『クローサー』



 試写にて、『クローサー』を観る。
 我らがアミダラ姫、ナタリー・ポートマンがストリッパーを体当たりで演じ、オスカーにノミネートされたという話を聞き、期待に股間を……、いやいや、胸を膨らませ、いざ映画へ。
 ところが、ストリップシーンにセクシーなビキニで登場したナタリー・ポートマン。いよいよブラを取ったぁ!と思ったら、その瞬間に客の男のスケベっぽい顔のドアップになったり、Tバックを脱いでマタを広げたぁ!と思ったら、そこの男の頭があってまったく見えるというドリフ大爆笑のコントのようなコトが起こったりして、萎えさせるコトこの上ないのである。結局、ナタリー・ポートマンのお体は拝めず仕舞い。調べてみると、ちゃんと撮影されていたのに、ナタリー本人が監督のマイク・ニコルズに頼み込み、ヌードシーンはカットになったそうである。土壇場で尻込みしてしまったようだが、今度こそ、勇気を持って脱ぎ脱ぎして欲しい。私のスケベ心から言うのではなく、女優としてひと回り大きくなってもらいたいから言うのである。(スマン、本当はスケベ心だ)
 本作は、他に、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、クライブ・オーウェンの4人の男女しか登場しない。この4人が、くっつき、浮気し、別れ、またくっつき、また別れ、またくっつく。そんな、小洒落た『東京ラブストーリー』のような作品である。4人の演技と台詞だけで見せてしまおう、というワケだ。決して感情移入できる物語ではないが、4人(2組のカップル)の数年に渡る恋愛歴の断片を、時間を切り取って冷めた視線で見せる手法はオモシロイと思った。
 4人の中で特筆すべきは、モテない医師を演じるクライブ・オーウェンの怪演ではないだろうか。宇梶剛を3倍濃くしたようなルックスで、隠語でジョークを言ったり、エロチャットしながらで涎を垂らしたりすると、会場のどこかから「キモ〜イ」の声が……。上映中にキモイと言われた俳優は、映画史上数えるほどしかいないのではないだろうか。妻であるジュリア・ロバーツが浮気したコトがわかると、相手を散々罵った挙げ句、「どんな体位でヤッたんだ? ちゃんとしゃぶってイッたのか!?」と根掘り葉掘り聞く。オンナが別れを告げると、散々抵抗した末に、「別れてやるから、最後にイッパツやらせろ!」と迫る。わかる。こういう男、必ず周りに1人はいるだろう。そう、Nクン、キミだよ、キミ。

Posted: 水 - 4月 27, 2005 at 09:33 午前         | |


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