髑髏旅館忍びの城コーナートップHere
2005年10月03日 更新

別名:史上最強の駄目男候補であるタクト(リウ)ウォッチ記録
******FILE 2(Phase:06〜10)******

Phase:06 争いと逃避と
脚本:山口宏 作画監督:中井準・大塚健 画コンテ・演出:大橋誉志光
いきなりの嵐。そして、そこに表示されるサブタイトル。はい、そうです。本編も嵐の予感、ですね。どきどき、わくわく。
何たって、「EX-1、JAILより離脱!」で始まるのですから。もちろんハティ(&ウォルトン)も一緒です。脱走というよりも、家出というか、駆け落ちというか、どうもそういう感じを受けてしまいます。それにしても、フューネラルはちと甘すぎやしませんか?いくら嵐のせいで追跡が間に合わなかったとはいえ、フランクをあっという間に見失ってしまうとはお粗末な。生身のハティを連れている以上、フランクとて無茶な飛行はできないはずなのに・・・。コマンダー・イネスの「探せ!世界の裏側までも・・・」という言葉はお素敵ですが、お粗末感はどう頑張っても拭えませんぜ(^^;

というところで、“家出の原因”に話は戻ります。
前回の“戦果”を踏まえ、フランクをフューネラルの戦力として組み込むことになったらしく、演習場でテスト&訓練を行うフランク。ハティのことを「切り札」扱いするコマンダー・イネスと、それに対して反抗的な態度をみせるスー。どうやらスーちゃんはハティのことがとても可愛いらしい。あれこれと気にかけてあげています。
それはともかく、フランクの訓練は続きます。『市街地における順応テスト』では、ダミービルが展開する中を、ハティの声で誘導されるフランクがどうにも健気でいいです。ハティの「左はフォークを持つ手!妖精くんの大きい手!」という誘導コメントもらぶりぃ。そんなほのぼのとは裏腹に、「古来より鹵獲兵器を用いるのは戦争の定石だ。」「しかし戦車や戦闘機は、自分の意志で動いたりはしませんよ。」という会話をしているコマンダー&キャプテンがまたよろしいですねぇ。
だがしかし、よーく考えてみると、フランクのフューネラルへの配備、そして実戦投入というのは、いくら何でもおかしな話なんですよね。だって、フランクは鹵獲兵器じゃないもん。“エイリアンのパッチワーク”だもん。そんな怪しげなもの(しかもMORUGUEで実験スタッフを全滅させている(ことになっている))を平気で前線に配備するなんて、とても考えられません。となると、何らかの思惑を持った誰か、がいるってことです。MORUGUEでの“事故”を仕組んだ奴、それをタクトの証言も無視して“スタッフの暴走行為”のせいにした奴・・・それは一体、誰?その誰かの思惑の中で、コマンダー・イネスは踊らされているの?ぐふふ、このヤバい感じがたまりません(おい)。

次のテストは『射撃音に対する慣熟テスト』・・・うわ、射撃音ですか。何てこった。視聴者にはこのあと起こることが予想できてしまうわけですが、フランクを実戦投入するには重要なテストですからね。仕方ありません。ザルク1&3が発進して、フランクの両脇に着地。フランクは咄嗟に身構えますが、ハティの「駄目だよ妖精くん。それはともだち。壊しちゃ駄目!」という言葉におとなしくなります。ともだち・・・ともだちかなぁ。ともだちかもね。でも、あんなともだち、イヤだなぁ。などと考えてしまいますが、おおっとネタバレ回避(笑)。
そこまではいいのですが、肝心の射撃が始まると、フランクではなくハティの方に異常が発生してしまいます。ハティは「この音、イヤ・・・!」とつぶやき、気を失ってしまいました・・・。

ハティの意識の深層に刻み込まれた恐怖(両親を失ったときの記憶らしい)が、銃声によって呼び覚まされる・・・このことを知ったコマンダー・イネスは、「早急に改善の必要があるな。」とカウンセラーを手配。これにはスーちゃんが黙っていません。改善って何よ、改善って。ハティをモノ扱いするなんて。そりゃ怒るのも当然ですね。
しかし、コマンダー・イネスも必死です。ハティ以外にフランクを“制御”する手段が見つからないのですから。ここでの「ノグチ博士か、せめて2人のスタッフが生きていれば・・・」というコマンダーの言葉と、あくまで無表情でそれを受け止めるリウ、という構図は燃えますが、タクト・カネシロとしては「いきなり連れていかれて無理矢理実験に参加させられたんだ!制御方法なんて俺が知るかよ!うがあっ!」と暴れたいところでしょう(^^;
そんな無表情なリウを、ダンが責めます。前回、ハティを使ってフランクを誘導してみせたことについての責任を問うているのです。けれども、リウはあくまで涼しい顔。あちゃー、そういう態度だから、ダンにますます睨まれるんだよー、リウ。でも、それがリウだしなぁ。あっはっは(笑ってどうする)。
そしてその頃ハティは・・・「もうやだ、やだよ・・・おじいちゃん・・・」と泣きじゃくっていました・・・。

以上、家出の原因のおさらい、終了。家出したフランクたちに話は戻ります。どこに行こうか考えていたハティは、「そうだ、おうちに帰ろう。」と決めました。
一方のフューネラルでは、もちろんフランクの捜索が始まっていました。嵐の中にザルク全機が飛び立ち、捜索スタートです。さらに、「脱走は二度目だ。知られるわけにはいかん。」と、フューネラル基地には高レベルの情報管制が敷かれます。

さて、ザルク5の中のリウは・・・ありゃりゃ、回想中ですか(^^;
雨の中、リウの部屋の外に立つマキ。真っ赤なワンピースが、ハティと重なります。で、コワイのが手に赤いカサを持っているのにそれをささないでずぶ濡れだということ。うぎゃーっ、私、マキちゃんは結構好きなのですが、これはコワすぎですよ〜。そして、そんなマキに、

「レポート手伝ってあげてただけだって。信じてくれよ。」

と、いかにもなヘボい言い訳をするタクトが情けない。駄目男度:1アップ。
まあ、何ですね、要するに、浮気発覚!という修羅場なわけですね。まったくもう、タクトってば(苦笑)。タクトは駄目駄目ですが、マキちゃんもコワイ。

LIAR(うそつき)

と、床に雨で書き記しているんですもの。うぎゃーっ。そんなコワイ女、私ならごめんです。逃げちゃいます。でも、タクトはどうやらマキちゃんにめろめろらしく(だったら浮気なんてするな!(爆))、マキの前髪をくしゃっとしながら、

「ばかだなお前。それくらい、ちゃんと口に出して言えよ。」

と優しく言うのでした・・・。
・・・って、書いているだけでむずむずしてきたんですけど(^^;

そんなむずむずする(おい)回想の末、リウは「うそつき、か・・・」とつぶやくのでした。そう、もちろん、前回のハティの「うそつきの悪者くん!」が効いているわけですね。ぎゃはははは。情けなくてナイスだぞ、リウ。というわけで、このタイミングで駄目男度:1アップしてみました(笑)。
かくしてリウは、「ただのカンですよ。」という甚だいい加減な理由で捜索エリアの拡大を求め、コマンダー・イネスはそれをあっさり許可するのでした。そして、

「化け物に、決して安住の地はありません。」

という余計な言葉(笑)を残して飛び去るザルク5・・・。

Bパート。ハティの家・・・のあったところ。完全に焼け落ちてしまって、何も残っていません。手にするとぼろぼろと崩れる家の残骸。祖父の幻。ハティは小さな子供のように大きな声をあげて泣くのみです。静かなピアノのBGMが凶悪・・・。おろおろしているように見えるフランクがさらに泣かせます。
そこに、軍のパトロールヘリがあらわれました。ハティは敏感にその音に気付いて身を隠しますが、残念ながらあたり一面焼け野原、フランクが隠れるところなどありません(涙)。というわけで、フランクは思いっきり発見されてしまいました。ヘリはヘリで、そんなところにそんなものが突っ立っているとは思ってもみませんでしたから、動揺して攻撃を仕掛けてしまいます。だあーっ、また銃声かよ!駄目だって言ってるじゃん!しかも今回は音だけではなく、弾丸(跳弾かな?)がウォルトンに当たってしまった!
こうなっては、フランクも黙っちゃいません。ヘリに向かって手をあげ・・・たところで、さきほどの訓練のときの「あれはともだち。」というハティの言葉を思い出してしまったのです。うう〜、泣かせるのぉ。やむなくフランクは、覆いかぶさるようにしてハティとウォルトンをかばうのでした。

