北山銅版画室/Studio Kitayama
Z*ACRYL ETCHING SYSTEMS /
D2P Polyester litho plate
◆ Z*ACRYL D2P リトグラフプレート の使用方法 ◆
以下の説明のいくつかは、伝統的なリトグラフの技法でよく知られていることと思います。
しかし、刷りの方法は伝統的な方法ですが、イメージを作る過程はリトプレートや石版とは違います。
D2P は優秀なリトグラフの特性を持ったポリエステルプレートです。そのプレートの描画面はマットで、表面はやすり状です。それは精細な石の地と同様のものです。
そのプレート上のコーティングは、イメージ(描画)のない部分は水でリトインクをはじくように保水性になっています。イメージは耐水性の多様なインクで描画できます。このプレートは感光性ではありません。そして清潔に乾燥するようにして保存すれば半永久的に劣化しません。
●コンピューターイメージ
レーザープリンターから直接 D2Pプレートにプリントできます。プレートはレーザープリンターの大きさに合わせてカットします。プレートはマット面にイメージがプリントされるようにプリンターにセットします。
D2Pプレート は極めて再現性が高いです。1200dpi×1200dpi では ruling of 100lpi と65グレーレベルです。出力が1800×1800dpi
ではインチあたり100線で196グレーレベルです。そしてプリントアウトすればこのプレートは直接刷ることができます。
●ドローイング
多様な描画材料で直接プレートに描くことができます。基本的には耐水性でしっかりと付着するものであれば何でもよいです。ペン、ボールペン、マーカーなど、あなたが思いつく様々なアクリルや油性の耐水性のもので試してみて下さい。
●プリントアウトについて
イメージ部分が表面に付着することが大事です。あまりにも早いレーザープリンターのいくつかのケースではプレートにすべての粒子が十分につかないかもしれません。1分間に4〜8枚、プリントアウトするプリンターが最適です。トナーが乾かなかったり、とれるときはプレートを約82°C
で暖めて下さい。(93°C 以上でプレートは溶け始めます。)同様にドローイングを乾かすときも暖めることができます。
●プリント(刷り)
表面にイメージが出来上がったら、プレートはプリントできます。このプレートはエッチングプレス機やリトプレス機、オフセットプレス機で刷ることが出来ます。
伝統的なリトインクを使います。インクの正確な粘度調整のために少し実験してみて下さい。理想的にはインクは比較的、固めにすべきです。
素早くローラーを動かしイメージに徐々にインクを盛っていくようにして下さい。
インクを盛る前に、弱い研磨剤でプレートをすっかりきれいにするためにスポンジを使い、プレートに引っ付いていない不必要なトナーや描画材料を取り除きます。
きれいなスポンジでプレート全体を湿らします。試し刷りをしながらローラーにつけるインクの量を加減します。これらは伝統的な刷りの方法と同じです。
刷った後の版をきれいに洗うのは、最初に新聞紙に刷って大方のインクを取り除いた後に、マイルドな液体クレンザー(台所用品)をつけて水洗します。
●こんなときは(トラブルシューティング)
a). もし、インクがイメージのない部分に着くようなら、約3.8Lの水に約30ccの酢を加えて水の酸性度を増してみて下さい。インクを盛る時、版はわずかに酸性の状態に保つ方が好ましいです。(ph4.5〜5.5)
b). もし、イメージのない部分にまだインクが着くようなら、インクを固くなるように加減して下さい。
c). いくつかのレーザープリンターでは、プレート上のトナーが溶かされないでしょう。その場合は、弱い研磨剤溶液を使って表面のトナーをきれいに取り除くことができます。
d). もし、トナーやドローイングメディアが、刷りの行程で壊れることがあれば、たぶんプレート表面に適切に溶かされていないからでしょう。その時は、プレートをクッキーシートに載せてオーブンで82℃で数分間、暖めることができます。
プレートはスタジオ(工房)のホットプレートでも暖めることができます。

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