『メリンダとメリンダ』



 試写にて、『メリンダとメリンダ』 を観る。
 ウディ・アレンの、本人が出演していない監督作品。アレンの作品は、自分が出演しない方が良い、というジンクスがあるが、さて果たして。
 喜劇作家と悲劇作家が、カフェで「人生は喜劇か悲劇か」で討論しているトコロから始まる。そこで、メリンダという女性がある家のパーティに現れたという同じ設定で、それぞれ喜劇と悲劇を創造し、二つの物語が同時進行で描かれる。入り口と主人公は同じでも、全く違う展開を見せる。ありがちかもしれないが、興味深い構成である。
 悲・喜劇それぞれの物語がシャレたラブストーリーになっているのだが、もうひとつ面白みにかけるように思われた。アレンならではのウマさや可笑しさ、遊び心は相変わらずなのだけに、いつものウディ・アレン作以上でも以下でもない、という印象は拭いきれない。先日観た『さよなら、さよならハリウッド』の方が、バカバカしくて笑えた。この2作に限っては、ジンクスは当てはまらなかったのかもしれない。職人作家による職人コメディといった感じか。

Posted: 金 - 6月 24, 2005 at 08:00 午後         | |


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