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MACで、そしてMac OS Xで巻き起こされる受難の嵐...by K2


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<-Mac OS X Diary第2幕
   


 第1幕:Public Betaゲットから10.0.4まで

受難その1 2000年10月21日


 夕方、新宿に用事があって出かけた。高島屋タイムズスクエアでMACのイベントをやっていたことを思い出し、そちらにも足を運んでみる。
 すると長蛇の列!そうだ、今日はここでMac OS XのPublic Betaが直接買えるんだった。
 列の先頭あたりにいた係員と思われる人に聞いてみると、だいたい30分待ちで買えるのだという。「え?そんなにかかるんですか?」と言うと、「朝は4時間待ちだったんですよ。」とのこと。そうか、じゃ、せっかくだから30分待って買って帰るか。

 結局15分程度で買えたんだけど、その前に紙に住所やら名前やらを記入させられるし、なんだこりゃ?って感じ。あとで聞いたら、午前中は置いてあったiMacにいちいち入力してネット上のApple Storeと同じことをやらされたらしい。違うのはその場でOS X PBが買って帰れれるということだけ。そりゃ4時間待ちになるわな。読みが甘いよ、アップルさん!

 3,500円払って無事購入し、帰宅。しかしインストールにはやはり躊躇した。だって雑誌やネットでの評判はさんざんだったから。ドライバ類が準備されてないからプリンタもスキャナも何もかも使えない。アップルメニューやファインダなど、従来のMac OSの便利なところがことごとく踏襲されてない。OS X対応アプリケーションなど皆無に等しく、これまでのMac OSとの互換を保つクラシック環境は遅くて使い物にならないetc...。
う〜む、これをインストールするのはあまりに無意味だし、危険すぎるぞ。やっぱ、ひとまずやめておこう。3,500円を払ったのは無駄だったのか?

受難その2 2001年2月2日


 アップルからメールが届く。3月24日にOS Xの正式版が発売されるとの情報。ほぉ、たまにはスケジュールをきちんと守ることもあるんでないの、アップルさん!
 おまけに、Public Beta版の購入者はその価格3,500円分を差し引いて購入できるのだとか。ふむふむ、では、申し込んでみましょう。

 なお雑誌などからの情報によれば、OS XをインストールするときはHDをいくつかのパーテーションに分け、OS Xを入れるパーテーションと従来のMac OSとを分けた方がいいんだとか。そうか、じゃHDを増設せねばならんな。なにごとも最初が肝心。準備には万全を期さないと。よし、3月24日までに秋葉原に行って来よう。

受難その3 2001年3月24日


 お約束通りにMac OS X正式版のパッケージが届く。さっそく開ける。

ん?CD-ROMが3枚?
1枚はもちろんOS X(10.0)。あとはMac OS 9.1とOS Xの開発用のディスク。そうか、OS Xを買うと9.1がタダで付いてくるのか、これはすごくお得かもしれない。実は9.1のシステムCD-ROMは別に購入しようと考えていたところだったので、このバンドルはうれしい。

ではさっそくインストール...とはいかない。実はひまがなくてHDの増設をまだやってなかったのだ。...おあずけである。

     ↑3枚のCD-Rom。背景のジョンは関係ありません。
受難その4 2001年5月×日


 秋葉原の某イ○ショップでついにHDを増設!大奮発して60GBを入れてしまった。
家に帰ってさっそくパーテーションを分けて準備する。OS X用(クラシック環境用のOS9.1を含む)、OS9.1単独用、データ領域用の3つ。
このうちOS X用には新規に9.1をフル・インストール。9.1単独用にはこれまでの9.0.4をすべて移してきて、それを9.1にアップデートさせる。ここまでの作業は手慣れたもんです。ふっふっふ。

さて、お楽しみのOS Xじゃ!念のために用意したOS Xの解説本や雑誌の特集を横に置いて、間違えのないように慎重に臨む。
CD-ROMを入れて、再起動をして...ん?インストール・ディスクからの起動ができない
落ち着いてもう一度...まただめ。どうしてだろう?

数日、悪戦苦闘が続く。なんともだめ。困り果てて某イケ○ョップに電話。
「インストールの時は、すべての周辺機器をはずし、PCIバスの拡張カードも取った方がいいみたいですよ。」とアドバイスされる。 めんどくさいけど中を開けて全部はずし、再びトライ。...だめじゃぁ...。

今度はアップルさんに電話。「工場出荷時の初期状態でインストールをしてください。」とのこと。HDの増設くらい大丈夫でしょ?と聞くと、またもや「工場出荷時の初期状態でないと保証できません。」の一点張り。
ど、どうなるの...?

受難その5 2001年5月△日


 結局、次の週末に改めて秋葉原に行き、某○ケショップに見てもらうことにした。さんざんチェックしてくれたのだが、店の人も「おかしいなぁ...。」と理由が分からない様子。
ふーむ、工場出荷時ねぇ...。このPowerMac G4で改造したところといえば...HDを増設してシリアルポートを付けて、...ん?そういえば、ここにあるのは何だっけ?
なんと以前のPowerMac G3に入っていた4GBのHDを移してもらっていたことを思い出した。これ、ATA33だから、店の人の判断でDVDドライブのサブにぶらさげてもらっていたんだよな。
試しにこれをはずしてやってみてもらったところ、ありゃりゃ、いとも簡単にOS Xがインストールできた!そうか、こいつが原因だったのか!

OS Xって、ほんとにハードウエアのチェックを細かくやっているらしい。そのために旧Mac OSでは問題にならなかったことまで厳しくなっているようです。みなさん、ご注意を!