そのパトロールヘリが送った通信をリウがキャッチ。現場に急行しつつ、フューネラル本部へも通信を送ります。軍のヘリに見つかってしまったわけですから、「これで逃走が露見しましたね。」と言うキャプテンの言葉は正しい。けれども、コマンダー・イネスは違います。「いや、まだだ。准将に軍を抑えてもらう。」と、ホットラインを手にするのでした。いやはや、何とも。これまでにも何度も書いていますが、本当に、フューネラルってどんな立場のどんな組織なんでしょうか?
という間に、ザルク5は現場に到着して、弾切れになったヘリにパンチを食らわせようとした(そりゃ、弾切れになるほどばんばん撃ってくる奴が“ともだち”なわきゃねぇっ!)フランクの前に降り立ちました。パンチを受け止め、フランクと対峙するザルク5。おおっ、これはもしかして、思ったよりも早くめぐってきたリウのフランクへの“復讐”のチャンスなのですかぁっ!
フランクの顔に銃口を突きつけるリウ。
呼吸が荒くなっています。
今回は大丈夫、練習機ではありませんから、弾丸もたっぷり入っています。
引き金に指をあてるリウ。
だがしかし・・・リウはフランクの背後に、傷ついたウォルトンにすがるハティを見てしまったのでした。
そのままの姿勢で、緊張の時間が続き・・・そして・・・そして・・・

リウは銃をおろしてしまいましたとさ(^^;

ま、ま、ま、ま、待てい!せっかくの復讐のチャンスだぞ!復讐のために、全てを捨ててここまでやってきたんじゃないのか!まだほんの6話だというのに(笑)、もう骨抜きか!というか、最初から君には復讐なんてものは無理だったんじゃないのか!いやもうたまらん。駄目男度:一気に5アップです。

リウはザルクから降りて、「お願いだから行かないで、ハティをおいて、妖精の国へ!」とウォルトンにすがって泣いているハティに近づきます。

「もうわかっているはずだ。妖精の国なんか、どこにもないことは。」

冷たい台詞のようですが、その口調はリウとは思えないほど(笑)優しい。リウは、早く帰って手当てしないとウォルトンが死んでしまうと告げ、「諦めろ。どこに逃げようと、お前たちに安住の地はないんだ。すぐに見つかって、銃で狩り出される。」と言うのでした。
もうここからは、ハティに言っているのか、フランクに言っているのか、自分に言っているのか、完全にわからなくなってしまいます(^^;

「なぁ・・・今が辛いから、懐かしい過去の記憶にすがりつく、それはわかる。」

「どんなに強く望んだとしても、二度と過去は取り戻せない。ただの記憶の中の幻だ。失ったものは、そう、永遠に帰ってきはしない。・・・永遠にな。」

リウ、雄弁です。語っちゃってます。
が、ちょっとハティには難しいと思われます。自分でもそれがわかったのでしょうか。

「言っていることがわからなくてもいい。それに、俺はうそつきだからな。」

うそつき、きたーっ!こだわってるよ、リウ。ハティの「うそつきの悪者くん!」発言がよほどショックだったんだねぇ。
でも、こんな自嘲の台詞を口にしていても、今のリウの口調は本当に優しい。いや、でも、そんな優しい口調に騙されないぞ(誰も騙してなんか)。「俺はうそつきだからな」はポイント高いっす。駄目男度:1アップ。

「お前が、いや、俺たちがいられる場所は、あそこしかないんだよ。」

俺たち、きたーっ!(もう興奮状態)
そう言って、ハティにさらに近づくリウ。弱々しくかぶりをふるハティ。右手をあげるリウ。思わず身をすくめるハティ。しかし、リウの右手はハティの帽子にぽんと置かれ・・・。そして、リウは帽子をぺこぺこ揺らしながら、

「ばかだなお前は。」

・・・もう駄目じゃん。リウ。ハティとマキを完全に同一視ですか。
だから、リウは引き金を引けなかったんでしょうね。全てを捨てて復讐に生きるつもりが、ハティに出会ってしまって“欲”が出た。フランクを撃ったらハティが悲しむとかハティに嫌われるとか、そういう思いもあったでしょう。加えて、ハティと一緒にいられるならそれもいい、という思いも。
これが、「ハティに惚れちゃったから」だったら健全(笑)なんですが、今のところは単にハティとマキを同一視しているだけですから、思いっきり不健全。しかもへたれ、駄目駄目。ここはもう、駄目男度:5アップしかないでしょう!

「帰ろう、一緒に。」

という優しい言葉には不覚にもぐっときますが、いかんいかん。ハティも、こんな男に騙されちゃ駄目よーっ!(おいおい)
とはいえ、リウの説得のおかげでウォルトンも元気になったので、悪いことばかりではありません。フランクも基地に戻ってめでたし、めでたし・・・なはずはないわけで、二度も脱走したフランクには軍の手で“保険”が用意されました。フューネラル基地に届けられたその“保険”とは・・・?

 
寂寥のフォトグラフ 瞼の裏の感光紙は、ただ、黒く
見慣れた昨日すらも
次回は、逃避と追憶と
 
◆◆◆現在のタクトの駄目男度:31(え、上昇しすぎ?)◆◆◆

Phase:07 逃避と追憶と
脚本:北嶋博明 作画監督:西田亜沙子・仲盛文 画コンテ・演出:矢口夏美
コマンダーとキャプテンの前にはフューネラルのエムブレム入りのケース。厳重にロックされたその中には、鍵穴。2人はそれぞれ鍵穴にキーを差し込み、タイミングを合わせて回す・・・と、表示される『LOST』の文字。一体、これは、何?
そのあとで交わされる「こうならないことを祈るよ。」「目的のためには、手段を選ばないのですね。」「選ばないのではない。選べないのだ。」という緊張感ありまくり(かつギスギスしまくり)の会話から察するに、これは前回ラストの“保険”絡みであることが推察されます。ここでサブタイトル。

舞台は変わって、ミーティング中のフューネラルメンバー。二度も逃亡したフランクを正式配備すること、そしてそのためにハティを利用することに、強硬に反対するスー。スーがハティを可愛がっている、というのを抜きにしても、スーの言うことは至極もっともです。逃亡したしないはさておき、あんな得体の知れないフランクを“同僚”として扱うってのは普通は考えにくいですし、ハティは思いっきり民間人ですし。けれども、それでもフランクを使うしかないフューネラルの事情って・・・(わくわくどきどき)。
ここで、前回の“家出”からなぜハティは戻ってきたのか、という話になり、そのいきさつを最もよく知っているであろうリウに話が振られます。えーっとねぇ、前回はねぇ、リウが珍しく雄弁に語っちゃってねぇ・・・と説明してあげたい気持ちは山々です(笑)が、リウはあくまでクールに

「わかったんですよ。自分の居場所はここにしかないって。」

と言うのみ。我々視聴者にはそれで通じますが、フューネラルメンバーにとっては「何だそりゃ」でありましょう。まったくもう、取り付く島のない男です(^^;

とにかく、逃亡癖のある(何か違う・・・)フランクには、結局“首輪”がつくことになりました。これがいわゆる“保険”ですね。ギネビアが「首輪、というよりはまるで仮面ね。」という感想を漏らしたとおり、“それ”はフランクの顔にかぶせられた仮面にしか見えません。
その取り付けにあたっては、イヤ〜なやりとりがありました。普通にそんなものを取り付けようとしたら、フランクは当然嫌がるでしょうから、ハティを使ったのです。しかも、コマンダー・イネスが「妖精くんが怪我をしないように」と猫撫で声でハティにお願いしたのです。うぅ〜、かなりイヤな猫撫で声です。紗ゆりさん、名演技。けれども、イネスのやさしげな微笑みとかそういうもの(どういうものだ?)に免疫がないらしいハティは頬を染めてしまっています。うわーっ、コマンダー、えげつないっすよーっ(じたばた)。かくしてハティは、フランクに「妖精くん!それはお守りなんだから、じっとしてなきゃ駄目!」と言い、その結果、“それ”は無事にフランクの頭部に取り付けられたのでした・・・。
ところで、それ、だの、保険、だの、首輪、だの、仮面、だの・・・自分で書いていてもちょっとイライラします(苦笑)が、まだ劇中では詳細が明かされていないんだから仕方ない。ただ、“それ”はフランクの居場所を特定し、さらに頭部の電気パルスを計測する機能も持っているため、エイリアンの謎が解けるかもしれない、というのは気になりますね。そんな会話を聞きながら、

ノグチとマキのことを白黒で回想

しているリウは、相変わらず情けなくてナイスです。加えて、ここでリウの口から

「フランク・・・EX-1の創造主は、奴をそう呼んでいた。」

という言葉が出ることにも注目ですね。いくら同僚たちの口から“フランケンシュタイン”という単語が出たとはいえ、普段はものすごーーーく無口なくせに、こんなところで唐突に口を挟むのは胡散臭いんじゃないか?リウ(^^;

