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イスラエル軍、ガザ空爆 少年ら3人死亡、4人不明
【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍は7日夜、パレスチナ自治区ガザ南部ラファの密輸トンネルやガザ市など計4カ所を空爆した。現地の医療関係者によると、トンネル内で少年を含むパレスチナ人計3人が死亡した。4人が行方不明になっている、との情報もある。
軍報道官は、同日にガザからイスラエル領に向け、迫撃砲弾やロケット弾計約10発が撃ち込まれたことへの報復措置としている。密輸トンネル2カ所のほか、武器製造工場、ガザからイスラエルに侵入するためのトンネルを攻撃した、と説明した。 (朝日新聞 2010/01/09)ガザで住民2人死亡、イスラエル軍戦車砲撃か
【エルサレム=加藤賢治】パレスチナのマアン通信によると、パレスチナ自治区ガザ北部で10日、住民2人がイスラエル軍戦車による砲撃で死亡した。
病院関係者の話として伝えた。イスラエル軍は攻撃を否定している。
今年に入り、ガザの一部の武装勢力はロケット弾などの越境攻撃を激化させており、イスラエル軍は報復攻撃で応戦している。(読売新聞 2010/01/10)イスラエルによる放射能汚染
ナジャフィー解説員
ヨルダンの人権団体が、ヨルダンの裁判所に訴状を提出し、イスラエルの原子力発電所の活動によって、その周辺地域の人々が癌に侵され、死に至っているとして、イスラエルを訴えました。
ヨルダン開発人権センターの所長は、ヨルダンをはじめとする国際弁護士100人以上が、イスラエルへの訴追を追及している、と強調しました。同所長は、依然として被害を受けているヨルダン市民へのイスラエルの意図的で継続的な犯罪について触れ、「イスラエルのディモナ原子力発電所から発生している有害な放射性物質を含んだガスの汚染は、ヨルダンの住民だけでなく、イスラエル人自身の懸念事項にもなっている」と述べています。
ここ数年、ディモナなどイスラエルの原発から、高濃度の放射性物質が放出されているという報告が出されています。イスラエルは1963年、アメリカとフランスの支援を受け、ディモナ原発を建設しました。ディモナの寿命は最大30年とされていましたが、既にその年数を大幅に過ぎています。この原発の核廃棄物は、年間数千トンにもなり、秘密裏にパレスチナや世界の様々な地域に埋められており、その被害は甚大なものとなっています。
イスラエルの原発からの放射能は、遠くまで放出され、パレスチナはおろか、近隣諸国の多くの地域まで汚染しており、これらの国からも激しい抗議が引き起こされています。少し前、パレスチナの医師が、イスラエルのディモナ原発からの放射性物質によって、ヨルダン川西岸南部で癌患者が増加していることに関して、警告を発しています。さらに、イスラエルがパレスチナ人居住区の近くで核廃棄物を埋め続けていることについても、警告し、「ヨルダン川西岸のトゥールキャルムの土壌や植物から、放射性物質が多く含まれていることが分かった」と強調しています。また、「国際的な医療機関の調査に、パレスチナ人居住区の空気が、年間を通して、放射能で汚染されていることも分かった」としています。この放射能汚染は、ヨルダンの南西部の一部地域にも及んでいます。
この問題が示していることは、イスラエルの核の脅威は、核兵器に留まらず、軍事的核活動から生じる汚染が、これまで以上に地域の人々の健康を脅かしているということです。イスラエルによる放射能汚染は、中東地域にとって深刻な打撃であり、この政権のメディアですらも、この放射能汚染による脅威が、地域で増大していることを明かしています。
イスラエルの新聞イェディオト・アハロノトは、最近、イスラエルの原発、とくにディモナの核廃棄物や放射能による癌患者の数が、以前と比較して40%以上増加していることを報告しました。
イスラエルの軍事的核活動は、地域や世界の治安を脅かしており、地域の環境を深刻な危険に晒しています。このことが、人道に反するこの政権への国際社会の大きな反発を引き起こすのは必至であり、これに関するどのような対応の遅れも、世界を核の悲劇に直面させることになるでしょう。(IRIBラジオ 2010/02/15)爆発物確認に現地の少年利用 イスラエル兵2人を起訴
【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍は11日、2008年末から09年1月までのパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃中、爆発物の有無を確かめるため現地の少年を利用したとして、兵士2人を軍事法廷に起訴した。
軍は、軍事作戦中に民間人を使い、その命を危険にさらすことを禁じた軍紀に違反したと判断した。
軍の発表などによると、2人はガザ市南部のビル内を捜索中、仕掛け爆弾が入っている疑いのあるバッグ数個を9歳の少年に開けるよう命令したとされる。バッグに爆弾は入っていなかったという。(朝日新聞 2010/03/12)ガザでデモ参加者1人射殺 イスラエル軍
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市東方のイスラエル境界近くで28日、イスラエル軍部隊がデモ隊に発砲し、行進していたパレスチナ人男性(20)が腹部を撃たれ間もなく死亡した。医療当局者らが明らかにした。
イスラエル軍は武装勢力によるロケット弾発射を阻止するためとして、境界からガザ地区側300メートルを緩衝地帯に設定。デモ隊は、農地への立ち入りが妨げられているとして緩衝地帯の撤廃を訴え、パレスチナ旗と横断幕を掲げて数十人規模で行進していた。(共同通信 2010/04/29)イスラエル:大物歌手、公演中止相次ぐ パレスチナ占領政策に抗議
【エルサレム花岡洋二】イスラエルによるパレスチナ占領政策に抗議するため、国際的な市民団体などが同国での文化活動ボイコットを呼びかけており、大物ミュージシャンの公演中止が相次いでいる。最近では、英国のロック歌手、エルビス・コステロさん(56)が、同国北部で6月末と7月初旬に予定していたコンサートを中止すると発表した。
「She」などのヒット曲で知られるコステロさんは公式サイトで今月18日、「出演自体が政治的行為だとみられ、罪なき人々の苦しみに無関心だとみなされる恐れがある」と理由を説明した。
ギタリストのカルロス・サンタナさんや、詩人で歌手のギル・スコット・へロンさんも最近、イスラエルでの公演をキャンセルしている。
23日のユダヤ系米紙フォワードによると、アーティストが高額のギャラでもイスラエルでの公演を断る現象が起きている。ポール・マッカートニーさんやマドンナさんらはボイコットに応じず、公演したという。(毎日新聞 2010/05/24)ガザ支援船:イスラエル軍が攻撃 活動家ら10人死亡
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区への支援物資搬入のため地中海を航行していた貨物船と旅客船計6隻から成る国際支援団体の船団が31日、公海上でイスラエル軍部隊に急襲された。船団にはトルコや欧州の活動家ら約700人が乗船しており、イスラエル軍によると船団側の少なくとも10人が死亡、31人が負傷した。日本人が乗船していたとの情報はない。
イスラエル軍筋は、死者の多くはトルコ人だとしている。イスラエル軍の広報担当者は「兵士はナイフやこん棒で襲われた」として「責任は船団側にある」と正当防衛を主張しているが、多数の民間人の死傷により、イスラエルへの非難が強まっている。
船団を組織した国際支援団体「フリー・ガザ・ムーブメント」によると、船団はトルコとギリシャの港を25日以降、順次出港して編成され、北アイルランドのノーベル平和賞受賞者メイリード・マグアイヤ氏ら約40カ国の活動家や政治家が乗船していた。イスラエルによる封鎖が続くガザで不足している建設資材や浄水装置など計1万トンの物資を運んでいたところ、31日未明にガザの西約150キロの公海上で、軍の小型船とヘリコプターに急襲されたという。
事件を受け、トルコ政府は同日、国連安保理の緊急会合開催を要求し、駐イスラエル大使を本国へ召還した。安保理は同日、緊急会合開催を決めた。
