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一日ずっと寝っぱなし。
薬のせいか、眠っても眠っても、まだまだ眠れる。
せっかくの休日に寝っぱなしとはもったいない。
でも、無理に起きてもしょうがない。
昔、熱が出て、すごい腹痛におそわれたことがあった。
その日は金曜日で、会社を休み、病院に行った。
診断の結果、腹痛を伴った風邪と診断された。
「なんだ、風邪か、ちょっとお腹痛いけど、風邪なら薬飲んで安静にしてれば治るよ。」
そう思ったので、会社も休んで映画を観に行った。映画館で安静にしましょう!
映画は確か、アル・パチーノの「カリートの道」だった。面白かった。満足だった。
しかし、腹痛はちっとも治らなかった。
そして土曜、日曜と、薬も飲んだが、痛みはひかない、いや、むしろひどくなっていた。ベッドの上で一人で「痛い痛い」と悶えながらゴロゴロ転がって、寝返りうって痛みを紛らわそうとしたけど、無理だった。
月曜日になって、再び病院へ。
病院のセンセイはオレがまた来たので「アレ?」って顔をした。そして、腹痛が収まらないことを告げたら「風邪じゃないみたいだね、最近、南の島とかに行った?」などと意味不明のことを言った。そして採血して調べてみると「白血球の数が多い」と言い始め、更に大きな胃腸専門の病院を紹介された。
それからすぐにその大きめの病院に行って、超音波だのレントゲンだの、なんか色々やってたら看護婦さんが「院長診断を受けてください」と言った。
院長の居る、なんだか社長室のような大袈裟なお部屋に通された。そして院長センセイがオレに言った言葉が「緊急入院だね」。
院長センセイは看護婦にベッドを用意することを指示。
なんだかよく状況がつかめていないオレの周りで看護婦さん達が慌ただしく動き始めた。
院長センセイに因ればオレは「回盲炎」だそうだった。
「回盲炎」なんて、初めて聴いた。「なんですか、それ」と聴いたら「盲腸の周りの回盲部が炎症を起こしている」そうで、とりあえず薬を使ってみて、ダメだったら手術しましょうってことになった。
結局一週間くらい点滴うって入院生活。手術はしなくて済んだけど驚いた。
風邪だと思ってたから。
オレが仕事しててミスしたりすることがあるように、医者もやっぱり誤診したりするんだ、人間だからと、この時思った。
あと、病気を甘く見ちゃあイカンとも思った。
そしてそれからというもの、具合悪くて会社を休んでるくせに映画を観に行ったりもしてない。
もっとも、今は会社休もうにも無職だから会社を休みようがないけどな!
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