊することがなく、占領後の統治がスムーズに運ぶ。人間を焼き打ちにする使い方を始めたのは、04年にイラク中部ファルージャを攻撃した米軍です」(前出の神浦氏)
ちなみに、日本はその議定書を批准しているが、陸上自衛隊は白リン弾を大量所持。毎夏、実施される富士総合火力演習で威力を試している。
「通称はWP(英語の白リン)ですが、わずかに成分が違うため『黄リン弾』とも呼んでいます。われわれは手投げ弾のように人間に向かって使うことはないし、取り扱いには十分注意している」(陸上自衛隊の広報担当者)ということだ。(日刊ゲンダイ 2009/01/15)ガザ侵攻:「イスラエル軍、国連にも白リン弾」UNRWA
【ニューヨーク支局】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ事務所のジョン・ギング所長は15日、現地からのビデオ会見で、同日のUNRWA施設砲撃に「イスラエル軍が白リン弾を使用したようだ」と語った。白リン弾は主に発煙に使われるが、消火が困難で人口密集地での使用は「非人道的で国際法違反の疑いがある」と人権団体が批判している。今回のガザ地区侵攻で同軍による白リン弾使用を国連が事実上確認したのは初めて。
ギング所長によると、砲撃は14日夜から15日まで続き、数百トン分の食料や医薬品など人道支援物資が焼けた。燃料運搬トラック5台も炎上したが、白リン弾攻撃によるものだったと見られる。ギング所長は「においや炎上の様子は白リン弾だった」と語った。
砲撃に抗議した潘基文(バンギムン)国連事務総長に対し、オルメルト・イスラエル首相は施設内からの武装勢力の攻撃に反撃したと釈明している。しかし、ギング所長は「武装勢力は存在せず、施設からの攻撃もなかった」と明言、イスラエル側の説明を否定した。(毎日新聞 2009/01/16)イスラエル軍、白リン弾「住宅地で使用」…人権団体
【エルサレム=三井美奈】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは19日、パレスチナ自治区ガザで現地調査を行った結果、イスラエル軍が、「非人道的」として批判の強い白リン弾を「人口密集地で使用した証拠がある」とする声明を発表した。
声明は、調査団が、住宅地で白リンを充填(じゅうてん)した砲弾片を各地で発見し、そのいくつかは現在も燃焼し続け、被害を広げているとした上で、住宅地での白リン弾多用は「戦争犯罪に当たる」と主張している。
同国軍による白リン弾使用はガザ紛争の交戦中、別の人権団体が批判していたが、軍は住宅地での使用を否定していた。
白リン弾は、発煙弾や照明弾として使用され、国際法上、明確に使用は禁止されていない。ただ、骨に達する激しいやけどをもたらすため、「残虐兵器」として規制を求める声が強い。
ガザ紛争で同国軍は18日、22日間続いた攻撃を停止した。(読売新聞 2009/01/20)イスラエル:ガザ侵攻 アラブ諸国「劣化ウラン弾をイスラエル使用」
【ウィーン共同】AP通信によると、アラブ諸国は19日、ガザで、イスラエル軍が劣化ウラン弾を使用した痕跡が見つかったとの情報があるとして、国際原子力機関(IAEA)に調査を求める書簡を提出した。(毎日新聞 2009/01/21)イスラエル、白リン弾20発を市街地で使用 地元紙報道
【エルサレム=古谷祐伸】パレスチナ自治区ガザへの攻撃で、イスラエル軍が白リン弾20発を市街地で使ったことが明らかになったと、イスラエルの有力紙ハアレツが21日伝えた。白リン弾は激しいやけどなどの原因になり、非人道的との批判が出ている。
ハアレツ紙によると、イスラエル軍の内部調査で、白リンを主成分とする砲弾計200発が使われたことが分かった。うち180発はパレスチナ側の戦闘員が占拠した農地に向けて使われたが、残り20発はガザ北部ベイトラヒヤの市街地で使われたという。
人口密集地での使用は、紛争時の民間人保護を規定する国際人道法に抵触する可能性がある。国連は、15日の国連パレスチナ難民救済事業機関の現地本部(ガザ市)への攻撃にも白リン弾が使われたと見ている。(朝日新聞 2009/01/22)「白リン弾」の威力まざまざ=国連機関本部の火消えず−ガザ
【ガザ市(パレスチナ自治区)23日時事】イスラエル軍により8日前に攻撃を受けた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ本部の倉庫は、23日夜(日本時間24日未明)現在も鎮火していない。UNRWA関係者は「燃え方や煙から、白リン弾が原因なのは疑いない」としており、その威力がまざまざと示された形だ。
UNRWA本部は今月15日、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの交戦に巻き込まれ、戦車の砲撃などを受けた。この戦闘でイスラエル側が「白リン弾」を使用した可能性がある。被害に遭った倉庫にはパレスチナ難民への支援物資の小麦粉や医薬品が置かれていたが、保管物はすべて焼き尽くされた。(時事通信 2009/01/24)イスラエルが残虐兵器
医師告発 身体に深刻な打撃
