テオ、お前にもう一遍パイプ煙草を吸うようにすすめる。憂鬱になった時にはパイプはいい薬だよ。時が流れることを考えて、僕はこの頃時々憂鬱になってしまうことがあるんだ。ゴッホ(書簡集より)

私のパイプ歴は約40年。あちこちに転がっているパイプを集めてみました。折れたり、穴があいたりして捨てたもの、どこかに忘れてきたり、落としたりしたものなど、すべて合わせたら何本になるのでしょうかね?そうそう、皮のケースに入れていて、財布と間違われ掏られたこともありました。

さて、私のパイプ談義「パイプのけむり」(どっかで聞いたことのある題名ですね?)・・(常に工事中です)


 幼い頃から小児ぜんそくに悩まされていた私はタバコの煙が大の苦手でした。それがなぜか、26歳のとき現在の地に転勤になったのをきっかけに、ぴたりと喘息の発作が起きなくなりました。そこで以前からちょっとばかり関心のあったパイプに手を出したわけです。従って巻たばこ(シガレット)の習慣は全くなく、今でも外出先でパイプを忘れたからといって紙巻たばこを吸うことはなく、タバコなしでも特に苦にはなりません。胃がんの手術のときも二ヶ月あまり吸いませんでした。もしそのままやめていればそれもできたと思います。結局ニコチン中毒にはなってないということですね。だからって、体にいいわけないです。
ところで、吸っている煙草の銘柄をよく聞かれるのですが、私は国産の『桃山』だけです。かつてはアメリカのドライなタバコもイギリスのMixtureも試してみましたが、結局『桃山』に戻ります。まあ、手に入りやすく比較的安い(この間の値上げでかなり高くなったけど)ことにもよりますが・・(^^;(03/11/22)
とかなんとか言っているうちに、いつの間にか『桃山』がmade in Denmarkになってしまいました。おまけに1缶100グラムで1650円と、まあ凄い値上げ。タバコの味は落ちていないようですのが救いですか。トホホ・・・
(05/1/14)
想い出のパイプ(1)
30年ほど前担任したクラスの生徒が卒業式の日に贈ってくれたパイプです。やんちゃな世話のやける学級でしたが、愉快な楽しい学級でもありました。花束などではなく私の好みを知っていてパイプを贈ってくれるなんて心憎く嬉しかったです。
それまでストレートのパイプ一筋でしたが、このパイプが気に入って、それからはベントのパイプが主流になります。(03/11/27)
GBD フランス製
想い出のパイプ(2)
1969年の夏、3週間のヨーロッパ旅行をしました。教育施設視察という名目のツアーです。右の写真はアテネのパルテノンを見物している若き日のcohohです。現地の写真屋が撮ったのを買わされました。
その旅行でロンドンに行った時、かねてからダンヒルの店でパイプを買おうと思っていましたので、市内観光を終えてホテルへ着いてから夕食までの2時間ほどの間に大急ぎで行ってきました。ホテルからちょっと遠かったので往きは赤い2階建てのバス、帰りは時間に追われたのでタクシーを奮発。
当時日本ではダンヒルのパイプなど教師の安月給では手が出ないので、現地なら少しは安かろうと行ったわけですが、なんのなんの立派な値札がずらり。結局比較的安いのを1本だけ買いました。それが上のパイプ。(ダンヒルだからって特に煙草がうまいってわけでもないよ)
この旅行では、もう1本イタリアで安いパイプを買っています。ボウルが小さく、皮を巻いてあります。ちょっとかわっていたから買っただけ。
想い出のパイプ(3)
以前からメアシャム(海泡石)のパイプが欲しかったのですが、日本で売っているそれは立派な彫刻が施され、結構な値段がします。私は値のはる上等なパイプは滅多に買いません(と言うより買えないんです)。パイプはあくまでも私のとっては喫煙の道具であって、使い捨てのものと思っています。だからメシャムもこれでタバコを吸ってみたいと思っただけで彫刻などいらないのです。海泡石はトルコ辺りが産地のようですので、ギリシャ、イタリアなど地中海沿岸の国に行ったら安く手に入るかなと思っていましたら、イタリアにありました。しかも3000円程度でシンプルなものが・・。早速買ってすぐ使ってみました。意外と使いやすく、タバコがうまかったです。