というところで警報。エイリアンの襲来です。自動迎撃システムによる攻撃は外れ、エイリアンは大気圏に突入してしまいました。しかも、着陸予測地点はイエローゾーンの内側!?こりゃぐずぐずしてはいられません。フランクの首にボルトが打ち込まれました(ぎゃ、痛そう!何なんだよ!これ!)。
さて、イエローゾーンの内側に襲来ということは、フューネラル基地からも近いということ。よって今回はミステルの発進ではなく、ザルク1&3の直接発進です。オープニングでお馴染みのザルクの“ワンダバ”に燃え&萌え(我が家のオタクNeCoRo・レイもエキサイト!)。ダンとギネビアの「エイリアンのパッチワークにお株を奪われるのは面白くないわね。」「ルーキーにはベンチを温めさせておけばいいさ!」というやりとりもナイス。ダンの言う“ルーキー”には、もちろんフランクだけではなくリウも含んでいるんでしょうね。そのあたりがバレバレなところが、ダンの可愛いところ?(笑)
そんな2人は、見事な連携攻撃でエイリアンを仕留め・・・たと思ったら、ええーっ、ギネビア機の放った弾丸はエイリアンの頭部を貫通してしまった!?しかも、その貫通した穴はすぐに塞がった!?何とまぁ、今回のエイリアンも“プログレッシブ・エイリアン”だったのでした。このタイプは初物(笑)であったようで、タイプM1と認定されています。それはともかく、ここでリウが

「局所的に液相に変わったんだ。相転移のようだ。」

なんてさらりと説明しているのにはどきっとしますねぇ。そりゃまあ、タクトの専門分野にかなり近そうではありますが、いや、だからこそ、そんなことを不用意に口にするのってどうよ?と思いますねぇ。君は今、タクト・カネシロじゃなくて、リウ・ソーマなんだよ?まったくもう・・・というわけで、駄目男度:1アップ(苦笑)。

その間に、フランクの方は準備が整っていました。取り付けられたものは、フェイスガード&ネックボルトだそうです。フランクの位置を発信し、フランクの頭部の電気パルスを計測し、そして“保険”の機能を持っているとのことですが・・・かなり禍々しいルックス。ハティはとても心配そう。
そんなハティと、キャプテン、スー、リウ、そしてザルク4&5を乗せて、ミステルが発進します。何しろ、ダンとギネビアはエイリアン相手に大苦戦中。レッドゾーンには行かせない!と頑張る2人ですが、自在に身体を液状にしてしまうエイリアン相手では、頭を完全に吹き飛ばしても駄目。そうこうしているうちに、ギネビア機がエイリアンに吹っ飛ばされてしまった!どうやらザルクは機体は頑丈だがパイロットの身体にやさしくない設計らしく(わくわくどきどき)、ギネビアはかなりのダメージを受けています。
というところに、ミステルとフランクの到着です。フランクの「お守り」とセットで、ハティも「変な服」(ハティ談)を着せられて、あれこれモニターされて、しかもそれがフランクに転送されているというのが何ともイヤな感じで素敵。確かに、フランクがハティの何に反応しているのかが明確ではない以上、仕方がないのでしょうが・・・スーちゃんが苛立つ気持ちもまたよーくわかる。しかも、またしてもコマンダー・イネスが「ハリエット、妖精くんに頼んでくれない?悪い奴をやっつけてくれって。さあ、早く。」などと猫撫で声の通信を送っていますので、こりゃ苛立ちも倍増でしょうねぇ・・・。

Bパート。フランクとエイリアンが対峙します。ハティの声を受けてフランクは動き出し、エイリアンにパンチを繰り出しますが・・・手ごたえなし。それどころか、必殺の左腕パンチも効かず、さしものフランクも苦戦です・・・。
こうなっては軍の出動を要請して核を用いるしかない、とキャプテンが進言しますが、コマンダー・イネスは「ピッチャー交代には早すぎる。」とそれを拒否。そのかわりイネスが選んだ道は・・・冒頭のケース&キーでした。これにはキャプテンも動揺して、つい「EX-1を失っても構わないのですか!」と大声を出してしまいました。スーもリウもびっくり。
キャプテンはハティに聞かせないように合図をして、スーとリウに“最重要機密”について説明します。フランクの首に取り付けられたボルトには、熱核弾頭が仕込まれていること、そしてコマンダーとキャプテンのキーでそれが起動することを・・・。それを聞いたスーはハティを気遣い、一方のリウは

「奴には殉教者になってもらえばいいじゃないですか。」

と口元に冷たい笑みを浮かべます。自分が手を下すまでもなく、フランクが派手に散ってくれることを喜んでいるようです。でもなぁ、せっかくフューネラルに入り込んでフランクに近づいたんだから、自分の手で復讐したいとは思わないのかなぁ?まあ、首のボルトに仕込まれた熱核弾頭で消えるというのは、かなり悲惨な最期ですから、それで気が済むのかもしれませんが・・・。
かくして、キャプテンは「あなたが守りたいのは平和ですか。フューネラルとしてのメンツですか。」とコマンダーへの抵抗を示しながらも、キーを手にします。カウントダウン。3、2、1、ゼロ。辛そうな表情でハティの目を塞ぐスーちゃんがとてもいい。
しかし・・・何も起こりませんでした。キャプテンが土壇場で裏切ったのです。いや、裏切った、は人聞きが悪いな。「居住エリアへの被害」を考えて踏みとどまった、と言うべきでしょう。住民の避難は済んでいるようですが、問題はユニバーサル大学が近くにあることでした。ユニバーサル大学!その名を聞いて

「はっ!」として回想モードに突入するリウ

が素晴らしい。歌を歌うマキをナンパ(笑)したこと、ハロウィンパーティーで一緒に仮装したこと、ロケットの打ち上げを一緒に見たこと、自転車で二人乗りして走ったこと・・・嗚呼、ユニバーサル大学には楽しくて懐かしくて甘酸っぱくてこっぱずかしい思い出がいっぱいね☆(爆)正体を隠してリウ・ソーマになったことなんて忘れちまったかのように、思いっきり「はっ!」として回想に入ってしまうリウ、最高です。駄目男度:2アップ。
さらに、ハティの「妖精くん!」という声で現実に引き戻されて、「妖精くん、可哀想だよぉ!誰か助けてあげてよ!」と懇願するハティとマキが思いっきり重なって見えちゃっています。ぐはあっ。リウ、もう駄目です。駄目男度:さらに1アップ。

そして、リウは動きました。キャプテンとコマンダーとの通信に割り込んで(おい)、「自分に考えがあります。」と言ってしまったのです。液状になって攻撃を受け流すエイリアンならば、かちんこちんに固めてしまえばいいというのはSFもの・ロボットものなどではかなり王道ではありますが、そのために使うアイテム・液体酸素をユニバーサル大学のロケット発射実験場から調達しようというのはストレートすぎだろう、リウ!しかも、大学の中にも妙に詳しいときている!(爆笑)
案の定、ザルク4&5で一緒に大学まで行ったスーちゃんに「あんた、この大学に知り合いでもいんの?」と突っ込まれちゃったぞ!おまけに、何とでも言い訳なんてできそうなのに、言い訳するどころか、液体酸素のことを「ロケット燃料の酸化剤だ。」なんて説明してどーする!(さらに爆笑)こりゃ、駄目男度:1アップですぜ(^^;
その間も、フランクは手ごたえのないエイリアン相手に奮戦していました。見守るハティも辛そうに「もういいよ、妖精くん。」と言うのですが、そこに「まだだ!」と割り込むリウの声。そして、液体酸素の入ったボンベをリウとスーが狙撃し、エイリアンにぶちまけるのでした。あらまあ、エイリアンさんってば、きれいな金色に固まっちゃって。そして、リウの「やれ!」という命令でフランクの必殺の左パンチ炸裂!エイリアンは粉々に砕け散りました。その破片はきらきらと美しく輝き・・・。

