使用説明とトラブル解決方法の更新情報はこちらをご覧ください。

ハードグランド使用方法 

1.4MB 74sec. 音声なし
1. ハードグランド 流し引き
2. 墨汁を塗ってテーパーで煤を付けたのと同じ状態にする

Z*ACRYL HARDGROUND EMULSION (流し引き用ハードグランド)

このグランドは、銅版と塩化第二鉄液をお勧めしますが、その他の一般的な版材と腐食液も使用できます。

グランドを塗布する前に版の汚れをよく落としてからクレンザーで水洗して、脱脂して下さい。脱脂後の版面には指を触れないようにして下さい。(水性のため油分は禁物です。)

流し引きする場合はグランドを水で1.5倍に希釈(グランド2:水1)します。
版全面に均等に薄く広がって乾くとハードグラウンドになります。
版をプラスチックトレイなどに垂直に置き、ボトルを逆さまに持ち、しっかり握り、版の上の角から横、下、横、下と途切れがないように流します。かけすぎると割れる可能性があるので、できるだけ薄く塗布するようにします。
初めのうちは慣れないと泡ができたりしますが、慣れてくるときれいに流し引き出来るようになります。また、泡ができるのを防ぐ為にボトルを振らないで下さい
全体に広がったらグランドをを触らないように版を垂直に持ち上げ、余分なグランドを切ります。余分なグランドは下に溜まりますので、時に版のコーナーから流すようにすると良いでしょう。自然乾燥の時間は気温によって変わりますが、垂直のままで約30分間乾かします。または、余分なグランドが切れたら十分熱くなった電熱器やウォーマ−で版を30秒〜1分加熱してからプレス機のベットプレートに置いて冷ますと早く完全に乾燥します。
トレイに溜まった余分なグランドはまた使えますのでボトルに戻しましょう。この為にもいつもきれいなトレイを使うように心掛けましょう。ボトルに入ってしまったホコリはキッチンフィルターで濾すとよいでしょう。

エアブラシを使って版にグランドを吹き付けると、松脂を使わずにアクアチントをすることが出来ます。(アクアチントには、流し引き用ハードグランドの原液を使います。)

乾くと耐水になるので、除去には、10%の炭酸ナトリウム水溶液のバットに(約10分間、アクアチント用にエアーブラシで吹き付けた粒子状のグランドは3分〜5分間)浸して除去します。または、アンモニア水(5%) を水で2倍に希釈した水溶液で除去できます。(剥がれて細かいフィルム状になったグランドのカスは、水道に流さずにキッチンフィルターなどで取り除くようにすれば良いでしょう。)炭酸ナトリウム水溶液とアンモニア水は何度も使用できます。

炭酸ナトリウムは水に溶けると比較的強いアルカリ性になります。アンモニア水も強アルカリ性です。手荒れ防止などの皮膚保護のために、耐アルカリ性のゴム手袋を着用して下さい。

●HINTS:グランドを水で1.5倍に希釈(グランド2:水1)すると、より薄く流し引きができ、ニードルタッチが軽く描きやすくなり、よい結果が得られます。希釈したグランドは原液のボトルに戻さないで下さい。

※●腐食液から版を取り出した後は、版を醤油または重曹の水溶液で中和してから、アクアチントをかけたり修正グランドを塗ってください。

●HINTS:ニードルの描画の線を見えやすくするためには、墨汁(塗った時にはじかなくなる濃度にする)を刷毛やスポンジブラシで塗るとテーパーで煤を付けたのと同じような状態ができます。墨汁を塗った場合は、腐食液につける前に墨汁を水洗して落として下さい。

吸水性のある布の上に立てても良いです。適宜、版を後ろにずらしてたまりを取り除きます。

Z*ACRYL STOP OUT RESIST(修正グランド)

少量を絵皿などに注いで、流し引き用ハードグランドと修正グランドを1:1で混ぜて、柔らかい筆でできるだけ滑らかに薄く版に塗ります。
広い面を被うにはスポンジブラシが好ましいです。
泡立ちと刷毛目ができないように薄く塗りましょう。
そして乾かして硬いフィルムのような層になれば完璧です。(十分熱くなった電熱器やウォーマ−で版を30秒〜1分加熱してからプレス機のベットプレートに置いて冷ますと早く完全に乾燥します。)

乾いた修正グランドを除去するには、10%の炭酸ナトリウム水溶液のバットに(約10分間またはそれ以上)浸して除去します。または、アンモニア水を水で2倍に希釈した水溶液で除去できます。

炭酸ナトリウム水溶液とアンモニア水は何度も使用できます。

炭酸ナトリウムは水に溶けると比較的強いアルカリ性になります。アンモニア水も強アルカリ性です。手荒れ防止などの皮膚保護のために、耐アルカリ性のゴム手袋を着用して下さい。


トラブル:
(アクアチントをした)版をマスキング(腐食止め)したときに、そのグランドの除去が完全に出来ない、
所々、グランドの薄い膜が版に残ってなかなか取れない、
アンモニア水を使っても取れない。

解決法:
グランドが残っている部分にD*SOLVEインククリーナー(植物バイオの溶剤)を筆や刷毛で塗って、数秒おいてからウエスで擦ると除去できます。

残っているグランドを見つけるには、銅版を酢と塩で洗うと、きれいな銅色(少しピンク色がかったような)になるが、グランドが残っている部分はくすんだ色に見えます。
ルーペで拡大して見るとグランドの薄い膜が残っているのがわかります。

1.3MB 52sec. 音声なし

●エアーブラシを使ったグランド散布(アクアチント)
●タテ型腐食タンクの使用方法

[アクアチント] (流し引き用ハードグランドの原液を使います。)

