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K2が行ってきたライブのご報告です。基本的に仕事がらみのものは掲載してません。プロもあればアマチュアもあります。また、ノンジャンルと言ってもいいかもしれない。

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Last Update; 2008.06.27

U2

 date; 2006.12.05
 place; さいたまスーパーアリーナ

8年ぶりとなるU2のライブを見に、さいたまスーパーアリーナまで行ってきました。

冒頭2曲目で「Vertigo」。もうアリーナは興奮のるつぼです。
僕はスタンド席から見てましたが、立ち見のアリーナはさぞ大変なことになっていたことでしょう。

その後、感動的なシーンはいくつもあってね、まずは「ミス・サラエボ」。
これはもともとパバロッティとの共演曲なんだけど、そのパートをボノがオペラっぽく歌うんですね。
ここでグッときます。

曲が終わるとスクリーンには大きく日本語で世界人権宣言が。第1条からじっくり読むなんてはじめてかもしれない。
「すべての人は(中略)人として認められる権利を有する」
とか、あまりにもあたりまえのことが書いてある。
だけど、そのあたりまえのことがあたりまえになってない国・地域がなんと多いことか。
そしてこの第6章に続いて演奏されるのが「Pride (In The Name Of Love)」 。
もう〜、たまりません。おじさんはここで涙がこぼれます。

さらに「Where The Streets Have No Name」、ここではスクリーンにアフリカの国旗が次々に現れます。
これのまぁ美しいこと!こんな綺麗な旗を掲げている国々で、毎日毎日多くの人が死んでいるとは。
そして「One」。これでいったん終了。

続くアンコールはアルバム「Achtung Baby」の「The Fly」から。
膨大な数の言葉がめまぐるしく表示されていきます。まるでZoo TV Tourを思い出させる展開。
人間はあまりにも情報が多く入りすぎると、処理できずに思考停止状態になる。そして思考停止すると人間はラクになった気がする。これがメディアのやり方。
政治にしろコマーシャリズムにしろ、これに乗らされた方が敗け。
そうそう、曲の頭にいろんな人の顔がスロットマシンのように現れてました。もちろんブッシュも。
そして日本からは小泉元首相とホリエモンも。メディアに出まくったこの二人に、この数年間日本中はだまされまくったわけですな。

2回目のアンコールは最新ベスト盤の新曲2曲に続いてまたもや「Vertigo」で締め。

僕は今回で4度目になるU2公演。前々回のZoo TV Tour、前回のPop Mart Tourに比べるとステージにハデな仕掛けは少なかったけど、このバンドはそういうシンプルさが潔いと思える内容でありました。

次はいつになるのかな?もう8年も待たせないで下さいね。

Moonriders

 date; 2006.11.24
 place; C.C.レモンホール(渋谷公会堂)

シ〜シ〜レモン!

はい、またもや行ってきました渋谷C.C.Lemonホール。
30周年ということでちょっと働きすぎのムーンライダーズ、1年を締めくくるライブであります。
前半はニュー・アルバムを中心とした進行。
ステージ前には薄い幕がかかり、そこにガイコツのイラストとかのスライドが映し出される。
なんなんだろう〜?
暗くて良く見えないことと新譜をちゃんと聴き込んでないことでちょっとたるい。っつーか眠い。

後半は「トンピクレンッ子」「工場と微笑」、「ニットキャップマン」、「Who's Gonna Die First?」などの往年の名曲が怒濤のごとく。

考えさせられたのは、「老い」ですよ。

ずいぶん前から鈴木慶一はちゃんと歌えなくなってきてるから、今回も他のメンバーがたくさん歌ってた。
もともと彼らの場合、全員が歌えるからそういうやり方はそれなりに成立しちゃいます。
そういった分業体制(?)の結果、ヴォーカルはほとんど問題なく聴けました。

さらには、ほぼ全編ドラムのかしぶち哲郎に加えてカーネーションの人がついてツイン・ドラム状態だったんです。
おかげでリズムは大丈夫だったけど、逆にパワフルすぎてムーンライダーズっぽくない。
なんかね、老人が筋肉増強剤飲んでムキムキになったみたいでした。
これがローリング・ストーンズの場合だと、ベースのビル・ワイマンが勝手に脱退してくれたおかげでダリル・ジョーンズの手堅いプレイでライブ・バンドとして再生できた、ってケースもあるわけですが、むずかしいもんですなぁ。