一方、イスラエル・メディアによると、カナダを訪れているイスラエルのネタニヤフ首相は、閣僚と電話で話し、軍の行動を全面的に支持した。首相は1日に予定されていたワシントンでのオバマ米大統領との会談をキャンセルし帰国する。
米ホワイトハウスの報道官は「犠牲者が出たことに深い遺憾の意を表明する」と述べた。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長はイスラエルに徹底した説明と調査を求めた。
イタリア、ドイツなど欧州諸国からも事態を憂慮する声が相次ぎ、欧州連合(EU)のアシュトン外交・安全保障政策上級代表は、事件の調査やガザ地区への人道支援物資の無条件搬入をイスラエルに求めた。
ガザへの物資搬入を国際的に広報していた団体側に対し、イスラエル政府は事前に「ガザのテロ活動を手助けする物資が積まれている可能性があり、船団は阻止する」と宣言。洋上ではここ数日、船団と軍船舶のにらみ合いが続いていた。(毎日新聞 2010/05/31)国連安保理、イスラエル軍のガザ支援船攻撃で非難声明
(CNN) パレスチナ自治区ガザへの支援船団が5月31日、イスラエル軍による攻撃を受けた事件で、国連安全保障理事会は1日、人命が失われたことに深い遺憾の意を示し、攻撃を非難する声明を発表した。
声明は、31日午後から1日未明にかけて開かれた緊急会合で、安保理15カ国の全会一致で採択された。イスラエル軍による「公海上での武力行使」で死傷者が出たことを遺憾とし、「民間人少なくとも10人」の死を招いた行為を非難する内容。
イスラエルは事件で9人が死亡したとしているが、支援組織側はこれを上回る死者が出たと主張している。
声明はイスラエルに対して、船団を構成する船と拘束された民間人を即時解放し、死傷者を出身国へ引き渡す手続きに対応するよう要求している。事件の詳細については「迅速、公正で信頼性、透明性のある」調査を求めた。
また、ガザの現状は「持続しがたい状態」だとして重大な懸念を示し、定期的な物資の搬入を継続する必要があると強調した。
さらに、パレスチナ問題を解決する「実行可能な唯一の方法」は、パレスチナ独立国家がイスラエルと共存することだと述べ、双方に「挑発的な行動」を避けるよう呼び掛けた。(CNN 2010/06/01)アラブ連盟が緊急会合 イスラエル非難声明を採択へ
【カイロ=太田順尚】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの国際支援船団を急襲した事件を受け、アラブ連盟(22カ国・機構)は1日、本部のあるエジプトのカイロで大使級の緊急会合を開いた。2日夜に予定される外相級会合で、イスラエルへの非難声明を採択する見通し。
また、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの指導者メシャル氏は1日、訪問先のイエメンの首都サヌアで、「すべての国がイスラエルとの国交を断絶すべきだ」と事件を非難。米ロに「ガザ封鎖の解除をイスラエルに働きかけてほしい」と述べるとともに、エジプトが決めたガザとの境界の検問所の一時開放についても恒久的な措置にするよう求めた。(日本経済新聞 2010/06/02)【ガザ支援船急襲】イスラエルの海上封鎖は国際法違反 英国際法学者が指摘
【ロンドン=木村正人】イスラエル軍がパレスチナ支援船団を急襲して9人が死亡、40人以上が負傷した事件で、国際法に詳しい英ダンディー大のロビン・チャーチル教授は2日、産経新聞の電話取材に対し、「個人的な見解だが、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のイスラム原理主義勢力ハマスと交戦状態にあるとはいえず、イスラエルによる海上封鎖は国際法に違反している」との認識を示した。
同教授によると、事件が起きたのは公海上で、自由使用の原則があり、船舶の航行は自由だ。イスラエルは「ハマスとの交戦が続いており、ガザ地区のハマス支援につながる可能性のある輸送物資を検査するための海上封鎖は、戦時国際法の戦争行為として認められる」と考えている。支援船のうち1隻が停船指示に従わず、海上封鎖を破ろうとしたため、強制的に船舶に立ち入り、臨検、拿捕(だほ)を行ったと主張している。
しかし、イスラエルはハマス関連施設を標的に大規模空爆した後、昨年1月、ハマスと停戦。その後の衝突は散発的で、同教授は「とても交戦状態にあるとはいえず、海上封鎖は合法化されない。封鎖に伴ういかなる行為も正当化されない。イスラエルは戦争行為を主張する以外に自らの行動を正当化する手段がないだけだ」と指摘する。
国際法学者の間では、イスラエルとハマスが交戦状態にあるかどうかをめぐって意見が二分している。
2008年以降、海上封鎖を破ろうとする試みは9回目だが、これまではガザ地区への航行を許されたり、Uターンをさせられたりしており、流血の事態となったのは今回が初めて。
同教授は「イスラエルが主張するように海上封鎖が仮に合法だと考えた場合、支援船は海上封鎖を突破してガザ地区に向かっているので、第三国の船であっても、イスラエルは臨検することができる。しかしパチンコや棒で襲ってきた活動家に銃で応戦するのは、攻撃に対する自衛権行使の比例性の原則から著しく逸脱した過剰防衛だ」と指摘した。(産経新聞 2010/06/03)イスラエル軍:ガザ支援船団攻撃 帰国の活動家「戦争のようだった」
【エルサレム花岡洋二、ベルリン支局】ガザ支援船団襲撃事件で、各国に帰った活動家は、襲撃当時の様子を「戦争のようだった」(ドイツ連邦議会議員)「イスラエル軍が一方的に発砲した」と証言を始めた。イスラエル側は襲撃時の新たな映像を公開、「正当防衛」を主張している。
ロイター通信によるとイスラエルに強制送還され、3日までに帰国したトルコのイスラム系慈善団体の責任者は「軍は無抵抗の医師に射撃してきた」と語った。また英国人男性は「兵士にカメラを向けた男性は額を撃ち抜かれた」と述べた。1日に記者会見した独野党・左派新党議員らによると31日午前4時半ごろ、船団の「マビ・マルマラ号」に重武装でマスクをした兵士を乗せたゴムボートが近寄ってきた。続いてヘリが近付き、2回の爆発音がした後、兵士が甲板に強制的に降り立った。乗船していた9割は自室にいた。
アラブ系のイスラエル国会議員ズアビ氏は「ヘリコプターが近付く際に銃撃してきた」と、軍の一方的な攻撃があったと証言した。
イスラエル軍によると、兵士は最初に大音量と光を発する非殺傷の手投げ弾とペイント銃で鎮圧を試み、命の危険を感じてから拳銃を撃ったという。
イスラエル軍が撮影、政府が編集してインターネットで公開した映像には、ヘリから降下した兵士が活動家に取り囲まれて棒で殴られる様子や押収したナイフなどが映っている。活動家らはナイフは船上で調理するためのもので「武装していない」と強調している。(毎日新聞 2010/06/04)イスラエル軍:ガザ支援船団攻撃 ネタニヤフ首相、謝罪拒否 国連、調査団派遣へ
【エルサレム花岡洋二、ジャカルタ佐藤賢二郎、カイロ和田浩明】パレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資を運んでいた国際支援船団が公海上でイスラエル軍に襲撃され少なくとも9人が死亡した事件で、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、「命が失われたことは遺憾だが、自らを守ったことで謝ることは絶対にない」と正当防衛だったとの主張を譲らなかった。イスラエルには国際的非難が高まっており、国連人権理事会は2日、国際法違反を調べる「独立した調査団」を派遣する決議を採択した。米国は反対、日本は棄権した。
強制送還された466人と遺体9体は3日までにトルコ・イスタンブールに帰還した。地元メディアによると、9遺体のうち8体はトルコ国籍、1体は米国籍という。活動家らは「英雄」として迎えられた。トルコの検察当局は今後、負傷者を中心に事情聴取し、訴訟または外交交渉での資料を集める。
活動家のうち7人が重体でイスラエルの病院で治療中だという。