メアシャムは柔らかい鉱物で細工しやすいので彫刻など施されるのですが、と言うことはまた傷つきやすいと言うことにもなります。ですから、必ずケースがついているし、使うときは手袋をはめろともいわれます。もっとも、私のはそれほどタイソウなものではありません。また使っていくうちに次第に琥珀色に変わってくると言うので、それは楽しみにしていたのですが、途中まで色が変わったところで吸い口に穴があいてお蔵入り。吸い口も柔らかかったんですね。
想い出のパイプ(4)
これは、去年スペインへ行ったときにグラナダのアルバイシンの土産物屋で買った水パイプです。単なる飾り物のオモチャのようですが試してみたら結構使えるのです。でもどんなタバコの葉を使うのかよく知りません。どなたか知っている方がおられたら教えてほしいものです。
下の部分に水を入れ、トップのボウルに煙草の葉をつめて吸うと煙が水の中を通ってきます。水がフィルターの役を果たし、さらに煙を冷やしてくれるのでタバコが美味しくなります。左の短い方は吸い口が二本ついています。向かい合って一つのパイプから二人で仲良く吸うとさらに美味しいというわけです。
(04/3/7)
想い出のパイプ(5)
2004/6/24〜7/4まで南イタリアにスケッチ旅行に行きました。今までの海外旅行と同様変わったパイプはないだろうかと、思っておりましたら,マテーラでブライヤーにベートーヴェンのような顔を彫刻したパイプがありました。おまけにその顔が動く・・これは冗談。18ユーロを16ユーロにまけさせて買いました。安物ですからボウルのブライヤー自体はあまりいいものではありません。
旅行の最終日、ナポリでタバコ屋TABACCHIを見つけました。ここには高級品がずらりと並んでいました。あまり高いのは敬遠し,結局下のBrebbiaというイタリア製のパイプを60ユーロ(値札は70ユーロでした)で買いました。
嗅ぎタバコSnuff
?パイプとは関係ありませんが、珍しいものを見つけたので紹介します。
『嗅ぎタバコ(Snuff)です』17,8世紀からイギリスやフランスの宮廷・貴族の間で愛用されたタバコです。ヨーロッパの美術館にはそのケースが美術品として展示されていることがあります。
その吸い方は、親指と人差し指とで少量をつまみ、鼻に持っていって吸い込むか、手の甲に米粒大のタバコを落とし鼻で吸い込みます。現在日本で愛用している方はきわめて僅かであろうと思います。私も小説や映画などで見たことはありますが実物にお目にかかったのは今回初めてです。左の写真がそれで、ドイツ製,メンソール入りのものです。鼻の粘膜で直接ニコチンを吸うので、肺や胃に影響を与えませんし、煙も匂いもしない。禁煙の場所でもこれなら問題ないですね。案外これから流行るのでは???・・そんなことないだろうね。
想い出のパイプ(6)
 2006年3月、南スペイン、ポルトガルにスケッチ旅行に行きました。
 「海外へ旅行に行ったらそこでパイプを一本買うこと」といつの間にか自分でそう決め込んでしまったようなところがあり、今回もスペインで一本、ポルトガルで一本と考えて行く先々でTABACCHIを探しました。しかし見つけても日曜日であったりシェスタの時間であったりして、結局スペインでは変えませんでした。左の写真はポルトガル・リスボンの百貨店で買ったBigBen、イギリス製です。53.33ユーロでした。
(2006/6/11)
想い出のパイプ(7)
トルコに旅行に行った友人からいただきました。特に頼んだわけでもないのに、今私が一番欲しいと思っていたパイプを、しかもメアシャムのパイプを土産にくれるなど、喜びより驚きです。さすが50年以上の付き合いか・・・。
メアシャムのパイプは「想い出のパイプ(3)」で紹介したように、以前1本手に入れたのに、吸い口に穴をあけてダメにしてしまったのです。今度は大事に、じっくりと時間をかけて使い込んでいこうと思ってます。このメアシャムはちゃんと彫刻がしてあるので、それがどのように色づいていくか楽しみです。
(2007/7/18)
想い出のパイプ(8)
 2008年6月に再度スペインへスケッチ旅行に行きましたので、スペインのパイプではありませんが、Segoviaでピーターソンを1本買いました。ピーターソンは吸い口がちょっと変わっていて余り好みではないのですが、値段が手頃だったのでこれに決めました。それでも67ユーロを値切って63ユーロ、日本円になおすと約1万円そう安くはなかったです。
 また、Albarracinでスペイン製のパイプ煙草25gを1.7ユーロで買いました。日本の煙管の刻みたばこのようで味はまあまあですが、やはり「桃山」の方が美味いです.。(2008/7/7)