というところで、今回の戦闘は終了。そしてエピローグ。これがまたいい。
最初はコマンダーとキャプテン。「君への処罰は免れない。」「はっ、甘んじて受ける所存です。」「男だな、勇ましいよ。」「(ん?)」「もういい、下がれ。」「は?」・・・いい。たまらん。どうも私、今回の視聴ではコマンダー・イネスが気になって仕方ないのでした。いやもちろん、駄目男リウのウォッチが最優先事項(笑)ではあるのですが、コマンダー・イネスの微妙な立ち位置が面白くて。キャプテンとのやりとりも、どれもこれも興味深い。ぐふふふふ(変な笑いをするな)。
そして、ハティとフランク。見事エイリアンを粉砕したフランクに、「はーい、これ、ごほうび!」と絵を見せるハティ。その得意そうな表情がめちゃめちゃ可愛い。が、その可愛らしさとは裏腹に、ハティの描いた絵は・・・はっきり言ってかなーーーり禍々しいところが素敵です。山のような姿のフランクに、真っ赤なボルトが刺さっているんですもの。すごいぞ、ハティ。君は天才だ。
最後にスーとリウ。あくまで愛想のないリウに対して、スーは「あんた、いい奴?それとも悪い奴?」と直球な質問をするのでした。いいぞ!スーちゃん!しかし、それに対するリウの答えは、予想以上のものでした。

「リウ・ソーマだ。」

くぅーっ、これはたまらん!しかも、スーから目をそむけて歪んでしまった左側の顔でそう言うのですから、もうたまらん。思わず駄目男度:初の減点!?も考えたのですが、そりゃいくら何でも誉めすぎなので(?)、やっぱりやめておこうっと(おいおい)。

 
追憶の空を羽ばたくも 羽根は虚しく
ふたり 籠のなかのカナリア
次回は、追憶と孤独と
 
◆◆◆現在のタクトの駄目男度:36(順調に上昇中・・・)◆◆◆

Phase:08 追憶と孤独と
脚本:山口宏 作画監督:杉光登 画コンテ:工藤紘軌・須永司 演出:いとがしんたろー
おっ、いきなり何が始まったのでしょうか?ここは営倉?「拘束は24時間を予定」などと言われているのはダンとリウ。あちゃー、遂に真っ向から衝突してしまったんでしょうか?どきどき、わくわく。しかも、ダンとリウの格好は無駄に露出度が高いので、一層どきどき(核爆)。い、いや、その、フューネラルの制服の下はこうなっているんだろうなーってのはいいんですが、ノースリーブ、しかも首輪(大違)つきなのにはどぎまぎ(おい)。
そんなことはいいんです。とにかく、仲良く営倉に入れられるダンとリウなのでした。キャプテンがこっそりダンに私物を持ち込ませてくれるあたり、この2人が古くからの付き合いであることを匂わせてちょっといいですね。そしてダンは、隣の房に入っているリウに、「ソーマ少尉、教えてくれ。君は一体何を考えている?」と尋ねるのでした。というところでサブタイトル。

例によって例のごとく、ここで時間は遡るようです。お久しぶりの登場のミスターXと密会するリウ。えーっと、密会は密会なのですが、いや密会だからこそ、明るい日差しの降り注ぐ中、パラソルの下で・・・というあたりがお素敵。ミスターXは『真夏の夜の夢』の一節を詠じてみせてくれますが、ここで“今が夏であること”と“あのMORUGUEでの事故が春先の出来事だったこと”がさらりと説明されています。ふむふむ、やっと時間の関係がわかったわい。ありがとう、ミスターX☆
さて、ミスターXはリウに“契約”を反故にすることがないようにと釘を刺します。そう、悪魔との契約には交換条件が付きもの。リウはザルクの情報を流しているようで、今回が“2回目の納品”だとか。カフェのテーブルの下にディスクを貼り付けての受け渡しが、胡散臭くてとても素敵。これが、ミスターXに言わせると“愛の交換日記(はぁと)”になってしまうというのもたまらん。
そこに通りかかったのはダン。いきなり「そろそろ当直の時間だが」と声をかける意地悪なダンもいいけれど、動じた様子もなく(本当はめちゃめちゃ冷や汗をかいているのではないかという疑惑が(笑))、ミスターXを紹介しようとするリウもナイス。けれども、そこは神出鬼没のミスターX、オレンジひとつを残して、既に姿を消していましたとさ。きょとんとするダン。そうは見えないけれどきっとリウもさぞや呆然としていたことでしょう。営巣内でダンに

「ただの・・・夕涼みですよ。」

と言うしかありません(^^;

ミスターXに釘を刺されたからなのか、自室でせっせとザルクに関するレポートを作成するリウ。ほほぉ、こりゃいいや。謎のスーパーメカ・ザルクの秘密をこんなふうに整理してくれるとはありがたい・・・って、あらららら、今回は『総集編(ザルクメインの)』なのですね。いや〜、凝った総集編ですこと(うっとり)。
ここで気になったのは、
  • ザルクの運動性は、航空力学の上に成り立ついかなる飛行体をも凌駕
  • 人型の格闘戦形態に移行できることが最大の特徴だが、変形によって運動性は変化しない
  • その中枢部は、エイリアンモーターのデッドコピー
  • 入手経路および仔細な構造はフューネラル整備部にも伝えられていない
といったことでしょうか。いや〜、「エイリアンと誤認されぬよう通常は航空機形態に」というのは目から鱗でした。というか、「エイリアンモーターのデッドコピー+中枢部は整備部にもナイショ+エイリアンと誤認されぬよう」といった言葉を深読みすると・・・むにゃむにゃ。いやはや、この総集編のおかげで、ザルクの謎は一層深まったような気がします。くぅ〜っ、すっかりノせられているなぁ。
お次は『総集編(エイリアンメイン)』です。タイプH2、タイプM1というプログレッシブ・エイリアンとの戦闘をおさらいした上で、イエロー・レッド・ダークという3つのゾーン、そしてその中心にあるすべてのエイリアンの目的地“巡礼ポイント(PILGRIM POINT)”についてリウが説明してくれます。これまたありがたい。けれども、巡礼ポイントに何があるのか、それはリウも知りません。よって、ここでおしまい(おいおい)。

おおっと、総集編にのめりこんでいる場合ではありませんでした。リウは営巣に入っていたんでしたね。お隣のダンが、アラスカでパイロットをしていたときのことについて尋ねてきます。どき。しかも「楽しかったかい?」とは困る質問ですねぇ。が、我らがリウは動じません。

「いえ、普通の・・・ごく普通の生活でしたよ。」

そう答えながら、胸によぎるのはマキとのモノトーンの思い出ばかり・・・。うん、うん、そうだね。本当に、普通の生活だったんだよね。と、ちょっぴりじーんとしますが、それでも駄目男度:1アップなのでした(鬼)。
その答えを聞いて、ダンは「常に生きるか死ぬかだった」自分とキャプテンとは天と地ほどの差だ、と言うのですが・・・うーん、ダンってば残念。ここでリウに突っ込んでほしかったんでしょ(笑)。でも、リウはダンの過去になんて興味ないのよ。しかも今は、マキとの思い出に浸っているんだし。かくして、リウの返事がないので「ちっ」とふてて寝転がってしまうダンでした。

その頃、コマンダー・イネスはフランクの戦闘記録を見ていました。そこにあらわれるキャプテン。イネスは、“エイリアンのパッチワーク”であるところのフランクが、オリジナルよりも強力であるとは考えにくい、と言います。確かに。私もそう思う。キャプテンの「犬や猫は、純血種よりも雑種の方が生命力が強い」という意見(というか、ひょっとしてジョークだったの?)もいかがなものでしょうか(^^;
この「異物同士の交じり合った結果」という話題から、話はダンとリウへ。雑種の話から「我が隊の異物同士はあれでよかったのかな?」というイネスの言葉へとつながるのは何ともお洒落。ダンとリウを隣り合わせの房に入れたのは、キャプテンの判断でした。かつての部下にも同じ手(同じ機体に押しこめた、のだそうな(笑))を使ったとのことですが、イネスの「羨ましいな、男同士か」という突っ込みがまた気になります。コマンダー・イネス、いろいろと複雑なものを抱えていそうですね・・・。
が、ここで重要なのは、“ダンとリウ”だけではなく、“コマンダーとキャプテン”も異物同士だという話でしょうか。キャプテンは「私は常に、直属の上官を信頼して戦ってきました。昔も、今も、そしてこれからも。」とあくまで格好よく中田譲治声(笑)でキメてくれるのですが・・・傍から見ているとダンとリウ以上に危険ですぜ、あなた方。まあ、それがいいんですが。どきどきわくわく。

