○ディフェンスにおけるステップスライドの指導について

≪掲載内容≫
ステップスライドはすべてのディフェンスの基本動作[06/12/10]
相手の攻撃を読んで面で止める力[06/12/10]

○ステップスライドはすべてのディフェンスの基本動作                                                  

  ステップスライドはディフェンスの動きのあらゆるところで必要となる基本動作です。ディフェンス力を向上させるためには、なんとしてでも身につけなければならない動きです。上に、単純に左右に移動するだけのステップスライドを指導している際の映像クリップを載せました。おじさんの動きなので、参考になれば幸いです

 下に、ステップスライドの鍵となる『能力』を幾つか載せておきます。

1)step slideはケンパのイメージで一気に移動する力

 ステップスライドでは、移動距離を稼ぐことも必要になります。単に進行方向の足を出すだけでなく、蹴り足で一気に蹴って踏み出した足よりもさらに先に進む力をつける。

2)上下動せずに、水平に移動できる力

 ステップスライドが上下に揺れながらしかできないようでは、鋭いディフェンスはできません。目線がピタッと水平に動くイメージを作る必要があります。

3)step slideからリズムをカットして急に止まる力

 オフェンスの動きを予測して、相手より先に止まるくらいのイメージが必要。ピタッと止まれないと、相手に振り回される結果になる。

4)ジャンプから着地で一気にスタンスを固める力

 これがピタッと止まるようになると、ステップスライドの動きが一気に高まります。

5)予備動作なしに、一気にジャンプできる力

 ステップスライドから、沈み込まずに一気に跳び上がる力をつけると、ボールマンディフェンスからブロックショットに跳ぶ感じが良くなる。スクワット等のトレーニングを利用して、最も力の入る位置を常に確認し、そこから一気に立ち上がる力をつけることが必要。

 ステップスライドでは、上図のように足関節が屈曲し、脛が前傾した姿勢を常にキープすることが大切ですが、図に書いたように、脛を倒すという意識よりも、足関節を背屈することによって、結果的に脛が倒れるような意識の方が、足首を固める感じが出て、瞬間的に動きを切り替えることが可能になる。また、体重は、足の最大幅の線上くらいに乗せるのが最も自在に動ける。

 また、左図のように、股関節が屈曲していることも、瞬間的に姿勢を決めるためは重要である。股関節に親指を挟み込むようなイメージで屈曲を作ると姿勢が決まる。

単純な横移動のステップスライドの練習
1)step slide1歩
2)step slide2歩
3)step slide1歩⇄2歩
4)step slide1歩→jump
5)step slide2歩→jump
6)ball snap 1/2arm→jump back→step slide
7)ball snap 1/2arm→jump back→step slide
     →jump


○相手の攻撃を読んで面で止める力  

  ボールマンにプレッシャーをかけるためには、1/2アーム〜1アームの距離に詰める必要があります。しかしボールにプレッシャーをかければ、相手は当然ドリブルを使って突破しようと試みます。距離を詰めたままでは、どうしてもファールになってしまいます。 そこで、プレッシャーをかけるために間合いを詰めているときに、相手の『破ろう』とする意図を読み取り、瞬間的に一歩後ろへジャンプバックすることができれば、懐を深くすることができ、面を意識したまま攻撃を止めることが可能になります。

 図で書くと下のようになります。ヒール・トゥー・トウ(前足が一足分前)のまま、ジャンプでゴール方向へ下がり、そのままステップスライドで移動するイメージです。

 下に、フォーワドポジションでミドルドライブを止めたと、オールコートでドリル的にジャンプバックをオーバーに意識したドリルの映像を乗せておきますので、ご参考まで。今後、映像を増やしていきたいと思います。

 クローズアウトでボールに一気に詰めた場合には、面で守るよりも、オーバーにディレクションをかけて一方向に追い込むことを優先し、ヘルプのディフェンスと協力して一人のボールマンを守る意識を持った方が良いと思いますので、その辺りも、今後アップしていきます。