FRANK ZAPPAの○△□: ALBUMS

 

■Part 8 - 1994〜2000 : ザッパ没後のリリース作品

○△□
CIVILIZATION PHAZE III THE LOST EPISODES LATHER FZ PLAYS THE MUSIC OF FZ
HAVE I OFFENDED SOMEONE?
MYSTERY DISC EVERYTHING IS HEALING NICELY      

〜凡例〜
release:
※発売年
artist:
※ソロ、グループなどのアーティストの名義です。
反復度:
※K2がアルバム購入時から現在までに繰り返し聴いた回数。「★
★★★」がたくさんで、「★」はあまり聴いてない。
album #0
title:
※アルバムタイトルです。
所有盤:
※K2が購入した盤の発売国/レーベル/発売年/品番等の情報です。
※曲目リスト。
基本的にオリジナルのLPではなく、現在入手できるCDにあわせています(例外あり)。

■For Beginners
※ザッパ初心者のためのインフォメーション。アルバムを購入する前に読んでいただけると参考になるかも。

■For Freaks
※さらにザッパを極めたい人のための情報です。


○△□
release:
1994 Dec
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 ★
album #63
title:
CIVILIZATION PHAZE III
所有盤:
○JP / MSI / 1994 / MSIFZ1/2
( EU / Zappa / 1994 / CDDZAP 45)
[Disc 1] Act One
1. This is Phase III
2. Put A Motor In Yourself
3. Oh-Umm
4. They Made Me Eat It
5. Reagan At Bitburg
6. A Very Nice Body Too
7. Navanax
8. How The Pigs Music Works
9. Xmas Values
10. Dark Water
11. Amnerika
12. Have You Ever Heard Their Band?
13. Religious Superstition
14. Saliva Can Only Take So Much
15. Buffalo Voice
16. Someplace Else Right Now
17. Get A Life
18. A Kayak On Snow
19. N-Lite
[Disc 2] Act Two
1. I Wish Moterhead Would Come Back
2. Secular Humanism
3. Attack! Attack! Attack!
4. I Was In A Drum
5. A Different Octave
6. This Ain't CNN
7. The Pigs Music
8. A Pig With Wings
9. This Is All Wrong
10. Hot & Putrid
11. Flowing Inside-Out
12. I Had A Dream About
13. Gross Man
14. Tunnel Into Muck
15. Why Not?
16. Put A Little Motor In Yourself
17. You're Just Insulting Me Aren't You?
18. Cold Light Generation
19. Dio Fa 20. That Would Be The End Of That
21. Beat The Reaper
22. Waffenspiel

■For Beginners

生前に完成されていたオリジナル・アルバムとしては、これがホントに最後の作品だったのではないでしょうか(現在までに発表されているかぎり)。
グランド・ピアノの中に住んでいる人々の物語、という荒唐無稽な設定ですが、なんといっても67年に録音をはじめて亡くなる直前の90年代に完成したという、このプロジェクトの継続にかけるザッパの意気込みには頭が下がります。
曲の部分の大半はシンクラヴィアの打ち込みによるもので、『ジャズ・フロム・ヘル』に入っていてもおかしくないような曲もあれば、『パーフェクト・ストレンジャー』っぽいものもあります。その他、一部の曲でアンサンブル・モデルンが演奏。なお、歌はまったくありません、あしからず。

■For Freaks

ギターマガジン2002年11月号のザッパ特集で、エイドリアン・ブリューはこのアルバムをザッパのフェイヴァリット・アルバムに選んでいた。

商品には“this is album#60”の表記あり。

Disc2の19曲目にホーミーが入ってる!

○△□
release:
1996 Feb
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 ★
album #64
title:
THE LOST EPISODES
所有盤:
○JP / VideoArts / 1996 / VACK-5153
1. The Black Outs
2. Lost In A Whirlpool
3. Ronnie Sings?
4. Kenny's Booger Story
5. Ronnie's Booger Story
6. Mount St. Mary's Concert Excerpt
7. Take Your Clothes Off When You Dance
8. Tiger Roach
9. Run Home Slow Theme
10. Fountain Of Love
11. Run Home Slow Cues #2
12. Any Way The Wind Blows
13. Run Home Slow Cues #3
14. Charva
15. The Dick Kunc Story
16. The Wedding Dress Song
17. Handsome Cabin Boy
18. Cops & Buns
19. The Big Squeeze
20. I'm A Band Leader
21. Alley Cat
22. The Grand Wazoo
23. Wonderful Wino
24. Kung Fu
25. RDNZL
26. Basement Music #1
27. Inca Roads
28. L'il Clanton Shuffle
29. Don't Wanna Get Drafted
30. Sharleena

