『ザ・インタープリター』



 試写にて、『ザ・インタープリター』を観る。
 監督は、シドニー・ポラック、主演は、ニコール・キッドマンとショーン・ペン。予想通り、真面目な社会派サスペンスンに仕上がっていた。
 キッドマンは、国連本部で働く通訳。アフリカのマトボ共和国(架空の国)の大統領が、国内での虐殺疑惑の弁明の為、国連で演説をするコトになるのだが、その時に暗殺が計画されているコトをキッドマンがたまたま耳にしてしまう。そこへ派遣されるのが、ショーン・ペン演じるシークレットサービス。ペンは、キッドマンの証言に疑いの目を向け、彼女の過去も捜査し始める。キッドマンは、マトボの出身で、革命運動に参加していたコトなどが明らかになる。
 本作は、9・11以降のアメリカ映画の一連の「復讐モノ」のひとつで、それもかなりわかりやすい復讐劇である。キッドマンが出身のマトボでは、「誰かに殺されたら、ヤリ返すのではなく、誰かを救え」という教えがあるコト。ショーン・ペンは2週間前に、妻を不倫相手が運転する車の事故で亡くし、「その男を殺してやりたい」と告白するコト。随所に復讐について考えさせられるエピソードが盛り込まれている。「銃よりも言葉で平和をもたらしたい」という信念を持って通訳の仕事を選んだキッドマンは、結局どのように復讐するのかがこの映画の見所である。
 この2人、恋愛関係一歩手前まで発展するようなしないような、この上なく安っぽい関係になるのだが、そんなコトには目を閉じれば、サスペンスの部分はそこそこの出来映えであったと言える。
 それにしても、ショーン・ペンの演技は年々過剰になっているような気がする。本作でも、眉間やデコにこれでもか!といわんばかりにシワを寄せ、おどおどしたりモゴモゴしたり。どうしてそこまでシワくちゃになるのか。まるで、デ・ニーロのモノマネをしている漫才師、どーよのテルのようですらあった。

コレがデ・ニーロで、

これがどーよのテル。モノマネ史上に残るクリソツさ。
※ ちなみに、本作にデ・ニーロは出演していません。もちろん、どーよも。

Posted: 金 - 4月 22, 2005 at 07:46 午前         | |


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