ビートルズやXTCみたいにレコーディングだけの活動に専念するっていう選択肢もある中、あえてライブをやってくれるムーンライダーズはファンにとってありがたいわけです。
だけど、それをやるためにはいろいろと考えなくちゃいけないのかもしれません。

コンサートが終わって客電がつくときには「蛍の光」が。これでまず一気に脱力。
するとステージの後ろからなにやらモニョモニョってたよりなくふくらんできて、それが大きな「30」の文字になった。
あぁ〜意味わかんないし!なんかしょうもなくてトホホでダメダメで、
やっぱムーンライダーズ、いいなぁ〜(笑)。
そしてなによりも、ファンからの無限の愛情によって支えられているバンドなんだなぁ、と思った一夜でありました。

alva noto + ryuichi sakamoto

 date; 2006.10.30
 place; C.C.レモンホール(渋谷公会堂)

シ〜シ〜レモン!

ということで、行ってきました渋谷公会堂。
ここは長い間全面改装してて、リニューアルしたらなんと「C.C.Lemonホール」って名前になっちゃった!

さて、今日は受難な友人と「alva note + ryuichi sakamoto」のライブに行ってきた。
教授(piano)と、ドイツのカールステン・ニコライ(electronics)のコラボレーションであります。

肝心なのはね、

『抑制』

つまり、どれだけ音を削ぎ落とせるか、ってことなんだろうな。

徹底的に音数は少ない。
メロディらしいメロディは最初から最後までひとつも出てこない。
だけどものすごく心地よいピアノ。
そしてそれに乗ってくるプチプチ・ノイズで作られた静かなリズムが
緊張と弛緩の間を行き来する。
CDは再生ヴォリュームを絞ることでノイズを目立たせずに、まるでアンビエント・ミュージックのように聞くこともできた。
だけどライブ会場ではかなりノイズが迫力ある音量で迫ってくる。

これは気持ちいいなぁ。

あまりに静寂が続くから、曲が終わった後の拍手すらじゃまに思えたほど。

でもね、あらかじめこの二人のCDを聴いてから来た人ってどれくらいいるんだろう?
大半の人は彼らのCDの存在すら知らなかったんじゃないだろうか。
そういう人にとってはつらかったろうね。
実際、3曲目くらいで退場していったおばさんたちがいた。
彼女達が期待したのは、「エナジー・フロー」や「ラスト・エンペラー」を情感込めて弾く「坂本龍一」だったんだろうけど、
ここにいたのは実験ユニット「alva note + ryuichi sakamoto」のピアニスト・坂本だったからなぁ。
でも、こういう姿こそが教授の一番かっこいいところだと思うんだよね。

アンコールでやっと「戦メリ」らしい曲が登場。
だけどこれもコードのみで、おなじみのあのメロディがほとんど弾かれない。
このじれったさが最高だね。

ライブが終わった時、ナナメ前に陣取っていた若い男の子4人が、
「なんか今日、ものすごくヤバイもの見たんじゃねぇ?!」
って興奮してたけど、そういう内容のライブでした。

そしてなにより一番よかったのは、教授がMCを1回もしなかったってこと。
その方がクールだよ、ぜったい。

東京JAZZ 2006

 date; 2006.09.02
 place; 東京国際フォーラム ホールA

似合わないよねぇ、K2とJAZZってのは(笑)。

だいたい、僕の身体を切ってみたら、たぶんテクノとプログレとニューウェイヴくらいっきゃ出てこない。
どうやってもJAZZなんて高尚なものが出てくるハズがない。

なのに、なして「東京JAZZ」なんてイベントにのこのこと出かけていく気になったのか?

それはひとえに、

 上原ひろみ

この人のプレイを生で見たい!
これにつきるのであります。

で、東京JAZZ。東京国際フォーラムでこの土日に昼・夜の合計4部で構成されるジャズ・フェス。
1日目の夜は「Piano Night」としてピアニスト絡みのアーティスト4組が出演。

18時30分開演。最初はオースティン・ペラルタ・トリオ。
美少年風のピアニストによる、やたらと激しいプレイ。
あとでチラシをよく見たら、なんとこの人、まだ15歳なんだって!ひょぇ〜!