■For Beginners

ライブ音源の発掘/再構成作業に一段落したザッパは、次にスタジオ録音での未発表音源の発掘作業を始めます。しかしガンによって自分に残された時間が少ないことを悟った彼は、あえてシリーズ化せず、初期の音源を中心にCD1枚のみにまとめました。これだけでも十分に貴重なものが入ってるのですが、ファンとしてはもっともっと出して欲しかったというのが正直な気持ちです。
ジャケットのイラストは、地下室で山積みのテープや機材に囲まれたザッパが頭を抱えている図。わかるわかる!そんなイメージだよなぁ。

→ビデオアーツ・ミュージックのサイトでの商品紹介[VACK-5153]

■For Freaks

収録されている30テイクのうち、約半数を50年代末〜66年のオリジナル・マザーズのデビュー前のものが占めている。そのため、79年のシングル曲「アイ・ドント・ワナ・ゲット・ドラフテッド」はちょっと浮いてしまっている。他のベスト盤とかに入れてくれれば良かったのにね。

www.zappa.comのF.A.Q.には以下の掲載があります(回答はゲイル)。

Q: Will there be a second volume of 'the Lost Episodes'? - Studebaker
A: Yes, there will and there is.

まぁ、期待しないで待ちましょう。

○△□
release:
1996 Sep
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 ★
album #65
title:
LATHER
所有盤:
○JP / VideoArts / 1996 / VACK-5342-4
[Disc 1]
1: Re-gyptian Strut (*3)
2: Naval Aviation In Art (*5)
3: A Little Green Rosetta (*6)
4: Duck Duck Goose (*7)
5: Down In De Dew
6: Foe The Young Sophisticate (*8)
7: Tryin' To Grow A Chin (*4)
8: Broken Hearts Are For Assholes (*4)
9: The Legend Of The Illinois Enema Bandit (*1)
10: Lemme Take You To The Beach (*2)
11: Revised Music For Guitar & Low Budget Orchestra (*2)
12: RDNZL (*2)
[Disc 2]
1: Honey, Don't You Want A Man Like Me? (*1)
2: The Black Page #1 (*1)
3: Big Leg Emma (*1)
4: Punky's Whips (*1)
5: Flambe (*3)
6: The Purple Lagoon (*1)
7: Pedro's Dowry (*5)
8: Lather (*1)
9: Spider Of Destiny (*3)
10: Duke Of Orchestral Prunes (*5)
[Disc 3]
1: Filthy Habits (*3)
2: Titties 'n Beer (*1)
3: The Ocean Is The Ultimate Solution (*3)
4: The Adventures Of Greggery Peccary (*2)
Bonus Tracks
5: Regyptian Strut(1993)
6: Leather Goods
7: Revenge Of The Knick Knack People
8: Time Is Money (*3)

■For Beginners

これぞ77年に発売されるはずだった幻の大作!スタジオ、ライブ、そしてオーケストラ曲と、ザッパの音楽性の幅広さを絶妙な編集テクニックで凝縮したLP4枚組で、もし当時このままワーナーが発売していれば、間違いなくザッパの代表作として20世紀のロック史上に燦然と輝いていたであろう作品。常にレコード会社は愚かであるという歴史的証拠みたいなもの。ボーナス・トラックをたくさん入れてCD3枚組として96年に正式発売されました。

ジャケットはドゥイージル君の手によるもので、なぜか牛であります。まるで「原子心母」だなぁ、と思ってよ〜く見ると、黒白の模様がイタリアの地図になってます。そうか、ザッパ家ってイタリア系アメリカ人だったなぁ。

→ビデオアーツ・ミュージックのサイトでの商品紹介[VACK-5342]

■For Freaks

さて、紆余曲折あってやっと発売された『レザー』。結果的には既発売アルバムの『ザッパ・イン・ニューヨーク』、『スタジオ・タン』、『スリープ・ダート』、『オーケストラル・フェイヴァリッツ』と大半が重なってます。他に『シーク・ヤブーティ』、『ジョーのガレージ』『黙ってギターを弾いてくれ』『ティンゼルタウン・リベリオン』とも一部関連があります。以下、具体的に検証をしてみます。