各国の非難はより強まっており、世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシア・ジャカルタでは3日、イスラエルへの抗議デモに約15万人が参加した。
アラブ連盟(22カ国・機構)は3日、事件についてトルコ政府と連携し国際司法裁判所(ICJ)へ提訴するとの声明を発表した。ICJが扱うのは国家間の紛争で当事国双方が付託に合意した案件しか取り扱えない。イスラエル側が同意する可能性は極めて低い。
ロシアのメドベージェフ大統領と欧州連合(EU)首脳は1日、会談し、事件の徹底調査を求める共同声明を採択。メドベージェフ大統領は死者が出たことについて「正当な理由が全くない」と非難。
一方、クリントン米国務長官は1日、イスラエルの独自調査を支持しイスラエルを擁護した。米国務省は2日、人権理事会の決議を「性急」と批判した。
トルコのダウトオール外相は2日、ガザ地区封鎖の解除を条件にイスラエルとの関係正常化の意向を明らかにしたが、ネタニヤフ首相は同日、封鎖解除を実質的に拒否した。(毎日新聞 2010/06/04)イスラエル軍:ガザ支援船団攻撃 急襲で死亡の9人、至近距離から30発被弾
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザへの国際支援船団を5月31日、イスラエル軍が急襲した事件で、5日付の英紙ガーディアンは、死亡した乗船者9人が計30発の銃弾を受けていたことがトルコ当局による解剖で分かったと報じた。多くは至近距離からの発砲だという。イスラエルは事件について、正当防衛と主張している。
死亡したのはトルコ人8人と、トルコ国籍と米国籍の二重国籍者1人。ガーディアンによると、5人は頭に銃撃を受け、19歳の男性は45センチ未満の至近距離から顔や後頭部などに5発の銃弾を受けていた。また、英国に帰国した乗船者の1人は同紙に対し、ほかに6人が行方不明になっていると語り、死者数が増える可能性を指摘した。(毎日新聞 2010/06/06)ガザ支援船また拿捕 平和賞受賞者も乗船
【カイロ=内田康】イスラエル軍は5日、アイルランドからパレスチナ自治区ガザに向け航行していた新たな支援船「レイチェル・コリー号」を、ガザ沖の地中海で拿捕(だほ)した。AFP通信によると、15人の乗船者は船に乗り込んできたイスラエル兵に抵抗せず、負傷者はいなかった。コリー号は軍の監視下で、イスラエル南部アシュドッド港に到着した。
5月末に起きた国際支援船団拿捕事件で乗船者9人が死亡したことから、アイルランド政府はイスラエルに対し、安全にガザに入港させるよう要請していた。ガザの経済封鎖を続け、自由な航行を認めないイスラエルの方針に、再び批判の声が高まるとみられる。
イスラエル軍の艦船は5日朝にコリー号に接近し、アシュドッドに入港するよう要請。支援物資はイスラエル政府が検査した上でガザに運ぶと提案したが、コリー号側が拒否したため、拿捕に踏み切った。AP通信によると、現場は公海上だった。
コリー号は国際支援団体「自由ガザ運動」が運航。アイルランドから車いすや薬品などを運ぶ途中だった。1976年にノーベル平和賞を受賞した英国・北アイルランドの活動家マイレッド・マグワイア氏や、アイルランドやマレーシアなどの活動家が乗船。5月末に拿捕された船団に加わる予定だったが航海が遅れ、単独でガザを目指していた。
「レイチェル・コリー」は2003年にガザで、イスラエル軍のブルドーザーにひかれて死亡した米国人活動家の名前。(東京新聞 2010/06/06)イスラエル首相ら捜査 トルコ、殺人容疑などで
パレスチナ自治区ガザへ向かっていた船団を5月末、イスラエル軍が急襲、多数を死傷させた事件で、トルコの検察当局は5日までに、殺人、海賊行為などの疑いで、イスラエルのネタニヤフ首相、バラク国防相らを主要な容疑者とする捜査を始めた。トルコ英字紙トゥデーズザマン(電子版)が伝えた。
殺害された9人の検視結果や、負傷者の証言などを基に容疑を固める方針。事件については、国連安全保障理事会などが公正な捜査を要請しているが、死傷者の多くが自国民であるトルコも独自に捜査を進めることで、イスラエルによる恣意的な捜査を防ぐ狙いがあるとみられる。
検察当局は、イスラエル軍が同国の主権が及ばない公海上で船団を急襲したことを重視、違法性を追及する構え。(共同)(産経新聞 2010/06/06)ガザ支援船急襲問題、イスラエルは国際調査団を拒否
【エルサレム6日ロイター】パレスチナ自治区ガザへ向かっていた国際支援船団をイスラエル軍が急襲した問題で、国際社会から非難を受けているイスラエルは6日、国連の潘基文事務総長が提案した国際調査団の設置を拒否した。
イスラエルのオレン駐米大使は6日、米テレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー」で「国際調査団を拒否する。(独自の)調査を行う方法についてオバマ政権と協議している」と述べた。
先月末に起きたガザ支援船急襲事件では、トルコ国籍の活動家9人が死亡。この問題では、イスラエル当局者が、ニュージーランドのパーマー元首相を団長にしたトルコ、イスラエル、米国の代表者で構成する国際調査団の設置案を潘事務総長から提示されたと明らかにしていた。(ロイター通信 2010/06/07)「イスラエルは出て行け」 米名物記者の発言に集中非難
ワシントン(CNN) 歴代の米大統領を取材してきたホワイトハウスの89歳の名物記者、ヘレン・トーマス氏が、イスラエル関連の発言をめぐり集中非難にさらされている。トーマス氏が所属するメディア大手ハースト・コーポレーションに対して同氏を辞めさせるよう迫る声も高まり、6日にはクリントン元大統領の法律顧問だったラニー・デイビス氏がトーマス氏批判に加わった。
問題にされているのは、トーマス氏が情報サイト、ラビライブ・ドット・コムのインタビューで「(イスラエルのユダヤ人は)パレスチナから出て行け」と述べた発言。インタビュアーから「もっといいコメントはありませんか」と促されると「あの人たちは占領されている。あれは彼らの土地だ」と話し、ではイスラエルのユダヤ人はどこへ行けばいいのかとの質問には「ポーランドでもドイツでもアメリカでも、どこへでも帰ればいい」と語った。
トーマス氏は4日に自身のウェブサイトでこの発言について謝罪したが、その後も批判はやまず、ユダヤ人団体の名誉棄損防止同盟(ADL)は「十分な謝罪になっていない」と強く反発。トーマス氏との共著書があるクレイグ・クローフォード氏もブログで「もうヘレンとの共著は手掛けない」と宣言した。
トーマス氏はハーストのコラムニストとしてホワイトハウス記者会見室の最前列に専用席を持ち、報道官に鋭い質問を投げ掛けてきた大御所記者。元大統領顧問のデイビス氏は「親しい友人だと思って尊敬していたヘレン・トーマスが、偏見を持った反ユダヤ人主義のように振る舞った」と非難した。ブッシュ前大統領時代の報道官だったアリ・フライシャー氏も6日にCNNに寄せたコメントで「ハーストは適切な措置を取り、ヘレンを辞めさせるべきだ」と主張している。(CNN 2010/06/07)米の名物記者、反イスラエル発言で引退
【ワシントン=黒瀬悦成】1961年に就任した故ケネディ大統領以降、半世紀にわたり歴代の米大統領を取材してきたホワイトハウスの名物女性記者、ヘレン・トーマス氏(89)が7日、引退した。
「イスラエルはパレスチナを去るべきだ」などと発言して国内で猛批判を浴び、「失言」の責任を取った。
5月27日、ユダヤ系映画監督から談話を求められた際、「ユダヤ人はドイツやポーランド、米国などにでも行けばいい」と述べた。発言は監督のウェブサイトで公開され、同氏は4日に謝罪表明したが、コラムニストとして契約していたメディア企業ハースト社に解雇要求が殺到していた。
トーマス氏は43年にUPI通信に入社。60年末にホワイトハウス担当記者となった。2000年に同通信を退職後も、ホワイトハウスの記者会見室の最前列中央に「指定席」を与えられていた。レバノン系で、親アラブ姿勢でも知られる。(読売新聞 2010/06/08)イスラエル首相「謝罪せぬ」 支援船事件で断言