さてBパート。キャプテンが営巣入りするダンに持たせたのは、携帯端末(?)でした。そこに届く1通のメール。「おにいさま、いかがおすごしですか?」と微笑むのは、ダンによく似た美少女。ダンは貴族の坊ちゃんだということでしたが、なるほどと納得の妹君です。ラクロスで日焼けしたなどと話しているのですが、一体どこが???という色白の細腕が眩しいっす。
そんな妹を見ているダンの目はそりゃもう優しいわけですが、妹が意を決したように「たまにはお父様にもメールを出してくださいませんか?」と言うところをみると、ダンにもまた複雑な何かがありそうですね。それにしても、映像も音声も出るビデオレターですから、隣のリウは一体何を思ってそれを聞いていたのやら?というところで物音。はっとするダン。物音は食事を運んできたギネビアのものでした。ギネビアに「返事でも書いてあげたら?今、牢獄の中だって。」などと言われる始末(^^;
ギネビアは、リウにも声をかけます。まあ、おねーさまなりに二人の仲をとりもとうということでしょうか。話題は欠番のままのザルク2のパイロットのことに。「どうなったか、知ってるわね?」「データでは」「現場にいた人間は、しばらく食事もとれなかったから」という会話は素っ気ないのですが・・・画面にはオムレツにかかったミートソースの大写し!ぐわわわわーん。わ、わ、私にもわかったような気がしますよ、ザルク2のパイロットがどうなったか・・・。とんでもない演出を考えるものですね。脱帽。
要するに、ギネビアおねーさまは、「あたしたちは命張ってんだから、隊内の人間は協力しなきゃなんないのよ。わかってる?突っ張りリウくん。」とおっしゃっているわけですね。まったくもって、おっしゃるとおりです。そしてギネビアは、「暇つぶしに、あなたのよき同僚から」とリウに新聞を差し入れるのでした。その新聞をながめたリウは・・・

やばい笑い

を響かせるのでした。それもそのはず、その新聞には『ユニバーサル大学、金属工学科で全く新しい合金が発明される!名前はソーマ』と書かれており、Phase:01で登場したタクトの研究室の3人の写真が・・・こりゃ、笑うしかないってもんです。つい、駄目男度:減点してあげようかな、なんて考えてしまいましたが、よく考えてみれば、その笑いの理由を問い詰められたらリウとしてはとっても困ってしまうわけで、どちらかというと駄目男度はアップすべきなのでは・・・とも考えてしまったので、変動なしということで(笑)。

その頃ハティは、対Gスーツのサイズ合わせ中。小柄で細身のハティですから、ちょっとやそっとの調整では身体に合わずぶかぶかです。まあ、それも可愛いからいいか。さらに、キャプテンが着せてくれた“陸軍きってのエリート部隊(キャプテンがかつて在籍していたところでしょうね)のジャケット”とやらも、ハティが着るととーっても可愛い。そしてここでは、“スーちゃんはアンティーク好き”であることもわかります。
そんなのどかなシーンとは裏腹に、あまり楽しくない回想の中にいたのが営倉のダン。どうやら、実家から旅立ったときの思い出のようです。帆船模型を作っている父親は、ダンの言葉にも何の反応もなし。沈黙に耐えられずに「・・・っ!失礼します・・・」と部屋から出ていく若き日のダン(声が若づくり〜)。母親の自殺以降、父親は模型ばかり作っている・・・ダンが前線を志願したのは、そんな父親への反発からなのでしょうか?「机の上で戦死者の数を数えるだけの、偉いさんにはなりたくない。」という言葉は、わかるようなわからないような・・・。
そんなダンも、妹のことはとても可愛がっている様子。涙を流す妹を抱きしめて、「ぼくは絶対負けない。絶対に死なない。」と言うダン。妹も兄にメールを送る約束をしたりして健気です。そんな回想のあと、営倉内で起き上がったダンは、小柄な人影が走り抜けるのを見て、つい「エレイン!?・・・まさか」と妹の名を呼んでしまうのでした。何というか、ダンにもつい“駄目男ポイント”を加算したくなるんですよねぇ、Phase:08は(^^;
走り抜けた人影は・・・え?そのシルエットはまさかハティ?(びっくり)そのハティらしきシルエットは、リウの房の差し入れボックス(という名称は変ですが、何と言いましょうか?(笑))にキャンディをひとつからんと投げ込んで、ぱたぱたと走り去るのでした。うっわー、ハティってばかっわいーい!(きゃっきゃっ)前回のタイプM1との戦いでフランクを助けたことで、ハティとの“親密度”がアップしたというところですか。
その気配に「どうした?」と言うダンに対して、リウときたら、

「いいえ。報告するようなことは何も。」

ですよ。木で鼻をくくるとはまさにこのことか。そりゃまあ、「ぼく、ハティちゃんにキャンディ差し入れてもらっちゃった。てへ☆」(爆)と説明する必要はないでしょうが、無駄に突っかかるようなこの台詞は何ともはや(^^;
これにはダンも当然怒ります。「いつもそうだな、君は!」・・・いやはやまったく。おまけに、営倉なんかに入ったせいで昔のことを思い出してしまったからか、「ぼくはもう二度と、こんな場所はごめんだ!」と吐き捨てたりして。やっぱり、今回はリウよりもダンの方が大変だなぁ。

ここまできたところで、ようやく、この2人が営倉入りになった理由が語られます。いやー、引っ張られましたねー(苦笑)。理由は単純明快。ミスターXとの“愛の交換日記”のために、データライブラリで“巡礼ポイント”について検索していたリウが、ダンに見咎められた、というだけの話です。Phase:04での一件がありますから、当然の結果ですね。
それはともかく、“巡礼ポイント”に関するデータを引き出すには、フューネラルメンバーの資格でも不十分で、Level-Sが必要だというのです。こりゃまたえらく高いハードル。ふむふむ、これは気になりますね。どうやら“巡礼ポイント”とは、エイリアン、フランク、フューネラル、ザルクなどをめぐる秘密の核心に迫るカギであるようです。
で、そんなカギを検索しているところを思いっきりダンに見咎められたくせに、リウはあくまで涼しい顔をしているので、ダンは「君はいつもそうだ!掴みどころがない。まるでゴーストだ!」と言うのですが・・・

「あるいは、そうかもしれません。リウ・ソーマは元々、この世に存在しない人物かも。」

なんて、本当のことを言ってどーする!リウ!(爆笑)
と我々視聴者は爆笑することができますが、ダンは怒りますわな。馬鹿にされたとしか思えないもん。というわけで、ダンがリウに殴りかかり、リウはひょいっとそれを避け、そのせいでダンが警報ボタンを押してしまい(間抜け〜!)・・・激昂・錯乱しているダンは、警備兵に取りおさえられましたとさ。ちゃん、ちゃん。

しかし、エイリアンは2人を休ませてはくれません。警報です。キャプテンはダンとリウの通常任務への復帰を命じます。もちろんコマンダー・イネスにも異存はありません・・・が、ダンとリウの衝突についてまだ心配している様子。ここでキャプテンは、「不協和音に満ちた異物同士であろうと、我々は共闘するしかありません。同じ軍人として。」と格好よく言い切るのでした。我々・・・ダンとリウ、キャプテンとコマンダー・・・。うーん、素敵。
一方のダンとリウは、隣り合わせの房に入ったことが関係修復に役立ったようにはちっとも思えません。キャプテンの作戦は失敗か?(苦笑)相変わらずリウは木で鼻をくくるような態度ですし、そんなリウにダンは「君はぼくにとっての、エイリアンだ。」と言うしかありませんでした。あ、それでいいのかな、もしかして。理解しようとか、チームメイトとして仲良くやっていこうとか、そういうことをダンがやめればいいのかな。いや、そうとも限らないわけで・・・もやもや。
というわけで、ダンとリウは看守の敬礼に送られて(こういうシーン、好きだなぁ)出撃です。

 
ゆりかごの夢を 見ない この塔にひとり
それならばと 手を差し伸べて
次回は、孤独と哀と
 
◆◆◆現在のタクトの駄目男度:37(お、あまり上がらなかったぞ)◆◆◆

Phase:09 孤独と哀と
脚本:北嶋博明 作画監督:ウエダヨウイチ 画コンテ:坂本郷 演出:喜多幡徹
仰々しいパイプオルガンの響きで始まる今回のお話。夜の街に複数・・・いや、ものすごい数のエイリアンが降りてきます。頭に光の輪をいただくその姿は、綺麗だと感じられなくもないのですが、街を破壊してデカイ図体でのしのしと歩かれてはたまりません。いやもう大変な怖ろしさです。人々は逃げ惑い、街は燃えています。特に怖いのは、エイリアンたちが攻撃をものともせずみんな同じ方向へとのしのし歩いていることです。つまり、“目的地”があるということであり、それはつまり“巡礼ポイント”なのでしょうね・・・。
病院には大勢の怪我人が担ぎ込まれて酷いありさま。そこに搬送されてきたのは、ひどい傷を負ったハティ!?・・・あ、このハティ、まだ幼いわ。ということはこのシーンは、これまでに何度か登場した“第一次遭遇戦”の光景なのですね。
・・・というところで、ベッドで搬送されたハティからベッドに縛り付けられて「いや、いやあ!」と叫ぶハティへとつながり、お話は現在へ。作戦終了直後、機内で突然こんな状態になったとのこと。例によって、引き金は銃声。「治療の効果は出ていたはずだ。」「機械のようにはなおせませんよ、人間の心は。」というコマンダーとキャプテンのやりとりが、いつもながらにギスギスしていてよいなぁ(おい)。ここでサブタイトル。

