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K2が行ってきたライブのご報告です。基本的に仕事がらみのものは掲載してません。プロもあればアマチュアもあります。また、ノンジャンルと言ってもいいかもしれない。

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Last Update; 2004.03.04

KING CRIMSON

 date; 2003.04.16
 place; 新宿厚生年金会館

4人編成のLine-Up 6の2度目となる来日公演であります。前回に続き、今回も僕にとっては不発でありました。演奏は悪くはありません。でもね、フリップ翁はメタルだとかなんだとか言ってますが、あの音量の小ささでは盛り上がりたくても盛り上がれません。ほんと、そこにつきるんですよ。
おまけにあの不自然な照明!フリップにだけは終止スポットが当たらず、ブラックライトみたいなのがずっと無気味にシルエットを浮かび上がらせている。あれについては、フリップ翁からどんなりっぱな理論付けがなされようと納得できないわな。
ちなみに今回はインプロヴィゼーションは一切なし。アンサンブルは前回よりもよかったです。

さて、トニー・レヴィンはいつ復活するのかな?

やっぱり帰ってきたKISS

 date; 2003.03.15
 place; 横浜アリーナ

前回のサヨナラツアーのレビューで「あと5年は続けられそうだ」なんて書いてたら、ほんとに続いちゃってますね、KISS。
基本的な内容は変わりようがないです。コテコテのエンタテインメント。好きな曲はちゃんとやってくれました。でもちょっと縮小気味で、ギター(エース?誰?)は花火も煙も出なかったし、ステージにスクリーンがないからジーンの流血とかもよく見えなかった。音は横浜アリーナですから大満足なんですけど。
もっと花火や炎がいっぱいあったらなぁ。だってKISSはお祭りなんだもん

はなちん

 date; 2003.01.06
 place; 吉祥寺Manda-La2

グランドピアノを弾いてるはなちんは、とても満足そうであった。よいことだ。さらに精進してね。

Sketch Show

 date; 2002.12.03
 place; 渋谷AX

スケッチ・ショウ(細野晴臣+高橋幸宏)のライブ「Wild Sketch Show」に行ってきました。
冒頭、お二人によるお笑いとしか思えない口上がありまして、その時から赤い幕の後ろに“第三の男”がチラチラと顔をのぞかせてます。おぉっ!これは期待できる展開か!?
ライブは、肝心のお二人をのぞいたバックだけの演奏で「コズミック・サーフィン」「ソリッド・ステート・サヴァイヴァー」「体操」からスタート。これ、順に細野・高橋・坂本の作曲で、この3曲でYMOをオマージュしていた、ってことなんでしょうね。
その後お二人も登場してスケッチ・ショウの曲に突入。アルバムよりも生っぽい演奏で新鮮に聴けます。デジタルなシーケンスに載ってくるアコーディオンやブラスがいい感じです。お二人もアナログなベースとドラムを弾いてくれてます。他のバックにはフリッパーズ・ギターってバンドから小山田圭吾も参加してましたが、この場合は高野寛の方が適任だったかも。
この編成でやったYMO時代の「灰色の段階」が最高だった。やっぱ細野さんのヴォーカルは良いねぇ。
そしてあっさりと“第三の男”=教授が登場。「Wonderful To Me」を演奏。これ、ほんと良い曲だわ。
後半はお二人だけになってテクノDJ的に展開。“WIRE”みたいなテクノ・イベントだったら客は踊りに来ているんだからこれでもいいのだろうけど、今回はちょっと違和感ありましたね。前半のまったりした雰囲気が良かっただけに、正直言って余分な感じでした。
アンコールは再び教授も登場し、「CUE」と「中国女」を演奏。あくまでゲストとしてお二人よりも引いて演奏しておりましたが、それでも三人揃ってこれをやればYMOそのものです。
いやぁ、いいものを見させていただきました。めでたしめでたし。