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザへの支援船をイスラエル軍が急襲、トルコ人乗船者9人を射殺した事件について、イスラエルのネタニヤフ首相は2日「謝罪することはできない」と断言、トルコ政府の謝罪要求をあらためて拒否した。イスラエルのテレビ局チャンネル1のインタビューに答えた。
事件後、トルコとイスラエルの関係は急速に悪化。トルコのダウトオール外相は6月30日、両国関係改善のためイスラエルのベンエリエザー通産相と秘密会談し、謝罪と事件被害者への補償、国際調査団受け入れなどを要求していた。
ネタニヤフ氏は、イスラエル兵が9人を射殺したのは「自らを殺そうとした暴徒に対する自衛」だったと述べ、正当性を強調した。
一方で「関係悪化を食い止めることはトルコにとってもイスラエルにとっても重要だ」と述べ、秘密会談実施を評価したが、補償は「議論の対象にもなっていない」とし、応じる考えがないことを明らかにした。
事件の経緯についてはイスラエル側と乗船者側の言い分が対立しているが、イスラエルは国際調査団の受け入れを拒否し、自国主導の独自調査委員会を設置。国際社会の反発が強まっている。(共同通信 2010/07/03)ガザで白旗あげた市民射殺 イスラエル軍、狙撃兵を起訴
【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍は今月上旬、2009年1月中旬まで約3週間続けたパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃中、パレスチナ人1人を射殺したとして、狙撃兵を殺人罪で軍事法廷に起訴したと発表した。
軍によると、白旗を掲げていた市民の一団のうち1人を、軍の命令や承認なしに故意に狙撃し、殺害したと結論づけた。
一方、この事件に関する調査を軍に求めていたイスラエルの人権団体ベツェレムの調べでは、ガザ中部で09年1月4日、軍の退避命令に従い戸外に出た2家族計約30人が戦車に砲撃され、64歳の母親と白旗を掲げていた37歳の娘が死亡したという。
犠牲者数の相違について、軍は、現場にいた複数の兵士の証言をもとに判断したと説明している。
パレスチナ人権センターのまとめによると、23日に及ぶ大規模攻撃中のパレスチナ側の死者は1417人で、そのうち926人が民間人だった。イスラエル側の死者は、民間人を含め13人。
ガザ攻撃に関しては、国連人権理事会の調査団が昨年9月、イスラエル軍とガザの武装勢力双方の攻撃が「戦争犯罪」にあたるとする報告書を発表した。(朝日新聞 2010/07/10)イスラエル:白リン弾、使用制限 ガザ侵攻で「被害想定以上」
【エルサレム花岡洋二】イスラエル政府は19日、08年末からのガザ侵攻に関する調査報告書を国連に提出した。3度目の報告で、「非人道性」が問題視された白リン弾について、居住区での使用を制限する方針を明らかにした。「想定以上の被害をもたらした」ことを認め、居住区での使用を制限する方向で軍内規を見直していると説明した。
また非戦闘員の殺害など計47件を交戦規則違反の疑いで軍警察当局が捜査したことを報告。その結果、兵士4人を軍検察当局が起訴し、それを除けば交戦規則違反はなかったと結論づけた。起訴したのは、白旗を掲げていた集団のパレスチナ人殺害▽爆発物点検をパレスチナ人少年にさせた(兵士2人)▽略奪行為──の計3件にかかわった兵士。また、非戦闘員への被害を軽減する措置として、「人道問題担当官」を各戦闘部隊に配置することを義務づけたと報告した。(毎日新聞 2010/07/22)拘束者隣で笑顔の写真載せる イスラエル元女性兵士
【エルサレム共同】イスラエル軍の元女性兵士がインターネットの会員制交流サイト(SNS)「フェースブック」に、兵役当時の写真として、手を縛って目隠しをされたパレスチナ人男性の隣で笑顔でポーズをとる自らの写真を載せていたことが17日分かった。AP通信が伝えた。
パレスチナ自治政府は声明で「パレスチナ人に屈辱を与えることを自慢に思う占領者(イスラエル人)の心理の表れだ」と強く批判。イスラエル軍報道官は「恥ずべき写真だ。兵役中なら間違いなく軍法会議の対象だろう」と語った。
問題の写真は2枚で、2008年、軍の制服姿の女性を占領地ヨルダン川西岸で撮影したとみられる。写真の下には「すごくセクシーだね」などと、友人とふざけ合うコメントが続いている。
パレスチナ人は、逃走防止のためとして手足を拘束されたり目隠しをされたりすることが日常的にある。女性は既に除隊しているため、軍が処分できるかどうかは不明。(共同通信 2010/08/17)イスラエル:「パレスチナ人は地球から消滅を」 与党宗教指導者が説教
【エルサレム花岡洋二】イスラエルで連立政権の一角を占めるユダヤ教超正統派「シャス党」の宗教指導者、オバディア・ヨセフ導師(ラビ)が、パレスチナ自治政府のアッバス議長やパレスチナ人が「地球上から消えるべきだ」などと、エルサレムのシナゴーグ(礼拝堂)で説教。中東和平の直接交渉が米ワシントンで2日に再開されるのを前に物議をかもしている。
ヨセフ導師は8月28日、「神は、パレスチナ人たちに疫病をもたらすべきだ」などと発言し、イスラエル・ラジオが翌29日にその抜粋を放送した。自治政府は声明で「民族差別的な扇動だ」などと強く反発。イスラエルのネタニヤフ首相が「(発言は)私または政府の考えを反映するものではない」と釈明する事態に陥った。米政権は当事者に挑発的な行為を控えるよう呼びかけている。
シャス党は、副首相を含む閣僚4人を右派連立政権に送り込み、政策を左右している。ヨセフ導師は宗教法の権威で、超正統派ユダヤ教徒に強い影響力を持っている。(毎日新聞 2010/08/31)イスラエル軍、ガザ空爆 パレスチナ人2人死亡
【カイロ=平田篤央】イスラエル軍が4日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、AP通信によるとパレスチナ人2人が死亡した。空爆前には、ガザからイスラエルに向けたロケット弾が着弾。イスラエルとパレスチナ自治政府は2日に米国の仲介で和平にむけた直接交渉を1年9カ月ぶりに再開したばかりで、今後、報復合戦が激化すれば交渉への影響も懸念される。
イスラエル軍は、ガザ南部にあるエジプトとの密輸トンネルを狙ったとしている。一方、イスラエルへのロケット弾攻撃は、自治政府と対立しガザを支配するイスラム組織ハマスによるものかは不明。ハマスの軍事部門は8月31日にイスラエルの占領するヨルダン川西岸のヘブロン近郊で、ユダヤ人4人を銃撃して死亡させ、今後も攻勢を強めるとしている。(朝日新聞 2010/09/05)イスラエル:軍が誤射、パレスチナの非戦闘員3人を殺害
【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ地区北部で、パレスチナ人の非戦闘員3人を砲撃で誤って殺したと発表した。事件は12日に起き、地元メディアは死者を農家の男性(91)と孫(14)ら3人だと報じており、軍が調べていた。
軍は当初、イスラエルとの境界近くでロケット砲を発射しようとした人物を攻撃したと主張していた。調査の結果、3人は非戦闘員だったが、そのうち1人が現場で発見した武器をイスラエル兵に向けたのを誤認したと訂正した。
14日の中東和平交渉を前にした11日から、ガザ地区の武装組織と軍との間で砲撃が相次いでいる。(毎日新聞 2010/09/16)ガザ支援船急襲は国際法違反、国連報告書「明白な証拠」
【9月23日 AFP】今年5月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ向かっていた支援船をイスラエル軍が急襲し、乗船していたトルコ人9人が死亡した事件について、国連人権理事会(UN Human Rights Council)の調査委員会は22日、イスラエル軍が支援船乗船者を殺害、拷問したとの訴えを裏付ける明白な証拠があるとの報告書を発表した。
報告書は、支援船の活動家らが暴力的だったとしてイスラエル兵の発砲を正当化するイスラエル側の主張を退けた。
