はいはい、ということで前回の続きで、Spark編です。
■FlashPlayer10新機能デモ by
Ryan Stweartさん
FP10のクールな新機能デモを一通り。正直、これまでの勉強会で何度見て来たことか(苦笑)。でも、新しいテキストレンダリングのデモは本邦初公開だったかも?FP10ではテキストレンダリングが大幅に拡張されて、非常に細かいところまで調整ができるようになってます。誰がそこまでいじくるのかわかりませんが(笑)。
今回、お二人の話を聞いてわかったことは、FP10ではAdobeとしては、下回りの処理能力向上に注力したということ。だから、それを使ったより上位のライブラリーはユーザに任せるので、うまく使ってくれよ!というのが基本メッセージ。
例えばFP10の3D能力の向上は、Papervisionを置き換えることを意図したものでは無く、低レベル機能のパフォーマンスを磨いて、むしろPapervisionをより効果的に動かしたいという思いからなのだそう。何とデベロッパー想いのことか!
まぁ、FP11ではどうなるかわからんがねー(笑)
■FlashPlayer10の新しいDrawing API & Pixel Bender by
Mike Chambersさん
これまでの、描画APIは単純な図形を描くにも、沢山のメソッド呼び出しが発生してたので、パフォーマンスが悪かった。FP10では、描画コマンドと座標データをVector型の配列に入れることで、複雑な図形もメソッド一発で描画できる。当然パフォーマンスは劇的に向上している。
Pixel Benderに関しては、これまで画像フィルター専用かと思ってたら、音声や演算にも適用できるのだそうだ。だとすると、Pixel Benderって名称はどうなんだろうね(笑)。それはともかく、Pixel Benderは今後、Adobeの広範なツールでサポートされ、特にPhotoshopやAfter EffectsではGPU上でのアクセラレーションがサポートされるとのことだ。
でも、なぜか、FP10ではGPUは使わないで、CPU上だけでの実行なんだよね。これに関して、質問コーナーで突っ込んだところ、理由に関してはここの
URLを見てくれとの回答をもらった。
ふむふむ、なるほどね。確かにFlashPlayerの性格を考えた場合に、特定の環境に依存するのはあまり好ましく無いという意見はよくわかる。それにGPU上で処理を行うためのセットアップのオーバーヘッドを考えると、処理量によってはCPU上で実行させるよりも処理時間が劣る場合があるというのも事実だろう。そういう意味では、まだFlashアプリケーションとして、GPU上で処理を行うに見合ったユースケースが見えていないので、必要性を見極めているということだろうか?
ただ、額面通りには受け取れない面があることもまた事実だ。例えば、画像フィルターだけを考えても、本来はGPU向きの処理であるし、GPU自体も過去よりはより汎用的な処理を効率よく実行できるようにアーキテクチャーが大きく進化してきている。
であるならば、FlashPlayerでGPU処理がサポートされないというのはどういう理由からだろうか?これは全くの私見だが、先に言ったように、Pixel BenderがFlash Playerも含め、Adobeの広範なツールでサポートされることも影響しているように思う。つまり、今後はPixel Benderでフィルター処理を書けば、Photoshopのフィルターが簡単にFlashPlayerや他のアプリ上でも適用できることになる。
これは下手をすれば、ユーザに(高価な)Photoshopを買ってもらう理由のひとつが無くなってしまうということを意味する。ましてや、FP10で高速なフィルター処理が行えるようになると、AIRアプリなどで、Photoshopの代替えアプリケーションを作ってしまうことさえ可能になる。そういう大人の事情も多少は関係しているような気がする。
■Spark Projectの紹介 by yossyさん
内容に関しては、Sparkのblogの方にyossyさんが
エントリーを投稿されてますので、ご参照いただきたい。洋の東西を問わず、男が喰いつくところは同じやね(笑)
■エバンジェリストさんへの質問コーナー from Sparkチーム
これも、上記blogのエントリーをご参照いただきたいが、誰もが聞きたかった「例の」質問は華麗にスルーされた(笑)
まぁ、これ、まだ水面下で熾烈な交渉が行われてるのだろうし、絶対会社内で箝口令がしかれているとみた。お二人とも、この質問には正直うんざりという感じだったしね(笑)。