○パス&ラン(パスとカッティングで防御を崩すグループ戦術)[00/8/27]

≪掲載内容≫
練習方法[00/8/27]
ねらい[00/8/27]
カッター側のシュートプレー[00/8/27]
レシーバー側のシュートプレー[00/8/27]


練習方法

・1−2−2の配置(オールアウト)でのパス&ランプレーを想定して,ガードポジションとフォワードポジションで行う

・パスの方向は,上→下,下→上の2種類を行う.最初はディフェンスを付けて攻撃と防御の関係を理解させる必要がある.そうしないと練習が抽象的になりすぎる.

ねらい

・1−2−2のフロアバランスを基本とした場合に,その中で起きるパス&ランプレーというグループ戦術を成功させるためには,ディフェンスとの関係に応じた,カッティングの個人技術と,それに応じたパスの個人技術が必要になる. 二人で行う単純なプレーであるが,フリーランス・オフェンスの中で,カッティングのプレーは非常に重要な構成要素である.

・パス&ランプレーという戦術(行動技術)の可変性の中に含まれる典型例を取り出し,その一つ一つの運動課題に焦点を当てて訓練する.時間・空間的な調整が大切である.

・「カッティングのタイミング」「カッティングの方向」「パスのタイミング」「パスを行う手の方向」「レシービングの方法」に注視して行う.

シュートの個人技術と同様に,プレーの中に1拍子,2拍子,3拍子のプレーを考える.


A.カッター側のシュートプレー

1.1拍子のプレー:タップパス(カッターは,パスを出しながらボールサイドカッティングすることでディフェンスを一気に抜ききることが重要.カッターとディフェンスとの関係が崩れた瞬間的にボールを送る場面である.パスの種類は,レシーブした位置によって異なってくるが,大切なことは,「ノーモーションのタップ・パス」であること.カッターはそのままレイアップへ移行する.)パス&ランでボールサイドカットが成功した一番ノーマルなパターンである.

2.もらいざまのロール(ディフェンスをパス&ランで抜ききることができずに,レシーブ時にディフェンスがインラインに入りそうな場合.そのままレイアップにいけそうにないような時には,もらう瞬間に体をロールさせ,ボールを保護する.この時に,背面ストップのように両足のジャンプストップすることもできる.あるいは,後ろ向き外足のキャッチングで,そのまま一拍子で逆側へレイアップすることもできる.ボールをもらいながら「スピン」するイメージである.

3.2拍子のプレー:ドジングを入れてボールサイ・ドカット(パッサーは時間を合わせるために,タップパスとは逆側の手でサイドハンド・パスをする.カッターは,パスの後に一端オフガードのような形で,逆へ動き,その時にディフェンダーのジャンプトゥーザボールが不十分で,インラインに乗ったような場合に,カッティングを仕掛ける場合である.一瞬ボールマンの1対1の状況が生まれるが,その後にカッティングが起こる.

4.1拍子のプレー:ブラインドサイド・カットに対するループパス(パスと同時にディフェンダーがマイマンを見失い,裏側にスペースがある場合に起こる.パスはディフェンダーの裏のスペースへのループパスになる.3線目のヘルプディフェンスに対する配慮ができるかどうかが重要になる.

5.2拍子のプレー:ボールサイドへのドジングを入れてブラインドサイドカット(パスはディフェンスの頭越しにループパスを送る.パスと同時にボールサイドカットを試みるものの,ジャンプトゥーザボールされて,ボールサイドがカットできない場合に起こる.ジャンプトゥーザボールが極端で,完全にインラインが空いたような場合に成功しやすい.)

6.3拍子のプレー:ブラインドサイドカットからポストアップ(ブラインドサイドカットに対してディフェンスが過剰に反応し,インラインを確保しようとしたようなときに起こる.逆を言えば,ポストアップすることを前提に,そのためのスペースづくりのためにブラインドサイドカットをフェイントに使うと言う考え方の方が適切である.ポストアップは,フロントターンで強く行う.)

7.ボールサイドカットで,ディフェンスと競り合いながら送り足を入れる.図の斜線の部分でディフェンスを背にした状態から,ボールをもらってレイアップへ移行する.1のプレーは完全にディフェンスを振り切ってランニング・ステップで抜ききる場合であるのに対して,7はディフェンスを背にしたサイド・ステップのになる.サイド・ステップからのレイアップはストップしてからのターン・シュートなども入れて多種.


B.レシーバー側のシュートプレー

1.レシーバーが,ボールサイドカットしてくるカッターに対してタップパスのフェイントを入れて,逆のスペースへペネトレートを仕掛ける(ディフェンダーがパスに対して反応してくる場合には,結果的にインラインが空きやすく,逆へのペネトレートが有効になる.)

2.ボールサイドカットしてできたスペースへレシーバーがペネトレートを仕掛ける.シュートはストップジャンプシュートにする.ペネトレートと言うよりも,パンチングに近いイメージ.A の3のプレーのように,パスと逆側へのパスのフェイントを使うとさらに有効である.

3.パスフェイクから3Pシュート.ディフェンスがパスに反応して後に下がった場合に起こる.この時に,カッターはゴール下を通過して,逆サイドのリバウンドに準備することを忘れない.