また、犠牲者らは「即決の処刑」により殺害されたと言えるとして、イスラエル軍兵士が「不必要な暴力」を用いたと指摘。「故殺、拷問または非人道的な扱い、多大な苦痛や深刻な負傷を身体に故意におよぼす」などの犯罪がなされたとの訴えを裏付ける「明白な証拠」が見つかったと述べ、「人権法や国際人道法に対する重大な違反」があったと結論付けた。(AFP 2010/09/23)イスラエル軍、ガザ支援船を拿捕 ユダヤ人活動家ら乗船
【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザに支援物資を届けるためイスラエル沖の地中海を航行していた英国籍の小型船「アイリーニ号」を拿捕(だほ)した。イスラエルや欧米のユダヤ人人権活動家ら約10人が乗船。けが人はいない模様だが、体調を崩している乗船者がいるという。軍兵士が同号に乗り込み、イスラエルのアシュドッドに入港した。
アイリーニ号は、ロンドンに本部を置くユダヤ人人権団体などが、イスラエル政府によるガザの境界封鎖に抗議するために組織。医療品などの支援物資を積み、26日にキプロス島北部の港を出港した。
ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から生還したイスラエル人男性(82)や、1997年にエルサレムで起きたイスラム組織ハマスによる自爆攻撃で娘(当時14)を亡くした父親らが乗船している。
団体側は「ガザの境界封鎖はパレスチナ人の人権を踏みにじっているだけでなく、イスラエルの利益にもならない」と話している。
イスラエル軍は今年5月末、ガザに向かう支援船に強行突入し、トルコ人ら9人を殺害。国際社会の批判を浴びたイスラエルは、陸からガザに運び込む物資の規制を緩和したが、ガザの武装勢力による武器密輸を警戒し、海域封鎖は解除していない。(朝日新聞 2010/09/28)支援船襲撃「例のない残虐行為」=イスラエルを批判―人権理調査団
【ジュネーブ時事】今年5月にパレスチナ自治区ガザに向かっていた支援船団がイスラエル軍に襲撃・拿捕(だほ)された事件で、国連人権理事会の実態調査団が28日、記者会見した。団長のハドソン・フィリップ氏は、調査で判明した襲撃について「聞いたことのない振る舞いだ」と残虐性を強調した。
同氏は、9人の犠牲者が出たイスラエル軍による襲撃では、抵抗できないけが人を銃弾で殺害するなど「処刑」のようなケースがあったと指摘。一連の行為について「(イスラエルが)まるで日常的に暴力を振るっているような印象を受けた」と語った。(時事通信 2010/09/29)拘束女性の周りでダンス イスラエル兵映像か
【エルサレム共同】目隠しをされ、両手を拘束されたパレスチナ人女性の周りでイスラエル兵が楽しそうに踊る様子を写したとみられる映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載されていることが分かり、イスラエル軍は5日、調査を開始したことを明らかにした。AP通信が伝えた。
アラブ女性特有の黒い衣装「アバヤ」を着用し、壁にもたれた女性の周りで、軍服姿の男が音楽に合わせ、体をすり寄せながら踊る内容。
パレスチナ自治政府は声明で「女性の尊厳を著しく害する映像だ」と強く非難。「非道徳的で腐敗した占領政策の慣行」であり、氷山の一角だと指摘した。
8月には、イスラエル軍の元女性兵士がインターネットの会員制交流サイト「フェースブック」に、兵役当時の写真として、手を縛って目隠しをされたパレスチナ人男性の隣で笑顔でポーズをとる自らの写真を載せていたことが判明した。(共同通信 2010/10/06)ブルドーザーで米平和活動家をひいたイスラエル兵が証言
エルサレム(CNN) イスラエルによるパレスチナ人居住地域の破壊を防ごうとしていた米平和活動家レイチェル・コリーさんは、イスラエル兵の操縦するブルドーザーにひかれて死亡した。
事件は2003年3月に起きた。パレスチナ人居住地域の破壊を阻止しようと数人の平和活動家がイスラエル兵の操縦するブルドーザーの前に立ちはだかり、そのうちの1人だったコリーさんがブルドーザーにひかれて死亡した。イスラエル軍は数カ月間にわたり調査を実施し、イスラエル軍兵士側に責任はないと結論づけたが、コリーさんの両親は、娘が意図的にひかれたのかあるいは事故なのかという疑念を晴らせずにいた。
この事件をめぐって21日、ブルドーザーを操縦していた兵士がハイファの法廷に証人として出廷し、初めて公の場で発言した。兵士は、活動家が複数いた認識はあったがコリーさんがいることに気づかなかったと繰り返し主張した。コリーさんの両親の代理人は、兵士は反省の意を示さなかったと述べている。
コリーさんの父は自らも兵士だった経歴を持つ。兵士も犠牲者だと述べたうえで、「兵士を恨んでいるわけではないが、自分の娘が殺されるというのは本当に悲惨なことだ。そのことをわかってほしい」と語った。(CNN 2010/10/22)タイム誌、「イラン人学者暗殺にモサド関与の痕跡」
アメリカの週刊誌タイムが、「イラン人物理学者の暗殺にシオニストや覇権主義国の関係者が関与した痕跡がある」と報じました。
イルナー通信によりますと、タイムは、「イスラエルの諜報機関モサドが、他国でも同様の暗殺事件を起こしていること、今回のイラン人学者の暗殺事件と手口が似ていることから、この事件にモサドが関与したと考えられる」と報じました。
イギリスの新聞インディペンデントも、情報・戦略問題に詳しい、シオニスト系の新聞ハーレツの論説委員の話として、「イスラエルが、イラン人学者の暗殺の実行犯である」と伝えています。
イランの敵国に雇われた人物が、先月29日、テヘランのシャヒードべへシュティ大学の2名の教授の暗殺を企てました。
この2つの事件で、シャフリヤーリー教授が殉教、その妻と、アッバースィー教授夫妻が負傷しました。(IRIBラジオ日本語 2010/12/02)英紙、「テヘランでの暗殺事件の黒幕はモサド」
イギリス・ロンドン発行の新聞サンデー・タイムズが、「最近テヘランで発生した核物理学者の暗殺事件の黒幕は、シオニスト政権イスラエルである」と報じました。
アラビア語のインターネットサイト、モファッケル・アルイスラームが、7日火曜、サンデータイムズの報道として伝えたところによりますと、先週テヘランで発生した2人のイラン人核物理学者に対するテロ行為の黒幕は、イスラエルの諜報機関モサドの元長官を務めた、メイル・ダガン氏である、ということです。
サンデータイムズによりますと、イランの著名な大学教授でもあるこの2名に対する、今回のテロ行為の実行犯は、モサドに属する暗殺部隊キドンであったとされています。
さらに、モサドに雇われた人物の1人が、シリアからテヘランまでの道程において、イラン人の核物理学者フェレイドゥーン・アッバスィー氏を尾行し、テヘランでの暗殺を行なった、としています。
この2人の核物理学者は、先週月曜、それぞれ個別に爆破テロ事件の標的とされ、マジード・シャフリヤーリー氏が殉教しましたが、フェレイドゥーン・アッバースィー氏とその夫人は、負傷したものの一命を取り留めています。(IRIBラジオ日本語 2010/12/08)モサドが、イラク人核物理学者数百名を暗殺
シオニスト政権イスラエルの諜報機関モサドが、2003年から現在まで、イラク人核物理学者や大学教授数百名を暗殺していることが明らかになりました。
ウィキリークスが発表した報告によりますと、アメリカがイラクを攻撃して以来、モサドは、イラクで、350人の核物理学者、300人を超える大学教授を暗殺しているということです。
この報告によれば、アメリカ国務省が、この情報を作成しており、同国のブッシュ前大統領に提出したということです。
イスラエル軍は、核弾頭数百個を保有し、世界と地域の安全保障、安定に対する深刻な脅威であると見なされています。
イスラエルは、数年前から、中東における核物理学を専門とする学者の暗殺を計画してきました。(IRIBラジオ日本語 2010/12/10)テヘラン暗殺事件に西側の諜報機関が関与、実行犯が供述
イランのナッジャール内務大臣が、11月29日にテヘランで発生した爆弾テロ事件に、アメリカのCIA,シオニスト政権イスラエルの諜報機関モサド、そしてイギリスの情報機関MI6が関与したことを明らかにしました。
IRIB記者の報告によりますと、ナッジャール大臣は、11日土曜、記者会見で、「テヘランでの爆弾テロで逮捕された人物は、CIA、モサド、MI6の訓練を受け、武器を供与されていたことを供述している」と語りました。
