繊維素材というものには様々な種類というものがあり、一般的な分類法としては、まず
大きく天然繊維と化学繊維とに分けることが出来る。
さらに、天然繊維のなかでは、植物繊維、動物繊維、鉱物繊維の三つに分かれる。
植物繊維のなかでも採取する部分の違いにより、種子から採れるものを種子繊維、茎など
の外皮から採れるものを靱皮繊維、葉の葉脈などを繊維にしたものを葉脈繊維、また、果
実の外皮の繊維による果実繊維などと分類することができる。動物繊維のなかでは、皮膚
に発生した毛などによる獣毛繊維と、動物の吐き出す粘液による繊維つまり絹繊維とに分
けることができる。
化学繊維では、大きく二つに有機繊維と無機繊維とに分けることができるが、一般的には
特に有機繊維と呼ばれることは、ほとんどない。そして、有機繊維を再生繊維、半合成繊
維、合成繊維との三つに分け、 前述の無機繊維と併せ四つに分けるのが普通である。
「この再生繊維とは regenerated fiberの和訳であり、天然の高分子を化学薬品で処理し
、溶解してから繊維の形に形成するとともに分解して、元の組成の高分子に戻した繊維」
のことで、具体的に分かりやすく言うと、コットンリンターやパルプなどの天然セルロー
ス系の原料を溶かして再び繊維を作りだしたものである。半合成繊維とは、「天然高分子
に化学薬品を結合させたものを原料とした繊維」を指す。
│ └─靱皮繊維──亜麻( リネン) 、苧麻( ラミー) 、大麻、
│ フ) など
│ │ フラックスなど
│ └─果実繊維──ここやし繊維
│ └─その他───しゅろ、いぐさ、和紙など
├─動物繊維─┬─獣毛繊維──羊毛、モヘヤ、カシミヤ、アルパカ、ラク
└─鉱物繊維───石綿
├半合成繊維─┬─セルロース系──アセテート、トリアセテートなど
│ └─再生タンパク─┬牛乳蛋白( プロミックスなど)
│ 質系 ├大豆蛋白( ソイロン)
│ ├落花生蛋白( アーデル)
├─合成繊維─┬─ポリアミド系( ナイロン[ナイロン6、ナイロン6])
│ ├─ポリエステル系( ポリエステル)
│ │ ( ベンゾエート)
│ ├─ポリウレタン系( ポリウレタン)
│ ├┬─ポリアクリロニトリル系( アクリル)
│ │└─アクリル( アクリル系)
│ ├─ポリエチレン系( ポリエチレン)
│ ├─ポリクラール
│ ├─ポリフッ化エチレン
│ └─その他──フェノール系( ノボロイド) ポリフルオロエ
└─無機繊維─┬─ガラス繊維
├─炭素繊維
├─金属繊維
└─鉱滓繊維