●『ザッパ・イン・ニューヨーク』 15曲中7曲が『レザー』収録曲(*1印) ただし、「Lather」は「口の中にはもうやらないよ」と同一曲。 「イリノイの浣腸強盗」はヴォーカルのディレイが異なり、『レザー』の「パープル・ラグーン/アプロクシメイト」はブラスのソロにピッチ・シフター処理が施してある。
● 『スタジオ・タン』 4曲中4曲が『レザー』収録曲(*2印) 「グレッガリー・ペッカリーの冒険」のミックスが異なる。 他3曲はLP版の『スタジオ・タン』と同一曲順だが、『レザー』では曲のつなぎに短いS.E.が入っている。
● 『スリープ・ダート』 8曲中6曲が『レザー』収録曲(*3印) 「ジ・オーシャン・イズ・アルテミット・ソリューション」は『レザー』の8:31に対し『スリープ・ダート』は13:19と大幅に長い。 「フラムベイ」「スパイダー・オブ・デスティニー」「タイム・イズ・マニー」はCDでは歌入りに変更。ドラムもチャド・ワッカーマンに差し替えられる。 「レジプシャン・ストラット」は現行CDではミックスが変更された
● 『シーク・ヤブーティ』 18曲中2曲が『レザー』収録曲(*4印)しかし、いずれも別録音。
● 『オーケストラル・フェイヴァリッツ』 5曲中3曲が『レザー』収録曲(*5印) いずれも左右のチャンネルが入れ替わっている
● 『ジョーのガレージ』 19曲中1曲が『レザー』収録曲(*6印)しかし、別録音。
● 『黙ってギターを弾いてくれ』 20曲中「シップ・アホイ」が『レザー』収録曲(*7印)の一部と同一。これは76年大阪公演のライブ録音。
● 『ティンゼルタウン・リベリオン』 15曲中1曲が『レザー』収録曲(*8印)しかし、別録音。

とにかく今、僕らは『レザー』も、バラされたそれぞれのアルバムも、両方とも簡単に入手して聴くことができます。その聴き比べができるというのは、なかなかおもしろいことだと思います。同じ曲でも前後に置かれた曲の位置によって、こんなにイメージが変わるものなんですね。

○△□
release:
1996 Nov
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 
album #66
title:
FZ PLAYS THE MUSIC OF FZ
A MEMORIAL TRIBUTE
所有盤:
○US / The Zappa Family Trust / 1996 / UMRK 02
1: Black Napkins
2: Black Napkins "Zoot Allures" album version
3: Zoot Allures
4: Merely A Blues In A
5: Zoot Allures "Zoot Allures" album version
6: Watermelon In Easter Hay
7: Watermelon In Easter Hay "Joe's Garage" album version

■For Beginners

ザッパ逝去後に息子のドウィージルが編集した、ギタリスト=ザッパの検証アルバムとでもいうべきもの。www.zappa.comの通販サイトBarfko-Swillで買える(というか、そこでしか売ってません)。
ギター・インストの名曲3曲の未発表ライブ・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンを収録し、未発表のブルースのジャムを1曲加えた構成。

■For Freaks

ジャケットは、黒い革のような紙に、モサモサのおひげがくっついた特殊仕様。文字は銀色のエンボス加工。左上のジャケ写では見にくいと思うので、明度をあげて拡大してみると右のようになります。
う〜ん、なんだかなぁ。

CDレーベル面とジャケット背部分の表記は単に「FZ PLAYS FZ」となってる。

Produced by Dweezil Zappa.の表記あり。あくまでもザッパが作ったのでなく、家族が作ったアルバムと割り切って聴きましょう。

○△□
release:
1997 May

artist:
FRANK ZAPPA

反復度:
album #67
title:
HAVE I OFFENDED SOMEONE?
所有盤:
○JP / VideoArts / 1997 / VACK-5368
1. Bobby Brown Goes Down
2. Disco Boy
3. Goblin Girl
4. In France
5. He's So Gay
6. SEX
7. Titties 'n Beer
8. We're Turning Again
9. Dumb All Over
10. Catholic Girls
11. Dinah-Moe Humm
12. Tinsel Town Rebellion
13. Valley Girl
14. Jewish Princess
15. Yo Cats