11月29日、テヘランで、イラン人核物理学者2名の暗殺が企てられ、1名が殉教、1名が負傷しました。
このイラン人学者の名前が安保理決議に挙がっていたこと、このリストをテロリストが手にしていたことから、イランは、このテロ事件に西側諸国が関与したと見ています。(IRIBラジオ日本語 2010/12/11)イスラエルへの制裁勧告
欧州の元首相ら書簡 EUに
入植活動は国際法違反
【カイロ=伴安弘】欧州連合(EU)のプローディ元欧州委員長(元イタリア首相)、ソラナ元外交安保上級代表をはじめ独、伊、スペイン、アイルランド、ノルウェーの首相・外相経験者、EU委員ら26人が、イスラエルの占領地での入植活動は国際法違反であり、これを続けるなら同国に制裁を科すべきだとする書簡を発表していたことが明らかになりました。アシュトンEU外相(外交安保上級代表)は書簡への返書で政策の変更はないとしていますが、中東和平の行方に影響がでることも考えられます。
書簡は6日、発表されたもの。EUのニュースサイト「EUオブザーバー」に掲げられた書簡は欧州各国政府とEU宛てで、今月13日のEU外相会議で検討するよう求めています。
書簡は、EUが「1967年6月の(イスラエル・パレスチナ)境界の変更を認めず、東エルサレムを首都とし、67年に占領された土地の100%を領土とするパレスチナの主権国家がつくられるべきだと明言する」ことを再度表明するよう求めています。
さらに、イスラエル政府が2011年4月までに67年の第3次中東戦争前の境界線に戻らないのなら、EUは米国主導の和平プロセスを終わらせ、国連決議に基づいて行動するとイスラエルに伝えるよう求めています。
また、イスラエルがこれを守らない場合には、EUは入植地の生産物の輸入を禁止し、パレスチナが必要とする援助の大部分をイスラエルに支払わせるようにすべきだとしています。
書簡はまた、「イスラエルの入植活動継続が、主権を有し領土が分断されていない生存可能なパレスチナ国家の建設を危うくする」として、「時間切れが迫っている」と警告。EUに対し高級代表団を東エルサレムに送り、パレスチナの主張する「主権を有する国家建設」への支援を表明するよう求めています。(しんぶん赤旗 2010/12/14)パレスチナ人消防士に入国拒否 消火の恩人をイスラエル
【エルサレム共同】イスラエル北部で40人以上が死亡した森林火災で、消火活動の支援に駆け付けたとしてイスラエルで表彰予定だったヨルダン川西岸のパレスチナ人消防士約10人のうち3人が14日、検問所でイスラエル入国を拒否され、表彰式が中止となった。AP通信などが伝えた。
消火支援の際は入国を認めながら、その後は“恩人”を門前払いにした形。西岸からの入国手続きを管理するイスラエル軍は手続き上の誤りだと釈明。パレスチナ消防当局の幹部は、明確な理由なしでの入国拒否は日常茶飯事だと指摘した。
2日に発生した火災は同国史上最大とされ、43人が死亡。ネタニヤフ首相は各国に消火活動の支援を要請、十数カ国が要請に応じ、パレスチナ自治政府も消防士約20人を派遣した。(共同通信 2010/12/15)イスラエルと密接協力 対ハマスでファタハ
【ガザ市共同】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが自治区ガザを武力制圧する直前の2007年6月ごろ、敵対するアッバス自治政府議長率いる穏健派ファタハの治安部隊がイスラエルと密接に協力していたことが20日、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が公表した米政府の公電で分かった。
ハマスのガザ制圧以来、パレスチナは分裂が続いている。イスラエルの力を借りていたという具体的情報は、パレスチナ内部でのアッバス議長の立場を一層弱めそうだ。
07年6月13日付の同公電によると、イスラエル国内治安機関シャバクのディスキン長官は、ガザでハマスと抗争下にあるファタハの治安部隊が「シャバクが収集したほとんどの機密情報を共有している」と言明した。(共同通信 2010/12/21)イスラエル
パレスチナ人を迫害
人権団体報告 西岸で住居破壊
【カイロ=伴安弘】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは19日、イスラエルがパレスチナ・ヨルダン川西岸でユダヤ人入植地を拡大しているだけでなく、パレスチナ住民を差別的に扱っているとする報告書を発表しました。
パレスチナ住民への差別の一例として報告書は、西岸にあるパレスチナ人の村に電線を引くことや外国の資金による太陽光エネルギー事業を受け入れることを拒否しながら、この村に隣接するユダヤ人入植地にはいずれのサービスも施していることを挙げています。
報告書はまた、イスラエル管轄地とされた西岸の「C地区」と東エルサレムの実態について分析。両地区への入植活動は違法であるにもかかわらず、入植者が49万人を数え、パレスチナ住民の42万人を上回っていると指摘しています。
C地区ではパレスチナ人が制限なしに利用できる土地はわずか1%で、その他の土地はどう使うかが入植者にゆだねられ、軍事施設などに使われていることを国連の資料を基に明らかにしています。
さらに、この13年間にイスラエル政府はC地区で、「違法建築」だとしてパレスチナ人の住居2800戸を破壊、同じ期間に西岸の入植者人口が3倍になったとしています。
報告書はイスラエルに対し、パレスチナ住民の社会が制限なしに発展できるようにすべきだと要求。同時に米政府に対し、イスラエル政府が入植者支援のために支出した約14億ドル(約1180億円、2003年推定)と同額分の対イスラエル援助を停止するよう求めています。<C地区> パレスチナ・ヨルダン川西岸のうち、1993年のオスロ合意と95年の暫定自治拡大協定で行政権、警察権がともにイスラエル側にあると決められた地区。西岸の59%を占めます。A地区(同17.2%)は両権限がパレスチナ側にあり、B地区(同23.8%)は行政権がパレスチナ、警察権がイスラエルにあります。(しんぶん赤旗 2010/12/21)
イスラエル兵が非武装男性射殺か ヨルダン川西岸の検問所
【エルサレム共同】ヨルダン川西岸の北部ナブルス近郊にある検問所で2日、イスラエル兵がパレスチナ人男性を射殺する事件があり、イスラエル軍の初期調査の結果、男性は武装していなかったことが分かった。イスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)が3日伝えた。
男性は検問所の列を外れて兵士に近づき、停止命令を無視したとして射殺された。当初、男性は割れた瓶で兵士を刺そうとしたなどと伝えられたが、パレスチナのマアン通信は「男性は兵士から3メートル離れた位置で両手を上げていた」とする目撃者の証言を伝えた。
イディオト・アハロノト紙によると、男性は8発の弾丸を浴びていた。兵士は事情聴取に対し、身の危険を感じたと話しているという。(共同通信 2011/01/03)イラン核物理学者の暗殺に関与したモサド
アミーンザーデ解説員
「イランの核物理学者の暗殺を企てたのは、モサドの前長官だった」
このような見出しが、シオニスト系の新聞ハーレツに最近、掲載されました。ハーレツは、これについて、「(2002年から2010年の)8年間のメイール・ダガンのモサド長官時代、イランの核開発、およびパレスチナのハマスやレバノンのヒズボッラーの指導者たち、イランの学者らの暗殺という2つの問題に重点が置かれていた」としています。しかしながら、この記事だけが、イランの核物理学者の暗殺にイスラエルが関与していたとする報道というわけではありません。イギリスの新聞インディペンデントも、これ以前、イランの核物理学者2名が襲撃された後、モサドがこの事件に関わった、としました。この新聞は、「イランの核物理学者の暗殺は、イランの核開発を停止、あるいは遅延させるための、モサド、CIA、MI6の共謀の一部だ」としています。