次に念願の上原ひろみ。
緩急自在に音楽が飛び跳ねる。
時には繊細に、時にはグーで弾いたりひじで弾いたり。
それにしても、なんて早く指が動くんだろうねぇ!
おまけに弾いている時の顔がまたいいんだ。
表情がころころ変わっていく。
楽しいっ!って顔もあれば、深い感情を込めた表情もある。
そしてちょっといたずらっぽい顏も。
この人、顔で弾いてる気がするなぁ。
こういうのはCD聴いてもわかんないよねぇ。
いやぁ、満足満足。

それにしてもこのトリオ、なかなかバランスがとれていてよろしい。
彼女の才能を考えたら、この先いつまでもこのトリオで収まっているとは思えないので、
今のうちにこの体制を見ておくのがよいと思う 。

次は大御所ハンク・ジョーンズのトリオ。
オーソドックスな、いわゆる「ジャズ」のイメージの演奏。
だけどドラムがオマー・ハキム!
1曲だけこの人が歌を披露してた。
ドラムだけじゃなく、実はいい声してたのねぇ。

最後はチック・コリアがビッグ・バンドを従えて登場。
だけどいわゆるスイングとかじゃなくて、まるでミニマルみたいな曲からスタート。
そうか、ジャズではこういうのもアリなんだ。
いろんなバリエーションの曲が続き、終演はなんと23時10分!
うわぁ、4時間40分だぜ…。
ただでさえ慣れないジャズのイベントなので、こちらもふらふらでした。

やっぱ、僕はロックもジャズもフェスは苦手なのでありました(笑)。

パール兄弟

 date; 2006.08.16
 place; 原宿クロコダイル

生パール兄弟で読経!

8/16、お盆の最中に原宿クロコダイルでパール兄弟のライブがありました。
今回もサエキけんぞうに加えて窪田晴男、バカボン鈴木の両巨頭が参加。いやぁこの人たち、うまいうまい!僕はバカボン鈴木の真ん前のかぶりつきの位置にいたので、もうずっとベースのプレイに視線集中でありました。サエキ氏のソロ楽曲としてすでに既発表の「みるく2030」も、このバンドアレンジだと迫力5倍増!ちゃんとパール兄弟サウンドになってます。彼らの楽曲の特徴であるテンションの高いコード進行、そしてその上に乗っかるサエキ氏の歌詞はやはり唯一無二です。
新曲としてアニメ「N.H.K.にようこそ」のサントラ関連楽曲を数曲披露。ひきこもりくんを題材にした歌もあります。そう、こういう特殊な状況にある人の心境を歌わせたら、この人の右に出る人はいません。なにしろムーンライダーズの「9月の海はクラゲの海」って名曲の詞を書いた人ですからねぇ。
新曲の「君に崩エホエ」(←萌エモエ、ではない)では会場が一体となって「ホエホエ〜!」コーラスを大合唱。異様な空間となりました。

ライブの中盤では僧侶でもあるバカボン氏の読経コーナーが。ま、お盆ですから、先祖供養としてありがたく手を合わせて拝ませていただきました。
唯一残念だったのは、「ヨーコ分解」が演奏されなかったこと。前回新宿ロフトで見た時、この曲でのバカボン氏のスティックが最高だったので、ぜひとも次回は見たいところ。
次回ライブは野宮真紀と岡田徹がゲストで出るとか。楽しみ!。

エレキテル

 date; 2006.03.12
 place; Apple Store Shibuya

今は昔、2001年11月2日に渋谷でアスキー主催によるMac OS Xのイベントがあった。
この時に余興でバンド演奏があったんだけど、これがまったくつまんなかった。
なんかね、ぜんぜんMacにふさわしくないバンドだったんよ。
僕は思ったね、
「なんでこういう時にエレキテルが出ないんだ?」って。
そして2006年3月12日、やっと実現したのでありました。

ELEKTEL live at apple store shibuya

まぁ、あの店内ですから、ステージは狭いです。
だからたぶんiBookだけでやるのでは?
と思ったが、 そこはエレキテル!
狭いステージ上にはMini Moogなどのビンテージ機材が並ぶ。
そう、シミュレートしたソフトシンセじゃなくて、
ホンモノを使うのがエレキテルらしいところ。

