コンパクトデジカメは使えるか?
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| N氏のお買い物
コンパクトと書いているが、このカメラ自体はそれほどコンパクトでもない。 パナソニックに恨みがあるわけでも、写真のデジカメDMC-FZ10のできが悪いわけでもないのだが、ちょっと気になることがあるので書かせていただく。 私をVリーグに引きずり込んだN氏が新しくデジカメを買った。型落ち品とはいえ、35mm換算で35mm〜420mmの光学12倍ズームでありながら、F2.8という明るさを実現したライカDCバリオ・エルマリート搭載のかなり高級なデジカメである。 N氏は某カメラチェーン店でこのデジカメを買うにあたり、バレーボールの試合を撮るために買うと店員に告げ、店員が薦めた機種がこのデジカメであった。 室内競技をノーフラッシュで撮るわけであるから、F2.8の明るいレンズはありがたい。また420mmまでの望遠性能もありがたいはずである。 さらにカメラ初心者のN氏にとって何よりもありがたい機能がこのデジカメにはついていた。手ぶれ補正機能である。店員が薦めるなりの理由はあるように思えた。 (このカメラの詳しい性能については下記URLを参照)
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致命的なシャッターラグとノイズ |
新品のFZ10を片手に意気揚々と小野市体育館へ乗り込んだN氏。しかし、撮れた絵(写真をクリックすると拡大表示されます)は左のようにちょっと悲しいものであった。
左の絵は2304×1728の元ファイルを800×600にリサイズしているので、けっこうシャープに写っているように見える。また、色の再現性はかなり優秀である。 |
しかし、一番手前の選手が被写体ブレを起こしている。歩く程度のスピードでぶれるのだから、スパイクを打つ、あるいはジャンプサーブを打つ選手を鮮明にとらえるのは難しいことがおわかりいただけるだろう。 また、等倍で見ると印象は変わる。元のファイルの一部を等倍にしたのが右端の写真(写真をクリックされたし)である。 「なんじゃ、こりゃ〜!」である。甘い描写にノイズの嵐! 室内撮影なのでISO400(この機種の最高感度)で撮影している。それでもF2.8で1/30〜1/60程度のシャッターしか切れないのである。初心者が1/30で切ってもブレないのはさすが手ぶれ補正機能。しかし、この画像ではデジカメプリントを頼む気力も失せてしまう・・・ |
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| DMC-FZ10 |
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| 室内スポーツは撮れない! |
N氏はこのカメラ本体に加え、テレコンバージョンレンズも購入している。合計価格は優にEOS KissデジタルやニコンD70を買えるほどであった。それだけ出費して、この絵は悲しい。 KissデジやD70ではなく、FZ10を薦めた店員にちょっとモノ申したい。デジ一眼であれば、ISO1600の高感度で1/120〜1/250程度のシャッターを切れるのだ。たとえ手ぶれ補正機能がなくても、このシャッタースピードの差は大きい。さらにCCD(CMOS)サイズが大きいので、ISO1600にあげてもここまでノイズはのらない。付け加えていえば、EVFのファインダーよりダハミラーとはいえ一眼レフファインダーの方がスポーツ撮影には有利なはずである。 さらに差のあるのがシャッターのタイムラグである。 この試合でN氏は高橋のジャンプサーブも、杉山の移動攻撃も、大友のスパイクも写真に収めることはできなかった。 N氏にFZ10を薦めた店員は自分では写真を撮らない人なのであろう。そういう店員からモノを買うとひどい目に遭うという見本のような出来事であった。
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