2010年11月29日、テヘランで、シャヒードベヘシュティ大学の教授2名が、外国とつながりのある人物によって、暗殺の攻撃を受けました。この中で、マジード・シャフリヤーリー教授が殉教、その妻が負傷しました。また、フェレイドゥーン・アッバースィー教授がその妻と共に負傷しました。さらに、2009年1月には、テヘラン大学のイラン人教授、マスウード・アリーモハンマディ氏も襲撃され、殉教しています。
イギリスの新聞デイリー・テレグラフは、このような暗殺は、イランの核開発に対する間接的、かつ秘密裏に行われている戦争の一部だ、と分析しています。実際、アメリカとシオニスト政権イスラエルは、テロリズム、諜報活動、国連安保理の悪用といった手段を用い、またイランとIAEA国際原子力機関の協力を妨害することで、イランの平和的核開発を停止させようとしています。こうした流れは現在も続いています。アメリカのクリントン国務長官は、8日土曜より、アラブ首長国連邦から開始される中東訪問を前に、「アメリカの主な目的は、依然として、アラブ諸国を対イラン制裁に追従させることである」と述べています。
トルコのイスタンブールでまもなく行われる予定の、イランと6カ国の協議を前にしたこうした動きは、アメリカの政府高官にとっては、協議における圧力の手段ですが、イランの核物理学者の暗殺という犯罪行為を明らかにするものでもあります。イランと6カ国の協議はイランの提案と、双方の見解の共通点について、話し合いが行われることになっています。
実際、アメリカとイスラエルは、イランが他国の模範的存在となることを自らの損害になると見ており、イランの平和的核開発に対する西側の反発は単に、イスラエルの核兵器から生じる真の脅威を隠すため、別の脅威を生じさせるためのものなのです。いずれにせよ、アメリカとイスラエルの諜報機関が、イランの核物理学者の暗殺に関わっているという問題について、安保理はきちんと回答すべきでしょう。(IRIBラジオ日本語 2011/01/08)イスラエル軍 相次ぎ一般市民殺害
パレスチナ・ヨルダン川西岸
【カイロ=伴安弘】イスラエル軍が7日、パレスチナ・ヨルダン川西岸のヘブロンで、イスラム武装抵抗組織ハマスのメンバーと間違えて一般市民を殺害しました。イスラエル軍は間違いを認め、事件を調査するとしていますが、年明け以後、同軍による市民殺害が相次いでおり、抗議の声が高まっています。
7日に殺害されたのはアミル・カワスメさん(67)。イスラエル軍が狙ったハマスのメンバーの上の階に住んでいました。妻のソブヘイさんは「お祈りをしているときに」男たちに襲われて口をふさがれ、数発の銃声が聞こえたので寝室にいってみると、夫が血まみれで死んでいたとメディアに話しています。
事件はパレスチナ自治政府がハマスのメンバー6人を釈放した翌日に起きました。西岸のほとんどの地域はイスラエルが治安権限を持っています。同軍は他の民家も襲い、5人を逮捕したと伝えられます。
自治政府のルデイナ報道官は、6人のハマス・メンバーの釈放をハマスとの和解促進のためとし、イスラエルによる「この冷血な殺害とハマスの兄弟たちの逮捕を厳しく糾弾する」と述べました。
西岸ではガザ地区と異なり、イスラエル軍との衝突などはこの数年減っていました。しかし、1日には、分離壁に抗議するデモでガス弾の直撃を受けたパレスチナ人女性が死亡。2日には検問所で、ガラスのビンをもっていたパレスチナ人男性がイスラエル軍兵士に銃で撃たれ死亡するなど、同軍による市民殺害が相次いでいます。(しんぶん赤旗 2011/01/09)パレスチナ:ガザ市民4人、砲撃受け死亡 イスラエル「誤射」
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区で22日、少年3人を含む市民4人がイスラエル軍の砲撃で死亡した。軍は「誤射」だとしている。ここ数日、武装勢力がガザ地区から発射したロケット弾数十発がイスラエル領内に着弾し、軍が報復攻撃に乗り出していた。
AP通信によると、死亡したのはガザ市の一家で、少年3人と成人男性。他に13人が負傷した。少年たちはガザ市内の自宅の庭でサッカーをしていた。
イスラエル軍は、誤射だったとしたうえで、武装勢力が現場近くからロケット弾で攻撃してきたと主張した。(毎日新聞 2011/03/23)イスラエル:ガザ攻撃を継続 死者は市民含め18人に
【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆と砲撃を継続し、実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの戦闘員4人を殺害した。一連の攻撃が始まった7日以降のパレスチナ人死者は、市民を含め計18人となった。ガザの武装勢力からもこの日、ロケット弾や砲弾が20発以上イスラエル側に撃ち込まれ、5人が負傷した。
パレスチナ・メディアによると、イスラエル軍は9日朝、ガザ南部ラファでハマス軍事部門「カッサム旅団」の指揮官ら3人を乗せた車を爆撃し、殺害した。さらに戦車砲撃で別の戦闘員1人を殺した。
また、ロイター通信によると、イスラエル軍による8日の攻撃に伴う死者は9人に上り、11歳の少年や自宅にいた女性2人などが含まれた。軍はいずれも「軍事目標」への攻撃だと主張している。(毎日新聞 2011/04/09)イスラエル軍がパレスチナ人デモ隊に発砲、12人死亡
【エルサレム15日ロイター】イスラエル軍は15日、周辺国からイスラエルに越境・接近しようとしたパレスチナ人のデモ隊に発砲し、少なくとも12人が死亡した。イスラエル建国記念日に当たるこの日は、故郷を追われたパレスチナ人にとっては「ナクバ(大惨事)」とされており、イスラエル軍はデモ活動に警戒を強めていた。
デモが発生したのは、パレスチナ自治区のほかレバノン、シリア、ヨルダンのイスラエルとの国境付近。レバノン軍の情報によると、イスラエル側に入ろうとしたパレスチナ人のデモ隊にイスラエル軍が発砲し、10人が死亡、112人が負傷した。シリアでは、パレスチナ人数十人がイスラエルが支配するゴラン高原に渡った後、イスラエル軍の発砲で2人が死亡したという。
ヨルダンでは、抗議デモのため集まったパレスチナを支持する活動家数百人に対し、ヨルダンの警察が催涙ガスを使用。また、パレスチナ自治区ガザ付近では、デモに参加していた82人がイスラエル軍の発砲で負傷したと、医療関係者が明らかにした。
会員制交流サイトのフェイスブックでは、パレスチナ人に対し、イスラエルの国境でのデモ実施が呼び掛けられていた。
一方、イスラエルのテルアビブでは、アラブ系イスラエル人が運転する車がほかの車両や通行人に衝突し、1人が死亡、17人がけがを負った。この事件と今回の抗議デモとの関連性は現時点では不明。(ロイター通信 2011/05/16)イスラエル軍発砲でデモ隊の死者23人 シリアが声明
【エルサレム=共同】イスラエル軍は5日、占領地ゴラン高原との境界近くに押し寄せたシリアのパレスチナ難民らのデモ隊に発砲し、国営シリア・アラブ通信はハルキ保健相の声明として23人が死亡、350人以上が負傷したと伝えた。イスラエル側は、シリア政府が国内の反体制デモから国際社会の目をそらすため、死傷者数を誇張していると主張している。
イスラエル軍報道官は、約300人のデモ隊が現場に集結、うち約150人が境界を越えようとしたと語った。AP通信によると、デモ隊は5日夜には1000人以上に達した。一部は現場でかがり火をたき、座り込みを続ける構えをみせた。
5日は、イスラエルがゴラン高原などを占領した1967年の第3次中東戦争の開戦日で、アラブ人は「ナクサ(喪失)」と呼び、反イスラエル・デモ実施を呼び掛けていた。イスラエルのネタニヤフ首相は軍に「断固とした、だが抑制した対応」を命じていた。
ゴラン高原周辺などでは5月15日にも同様のデモがあり、イスラエル軍の発砲で13人が死亡した。同日はイスラエル建国(48年)で約70万人のパレスチナ難民が発生した「ナクバ(大惨事)」の日だった。(日本経済新聞 2011/06/06)投石で少年835人拘束 イスラエル軍、6年間で
イスラエルの人権団体ベツェレムは18日、イスラエル軍が2005〜10年の6年間に、イスラエル兵に投石したとして12〜17歳のパレスチナ人の未成年者835人を占領地ヨルダン川西岸で拘束、訴追し、うち約93%を軍事法廷で数日から20月の禁錮刑に処したとの報告書を発表した。無罪になったのは1人だけだった。