■For Beginners

95年のRykoによる『ストリクトリー・コマーシャル』に続くベスト盤CDだけど、こちらはザッパ本人の選曲/編集によるとされるもの。ちょっと攻撃的な歌詞が多いので、「誰か怒らせたかな?」ってタイトルになっている。邦題は『ザッパズ・チョイス』。
未発表ライブ音源を含むだけでなく、大半の曲がミックス違い/構成違いとなっているので、マニアであるほどニヤリとする内容になっています。ここでの新ミックスも95年版『ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?』と同様にドラムが大きい。

→ビデオアーツ・ミュージックのサイトでの商品紹介[ACK-5368]

■For Freaks

ザッパが選曲したからといって、初心者にとってこれが最適なザッパのベスト盤だということではない。というのも、このベスト盤は73年以降のアルバムからの曲だけで構成されているから。ザッパがなぜ60年代オリジナル・マザーズなど初期の曲を選ばなかったのか?う〜ん、わからん。

○△□
release:
1998 Sep
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 ★
album #68
title:
MYSTERY DISC
所有盤:
○JP / VideoArts / 1998 / VACK-5391
1. Theme From Run Home Slow
2. Original Duke Of Prunes
3. Opening Night Party At StudioZ
4. The Village Inn
5. Steal Away
6. I Was A Teen-Age Malt Shop
7. The Birth Of Captain Beefheart
8. Metal Man Has Won His Wings
9. Power Trio Segment From The Saints'n Sinners
10. Bossa Nova Pervertamento
11. Excerpt From The Uncle Frankie Show
12. Charva
13. Speed-Freak Boogie
14. Original Mothers at Broadside
15. Excerpt MONDO HOLLYWOOD
16. Original Mothers Rehearsal
17. How Could I Be Such A Fool?
18. Band Introductions at The Fillmore West
19. Plastic People
20. Original Mothers At Fillmore East
21. Harry You're A Beast
22. Don Interrupts
23. Piece One
24. Jim / Roy
25. Piece Two
26. Agency Man
27. Agency Man (Studio Version)
28. Lecture From Festival Hall Show
29. Wedding Dress Song / The Handsome Cabin Boy
30. Skweezit Skweezit Skweezit
31. The Story Of Willie The Pimp
32. Black Beauty
33. Chucha
34. Mothers At KPFK
35. Harmonica Fun

■For Beginners

初期のLPをボックス・セットにした3種類の『Old Masters』というシリーズが80年代に3セット出ましたが、そこのVol.1と2のおまけに付いていたボーナスLPがもともとの『Mystery Disc』の1と2。この2枚をあわせ、既発売CDに収録済みのシングル2曲を除いたのがこのCD。
この中のいくつかの曲は編集がなされてのちに『ザ・ロスト・エピソード』や『オン・ステージVol.5』、『アヘッド・オブ・ゼア・タイム』などでCD化されているので、両者の違いを聴き比べるのもマニアの楽しみ。
ということで、これはマニアになってから買いましょう。

→ビデオアーツ・ミュージックのサイトでの商品紹介[VACK-5391]

■For Freaks

 

○△□
release:
1999 Dec
artist:
FRANK ZAPPA
反復度:
 ★
album #69
title:
EVERYTHING IS HEALING NICELY
所有盤:
○US / The Zappa Family Trust / 1999 / UMRK 03
1: Library Card
2: This Is A Test
3: Jolly Good Fellow
4: Roland's Big Event/Strat Vindaloo
5: Master Ringo
6: T'Mershi Duween
7: Nap Time
8: 9/8 Objects
9: Naked City
10: Whitey (Prototype)
11: Amnerika Goes Home
12: None Of The Above (Revised & Previsited)
13: Wonderful Tattoo!

■For Beginners

アンサンブル・モデルンとの『イエロー・シャーク』プロジェクトからの成果、第2弾。Rykoからでなく、ザッパ・ファミリー・トラストが自主制作盤という形で発売している。そのため、あまりレコード屋さんで見かけることのないアルバム。

■For Freaks

アンサンブル・モデルンに加えて、インディアン・ヴァイオリンのL.シャンカールも2曲参加している。

このアルバムをどうしても欲しい方は、www.zappa.comから通販で買いましょう。


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