○4方向のピボット[07/05/19]

☆ピボットは、バスケットボールの攻撃の基礎技術として不可欠である。

 基本的には、図のようにシュートスタンスを基本としてフリーフットを4方向に動かすことになる。当然、斜め前の2方向が攻撃的なピボットになり、斜め後ろの2方向が守りのピボットということになる。斜め後ろのピボットであっても、明確に『ディフェンスを引っ張り出す』という意図を持てば、そこからすかさず斜め前へピボットすることによって、引っ張り出したディフェンスを一気にかわすことができ、より攻撃的なものになる。4方向を規程することによって、プレーヤーの足運びが意図を持ったものなのか、ただ圧力に耐えるだけのでたらめなものなのかを判断する基準ができる。

 しかし、実際には、無意識に横に広がったり、攻撃の場面なのに後ろに引いていたり、あるいは右手のシューターなのに左足が前に出ているシュートスタンスになっていたりと、正確にピボットが踏めていないことが非常に多くみられる。ゴールに正対できずに横を向いたような状態は、まさに斜め後ろの位置を使ったピボットになっているのと同じであり、ゴールへの攻撃がなくなった状態では簡単にディフェンスにプレッシャーをかけられてしまう。パスしかない状態でもあり、逃げのパスではインターセプトされる危険性が非常に高くなる。

 あるいは、斜め前に踏み出した状態(ジャブステップの状態)のまま、体が前につんのめっているだけではシュートがなくなってしまう。ジャブステップでディフェンスを下げたら、すかさずシュートスタンスに戻してトリプルスレットポジション(Triple Threat Position)をとりシュートの可能性を創らなければ、突破しか狙っていないことになり、結果的にディフェンスをやぶることが難しくなる。

 相手のプレッシャーがかかっても、視線を上げて視野を確保した状態のまま、ボールとフリーフットを自由に動かせるようになるまで、毎日反復して練習するしかない。

 

イラストは、バスケットボール指導教本(日本バスケットボール協会編集、大修館書店)より引用