■ notebook ■
TOP
 
2003

■2003

03.02.24 (日)

牛ほめ/禁酒関所 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾

10回目の紙屋寄席。
本日の番組「牛ほめ/雀家 ぜい六」「肝つぶし/あやめ家 楽狂」「禁酒関所/雀家 ぜい六」

「牛ほめ」は2回目の口演。会の前々日、柳瀬さんよりお軸の扱い方を教えてもらう。
落語の中でお軸の掛け替えをするので、参考になる。自分の引き出しが増えていくのでありがたい。
お軸の話を柳瀬さんから聞きながら、牛ほめのサゲについて話していると、
「秋葉さんって聞いたこと無いなぁ…。それどこの神社や?」との質問。
覚えたままに漠然としゃべっていたので、ちゃんと調べようと帰宅後、本やネットで情報を収集する。
やはり話をするからには、一寸した疑問も調べないと噺に厚みが出ないと思った。
江戸時代の秋葉信仰や、秋葉原の由来など、ちょっと他人様に話すネタを拾えたのも、良い儲けになった。
以前大工の叔父から聞いた、大黒柱「檜の八寸角、芯去り四方柾」の説明を噺の中でしてみたが
こちらの説明が拙いので、お客様が "?" という顔をされ、くどく演りすぎてしまった。

「禁酒関所」は久しぶりの口演。これも会の数日前に、雀松師から演じ方の工夫をありがたく拝聴した。
師匠曰く「今時の噺やないと思えて、最近高座には掛けてません。」とのこと。
紙屋寄席のお客様を考えて、汚い演じ方は止めた方がいいと思ったが、結局最後は小便を飲むことに。
意外や意外、皆さん喜んでくれたけどね。
汚い描写は「牛ほめ」でもそうだが、硯に痰を吐く件りなどはカットした方が綺麗だし、
そういう演じ方は控えた方が自分のニンかなとも思える。
色んなことを考えているうちに、故春蝶師の水彩画のように綺麗な「牛ほめ」を思い出した。
▲top △home
03.03.21 (祝)

最終電車/初天神 / 奈良県御所市 高天寺 橋本院・彼岸会余興

和紙クラブ、柳瀬さんご紹介の余興。
309号線を南下すること1時間40分のドライブ。さすがに3連休の初日で、行楽の人の多いこと。
その前週末に下見に行ったときには1時間10分ほどで着いたのだが…。
お寺は、道幅がかなり狭い村の集落を抜けたところにある。
下見の時に側溝に脱輪しそうになったので
今日は、村の反対はずれの神社に駐車をし、歩いてのんびりお寺へ行こうと、思うや否や
お寺の奥さんがお忙しい中、車で迎えにきてくださったので助かった。
昼食をいただき、一服いただき、着替えたり、見台・膝隠しを組み立てたり。
控えの部屋から会場を覗くと、立派な高座も作っていただいていた。
総勢60名近くの檀家さんを前に落語を2席。雰囲気もよく、たいへん聞き上手のお客様方でした。
時間の流れの緩やかなところで、のんびり、ゆったりできるところでした。
良いご縁をいただきました。ありがとうございました。
▲top △home
03.04.20 (日)

がまの油 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾壱

本日の番組「崇徳院/あやめ家 楽狂」「くっしゃみ講釈/味付亭 紺染」「がまの油/雀家 ぜい六」

当初ご案内では「鉄砲勇助」をするつもりだったが、いつもの悪い癖で
お稽古するうちにだんだんと興味が薄れ、気が変わり「蟇の油」を久しぶりに演ってみる。
番組的には前者2席が各30分くらいかかる噺なので、引いた噺で良いかと思う処もあってのこと。
楽狂さんの高座はたっぷりで、紺染兄も大受けだった。
私の高座にお客さまは少し物足りなさそうな感じだったが、自分自身は気持ち良く楽しんで演れた。
紺染兄から「お茶子さんが用意してくれた "高座拵え" を直すのはやめた方がええよ。」との意見。
確かに癖になっている。出が仏頂面なので、お茶子さんをイビってる様にうつるみたい。
今後は気をつけます。感謝。
▲top △home
03.07.25 (金)

あみだ池 / 最終電車 / 和紙クラブ「天神祭を楽しむ会3」

和紙クラブさん吉例のイベント。
ネタを考える会。ご飲食があるので出来るだけ受ける噺をだすことに。
去年は、は花火が演じている途中から上がりだしたので
天満宮へ電話をかけて、花火の上がる時間を聞く。
も、聞いてた時間に上がらないので、演じ始める途端に”どーん!”。…まいった。
もう一席とのことで、ずいぶん皆さんもうち砕けてらっしゃったので
楽にお聞きいただける「最終電車」を。
演じているのに席を立ち上がり、花火見物される奥様方も。
ま、お気に召さんのでしょうけど…。
来年も開催とのこと。
▲top △home
03.08.24 (日)

