広報(PubricRelations=PR)との出会いは、私にとっては環境問題との出会いでもあります。学生時代、環境問題や食の問題に関心を持ち始めた頃、とある新聞記事から環境に配慮した製品や、そのための技術やサービスの存在を知りました。利用している人は圧倒的に少ないけれど、もしそれらが普及したなら環境問題の解決は近い・・・と考えると、いま、それをたくさんのひとに伝えたい、伝えられるのは自分しかいない、と単純に思いました。振り返れば、そのときの気づき、思いが、我が広報人生のスタートでもあったのです。

 最初に勤めた企業のオーナーに、「広報は新人に任せる仕事ではない」と言われましたが、どんなセクションにいても「相手に伝えること」で広報はできるものだと思いながら、日々の業務を行っていました。 数年後、広報担当を任命され、広報(PR)の世界を知ったときには、その業務の責任の重さもさることながら、世の中のすばらしいものをもっと発見して、喜ぶひとに届けたい=伝えたいと思うようになったのです。情報をていねいに開示し、共感をしてもらい(もしくは共感に値する何かを作り出し)、参加してもらうこと=利用してもらうことで、企業も消費者も喜び、社会における企業の存在意義を確固たるものにすることが、企業広報の基本的なあり方だと思うようになりました。


 日本の企業にとって、広報(PR)の位置づけは、いまひとつあいまいで、重要視されていないのではないかと感じます。また表舞台の華やかな業務であるとの誤解も見受けられます。はじめて広報担当になった方にとっても、いったい何をどうすればよいのかとまどうことがほとんどでしょう。

 広報(PR)は、ときには企業の顔として情報を発信する立場です。したがって、弊社で定義している広報は、広告宣伝やマーケティングを包含し、企業全体の方向性、つまり経営方針や経営戦略に影響を及ぼす情報収集、ネットワーキング、分析、判断力を持つセクションです。

 しかしやり方は、企業風土や広報担当者の資質にもより様々な形があるといえます。広報担当者にとって、社内社外のコミュニケーション、ネットワーキング、メディア対応等、やるべきことはつきません。しかし、広報担当者として経営に携わる責任の大きさ、うまく情報を発信して企業の価値を高めることにつながったときの達成感は、他のセクションでは味わえない貴重な、特別なものでもあると思うのです。ふつうの仕事にはない楽しさを見いだせるはずですし、そういう方にこそ、広報業務は適任だと思います。

 そして広報の仕事をするうえで、何よりも大切なことは、自分が所属する企業への「愛情」です。しかし盲目の愛ではなく、どちらかというと厳しさを伴う愛です。日本の企業、特に経営者は、もっと広報のことを知るべきです。そして広報を担える人材、つまり会社を我がものとして愛してくれる社員を一人でも多く育てることで、企業価値を高めることができるのだと認識してほしいのです。企業価値が高まり、企業が発展することは、日本経済が活性化することでもあります。

 私どもは、クライアント企業の広報業務をサポートをさせていただくことで、日本経済の活性化に寄与できることに最高の喜びを感じています。ひとりでも多くの方に、広報(PR)の大切さとノウハウを広め、多くの企業がその目的を成就できますよう出来る限り尽力させていただきます。


「事業計画の前に広報計画あり」をキーワードに、企業経営者、広報担当者に対して、事業内容に合わせた具体的な「広報力」の強化、継続を提唱する。日本経済を支える中小企業の広報をサポートすることでよりよく快適な方向へと「社会を1ミリ変える」ことを目指す。

■略歴
「食」への関心から、「食と環境」をテーマに活動していたNPO『日本リサイクル運動市民の会』(環ネットワーク株式会社)のスタッフとなる。
'93 NPO代表の衆院選当選により、永田町にて秘書業務。「議員立法」などを学ぶ。
'94 NPOの関連事業体であった環ネットワーク(株)(現らでぃっしゅぼーや(株))で、環境問題解決を基軸とした事業提案やイベント企画に携わる。
'97 有機野菜宅配部門での会員向けメディアの企画・制作を経て、広報担当責任者。
'98 財団法人日本環境財団立ち上げに関する広報兼務。
'99 環ネットワーク(株)のM&Aにより、IR管理及びアナリスト対応業務兼務。
'00 より、フリーランスとなり経営コンサルティング会社契約スタッフを経て、    '02有)デミピーアール設立。
食関連、環境関連企業の企業広報の立ち上げ、人材育成、実践サポートが得意分野で、その他、ライフスタイル全般に関わる商材、事業、地域活性化に関する事業の立ち上げ広報プランニング、コンサルティングサービスも行っている。
2007年11月現在、中小企業を中心に、11社の広報サポートを展開中。中小企業経営者向け勉強会での広報セミナーは月1回程度実施、広報人カンファレンスは、メディア関係者をゲストに座談会形式で隔月開催中。

■所属団体など
・広報人カンファレンス主宰
社団法人東京青年会議所千代田区委員会・広報委員会委員
 
日本ジャーナリスト会議広告支部
・社団法人芝法人会
・社団法人東京商工会議所会員
 


■メディア掲載及び原稿執筆

先輩起業家NAVI(フジサンケイ・大和証券グループ)

・2007.06朝の時間の有効活用術の紹介(カラット/PHP研究所)

・2006.10独立して広報活動を請け負う仕事のやり方について

 (日本経済新聞夕刊)

・2006.10貴重な出会いの繰り返しで今があることを説明(BigTommorow)

・2005.12「広報」と出会ったエピソード(フジサンケイビジネスアイ)

・2004.10企業広報の役割について(日本語教育新聞)(寄稿)

・2004〜2006メルマガ「スーパー広報術」にて(連載)(株式会社スーパーピーアール)