イスラエル国内の刑事法では14歳以下は投獄されないことになっているが、西岸では軍法制度が適用されるため、14歳以下で拘束された少年の約6割が投獄された。収監中は大半が親の面会も受けられなかったという。ベツェレムは「未成年者が夜中に拘束され、弁護士の接見もなく、暴力を振るわれながら1人で取り調べを受けることは珍しいことではない」と指摘。軍法でもイスラエル国内と同様に未成年者を取り扱うよう、関係当局に訴えた。(共同)(産経新聞 2011/07/19)投石の12歳まで投獄
人権団体 イスラエル軍を告発
パレスチナの未成年 835人拘束
【カイロ=伴安弘】イスラエルの人権団体ベツレムはこのほど、パレスチナを占領するイスラエル軍に投石したとして拘束されたパレスチナ人の未成年者の権利が侵害されているという調査結果を発表しました。
それによると、2005〜10年の6年間で、イスラエル軍は、ヨルダン川西岸と東エルサレムで投石した12〜17歳のパレスチナ人835人を拘束。イスラエルの軍事法廷で裁かれ、93%が数日間から20カ月の禁錮刑を言い渡されました。無罪は1人だけでした。
イスラエルの刑事法は14歳未満の少年の投獄を禁じていますが、12〜13歳の少年も34人いました。
同団体が50人を対象に聞き取り調査をしたところ、30人が深夜に逮捕され、家族の同伴も許されませんでした。
19人が尋問中に「暴力的に扱われ、脅された」と答え、23人が拘束中、風呂場の使用や飲食も禁じられたといいます。
同団体は、軍事裁判でも未成年者には保護者の面会が許されるなどの特別の措置がとられる決まりになっているが、それも行われていないと指摘。「その結果、多くの未成年者が自白を強要され(取り調べ当局との)取引に応じている」と指摘しています。
イスラエル軍は18日、投石は重大犯罪行為だとし、この報告書を「バランスを欠くものだ」と非難する声明を出しました。(しんぶん赤旗 2011/07/22)イスラエル:ガザ地区を空爆、少年ら7人死亡
【エルサレム花岡洋二】イスラエル空軍は18日夕から19日未明にかけて、パレスチナ自治区のガザ地区各地を空爆。ガザを拠点とする武装組織「パレスチナ民衆抵抗委員会」(PRC)の幹部ら5人のほか13歳の少年と2歳の男児を殺害した。パレスチナのマアン通信などが報じた。軍は18日午後にイスラエル南部で起きたバスなどへの銃撃事件にPRCが関与したとみており、報復目的の攻撃となった。
ネタニヤフ首相は空爆後にテレビ演説し、「テロ行為をした組織の幹部を除去した軍と治安当局を称賛したい」と語った。これに対し、PRCは銃撃事件への関与を否定した。(毎日新聞 2011/08/19)支援船急襲:イスラエル軍は「過剰」…国連調査委報告書
【エルサレム花岡洋二、ニューヨーク山科武司】パレスチナ自治区ガザ地区へ向かった支援船団をイスラエル軍が急襲し、トルコ人活動家ら9人が殺害された昨年5月の事件について、国連の調査委員会はイスラエル軍の武力行使を「過剰」と判断、適切な遺憾表明と遺族への賠償金支払いを勧告する報告書をまとめた。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が1日報じた。イスラエルはトルコへの謝罪を拒否しており、トルコ政府は2日、イスラエルの駐トルコ大使に国外退去を要求、両国関係の悪化は決定的となった。民主化要求「アラブの春」で地域情勢が激変する中、中東最大の友好国だったトルコを失えば、イスラエルはますます孤立を深めることになる。
報告書は全105ページ。イスラエル軍による急襲を「最終警告もなく過剰で不合理」と指弾し、複数回にわたり撃たれた犠牲者もいたと指摘した。ただ、イスラエルによるガザ周辺海域の封鎖については、武装勢力への武器密輸を防ぐ「合法的な警備手段」と理解を示した。
一方、船団側にも「無謀に封鎖を突破しようとして不必要に事態の悪化を招いた」と指摘した。
報告書は「中東の安定に向け関係修復すべきだ」とイスラエル、トルコに和解勧告し、イスラエルにはガザ封鎖のさらなる緩和などを求めている。2日にも公表される見通し。
報告書が明らかにされたのを受けてトルコのダウトオール外相は2日、アンカラで記者会見し、イスラエルの駐トルコ大使に国外退去を求めたと発表。双方の大使館代表も2等書記官級に格下げとなる見通し。トルコは昨年の急襲事件後、すでに駐イスラエル大使をトルコに帰国させている。軍事的な協力関係も全て停止するという。
国連は昨年8月、ニュージーランドのパーマー元首相を委員長とする調査委を設置。イスラエル、トルコ双方の調査を受けて関係者から聞き取りなどを実施した。
イスラエル紙ハーレツによると、ネタニヤフ首相は6月、総選挙に勝利したトルコのエルドアン首相に祝福の私信を送り、「関係修復」を模索。これとは別に、両国幹部が米国の協力で極秘に会談もしていた。
親イスラエルだったエジプトのムバラク政権が「アラブの春」で倒れ、レバノンではイスラエルを敵視するイスラム教シーア派組織ヒズボラが政権を主導するなど、「四面楚歌(そか)」のイスラエルはトルコと関係修復したいのが本音だ。しかし、国内世論向けに妥協できず、最終的に謝罪しないことを決定した模様だ。
一方、トルコにも周辺イスラム諸国との関係強化を外交の柱にする立場上、イスラム民衆の怒りを買った事件で軟化できない事情がある。このためトルコは対抗措置として、パレスチナが9月に国連で目指す国家承認決議への全面支援なども検討しているという。(毎日新聞 2011/09/02)パレスチナ:イスラエルの占領政策で損失5300億円
【ラマラ共同】パレスチナ自治政府のアブリブダ経済相は29日、ヨルダン川西岸ラマラで記者会見し、イスラエルの占領政策による自治政府の10年の経済損失が国内総生産(GDP)の約85%に当たる総額約69億ドル(約5300億円)に上ったとの報告書を発表した。アブリブダ氏は「占領はパレスチナ経済にとっての大きな障害だ」と指摘。こうした事実こそが「国連加盟と占領終結の必要性を訴える理由の1つだ」と強調した。
報告書によると、イスラエルはパレスチナに対し、ヨルダン川からの取水を事実上禁止し、西岸の天然資源の採掘を制限して「自国経済のために使っている」ほか、輸出入を規制、死海などの観光資源を独占しているという。ガザの境界封鎖による損失も算入した。(毎日新聞 2011/09/30)イスラエル:ガザ空爆、2人死亡 軍事施設に隣接の民家、少年ら
【エルサレム花岡洋二】AP通信などによると、イスラエル軍は9日早朝、パレスチナ自治区ガザ地区にあるイスラム原理主義組織ハマスの軍事訓練施設を空爆した。隣接する民家の少年(12)と父親(42)が巻き添えで死亡し、5人が負傷した。イスラエル軍は声明で遺憾の意を表明する一方、ハマスが「『人間の盾』を使っている」と非難した。
イスラエル軍の発表などによると、ガザ市内の人口密集地にあるハマス軍事訓練施設に貯蔵されていた爆発物が攻撃で引火し、隣接する民家に延焼した。
イスラエル軍は8日、ガザ市内を走行中の乗用車をミサイル攻撃し、乗っていた武装勢力メンバー2人を殺害した。うち1人は今年8月、イスラエル人8人が殺害された攻撃の計画立案に加わり、新たな攻撃計画を準備していたという。(毎日新聞 2011/12/10)イスラエル軍:ガザ空爆を継続 巻き添えで少年死亡
【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は11日もパレスチナ自治区ガザ地区を断続的に空爆した。3日連続の空爆で、武装勢力「パレスチナ民衆抵抗委員会」幹部を含む戦闘員16人が殺害されたほか11日には、巻き添えで登校途中のパレスチナ人の少年(12)が殺された。
ガザの武装勢力が9日、イスラエル領に迫撃砲を撃ち込んだのをきっかけにイスラエル軍が空爆を始めた。その後、複数のパレスチナ武装勢力が報復で百数十発のロケット弾や迫撃砲を、イスラエル南部の中心都市ベルシェバやアシュドッドに向けて発射するなど攻撃の応酬が続いている。イスラエル側では、ガザ境界近くの農場で働くタイ人労働者ら6人が負傷した。(毎日新聞 2012/03/11)
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