【カイロ=松本眞志】イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃中、ガザ市内のシファ病院でボランティアとして医療活動に従事したノルウェー人のマッズ・ギルバート医師が、イスラエル軍の残虐兵器使用を告発しました。カタールの衛星テレビ・アルジャジーラが28日に報じたインタビューで語りました。
ギルバート氏は同僚の医師とともに治療にあたり、何人もの患者の傷を見ました。その結果、「イスラエル軍がDIME(高密度不活性金属爆弾)を戦闘地域で使用したとの確信に達した」と述べました。
DIMEについて、ギルバート氏は「(米国の)実験段階の兵器で、殺傷力は低いが身体に深刻な影響を及ぼす兵器だとされる。DIMEの傷を受けた生存者の手足の肉体組織は切断され、骨はシュレッダーにかけたように粉々になる」と説明しました。
爆薬にはタングステンの細かい金属粒子が仕込まれています。
同氏は「この粒子が体内に残った場合、患者は4―6カ月でがんが発病する脅威にさらされることになる」と言います。
ギルバート氏は、「イスラエル軍がガザ地区を新兵器の実験場として利用したとの強い疑念を抱いている」と訴えています。(しんぶん赤旗 2009/02/01)ガザ攻撃「フレシェット弾使用」 人権団体、戦争犯罪と非難
【ロンドン=松井学】国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルは23日、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃で非人道的な兵器と指摘される「白リン弾」や「フレシェット弾」を使っていたとする報告書を公表した。アムネスティは、一般住民が多い市街地での使用は「戦争犯罪」だと非難、国連安全保障理事会に速やかな調査を求めている。
報告は、イスラエル軍と、イスラム原理主義組織ハマスのいずれもが、外国製の兵器で市街地を攻撃したことを強く批判し、国連が兵器の禁輸措置を双方に課すことも求めた。
アムネスティは、イスラエル軍は白リン弾のほか、砲弾がさく裂する際に無数のクギ状の矢が飛び出す対人殺傷兵器フレシェット弾を使ったと報告。兵器の大半は米国から輸入されたものだと結論づけた。
イスラエル軍は先月、白リン弾の使用を認め、独自に調査を行うと発表しているが、戦争犯罪との批判には「兵器は国際法に従って使用している」と反論している。(東京新聞 2009/02/24)イスラエル:ガザ侵攻 イスラエル軍「白リン弾で市民殺傷」──人権団体報告
【エルサレム前田英司】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は25日、イスラエル軍による先のパレスチナ自治区ガザ地区攻撃について、同軍が「非人道性」の指摘される白リン弾を繰り返し人口密集地で使用し、パレスチナ市民を殺傷したとの調査報告書を発表した。HRWは「戦争犯罪の証拠」だと非難している。
イスラエル軍は、ガザ攻撃で使ったのは「発煙弾」であり、「使用は国際法に合致している」と反論した。軍は近く、独自の調査結果を公表するという。
白リン弾は、皮膚に触れると激しく燃焼し続けて人体に深刻な被害をもたらすことから、その「非人道性」が問題視されてもいる。
HRWは現地調査の結果、ガザの市街地や民家の屋上、国連機関の学校などで白リン弾の残骸(ざんがい)を確認。「イスラエル軍は白リン弾の危険性を認識しながら、故意または無責任に多用した」などと結論づけた。また、残骸はすべて米国製だったとして、米国にイスラエル軍の使用実態を調査するよう求めた。(毎日新聞 2009/03/27)イスラエル:白リン弾、使用制限 ガザ侵攻で「被害想定以上」
【エルサレム花岡洋二】イスラエル政府は19日、08年末からのガザ侵攻に関する調査報告書を国連に提出した。3度目の報告で、「非人道性」が問題視された白リン弾について、居住区での使用を制限する方針を明らかにした。「想定以上の被害をもたらした」ことを認め、居住区での使用を制限する方向で軍内規を見直していると説明した。
また非戦闘員の殺害など計47件を交戦規則違反の疑いで軍警察当局が捜査したことを報告。その結果、兵士4人を軍検察当局が起訴し、それを除けば交戦規則違反はなかったと結論づけた。起訴したのは、白旗を掲げていた集団のパレスチナ人殺害▽爆発物点検をパレスチナ人少年にさせた(兵士2人)▽略奪行為──の計3件にかかわった兵士。また、非戦闘員への被害を軽減する措置として、「人道問題担当官」を各戦闘部隊に配置することを義務づけたと報告した。(毎日新聞 2010/07/22)
【関連サイト】
Israel's Secret Weapon (BBC News)
Israel considers protesting BBC show on 'secret weapons' (Haaretz)
Israel uses banned weapons against Lebanese civilians (Aljazeera)
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