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2004

■2004

04.02.22 (日)

不動坊/七度狐 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾四

本日は初演の「不動坊」と「東の旅」発端〜七度狐までの通し。

「不動坊」は以前から温めていたネタ。好きだし、自分のニンにも合っているので演ろうとすると
別の共演者が出すといった感じで、なかなかやることが出来なかった…。
仕事の都合で、ネタ繰りも充分に出来ないまま、昔の記憶を頼りに演じてみたが
ところどころ怪しいところもあったが、なんとか乗り切れたという感。
サゲまでやらずに、屋根の上の講釈師の「私の体を上げるか下げるか…」で切る。→○
もっと回数を積んで自分の薬籠に入れたい。
久しぶりの「七度狐」は、発端〜煮売屋〜七度狐と、初めての長講。
当日ビデオ撮影ができなかったので、音声だけをCD-Rに冨田さんが焼いてくださり
聞いてみたらなんと56分もあった。
最初の叩きが昔ほど上手く叩けなくなっているのに驚く。
ハメモノを冨田さんがPCで作った音を駆使して入れてくださり、随分本来の形に近づいた。
工夫していくと、もっと色んなハメモノも使えるようになるかな…。
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04.03.20 (祝)

最終電車/あみだ池 / 奈良県御所市 高天寺 橋本院・彼岸会余興

今年もお招きにあずかりました。和紙クラブ、柳瀬社長さんご紹介の余興。
お食事を先に頂戴する。たいへん美味しい味付けの切り干し大根、ほんま美味美味。

昨年の高座を覚えてくださっていた方がほとんどで、とてもエエ雰囲気。
開演前にお寺の奥さんが、「わかりやすいモノを出してくださいね。」とのことで一考したが
やはり1席目は昨年も出したが、ご挨拶代わりに「最終電車」。2席目は「あみだ池」を演じる。
今年もたいへん素晴らしいお客様方でした。「話し下手 聞き上手に 助けられ」感謝!
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04.05.23 (日)

まんじゅう怖い / 最終電車 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾伍

「まんこわ」6年ぶりに演じてみる。
ネタを繰るうちにだんだんと楽しくなってきて、当日も楽しく演れた。
仕事場関係者が沢山きてくれたのと、落語になじみの無い方がらっしゃったので
2席目はおなじみの「最終電車」を出すが、これがとてつもなくバカ受け。
私自身も久々の会心の出来だったので、言うことなし。
なんの気負いもなく、楽しく落語が出来る。…毎度こう行きたいモンです。ハイ。
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04.07.25 (日)

天神祭 / 最終電車 / 和紙クラブ「天神祭を楽しむ会4」

和紙クラブさん吉例のイベント。
「ぜい六さん…、この会今年で最後にしようと思てんねん。」と柳瀬社長。
最後の会になるとのことなので、今年はひとつハジけてみようと思っていたら
お運びいただいた男性のお客様お二人が、ご酒を召し上がってから意気投合され
一部の席が大変にハジけて、変に盛り上がる。
2席目を演じている最中、落語の合間合間に何かしら言葉を出されるのには少し閉口。
が、そのお二人を高座の上から弄ると、他の客様も大変面白がられ、とても和やかな空気になる。
4年間で一番ええ雰囲気の会になりました。
終了後、柳瀬社長「来年は月曜日やからせえへんけど、再来年はまたやろうか…。」
よろしくお願いいたします。
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04.08.29 (日)

昆陽の御池 / 住吉駕籠 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾六

滅多に演じることの出来ない噺「昆陽の御池」を出してみる。

皆さん意外に興味を持たれて熱心にお聞きくださる。
サゲまで演じてみようかと思ったが、やはり引け目を感じて噺の途中で終わったが
お客様はサゲまで聞きたかったようで、住吉駕籠のマクラの時にサゲをざっとご説明。
普段聞けないような噺も聞かせてほしいと言うご要望の声もあり、またいずれ珍しい噺を出すことにする。
「住吉駕籠」は紙屋寄席・四で一度出したが、その時あまりええ出来ではなかったので再演する事に。
サゲまで演じたことが無かったので、今回はサゲまで演ってみる。
駕籠の中で相撲が始まり、底が抜けてジキが歩き出す件などはたいへん動きが多いので
サゲ前の親子の件で息が上がってしまう。体重落とさなければ…。
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04.10.31 (日)

最終電車 / 初天神 / 生野区 田島神社・敬神婦人会余興

和紙クラブのお客様、Aさんご紹介の余興。
60人くらいと聞いていたが、当日会場には90人以上の方がおみえになる。

下見に伺ったとき、田島神社の祭神が菅公だったので2席目は初天神を。
皆さん熱心に噺をきいてくださり、とてもエエ雰囲気でした。
終演後に皆さんで作られたチラシ寿司を頂戴する。
ごちそうさまでした。
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04.11.28 (日)

稽古屋 / 寝床 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾七 〜しょうじん しょうじん〜

五周年記念の会。

柳瀬さんと二人、紋付き袴の記念口上で幕開け。柳瀬さんの口上が始まった途端
当日の様子を録画するビデオの電源の入れ忘れに気づく。
会場後部に居た友人Kぴが、私の異変を察知してビデオカメラに移動してくれるが
台の上に置いた三脚、その上のカメラの様子が見えず、結果口上は録画出来なかった。
異変に気づいてくれた、Kぴ、そして他の方々ありがとうね。

さて落語の一席目は、9年ぶりに演じる『稽古屋』。
従来のサゲが面白くないのと、歌火事も好きじゃないので、芋の件で終わる。→○
色事根問がもっとウケるかと思ったが、今ひとつ弾けず
意外にも、稽古屋のお師匠はんが口三味線を使ったり、踊りの振りのところで
客席から笑い声が漏れる。そないに女の役が似合わないのか?。

もう一席は『寝床』。
今までの紙屋寄席は漠然とウケる噺ばかりを出してきたが、
来年の11月まで自分の枠を広げるために、
嫌いな噺、不得手な噺、ニンに合わないと思っている噺を出すことにした。

『寝床』は、昔、襲名直後の枝雀師のが好きだった。
が、いつの間にか、つまらないと思える噺になっていた。

終演後、常連さんから「なぜ面白くないと思うの?」という質問を受けた。
何故だろう…。改めて考えて見たこともなかったので、よくよく考えてみる。

きっと色んな人の『寝床』を見過ぎたからなのかもしれない。
その中でも嫌と思えるようになったのは六代円生、
そして八代文楽の演じるのを見てのことだと思う。
六代円生の、サゲ前に色んな義太夫の演題を並べる、さも自慢げな演出に辟易とした。
八代文楽は、晩年の録画で、人物の演じ分けが不明瞭で理解りにくかった。
そういえば、志ん朝師の生『寝床』も見たなあ。その日は『今戸の狐』『寝床』の二本立で
演者のことは好きでも、ネタが両方とも嫌いだったからだろう。
流暢な喋りに、流れすぎる演じ方が重なり、冷めた目で高座を見てたのを思い出す。

今回やってみようという気になったのは、
ざこば師の演じる、子供のように自分自身に正直な、無邪気な旦那を見たから。
色んな演じ方を見ていくうちに、噺の本質を見失っていたのだと思う。
新しい創意工夫や味付けをするのは
他人のネタと差別化するためにはいいことなんだろうが
ポイントがいつの間にか外れて行ってるのではないだろうか…。

さて肝心の出来は、いつもながらの言葉癖が出たり、ネタ運びが煩雑になりすぎた。
もっと回数を重ねたら…といった感じ。楽しめる噺が増えたことに感謝。
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