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本日も面接。
ただし、昨日とは別の会社。
待遇面で言えば、今までで一番条件が良い。
が、社員数は総勢10名。小さな会社だ。
あれだ、ベンチャーってヤツだ。
今日面接を受けた場所も、会社の事務所の中。小さな会社なので、応接室は無い。パーティションで区切られた応接スペースがあるだけ。
他の社員達が電話で取引先と話している声、仕事の打ち合わせをしている声が仕切り越しに聞こえる中での面 接だった。
事務所のドアをノックすると、オバチャンが出てきた。面接を受けに来たことを告げると、今、別 の人が(俺のほかにも応募があったらしい、同じ職種かどうかはしらないが)面 接を受けているのでチョット待ってくれという。しばらく待っていると、一人の30歳くらいの背の高い眼鏡をかけた男が「失礼しました」と言って出てゆき、その後、一人の黒いスーツのちょっとギスギスした感じの、先程のオバチャンとは違う、20代中頃の女性がドアから顔を出して「お待たせしました悪峰さん、どうぞこちらへ」と応接間へ通 された。
先ず始めに1枚の質問用紙を渡された。用紙には「当社を志望する理由は何か?」、「自分の性格をどう認識しているか?」、「自分の長所、短所は?」、「転職の理由は?」とか「前職の月収」、「希望月収」、「自己PR」等の欄が設けてあり、それぞれに回答を10分くらいやるから簡単に記入しろとのこと。それだけ告げると黒いスーツの女は席を外した。
だいたい質問用紙に設けられた質問は、今まで履歴書やネットで求人に応募するときに幾度となく書いてきたようなことだったので、さほど悩むことなくスラスラと書くことが出来た。いい感じだ。しばらくすると黒いスーツの女が戻ってきてギスギスした感じで「採用担当の黛(仮名)です。今日はお越しいただきありがとうございます。まず当社の業務内容からご説明させていただきます。」と言って説明を始めた。
そして説明が終わると質問が始まった。さっき俺が記入した質問用紙を見ながら、前職のこととか、聞いてきた。この辺も今まで幾度か受けた面 接で答えたことだったのでスラスラと答えることが出来た。いや、まあ、自分のことを質問されてるんだから、スラスラ出ないとおかしいんだけどさ。俺は「志望動機」の部分に「自分の経験を活かすことが出来るト思った」とか言うようなことを書いたので、前職がどんな仕事だったのかと言うようなことを聞かれ、更に「当社ではこんなふうになってますけど、そういう業務を経験してらっしゃいますか?」とか聞かれた。
その会社は規模が小さく、人数も少ないので、担当の垣根を越えて、いろんな仕事をやらないといけないことがあるという。まあ、そんなことは別 に構わないと、俺は思った、前の職場も人が少なくていろんなことをやらされてたから。と、言うか、給料もらえるんなら何でもやります、ハイ。
まあ、そんな前職の事についての質問も自分の具体的な経験も交えて話していると、採用担当の黛さんもその仕事を幾度か手伝ったことがあるらしくしきりに「そうですね、そうですね」とうなずきながら応じてくれた。
こうなってくると、最初ギスギスした感じに見えた彼女が実はとても素直な可愛らしい女性似見えてくるから不思議だ。
それが終わると「他にも幾つかお聞きしたいことがあるんですが...」と言って別 の質問を始めた。
黛さんの手元には別の面接用の質問シートがあるらしく、それを見ながらの質問になった。その質問は仕事に対してどういう考え方を持っているかとか、趣味は何かとか、夢は何かとか、そういう人格とか、個性とかについての質問のようだった。
こちらの方も、だいたいよどみなくスラスラと答えることが出来た。まあ、自分を出しきれたと思う。
後は連絡待ちだ。
ただし、ココは、俺以外にも結構沢山の人が受けに来ているようなのでチョット厳しそうだなあ。
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