宣戦布告(だれに?)
『朝まで生テレビ』で「結論が出ました!」と、すがすがしい朝を迎えたことがあったでしょうか?
水かけ論は世の常。 まして極端な主張のほうが面白いし、センセーショナルだったりするので、極論どうしの激論! なんて不毛なこともある。 『朝生』じゃなくて、著作権問題の話です。 コンテンツ制作者∈著作権者サイドから見ても、Winny 開発者逮捕は間違いでわ?! という根拠を示すのが、この問題をとりあげた、当初の主旨でした。 これはいまでも変わりません。 でも、PxP 技術を「著作権」をめぐる文脈(だけ)で語る人が多い気がするのは残念。 PxP って、従来の著作物をこっそり交換するため(だけ)のもの? 「これからは知的財産ビジネスの時代だぜい。共有なんて犯罪だ!」も、「そんなの既得権益。著作物もガンガン共有する時代だぜ!」も、同じ穴のムジナ。 映画やゲームとかが、たまたまデータファイル化できるようになり、たまたまファイル共有技術が成熟したからって、それが PxP の本質とも真価とも思えません。 極論からは、ちっとも新しい世界が見えてこない。 ここまでは、当初から思っていたこと。 ただもうひとつ、「著作権問題」をめぐる議論を見るうちに、こちらはこちらで、極論が横行してる気もしてきました。 わたしは《著作権者》側の人間に分類されるかもしれませんが、だからこそ、著作権の運用のシンドさも、まんざら知らないこともないつもりです。 けど《著作権》って、ホントに著作物とか、著作者やらを保護してますのん? というわけで、PxP より前に、やっぱり《著作権》についても考えとかないといけないかも。 次回以降、某ネズミと某ネコにご登場ねがいつつ、極論たちにツッコミを入れてみましょう! 【次回以降の主要参考文献】 ローレンス・レッシグ 2001「コモンズ ネット上の所有権強化は技術革新を殺す」、山形浩生・訳(翔泳社)2002 池田信夫「『羅生門』はだれのものか」 2003 池田信夫「池田信夫のドット・コミュニズム」 Jesse Walker「Mickey Mouse Clubbed」 (Reason Online) 2003 白田秀彰「コピーライトの史的展開」 1995-1996 山本隆司「アメリカ著作権法の基礎知識」(太田出版)2004 牛木理一「『ポパイ』著作権侵害第3事件」「漫画キャラクターの著作権保護」 ジェームズ・ラードナー 1987「ファースト・フォワード アメリカを変えてしまったVTR」、西岡幸一・監訳(パーソナルメディア)1988 サンリオ「ハローキティ30周年記念サイト」 2004
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Total entries in this category: Published On: 2008.09.02 00:41 |