で、1曲目は2ndアルバムから「I love pod」。
ウエケン氏がiPodを「演奏」してる。
バックには青梅街道派によるVJが投影されているのですが、
なんとホンモノのiPodのCMがコラージュされてる!
これはズルイねぇ(笑)。
次のiPodのCMにはこの曲を使うよう、アップルジャパンは本国に進言すべきだね。

その後もいろんなゲストを加えてライブは進行していきまして、
特にかっこよかったのがビートマニアの曲。
僕はゲームをしないのでよく知らなかったのですが、
この曲はアルバムに収録されているエレキテルの楽曲イメージとは違い、
ボサでもラウンジでもない。
それこそフロア対応ってかんじ。
こういう世界もいいなぁ、エレキテル。

あと、おもしろかったのは、
polymoog氏がリボンコントローラーを抱えて演奏したこと。
まるでスティック(トニー・レヴィンのあれね)みたいだった!
次回、ぜひともショルダーつけて弾いてみてはいかがでしょうか?

アルバムの完成された世界とは異なって、見ても充分おもしろい。
やはりテクノはライブによって磨かれる、という僕の持論を再確認したライブでありました。

パール兄弟 + 鈴木慶一

 date; 2006.02.10
 place; 新宿LOFT

祝!新宿LOFT30周年!僕はいまだに西口の時の方が印象が強いですが、現在の東口、コマの裏に移転してからもずいぶんたちますよね。

さて、そんな新宿LOFTですが、現在30周年記念イベントとして錚々たるアーティスト達が連日出演しています。
そして今回はパール兄弟。ワタクシK2はサイコゲリラの相棒と出かけたのでありました。

まずはKQLDが登場。
これ、菊地成孔クインテッド・ライブ・ダブっつーくらいで、4人編成のジャズのバンドに生でダブ的なミックスが入る、って構成。あいかわらず僕はジャズは苦手ですが、これはそこそこ楽しめました。
ダブっていうのは、ディレイ音を単なる「演奏された音の反響」から解放し、それ自体を「演奏音」として自立させる、って方法論だと思うのです。それがこのようにバンド演奏にスキマがあるととても効果的なのだな、と思いました。
後半では松田聖子の「Sweet Memories」をカバー。これは本気でやってるのか冗談なのか判断つきかねましたが、菊地氏のヴォーカルがアイドルっぽくてちょっと笑えた
です。

Sketch Show + Towa Tei + 小山田圭吾

 date; 2005.08.26
 place; Apple Store Ginza

Apple Store Ginzaで生スケッチ・ショウ+テイ・トウワ+小山田圭吾を見てきました。

なんともすごいメンツです。だけどさ、なんかすごすぎて何やるのかまったく想像できません。
一組ずつ出るのか?
一緒に演奏することはあるのか?
それは誰の曲をやるのか?

わかんないまま、ひとまず銀座のApple Storeに到着。
無料ライブなので行列ができることは覚悟してましたが、まさか午後2時半に行ってみた段階で100人以上の列になってるとは思いませんでしたよ。
しかたなくそのまま炎天下に並びます。
その間4時間以上!
疲労はピークに、
足は棒に、
目の前はクラクラに。
もう限界ですわ。
当初の開演時刻の7時過ぎにやっと開場。満席なので後ろの方で立ち見です。辛い〜。

そしたらなんと4人が一緒に出て来て演奏開始!
テイさんはCDJ。
細野さんはPowerBookとちっちゃなアコーディオンとベースギター(!)。
幸宏さんはKAOS PADみたいなのとパーカッション用のちっちゃなパッド。
小山田圭吾さんはPowerBookが見えたけど、手もとが死角でなにをやってるのかわかりませんでした。どうやら映像をコントロールしていたようです。

さて、誰の曲をやるんだろう?と思ってたら、なんと全編聴いたことのないインプロ!
チリチリ系の即興音楽が続きます。
「インプロが大事なんだよ」
とMCで細野さん。 うぉ〜、すげぇぞ!こりゃぁ貴重だわ。
いやぁ、まさかこのメンツでインプロするとは思わなかったなぁ

rei harakami

 date; 2005.08.05
 place; Apple Store Ginza

Apple Store Shibuyaが開店する前日の8月5日、レイハラカミのインストア・ライブが銀座のApple Storeでありました。

最新アルバム「Lust」は大傑作で、ほんとによく聴いてます。
クラフトワークでも何でもそうなんですが、電子音楽を聴くたびに僕が思うのが、
「どうやって作ってるんだろう?」
ってこと。
独自の世界を作ってるレイハラカミの場合は特に興味がある。
そんな彼のライブが行われるのなら、そりゃぁ見に行くしかありません。

