本当にお疲れさまでした!
関係者のかたがたは、もしかしたらその意義を、十分に理解してなかったりして……という不安が。
仕事関係ではなさげと、勝手に解釈してここで書く。
企画を聞いたのは昨年のこと。
この舞台のプロデューサーともども、脚本の井上さんに会う機会があり、「これとこれ、どの企画がいいと思う?」と聞かれて「これが見たいです!」と答えた。
この人たちが舞台をやるなら、そういうものが見たいと思った。もしも実現できたら、どんなにすばらしいだろうと思った。
まさか、万が一にもありえないけれども。
そのまさかを、この舞台は実現してしまった。
ワン・シチュエーション・コメディ。
これほど難しいものは世の中にない。
とんでもない演技力と、とてつもない演出力と、そしてなにより、すさまじいまでのホンの説得力が要る。
スペースシャトルが
ISS
にドッキングするような離れ業。
シャトル1台を打ち上げるために、NASA
が何万人ものスタッフを擁するように、(小劇場であれなんであれ)何年もチームをともにしてきた「劇団」でなければ成功を期すことはできない。
それを、寄せ集めのスタッフ&キャストでいきなりやろうだなんて、無謀もいいところ。
ロケットは、宇宙に行くためにある。スタッフがどれだけ努力したかじゃない。宇宙まで行けるかどうかだ。
行ければ100点、行けなければロボコン0点。
そして『H〜i!
Jack!!』は、宇宙へと旅立った。
わたしたち地上に住まう者は、頭上を見上げてその光を追うしかない。その光の色を、とやかくいう資格はわたしたちにはない。