コマンダー・イネスは「話が違いますね。」とドクターに詰め寄ります。そりゃそうだ。ハティが安定してくれないと、フランクを実戦投入するなんて危なくてしょうがない。そのためにカウンセリングなどもきっちり行っているんでしょうから。ところがこのドクター、イネスに詰め寄られてもぜ〜んぜん平気。その堂々(いや、飄々かな)たる態度といい、カタカナ(あえて英語とは言いたくない(笑))を多用する胡散臭さといい、壁面のスクリーンでふわふわしているクラゲといい(それは関係ない)、なかなかナイスなドクターです(*^^*)。
「人間の心は、いわば大宇宙にも匹敵するブラックボックス。」などといういかにもな言葉(イネス曰く「まるで性質の悪い政治家の弁明みたい」(笑))を発する一方で、ドクターは極めて重要な事実をイネスに告げます。第一次遭遇戦において、ハティの体内に残された8個の金属片。そのうちの1個は大脳辺縁系の扁桃体にあり、ハティの5年にも及ぶ昏睡と現在も続く後遺症の原因だと思わるのですが、完全に癒着していて摘出は不可能・・・ハティにとっては気の毒な話ですが、ここまではいいのです。
問題は、その金属片はエイリアンのパーツである可能性が出てきたということでした。つまり、ハティとフランクが意思疎通できるのはその金属片のおかげかも?という話なのです。ぐはあっ。何てこった。この『アルジェントソーマ』という物語には“びっくり”ポイントが多数ある(そこが好き☆)のですが、ここも外せないびっくりポイントだよなぁ・・・。

さてさて、フューネラルのメンバーはというと・・・ダン&リウからギネビア&スーへと待機任務の引継ぎ中でした。ほぉ、ダン&リウの組み合わせですか。例の“異物同士”を一緒にしておく作戦(笑)はまだ継続中なんでしょうかね。しかし、ダンとリウの関係改善はぜーんぜん見られません。リウは相変わらず“何を考えているのかわからん男”であり、ダンは相変わらずそんなリウに苛立ってばかり。あーあ(苦笑)。
そのとき警報が!しかも、いつもとは様子が違う・・・。うわ、こりゃ大変だ。エイリアンの襲来の方がよほどマシ。何と、ハティが行方不明になったのでした。ただの迷子かもしれませんが、IDカードを残しているあたりが微妙です。至極冷静に内部の人間による“誘拐”の可能性を口にするリウですが・・・あんたがいちばん怪しいって(^^;
これはフューネラルにとって一大事。ギネビアとスーが、そしてダンが、ハティを探しに部屋を出ていきます(つまり、リウだけ行かなかったってこと)。ハティと仲良しのスーちゃんは、ウォルトンを使うというひらめきをみせますが、ウォルトンってば厨房に行っちゃったよ!しかも、厨房ではすっかりお馴染みさんだよ!ぎゃはは。
一方、ギネビアとダンは、手がかりを求めてハティの部屋を調べていました。そこで2人は、コマンダー・イネスがハティをどう思っているか?について少々語り合います。イネスには娘がいたこと、けれども「キャリアのためにすべてを捨て、失った」(ギネビア談)ことが語られます。むむぅ、ますますイネスのことが気になるこの頃です。

その頃リウは、JAILの中でフランクに語りかけていました。みんなと一緒にハティ捜索に出かけなかったものの、ここでJAILにあらわれているということは、彼なりにハティを探しているんでしょうねぇ。まったくもう、素直じゃないんだから(笑)。それはともかく、リウの言っていることは、いつものように無茶苦茶です。

「なぜだ、お前は、なぜあの娘に従う。マキを殺しておきながら、なぜあの娘の言葉に耳を傾ける。」

えーっと、それはですね、「マキを殺した」というところに事実誤認があるんじゃないかと思われますし、加えて、あなたが勝手にハティとマキを同一視しているせいであって・・・というわけで、駄目男度:1アップ。さらに、

「お前は理解しているのか。その首につけられたものの意味を。」

と続くのですが・・・この言葉はなかなか深い。首につけられた熱核弾頭。それが作動すればフランクは跡形もなく消えてしまうだろう。それに対するリウの思いは?ということももちろん気になりますが、こうしてフランクに語りかけていること自体、フランクを完全に“人間”として扱っているということであって・・・。口では「化け物」なんて言っているくせに、ね。
フランクは何も答えません。が、リウはここで「そうか・・・」と気付きます。ハティはどこにも行っていない、間違いなく基地の中にいる、なぜならフランクが動いていないから・・・確かにそうですね。妖精くんは、ハティのピンチに颯爽とあらわれるヒーローですもの。ハティが誘拐されたことに気付かないなんてありえない(その理由はわかりませんが)。
自分の気付いたことをエレベーターの中からコマンダーに通信するリウ。そして、リウがエレベーターを降りると、そこにはハティが立っていた!引き合う2人、とまでは言いませんが、実にときめく展開です。

さてBパート。リウがハティ発見を報告している間に、怯えた表情のハティは逃げ出してしまいます。ダクトのようなところを逃げますが、リウに先回りされて追い詰められるハティ。そんなハティに言葉をかけるリウの口調はかなりやさしげ。

「どうした。耐えきれなくなったのか?怖い思いをすることに。」

ハティとマキを同一視しているからなのか、本当にやさしげなんですよね。聞いているこっちがむずむずしてきます(おい)。が、我らの駄目男リウ・ソーマは、それだけでは終わりません。

「だが、お前にはわかっていた。どこにも逃げ場はないと。」

そうですね。他ならぬリウがそう言って“家出”ハティを連れ戻したのでした。

「それで仕方なく、こそこそ逃げ回っていた。そうなんだな。」

おいおい、決めつけかよ。

「黙ってちゃわからないだろう!」

きたきたきたーっ!駄目男リウの得意技、「黙ってちゃわからない」です!しかも、自分の言葉に「はっ」として、またもやマキのことを思い出しちゃっています。くーっ、たまらんぜ。もちろん駄目男度:2アップ。
というところで他の人(ハティ捜索隊の一員でせう)が来て明かりがついたので、ハティはまた逃げてしまいました。小柄な身体を活かして(?)エアダクトに入り込むハティ・・・。

厄介なところに入り込まれたところで、何とイネスも腰をあげて捜索に向かいました。留守を任されたキャプテンの「まさか、自ら赴かれるとは・・・」という独り言がいい感じ。そして、エアダクトを四つん這いで進むイネスの前に、ハティの靴(いや、スリッパか)がころんと転がっていた・・・。
というところで、イネスの回想です(驚)。軍服にサングラスといういでたちで、交通事故の現場らしいところに花を供えているイネス。どのくらい前なのか、今よりかなり若い印象を受けますが、ヘアスタイルのせいでしょうか?そして、道端に転がる赤い靴を拾うイネス。ああ、さきほどのダンとギネビアの会話から察するに、娘を事故で失ったのだろうな、とわかるシーンですね。
さらに進むイネスは、基地タワーの外へと出てしまいました。風が強く、かなり危険です。こんなところにハティが?そりゃ危ないよ。急いで見つけなくちゃ。「どこにいる、ハリエット。」とつぶやきながら、強風の中を歩くイネス。そして遂に、イネスはハティを発見しました。風の強さにひるんだのか、しゃがみこんで柵を握り締め、涙を浮かべています。
ほっとしたイネスは、またもや猫撫で声で「もう大丈夫、安心して」「みんな心配してたのよ」「だけど、鬼ごっこはもうおしまい」などと声をかけるのですが、ハティは「いやあ!来ないで!」と拒絶。ハティはすっかり怯えています。「お父さんと、お母さんと、おじいちゃんを、妖精の国に連れていった、怖い音!」である銃声に、やはり耐え切れなくなったようです。
イネスはさらに「ごめんなさい、辛い思いをさせちゃって」「あなたと妖精くんの助けが欲しいの」などと続け、そして「妖精くんと一緒にいれば、いつかきっと妖精の国に・・・」と言うのでした。しかし、ハティは