会場に着いたのが20分前。もう、店の正面から横に回って裏の方まで列が続いてます。
係員に 「このあたりの人はたぶん見られませんよー」って言われたけど、ま、とりあえずそのまま並びます。
ラッキーなことに最後から5人目くらいで潜り込めました。

前座(?)で同じサブライム・レーベルの2人組ユニットの演奏に続き、レイハラカミが登場。

トゲトゲしさのないあの丸い電子音が、アルバム「Lust」の曲を奏でていきます。
たった一人、たった一台のマシンだけでライブが進む。
なんだろう、猛烈な早さでレゴを組み上げていく子供みたいだ。

演奏後のインタビューによれば、格闘してたマシンはRolandのHDレコーダーなんだって。
「(ライブで使うと)Macは止まっちゃうことがあるんで(笑)
 あ、でもレコーディングではちゃんと使ってますよ、OS 9もOS Xも」

と言っていた。正直な人である(笑)。
MCも彼の人柄を偲ばせるようなとつとつとしたもので、 見ているこちら側もゆったりとした気分に浸れた。

彼、2日前にギックリ腰をやったそうで。くれぐれもお大事にして下さいね。

ライブの帰りにiTunes Music Storeの5曲無料ダウンロード・カードが全員に配布された。
いやぁ、こんな良いライブをタダで見せてもらって、おみやげまでもらっちまったんだから、並んだ甲斐があったというもんです。

いやいや、けっして列に並ぶのが好きなわけじゃないんですってば(笑)。

MOONRIDERS, CARNATION,
KILLING TIME with 小川美潮

 date; 2005.04.22
 place; 渋谷AX

渋谷AXで行われた“EARTH DAY”のイベントにトミー流石氏、PGMI氏とともに行ってきました。

■お久しぶりです、Killing Time
1982年頃、原宿クロコダイルにチャクラを見に行った時、チャクラとまったく同じメンバーが出て来て「前座のキリング・タイムです」と言って演奏をはじめた。
それ以来だから、もう20年以上ぶりですな。
チャクラ消滅後も板倉文のプロジェクトとして存続していたのですね。
彼のギターの他はパーカッション2人にヴァイオリン、キーボード兼マリンバ、ベースでドラムなしという編成。
ちょっと民族音楽っぽいニオイもさせつつのインストが続きます。
ゲストとして小川美潮が登場。この二人が揃うとまさにチャクラを期待するわけですが、残念ながらあくまでもここはキリング・タイム。
せっかくだから再結成してよ、チャクラ。

■はじめまして、Carnation
そりゃぁ僕はムーンライダースのファンですから、カーネーションの名前はずっと前から知ってました。
でも、ずっとまともに聴かないできたんですね。
なんか、ライダースのセカンド・ブランドみたいな気がしてたからでしょうか。
ライダースだけで十分って思ってたんでしょうね。
で、20年経ってやっと見たカーネーション。
現在はサポートを2人入れてツアー中とのことでしたが、今回は3人のみの編成。
やたらとロックしてます。
こういう感じのバンドだったの?カーネーションって?
同行のPGMI氏曰く「う〜ん、今日は戦闘モードだねぇ」
なるほど。
今回はイベント用の番外編だったってことで、僕の本格的なカーネーション体験は、またもや先送りになったのでした。

■おだいじに、Moonriders
心配してたんですよ。
鈴木慶一はまともに歌えるだろうか?
他のメンバーも途中で息切れしないだろうか?
ステージのセットで逃げたりしないだろうか?
その心配は一部的中しました。
かしぶち哲郎がおととい倒れたらしく、急遽欠場したのです。
代理のドラマーもなく、疑似アンプラグド状態でステージは進みます。
でもね、これがまさにケガの巧妙だったようで、鈴木慶一のヴォーカルがしっかりと歌えてたんですよ。
結果的に曲の良さがしっかり伝わるライブでありました。
ムーンライダースはもうすぐ3年半ぶりのニュー・アルバムが出るそうです。
それはそれで、ライブ以上に心配です。