受難その6 2001年5月○日


 やっと訪れたOS Xの世界。ふむふむ、AQUAは噂どおりきれいなルック・アンド・フィール!...ちょ、ちょっと待て。なんか落ち着かないぞ。

 理由その1:ヒラギノフォントの文字が太い。
 理由その2:HDのアイコンがでかすぎる。
 理由その3:DOCKがでかい!じゃまである。
 理由その4:Finderなど、それぞれのフォルダを表示するときのアイコンもでかい。

要はね、デスクトップが異常に狭く感じるのだよ(右図を参照)。
そこで、画面表示を最大(1280×1024pixel)にし、各アイコンも小さく表示されるようにし、DOCKは普段は隠れるようにした。
これで少しは落ち着いて操作できそうだ。

                    ね?アイコンがでかすぎるでしょ?↑
受難その7 2001年6月×日


 さ、それではネットにつなごうか。...設定をしよう。
ありゃ?外部モデムが選べない?9.1で使っているI○データ製の56kモデムの名前が見あたらないぞ...。 あっちゃぁ、インターネットのできないOSなんて、21世紀に許されるのかぁ?
さっそくモデムのメーカーの○Oデータに問い合わせ。
「申し訳ございません。その機種のMac OS X用のCCLファイル(ドライバ)はご用意しておりません...。」
え?じゃ、使えないのか!?
「あの...もし、モデム設定のリストにM社の56kモデムの名前がありましたら、それを選んでいただければ使えるかもしれません。」
ふーむ、なんとも困ったアドバイスじゃ。たぶん、中身がM社と同じなのだろう。
わらを持つかむ思いでもう一度モデムの設定をやってみる。あった、M社のモデムの名前があった。 で、それを選んでInternetConnectでつないでみると...、お!つながった!
結果オーライなのだが、なんだかなぁ...。

 ちなみにOS Xで見るネットの世界はちょっと新鮮。単に表示がヒラギノフォントになったとか、ボタンがAQUAになったってだけなんだけどね。
自分のページ(ここCLUB K2のこと)もかなりイメージが違って見える。おもろいもんだなぁ。

受難その8 2001年7月△日

 バグか?設定ミスか?OS X起動時にクラシック環境を起動しようとすると、当初OS Xと同じパーテーションにインストールした9.1が選べない
かわりに他のパーテーションに入れておいた9.1を勝手に起動しようとしてしまう。実害はないんだろうけど、気持ち悪い。
いくつかの雑誌を調べたら、同じような症状が報告されていた。ふーむ、バグ臭いぞ。

ためしに、リリースされたばかりの最新のアップデータをダウンロードし、OS Xのヴァージョンを10.0から10.0.4にあげてみる。

そしてクラシック環境を立ち上げると...、問題なくちゃんと指定した9.1が立ち上がった。やっぱ、10.0のバグだったんだな。 OS X、まだまだ未熟なり!

受難その9 2001年8月×日


しばらく、OS XをメインのOSにして使ってみようと努力した。でも、だめだった。
何が気になるのか?そうか、この“青”だ!
AQUAのデスクトップは青が基本。(これはいくらでも変えられるんだけどね。)そしてすべてのボタン類がまた“青”などカラフルな色ばかり。
これには辟易である

設定で青いボタンをグラファイト(灰色)に変えられることを思い出し、さっそくやってみる。
うーむ、やっと落ち着いた。しかし、これじゃOS Xっぽくないなぁ(苦笑)。

やっぱり僕はプラチナ(旧Mac OS)の方がいいみたいだ。

                  2001年9月段階のMac OS Xデスクトップ。なんて地味なんだ...でも落ち着く。↑
第1幕、その顛末


2001年9月現在、僕のメイン環境はMac OS 9.1である。OS Xではない。上記の文章でも指摘されているが、それには理由がある。なじめないところがいくつもあるのだ。

○1.動作が遅い
  僕のマシンはPM G4 350(AGP)。すでにひと世代前の速度だ。このマシンにはOS Xはつらいのか?あるいはそもそもOS Xが遅すぎるのか?
  システムの起動は許せるが、アプリケーションの起動と、それぞれの動作、そしてなによりもFinderまわりが遅すぎる。

○2.なにをやればいいのか、見えない
  OS Xネイティブのソフトが少なすぎる。Cubaseのような音楽ソフトは全滅。フォトショップすらネイティブではない。オフィス系はともかく音楽とグラフィックが弱いのはMACとして致命的だと思うのだが。
  周辺機器も弱い。プリンタだって僕の使っているものは未対応、というかこの先もたぶんドライバは提供されないだろう。あと、SCSI接続のスキャナもMOも使えるようになる見込みはなさそうだ。

○3.OSの見栄えがくどい
  青が基調となっているAquaはカラフルすぎて画面がうるさい。点滅もわざわざゆっくりと明るくなったり暗くなったりするが、これもうざったい。

  たしかにUNIXをベースにしているのでシステムの安定性は増しているのだろう。だけど、それ以上にOS Xを積極的に使うメリットが僕には見つけられないのだ。 僕がMACでやりたいことはすべて9.1の環境で実現できている。でも、それはOS Xではできない。これではわざわざ移行しようと思えなくても当然では?
MACって、思わず使ってみたくなるところが魅力的なOSだと思う。「これで曲を作ってみたい」とか、「これならイラストが描けるかも」とかね。だからこそ、Mac OS Xでしかできないことを提示して欲しいと思うのは欲張りすぎでしょうか?

Mac OS X、期待はしているんですよ、これからのOSですから。だからもっと使えるものにしてくださいね、アップルさん!

 

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