「知ってるもん!どこにもないんだよね、妖精の国なんて!」

と叫ぶのでした。うっ、こりゃ痛い。猫撫で声で「いつかきっと妖精の国に」なんて言っちゃう欺瞞に満ちた大人のイネスも、幼いながらも辛い現実を本当は知っているハティも、そのことをちゃんとわかってあげているリウも。うう、痛い、痛い、あちこち痛いぞ。しかも、この光景をリウが上から見ているというのがまたたまらん。
しかも、このやりとりの間に、さらにイネスの回想が挿入されるのでまた痛い。「君の人生だ。とことん夢を追い続ければいいさ。会いたくなったら、いつでも会おう。」と言って女の子の手を引いて去っていく男性(もちろん夫だった人でしょう)。そしてその言葉どおり、娘に会う約束をしていたのでしょう。くまのぬいぐるみを用意して、喫茶店でお茶を飲んで待っている若いイネス。その前を通り過ぎていく救急車・・・。ぐはっ。

風にあおられるハティ。
駆け寄って手をのばすイネス。
懸命にハティの右腕をつかんでいるイネス。
いくらハティが小柄な少女だとはいえ、イネスも女の身。これはきびしい。
そこにもう1本腕が・・・そう、リウです。
イネスとリウ、二人がかりでハティを引き上げます。
声をあげて泣くハティ。
そんなハティを無言で抱きしめるイネス・・・。

夜道を歩くリウ。その脇に車が停車し、「よっ、大活躍だったそうだなぁ。」とダンが声をかけてきます。ダンに疲れた顔だと指摘されるリウですが、例によって愛想なし。それでもダンってば「乗ってくか?」なんて言ってますぜ。少しは関係が改善しつつあるんでしょうか?(あまりそうは思えないがなぁ(^^;)・・・が、ここではもっと大事なことが。何しろダンとリウは、一緒にバスに乗り込むイネスとハティを目撃してしまったのですから。
ハティの心の傷を癒す方法はわからないながらも、イネスは今回の件で“今のハティに必要なもの”に気付くのでした。そして、イネスはハティを自分の家に連れ帰り、「今日からあなたはここで暮らすの。私と一緒に。」と告げるのでした。初見のときは、ここで「うげ、エヴァかよ・・・」と思ってしまいました(苦笑)が、はてさて、どうなんでしょうねぇ?
ハティは「妖精くん、ひとりぼっちじゃ可哀想。」とフランクのことを気遣うのですが、よく考えてみると、ハティに基地暮らしをさせていたのは確かによろしくないよなぁ。それではまるでフランクのおまけ、フランクのコントローラ。スーちゃんが嫌がるように、ハティを道具や機械としか考えていないってことだもんなぁ。おまけに、基地内のハティの部屋は、ファーストフードの食べかすや汚れたトレイがいっぱいで、到底良好な居住環境とは言えませんでしたしね(溜息)。
だから、イネスの決定はとても正しいものなのでしょう。でも、ハティが通された部屋に置かれたくまのぬいぐるみを見ると、視聴者としてはどうにも複雑な気持ちになってしまうのでした・・・。

 
ただ憎め 殺せと 巡り回る殺意の輪
永遠のプレリュードとして
次回は、哀と殺意と
 
◆◆◆現在のタクトの駄目男度:40(ま、こんなもんかな?)◆◆◆

Phase:10 哀と殺意と
脚本:山口宏 作画監督:谷口守泰・安城義治 画コンテ:須永司 演出:究極龍
空中を旋回している5機の爆撃機。こういう絵を見ると、条件反射で「エヴァ量産型?」と思ってしまうのが悲しいオタクのサガ(爆)。まあ、それはともかく、今回もプログレッシブ・エイリアンがやってきたようです。今回のエイリアンの特殊能力はとにかくカタイこと。荷電粒子爆撃機による攻撃にも耐えるとんでもない装甲。さらに、電磁防壁。フューネラルも手も足も出ません。
・・・いえ、手も足も出ないといえば、身体を丸めて防御体制になっているこのエイリアンの方かも(笑)。そのおかげもあってか進行速度は極めて遅くて、例の“巡礼ポイント”への到達には180時間もかかるとのこと。しかし、少しぐらい時間の余裕があっても、攻撃手段がない以上、意味がありません。「我々はどう立ち向かえばよいのか・・・誰か教えてくれないか。」と弱音を吐くコマンダー・イネスでした。というところでサブタイトル。

何しろ、このエイリアン(タイプG4)にはフランクの攻撃も通用しなかったのです。それどころか、めちゃめちゃカタイ奴をぼこぼこ殴ったせいで、フランクの手は傷だらけ。そんなフランクをJAILで見つめるハティはとても心配そう。ここで、居合わせたリウがえらく唐突にエイリアンの“自己修復”について説明してくれるのですが・・・あはは、君の言うことは難しすぎてさっぱりわからないよ(^^;。やーねー、オタクって(爆)。
それでも、かろうじてハティには「妖精くんの怪我は時間がかかるけれども治るらしい」ということが伝わったようです。ハティは「治るよね、ね?」と言いながらリウに真剣な眼差しをそそぎ、その視線に照れたように目をそらして

「あ・・・ああ・・・。」

と肯いてしまうリウに燃えーっ。萌えーっ。
そして、そのリウの答えに「わーいわーい!」と無邪気にはしゃいでウォルトンにすりすりしてしまうハティも可愛い☆さらに、そんなハティを見て、パソコンをみてあげた(マキちゃんが物理クラッシュとか言って大騒ぎしていたのを、タクトがちょちょいと何とかしてあげた模様)ときの

マキの笑顔を思い出す

リウがまた最高!いかすぜ、リウ!駄目男度:1アップ。そして、ぼーっとしているところをスーちゃんに突っ込まれて、無言で立ち去るところもいいなぁ。

場面は変わってザルク格納庫。キャプテンとダンの「完敗だったな。」「いえ、負けてはいません。ただ、勝てなかっただけです。」というやりとりがこの2人らしくて実によろしい。キャプテンの“鋼鉄のアルマジロ”という表現も、相変わらずベタですがなかなかよろしい。もはや至近距離での熱核弾頭攻撃(つまりフランクのボルト)しか手段は残されていないのか・・・?
が、なぜかここにひょっこりリウが通りかかり(びっくり)、「無理ですよ。」と口を挟むのでした。うわ、リウってば、ここでも難しいことを言い出しちゃったよ。やーねー、オタクって(爆)。えーっと・・・かいつまんで言うと、数時間前ならばともかく、現在のエイリアンのEMP装甲(電磁防壁、でいいのかな?)はとんでもなく強力なものなので、そいつと組み合った状態のフランクの“ボルト”には起爆信号も届かないという話のようです。
ということをぺらぺらと(誰に聞かれたわけでもないのに、いやもう雄弁!(笑))説明するリウですが、代案を求められると「それは・・・」と口ごもってしまうのでした。へたれ。これじゃ、ダンに「代案がないなら黙っていろ!」と怒られるのも道理です(苦笑)。
そんなギスギスした雰囲気のところに、コーヒーを運んでくるギネビア。苛ついていたせいか、コーヒーの入ったカップを落としてしまうダン。カップは床に落下して、軽い金属音をたてて転がり・・・そしてリウは、右の顔(タクト・カネシロのままの、ね)に笑みを浮かべながら

「見つかりましたよ、中尉。奴を倒すための手段が。」

と言うのでした。落ちたカップからヒントを得る・・・ふっふっふ、燃える展開ですね。ただ、フューネラルのみなさんがあまりに安物のアルミ(?)のカップを使っているってことが気になって気になって(笑)。

かくして、リウの立案した作戦が実行に移されたようです。都合よく複座(笑)なザルク5に、リウとギネビアが乗っています。ギネビアがスナイピングモードでエイリアンを精密射撃、そしてリウがアナライズ、という役割分担。右腕、右脚・・・エイリアンの身体のあちこちのデータを集めながら、リウは「固有の振動数」だの「定常波」だのとぺらぺら語りはじめます。あちゃー、今回のお話は、どうやら“オタクなリウ、おおいに語る”というもののようです(^^;
アナライズが進み、そして自分でぺらぺらしゃべっているうちに興奮してきたのか、

「しかし素晴らしい!」

と叫んでしまうリウ。「体組織の外部を覆う金属組成」「立方格子状の分子構造」「自己を鍛造」・・・何だかわけがわかりませんが、いやもう大喜びで語っちゃっています。まずい。まずいよ。リウ・ソーマ。しまいには、

「進化!そうですよ、対衝撃性自己進化合金とでもいうべき・・・!」

なんて叫んじゃってるよ。やーねー、オタクって(本日三度目)。そういえば我が家にも研究者という商売の男がひとり存在している(爆)のですが、こんなリウを見ながら「わかるよー。他人とは思えないよー。」とつぶやいているのは何ともはや。貴様も駄目男か?(核爆)
という私事はともかく、このリウの語りっぷりにはギネビアもびっくり。笑いながら「いつものあなたじゃないみたい。」と突っ込みます。ここではじめてはっとして

「そ、それは・・・」

と口ごもってしまうリウって!(爆笑)いやもう最高。この一連の会話で駄目男度:3アップというところですね。ギネビアおねーさまは、成層圏迎撃機のテストパイロットだったリウがこうもオタク理系の知識豊富(というか専門家だよ、こりゃ)であることに突っ込みを入れてきます。「よっぽど勉強好きか、あるいは」・・・きゃーっ、リウ、ピンチよーっ!
というところで、通信が入ってリウは救われました(笑)。通信はキャプテンから。リウの“ご指名の装置”とやらをどこかから借りてきたとのことです。こういう話を聞くと、条件反射で「ヤシマ作戦?」と思ってしまうのが悲しいオタクのサガ(爆)。借りてきたその物体は、聖剣になぞらえて“エクスカリバー”などと名付けられていますが、一体、何?

