5年くらい前、とある番組で素敵な言葉を聞いた。
劇中、好きな先生と離ればなれになって寂しい……と嘆くヒロインに、主人公が飄々と言う。
「そうかなあ。会いたかったら、会いに行けばいいじゃない?」
(うろ覚えだけども)深い言葉だ。
その番組の打上げで、とあるキャストが言った。
「また会える人もいるだろうし、一生会えない人もいるでしょう。一期一会です。だから《いま》を大切にしなければ」
「この瞬間が永遠につづいてほしい」と願うのも、「いつかまた会いたい」と願うのも同じだ。願うのはいい。でも、願っているだけでは何も継続しない。「いつか」も訪れない。
だからこそ、一瞬一瞬を大切にしなければならないし、実現可能なことは実現すればいい。
「会いたかったら、会いに行けばいいじゃない?」
高校の先輩に、こそっと「十年来ご無沙汰してる皆さんにお会いしたいです〜」と言ったら、一瞬にしてミニ同窓会を開いてくださった。
スゴい! と思った。
声を上げるべき人が声を上げさえすれば、たちまち人は集まる。集まれるかぎりの人が。
それが、人と人とのつながりだから。