最近愛用している学習リモコン。
http://www.logitech.com/index.cfm/products/features/harmony/jp/ja,CRID=2078 “思想”を感じる機器だ。家庭がリモコンの洪水で埋もれているこの時代に、あらためて一石を投じる意欲を感じる。よくも悪くも……。 このリモコンの最大の特徴は、Power ボタンがないことにある。 おおかたのリモコンは、本体の状況を知らない。
たとえばリモコンの Power ボタンを押すとき、それまで機器本体がオンなのかオフなのか、リモコン自体は知らない。ユーザ自身が各機器の状況を視認しながら、操作手順を変えないといけない。 Harmony は、各機器のオン/オフ状態を記憶することで、そうした桎梏からユーザを解放しようとしている。 だから Harmony には“Power ボタン”がなく、“OFF”ボタンだけがある。 DVD を見たければ、「DVD を見る」Activity(マクロの一種)を選ぶ。すると、テレビなど必要な機器の電源が入り、前準備が行なわれる。ボタンは DVD 視聴用に最適化され、「さあどうぞ」状態になる。見終わって“OFF”ボタンを押せば、使った機器の電源が切れる。 ——そのような使われ方が Harmony の理想型らしい。まあ、そううまくは動かないが。 結局、各機器の Power トグルボタンをどこかに割りつけないと実用には耐えない。Power ボタンがリモコン本体に存在しないので、おおむね液晶パネル側に割り振ることになる。 だったら、最初から Power ボタンがほしいと思いつつ、気づかされたことが2つある。 1つは、ユーザはつねに Harmony の理想に近づきたいという圧力を受けつづけること。Activity 一発ですべてが済まされるように、設定を追い込んでいきたくなる。たしかに Power ボタンなど必要ないのが理想なのだ。 もう1つは、たしかに Power ボタンは機能としては必須だが、頻繁に使うものではないこと。使いにくい位置に割り振っても、じつはあまり問題はない。 仮に Harmony が理想のリモコンでなかったとしても、この先に、希望がありうる。リモコン地獄から私たちが救われる希望が。本体の機能を実現するための周辺機器というより、ユーザの目的を実現するための集中コントロールパネルをめざした Harmony。 その意義は大きい。 というわけで設定を追い込んでナンボの
Harmony
だが、ウイザード形式の設定ツール(Web
アプリケーション)が、それなりに難物でもある。最近こんなことになった。 表示がズレ、日本語表示がバケバケ。サーバが不調らしく、何回かリトライすると直ったり直らなかったり。 各ユーザのリモコン設定は米トロントのサーバに保存され、サーバが設定情報を再構成して送ってくる仕組み。手元のリモコンの命運が、トロントに牛耳られているのだ。まさにグローバル時代のインテリジェントリモコンといえる。
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Total entries in this category: Published On: Apr 13, 2007 02:46 AM |