らくだ





『らくだ』について
1997.8 / 2002.6 補訂



1景『 らくだの家 』熊五郎の登場


◎らくだの死。
◎屑屋の登場。
◎熊五郎、屑屋に命令する。

・松之助師の様な入り方をするか?
・紙屑屋にらくだの死をボケさすか?

マクラから、いきなり死んでるところへ入る。
地「 オープニングから主人公のらくだが…」
熊「 …死んでるやないかい。そこら…」

熊五郎にしっかり自分の名前を名乗らす。




2景『 月番の家 』屑屋のお使い1


◎月番登場。

・ざこば師「 月番、血だらけ… 」

月番のセリフ「 らくだが死んで嘆き悲しむような家は一軒もない… 」




3景『 らくだの家 』


◎逆らえない屑屋。

屑「 それ、誰が言いまんねん。」
熊「 …誰が言う? ここに居るのは、お前とオレや。
  死んでるらくだが物言うか?」




4景『 家主の家 』屑屋のお使い2


◎家主登場「 家主の愚痴 」

・鉄の棒・・・西瓜
・延べ金・・・刀

家主にしっかり煙草を吸わす。




5景『 らくだの家 』


◎怒る熊五郎。
◎屑屋、らくだの死骸を背負う。
・松之助師 or 米朝師。

屑「 毎日毎日、紙屑ばっかり背負てるけど、人間のクズまで背負うとは
  思わなんだ… 」

屑屋がらくだの死体を背負わされて驚くとき、声が不明瞭。
ハッキリと聞こえるようにする。




6景『 再び家主の家 』


◎らくだのかんかん踊り。


談志師・・・屑屋が唄うだけ(カンカンのう)
米朝師・・・唄(カンカンのう)と、手足を使って踊らす
松之助師・・ハメモノ入りで踊る(カンカンのう)




7景『 らくだの家 』


熊「 この辺りの様子は知れた… 」




8景『 漬物屋 』屑屋のお使い3


◎漬物屋怒る。

・談志師 漬物屋、一人しゃべり
・米朝師 漬「 聞いた。長屋の連中喜んでるやろ。」
     屑「 ワタイ、泣いてるワ! 」

漬「 らくだにやるのんと違うで、あんたにあげるねんで。」
屑「 生きてた時も、死んでからも、…迷惑かけまんな。」

屑屋は上手から下手へ(漬物屋は下手から上手を見る)




9景『 らくだの家 』酒盛りの始まり。


◎1、2杯目、屑屋、無理やり飲まされる。

・圓生師 湯呑み一杯が、1合5勺くらい



◎3杯目に落ち着く。(ここまでは左手を湯飲みの下に添える)

おつもり、最後を強調する。

屑「 朝から何も食べてない…、酒が腹ン中廻ってますワ。」

煮〆を食べる。逆箸で小皿へ取る。

・米朝師 初めは箸をそのまま使い、煮〆をひとつ手塩へ。
     味を確かめて、改めて逆箸で煮〆をとる。


家主の悪口。

・南光師 屑「 良ぇ酒でんなぁ…、家主さんもよっぽど怖かった… 」
      「 砂糖はりこんでまんなぁ…、おバンもよっぽど怖かったんや。」

熊五郎をほめる。
狂宴の始まり(酔いだす)



◎4杯目をせがむ。

煮〆を直箸で食べ出す。

ふた口ほど、続けて食べる

屑屋の述懐。店を潰し長屋暮らしへ。家族の話。

・南光師 「 縫い針、読み書き、算盤、女ひと通りのこと…」→前妻、28で死去。
     「 よばれますわ… 」→うなずきながら。
     「 やめられまへんね。」→娘の話。



◎5杯目の逆転。(泥酔)

行商を勧める熊五郎。居直る紙屑屋。

・南光師「 お前らと同じようにすなよ!
       …あ!えらいすんまへん、大きい声出して…
          言うたらついでくれはる…親方勧め上手でんなぁ。」

煮〆を指でつまんで食べる。

このとき湯呑みは左手で持つ。

仕事を休む屑屋。

・南光師 「 親方今日は仕事休みますわ… 」(煮〆をつまんで食べながら)

兄弟分になる。

・米朝師 手を握りあう

「 兄弟分や!…うれしい。(笑う)
      → うれしいな。(泣く)
        → 嫌なんかい!(怒る)」

熊五郎受けて「 激しいな… 」

剃刀を借りに行く。

熊「 俺が行くんか? 」
屑「 ここに居るのは、お前と俺や。死んでるらくだが、借りに行くか!? 」

髪をおろす。

・米朝師 丁寧。
・松喬師 膝を頭に見立て、髪をむしる。
・四代目小染師 髪をむしる時の「怖さ」。

死体を棺桶へ

サゲ(ぜい六オリジナル)
棺桶を担いで…
屑「 屑はぁー、溜まってぇーん!」
熊「 …なんで商いになるねん!」



【追記】
 K・S さん「 サゲを使わせてもらえませんか?」
 ビデオを見てくださった、尊敬する K・J さん「 入り方、好きよ… 」
 同じく、ビデオを見てくださった、尊敬する K・K さん
 「 ぜい六…『掴み込み』してたぞ。」…どこらへんやろ。

020605/記
 『掴み込み』は「ざこ八」か? 「お茶は私が飲みますんじゃ。」