Bパート。エクスカリバーを手にする勇者・フランクを出撃させるべく、例によって猫撫で声でハティに語りかけるイネス。しかしハティは、フランクの怪我を気遣ってちょっと躊躇いをみせています。ここでイネスは「妖精くんのために、特別な道具を用意したわ。」とますます猫撫で声に。その様子をかなり不快に思っているらしいスーちゃんが何ともいい感じ。そしてハティは、「妖精くんが大丈夫って言ってるから。」と出撃を許可(だよなぁ)するのでした。
かくして、ミステルとフランクが発進します。基地管制官は、もうすっかり“フランクの出撃”に慣れたらしく、きちんとフランクに向かって敬礼して見送っています。萌え。そして、リウの立案した作戦にちょっぴり不服そうなダン(こいつもストレートな男だなぁ(笑))に対しての、「ああいう人材は貴重だよ。エイリアン相手には。」というキャプテンの言葉が意味深でこれまた萌え。聞きようによってはキャプテンにはリウの正体なんてバレバレともとれるし・・・いや〜、実にいいですねぇ。
そうこうしている間に、リウとギネビアの作業も終了していました。その結果をミステルに転送するリウ。そして・・・あっちゃー、また語ってるよ。「巨大な建築物と考えれば」だの「非線形振動方程式」だの、いやもう語る、語る、語る。同僚たちはぽかーんとしているぞ(苦笑)。相手が理解できるとかできないとか、そういうことにはぜーんぜんお構いなしに語ってしまう・・・やーねー、オタクって(もう四度目かぁ)。
というなが〜い説明の末、ようやく最も脆弱な部分である左胸を攻撃しろと言うリウ。そして、ミステルから分離した“エクスカリバー”をキャッチするフランクでした。ハティの「妖精くん、受け取って!」と「ナイスキャッチ!」が可愛くて、しかもお話をぐっと盛り上げてくれますねぇ(*^^*)

ミステル&フランクの到着を静かに待つザルク5。「不思議ね。なぜあなたは、いつもそんなに落ち着いていられるの?」「それは中尉も。」・・・かなり風変わりな作戦を遂行中だからか、それともリウのオタク炸裂トーク(苦笑)のせいでリウには何か胡散臭い過去がありそうだと気付いたからか、ギネビアはリウに関心を持ったようです。そんなギネビアの「まるであなた、いつ死んでもいいと思っているみたい。」という言葉に、リウは

「まさか、死ねませんよ・・・今は、まだ。」

と答えるのでした。そしてギネビアも「私も同じ。まだ死ねない。」と応じて・・・おおっ、ギネビアとリウの親密度アップですね!(違・・・わないかも)
そうこうしているうちに、ミステルとフランクが到着。“チューニングフォーク(音叉)作戦”(キャプテンの命名か?)開始です。“エクスカリバー”が振動波を発生させ、それを手にしたフランクが突っ込む!そして、エイリアンの左胸にヒット!整数倍の共振を確認!やった、成功だ!・・・と思ったら、フランクはエイリアンの反撃を受け、そしてそのフランクの手にした“エクスカリバー”も吹っ飛んでしまいました。なぜ!?
ここでもリウが大活躍。エイリアンが瞬時にして、まるで組み換えパズルのように構造変換を行ったことを悟って同僚たちに解説してくれるのですから。しかも、めちゃめちゃ雄弁。というか、エイリアンのその特殊能力に興奮して喜んでいるようにすら見えます。困ったオタク研究者気質の男です(苦笑)。おまけに、フランクの左腕の“フィニッシュブロウ”についても

「その原理がようやくわかりました!」

と興奮して報告。いやもう素敵すぎますよ、リウ・ソーマ(爆笑)。ただし、フランクが必殺技を放つときにはG4と同じく瞬間的な構造変換を行っていた、という話は興味深いですね。そしてその話を聞いて、「まるで錬金術師の腕、アルケミストアームね。」とコメントするギネビアもまたお素敵。

そのギネビアは、「なら話は簡単じゃない。操縦系、貰うわ!」と言ってエイリアンに向かってザルク5を突進させた!?おねーさま、一体何を!?リウもびっくりしています。何しろ、エイリアンに接近すると、強力な磁場のために電子機器は使用不能になってしまうのですから、接近して何をしようとしているのかさっぱり読めません。が、おねーさまの「生き残る手段を考えて!」という言葉の迫力に負けてか、

「わかりました、やってみます!」

と素直に答えてしまう可愛いリウなのでした。いやー、リウってほーんと、真っ直ぐで正直で可愛い男ですよねー。面白すぎです。そんなリウでも、目測と勘だけでザルクの火器を扱うギネビアおねーさまには仰天。いくら射撃の名手だといっても、そしてそのために接近したのだと説明されても、こりゃ到底納得できるものじゃありません。
が、そんなことはどうでもいい!ギネビアの「分析を!」という凛とした声と、それに応じてコクピットを開けて耳をすますリウ、というのはめちゃめちゃ燃えますっ!(大興奮)そして遂に、1発の銃弾がエイリアンに命中したとき、さきほど吹っ飛ばされて地面に刺さったままのエクスカリバーと共振したあっ!弱点は左腕だ!左腕を狙え!
ハティの声を受けて、フランクが動きます。地面からふわりと浮き上がり、滑空し、エクスカリバーを手にして、そのエクスカリバーでエイリアンの左腕の付け根を攻撃!エイリアンは赤黒く変色し、ひび割れ、そして粉々に・・・。フューネラルの勝利です。風に髪をなびかせるリウの表情は、心なしか満足そう。そして、そのうしろのギネビアも。

戦いが終わって、「死ねないわね、お互いに」と声をかけるギネビアですが、リウは無言でその場を立ち去ろうとします。そこにあらわれるハティ。

「妖精くんを助けてくれて、ありがとう。」

小さな声でそれだけを告げて、走って逃げてしまうハティでした。くぅっ、可愛いぜ。スーちゃんも大喜びで、リウを小突いています。が、当のリウは呆然。しばらく動けないありさまです。

「俺が・・・助けた・・・?」

ぎゃーっはっはっは!(大爆笑)オタク研究者モード全開で夢中になって作戦を遂行した結果がこれですか!面白すぎますよ!実際、リウは胸のうちで「やれ!早く!敵が再び構造変換を行う前に!」なんてフランクに語りかけちゃっていますから、「助けた」という自覚はもちろんないにしても、間違いなく共同作戦を展開したわけですよ。ところが、自分ではそれに全く気付いていなかったとは。いやもう、駄目駄目じゃーん。当然、駄目男度:2アップです。
このハティの言葉がよほどショックだったのでしょう。自分の部屋に帰ったところで、むちゃくちゃに荒れるリウでした。脳裏には「よかった!妖精くん、治るんだって!」と喜ぶハティ、「いつものあなたじゃないみたい」と突っ込むギネビア、「ありがとう」とはにかみながら礼を言うハティが次々に浮かんで・・・

「違う!違う!違う!」

と叫び、しまいには洗面所の鏡を叩き割ってしまうのでした。割れた鏡にうつる顔は、歪み、ひび割れ・・・。

いや〜、このお話はかなり好きなお話です。これほどオタク研究者気質が色濃く出ている主人公って、あまりアニメではお見かけしないような気がしますし(まあ、そりゃそうですね(苦笑))。そして、ハティの「ありがとう」にショックを受けてしまったリウが、今後いろいろと“極端な行動”にはしってしまい、この先ますます駄目駄目になっていくのがまたたまらないのだあっ!(鬼)

 
仮初めの名を叫ぶ 憎しみのメリーゴーランド
止めることも 降りることも許されぬ
次回は、殺意と裏切りと >>>>>FILE 3
 
◆◆◆現在のタクトの駄目男度:46(あ、また上昇してしまった・・・)◆◆◆

ホームに戻る 忍びの城に戻る コーナートップに戻る