以下、同行したPGMI氏のレポートです。また、トミー流石氏のレポートもこちらにあります。ぜひご覧下さい。

EARTHDAY LIVE レポート

橿渕氏欠席のドラムレス・ムーンライダーズ、
これが意外なことに素晴らしかった。
楽曲のメロディーがむき出しになったことで、
伝わってくるものがあった。(特に古い曲)
それとは正反対に、メロディー重視ではない選曲で、
演奏力(ライブ感)のみが突出したカーネーションであった。
というわけで、
3組それぞれ違った持ち味の出た面白いイベントでした。
私にとっては。

     PGMI

DAVID SYLVIAN

 date; 2004.04.23
 place; 人見記念講堂

昭和女子大の人見記念会館で行われたデヴィッド・シルヴィアンのコンサート、実は心配だったんです。というのも、かつて同じ場所で行われたライブは、デビシル一人だけの弾き語りだったから。このときは、ほ〜んと退屈でした。今回もそうなるのではないか?と懸念してたんですが、スティーヴ・ジャンセンもやってくるってんで、まぁ、バンド形態だろうと安心して見に行きました。
しか〜し!現実は甘くなかったのです。ステージ上にいるのはデビシルとスティーヴ、そして日本人の映像屋さんの3人だけ。肝心のスティーヴはあろうことかコーラスとキーボードなんぞを弾いております。おいおい!申し訳程度にパッドを叩いてパーカッションの音を出したりもしてますが、しょせんは本物のドラムスの迫力はありません。う〜む、やっぱりこういう展開かぁ。
前回2001年の来日時はバンド編成で、1999年の打ち込み主体のアルバム「Dead Bees On A Cake 」のイメージとはまったく異なる、控えめだけど躍動感のある演奏を聴かせてくれて良かったのですが、またもや引きこもりサウンドに逆戻りってところです。シルヴィアン/フリップのように、かっこいいロック・サウンドにあのヴォーカルが乗るってのを、もう一度聴きたいものです。

KRAFTWERK

 date; 2004.03.02
 place; 渋谷AX

ドイツの伝統芸能一座、クラフトワークを見に行ってきました。

仕事柄、ライブ会場に行くと僕はまず客層を見てしまうわけですが、かつて最先端だったはずのテクノ少年・少女が20年後に普通のさえないオジサン・オバサンになっちゃいました〜ってかんじの人が多くて、なかなかおもしろかったです(もちろん僕もそんなかんじ)。
ステージ上は今回も4人がほとんど動かないまま進んでいきます。この人たちだけは20年経ってもやってることが変わりませんな。でもね、かつてはメンバーの後ろに大量の機材が整然と組まれていましたが、テクノロジーの進歩か、今回はそれすらもなし。ほ〜んとにがら〜んとしたステージです。
演奏内容は最新アルバムからの曲も含みます。やっぱり「Tour de France 03」は気持ちいいねぇ!そしておなじみの曲もしっかりと。そこはやっぱり伝統芸能ですから、お客さんの期待を裏切らない構成ってのは基本です。アンコールにはロボットも出てくるし、定番になってる日本語での「電卓」もあり。もう、文句のつけようもありません。ただ、「EXPO 2000」が、イケイケ・リミックス・ヴァージョンに変貌していたのだけはいただけません。これ、抑制された展開が魅力の楽曲でしたから。

ところで今回は2階席だったので、上から見下ろすような形で“観劇”しました。各自のくわしい使用機材などはわかりませんが、「何をやっているか」はそれなりに見えました。鍵盤を弾いてメロディを出すことよりも、つまみを回してフィルターを開いたり閉じたりしてた方が多かったかな。で、僕は再認識しました!やはりテクノは打ち込んだものを単純にコピペして完成する音楽ではないな、と。機械的に生み出される音に、どうやって人為的に“うねり”を与えて“息吹”を感じさせるようにするか、これこそがテクノの真髄であり醍醐味である、と。
伝統芸能を観て、本質を学ぶ。ありがたや、ありがたや。

 

 

今後の予定

実は1999年に行ったコンサートがまったく未掲載なんですよね。
せめてロンドンで見てきたものくらいは近日中に掲載したいと思います。

  
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