手紙無筆 / 骨つり / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾弐

今回からしばらくの間楽狂さん、進行では参加するも、高座は休演。

前回の急遽ネタ変更にお叱りを受けたので、今回はきちんと出し物を演じる。
「力士・高見盛の一生懸命な態度、ああでないと世間様は受け入れてくれませんよ。」とのご意見。
確かにそうである。以後は気をつけます。
手紙無筆は2度目。今ひとつ盛り上がりにかけるので、工夫をしないと。
骨つりは、CDでハメモノを入れてみる。楽屋に楽狂さんが居てくれるので安心して演じられた。
ハメモノとの、息と間が合ったのでかなり良い高座になった。
次回もハメモノを入れてみようということに。
▲top △home
03.08.31 (日)

住吉駕籠 / 生野区・なごみ茶房 / 素人演芸会

HPをリンクしてもらっている謝々亭ジエットさんと、なごみ茶房さんの企画。(?)

色物として、バレエダンスの講義があったりしたが、落語会の色物としてはどうなのだろう。
年長ということもあり、トリをとらせてもらうも、今ひとつお客さんに合わなかったので凹む。
ちゃんと、お客さん、会場の雰囲気を考えて出し物を選ばないと…。

他にも出演者がたくさんいらっしゃったが、若年の方の高座を拝見させていただき
年齢を重ねないと、落語も不自然に映るんだなあと、考えさせられる。
▲top △home
03.09.28 (日)

最終電車 / 須磨・ホテルエンメイ / 延命寄席

ワッハ上方のボランティア学芸員?のK氏依頼の落語会

春頃から、須磨温泉のホテルで落語会を…との打診。
回数も重ねたいと言われたのでありがたくお受けする。
紺染兄と、笑歌さんにスケを頼む。
番組は「ジャグラーと南京玉簾」笑歌 / 「手紙無筆」紺染 / 「最終電車」ぜい六

K氏に前説をお願いするも、落語会開催が初めてだったかして
前説にならないような固い蘊蓄話をお喋りされる。
客席では主催者の知り合いが、始終会話をされるのに閉口。
落語を演じている最中にアンケート用紙を配ったり…。
一番困ったのは、空気を掻き回されたくない時を狙うかのような、ドリンクのお運び。
終演後の反省会も無かったし、続くのかどうか不安。
▲top △home
03.11.23 (祝・日)

延陽伯 / 百年目 / 島之内・和紙クラブ / 「紙屋寄席」拾参

楽狂さん、柳瀬社長の薦めで『百年目』のネタおろし。かなり緊張する。

先に出した『延陽伯』は肝心の名前の部分を飛ばすとという落ち着きの無さ。
『百年目』はマクラなしで始めるつもりが
自分の落語感のことを話し出すうちに、お客様にうっぷんを晴らすかのような、説教になってしまう。
しかも後日ビデオでその様子を確かめると、支離滅裂。言ってることがお客さんに伝わってない。
冒頭のイヤミな番頭さんはしっくりとくるが、どうも太鼓持ちや、芸者衆の華やかさの無さ、色気の無さ。
旦那の落ち着きの無さ、年齢の不足。
桜ノ宮に着いたときの情景描写や、番頭が自分の寝床で悩み苦しむ処の所作など
荒いところもたくさんあり、上げだしらキリが無いくらい研究課題が残る。
でもまた演ってみたいな。
▲top △home
03.12.08 (月)

最終電車/初天神 / 大阪ガス・備後町オークビル 3Fホール / 参火会 余興

紙屋寄席ご贔屓様「Yさん」ご紹介の余興。
50名ほどお集まりの忘年会で、落語をやってくださいとのご依頼。
お酒や食事が入ると、人間その方へ気を取られるので、宴席の前にしゃべらせてもらう。
最終電車はどこへ持っていっても まずお客様をはずすことのないネタなのだが
なんか皆さんの反応が今ひとつだったので、だんだん不安になる。
一席目が終わり、すぐに2席目の初天神に。
最初のうちは、一席目とさして反応も変わらなかったが
だんだんと笑いが増えてきて、最後には自分のペース通りになったという感じ。
その後一緒にお食事をさせていただき、会場でお客様からそれとなくお話を聞くと
生で初めて落語を聞いたので、周りの方たちの反応を見て、笑うことをためらった…
との意見が大半で、決して自分の出来が酷かったのでは無かったのだと、安堵する。
もう少し皆さんの緊張をほぐしてから始めるべきでした。
またひとつ勉強になりました。ありがとうございました。