リヴァイアサン![]() 窪塚洋介が心配だ。 なぜと聞かれても困るが、兎に角心配なのだ。自殺だとか、ドラッグのせいだとか、様々な憶測が飛びかっているが、9階から落ちてしまった事は事実。その衝撃たるものや・・・、想像を絶している。 窪塚君は『GO』という映画で主役の在日の高校生を演じていたときから注目していた。島国・ニッポンに根強く残る問題を、今までにない、若い世代特有の軽いノリで(あくまでも表面的な面で)、力強く描いた本作は、窪塚君の躍動感溢れる好演も相まって、なにか今までにない可能性を感じたものだ。 ・・・・・ 前回に引き続き、ポール・オースターの未読の小説『リヴァイアサン 』を読んだ。 一人の男が製作中の爆弾の暴発で死んでしまう。男はアメリカ各地の自由の女神像を狙い続けた自由の怪人。この小説の語り手である作家の友人である。友人はなぜテロリストになったのか・・・作家は作中で克明に語り、その謎を説きほどこうとする。 元々コラムニストだった友人は事故で四階から落ちてしまう。これは作中の大きなキー・イベントなので多くは言わないが、落ちた理由はただの事故でなかったんだと、友人は病院で反芻する。落ちてしまうような状況を自分で作り上げてしまったことが原因だと。そして、その状況に追いやった自己破壊への衝動は、つまりは自己欺瞞を繰り返す自分に耐えられなくなったからだと。 本の題名が示す様に、物語自体は国家と個人を絡めた問題をテーマに据えている。だから、この小説を先の窪塚君と結びつける気は全くないのだけれど、読んでいた小説が自分が気にしていた事件と同じような展開を見せるのでどうしても色々と考えてしまう。まして、小説が良質なものだとなおさらだ。 あまり自分の事を考えないように、日々を暮らしていくと、いつか耐えられない日が来てしまうかもしれない。 自分に正直でありたい。 Posted: 月 - 7月 19, 2004 at 02:18 午前 |
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Total entries in this category: Published On: 11 26, 2004 12:45 午前 |
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