エアブラシを使って版にハードグランド(HARDGROUND EMULSION )を吹き付けると、松脂を使わずにアクアチントをすることが出来ます。
1)エアーブラシを細かい霧が広く出るように調整します。
2)白い紙を後ろに置いてその前に版を垂直に吊るすか、立てかけます。(版を水平に置いてスプレーしてもよいですが、立てかけた方が粒子がきれいなように思います。)
アクアチントの粒の細かさと荒さ加減はノズル調節とスプレーの距離によって巧みに調整します。
3)白い紙につくグランドの散布状態を観察しながらスプレーします。
版面につく細かい霧状のグランドを見るのは難しいですが、後ろの白い紙につくグランドはよく見えます。
4)スプレーし終えたら版をフラット(水平)に置き、表面を乾かします。自然乾燥の時間は気温によって変わりますが、約15分間乾かします。または、十分熱くなった電熱器やウォーマ−で版を30秒〜1分間加熱してからプレス機のベットプレートに置いて冷ますと早く完全に乾燥します。
5)後は、通常の方法で腐食します。


●グランドを塗布する前に版の汚れをよく落としてからクレンザーで水洗して、脱脂して下さい。脱脂後の版面には指を触れないようにして下さい。(水性のため油分は禁物です。)

※●版に酸化膜が出来ている場合は、アクアチントをかける前に版を酢と塩で洗って酸化膜を取り除いて下さい。
そうしないと版に付いた粒子(グランド)が剥がれてしまいます。

※●腐食液から版を取り出した後は、版を醤油または重曹の水溶液で中和してから、アクアチントをかけたり修正グランドを塗ってください。

[エアーブラシのクリーニング]
エアーブラシの針は使用後そのつど徹底的にきれいに掃除しなければなりません。(この作業は30秒以内で済みます)
1)エアーブラシからグランドの入ったカップを取り除き、エアーブラシの先を数秒間アンモニア水の中に浸けます。
2)アンモニア水からエアーブラシを持ち上げ、新聞紙やペーパータオル、ウエスなどに向かって空になるまでスプレーします。
3)エアーブラシにアンモニア水を入れた別のカップを取り付け、きれいなアンモニア水が出るまでスプレーし、そしてエアーブラシを空にします。最後に水を入れてスプレーしておくと良いでしょう。

[炭酸ナトリウムとアンモニア水について]

炭酸ナトリウム水溶液で除去しにくい場合はアンモニア水をお使い下さい。
腐食して凹になった狭い部分(ラインエッチングなどの凹み)に入り込んだグランドは、炭酸ナトリウムでは除去しにくい場合があります。このようなときには水で2倍程に希釈したアンモニア水を使うと除去できます。

トラブル:
アクアチントをした版をマスキング(腐食止め)したときに、そのグランドの除去が完全に出来ない、
所々、グランドの薄い膜が版に残ってなかなか取れない、
アンモニア水を使っても取れない。

解決法:
グランドが残っている部分にD*SOLVEインククリーナー(植物バイオの溶剤)を筆や刷毛で塗って、数秒おいてからウエスで擦ると除去できます。

残っているグランドを見つけるには、銅版を酢と塩で洗うと、きれいな銅色(少しピンク色がかったような)になるが、グランドが残っている部分はくすんだ色に見えます。
ルーペで拡大して見るとグランドの薄い膜が残っているのがわかります。

炭酸ナトリウムは水に溶けると比較的強いアルカリ性になります。アンモニア水も強アルカリ性です。手荒れ防止などの皮膚保護のために、耐アルカリ性のゴム手袋を着用して下さい。

アンモニア水や炭酸ナトリウム及び Z*ACRYL HARDGROUND EMULSION (ハードグランド)、Z*ACRYL STOP OUT RESIST(修正グランド)は、小児の手の届かないところに保管して下さい。


Z*ACRYL 腐蝕タンク

塩化第二鉄や硝酸など一般的な腐蝕液を使用できます。
このタンクは満タンで約14L〜15Lの腐蝕液が入り、45.5cm×60.5cmの版を一度に2枚腐食できます。
もちろん、いずれの大きさの版も腐蝕液に十分浸かるだけの高さに腐蝕液をタンクに注げば良いです。
[注意] 固形や粉末の塩化第二鉄を、タンクの中で決して溶かさないようにして下さい。発熱してタンクを損傷する恐れがあります。

[版を腐食する]
プラスチックパッキングテープで「ハンガー」を作って版をタンクの側面に吊るします。(絵2)
テープを細長く40cmから45cmくらいに切り、粘着面と粘着面を合わせて10cmから15cmくらいになるように重ねて粘着しないひもの部分を作ります。残った長さのテープの部分を版の裏側に張り付けます。(絵1)
または、(絵1')のようにします。
「ハンガー」はプラスチックの洗濯バサミやクリップでタンクに付けて吊るします。
腐蝕中もふたをする場合は、パッキングテープで貼付けるか、丈夫な紐(ストラップやベルト)をタンクの上部に巻き付けて、そこにクリップで「ハンガー」を止めれば蓋をすることが出来ます。(絵3)

[タンクを空にする]
四角のコーナー(フレアーで無い側)から別の容器に注ぎ移します。
タンクが一杯のときは、広いジョウゴを移し換える容器に入れて注いで下さい。
また、ポンプ(灯油を入れるのに使う)を使えば簡単に安全に移し換えることが出来ます。

[圧縮リング]
圧縮リングは、腐蝕液の圧力によってタンクのサイドが湾曲しないように保ち支えるために用いられます。
ベースユニットの上部と腐蝕液の高さのまん中辺にスライドさせて下さい。(絵4)



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