 至福度 2

21st Century Schizoid Band

 date; 2002.11.06
 place; 新宿東京厚生年金会館

70年代初期のクリムゾンのメンバーが、当時の曲を再現するために集まったプロジェクト。ナツメロ大会と割り切って厚生年金会館に行きました。
メンバーはマイケル(Dr)とピーター(B)のジャイルズ兄弟、イアン・マクドナルド(Sax,Key)、メル・コリンズ(Sax,Key)といった旧メンバー。同じパートが二人いるところなんぞ、ダブル・トリオの本家クリムゾンの影響かっ!?(←んなこたぁない)
おっと、これではヴォーカリストもギタリストもいません!そこでクリムゾン歴のないジャッコがヴォーカルとギターで助っ人参加。

曲目は、「宮殿」からは「ムーンチャイルド」をのぞく全曲、「ポセイドン」からは「キャット・フード」と「ピクチャーズ・オブ・シティ」の2曲。そして「アイランド」から「フォーメンテラ・レディ」と「レディーズ・オブ・ザ・ロード」。うーん、やっぱり「リザード」からは1曲もやりませんでしたね、まぁ当然ってところでしょうな。
あとはマクドナルド・アンド・ジャイルズなどの曲が数曲。

さて、気になるナツメロ再現度ですが、これはなかなかでしたよ。オリジナル・メンバーが弾いているわけですからあたりまえなんですけど。
マイケル・ジャイルズはあいかわらず手数多いし、バスドラはもちろんダブルだったしね。
サックスについては“上品なイアン、下品なメル”というキャラクターの差異を期待していたんですが、二人はほとんどおんなじプレイをしてました。また、「風に語りて」のイントロなどでのフルートのハモりは絶品でありました。
あと、「フォーメンテラ・レディ」をやってくれたのは感激ですね。この曲をライブで聴けるなんて思ってもみなかったから。

気になるジャッコさん。デイブ・スチュワート&バーバラ・ガスキンのアルバムなどでの彼のプレイは僕は案外好きなんですけど、まぁ、よく頑張ってましたよ。
でも、やはりしょせんは“助っ人”参加。本職のクリムゾン・ヴォーカリストではありません。オリジナルのグレッグ・レイクやボズと比較したら落ちます。かわいそうですが。
さらに、「エイドリアン・ブリューって、実はクリムゾンのヴォーカルに向いていたんだなぁ」って妙な再確認しちゃいました。

ということでこのナツメロ大会、後ろ向きのイベントとしてそれ以上でもそれ以下でもなく、まずまずの成功になっていたと思います。“キング・クリムゾン”と名乗らないなら、許せます。フリップ本人が参加しなかったのも大正解。だってもし本人がやってたら、逆に当時とは全く違うフレーズを弾いて、ナツメロ大会ぶちこわしになったことでしょう。

さてさて来年4月にはクリムゾン本隊(Lineup 6)も同じ厚生年金でライブがあります。こちらもまた“前向き”な意味で楽しみです。

なお当日の会場は40代以上の男性がほとんどで、背広ばっかりの異様な光景でした。まぁ、他人のことは言えませんが。

 至福度 1

Roger Waters

 date; 2002.03.30
 place; 東京国際フォーラム

“とどのつまり、ピンク・フロイドとはロジャー・ウォーターズただ一人であった。”

彼にとって今回のワールド・ツアーは、この命題が“真”であることを証明するために行なったんじゃないだろうか。
懐かしい「イン・ザ・フレッシュ」に始まり、前半はアルバム「ザ・ウォール」、「アニマルズ」、「炎」の曲ばかりで進行されていく。 大勢のミュージシャンによる手堅い演奏に加え、フロイドのアルバムに入ってた効果音や当時ライブで使われた映像など、オリジナル素材をふんだんに使ってフロイドの世界を再構築してみせた。それはまるで「ほら、俺一人がいれば十分フロイドになってるだろう?」って言っているよう...。

でもね、はっきりいって足りないんですよ、何かが。

それは明確でありました。スケール感がないんです。こじんまりと曲を演奏されても、それだけでは僕らは満足できないんです。巨大な円形スクリーンや無数のバリライト、客席の上を飛ぶブタの風船、この世で一番大きいミラーボール...こういうばかみたいな子供だましの演出が必要なんです、フロイドの曲には。それを実現するためにはロジャーの大嫌いなスタジアム級の会場でやるしかないんですね、やっぱり。

第二部に入ってアルバム「狂気」からの曲を演奏する段階になって、それはもう決定的に聴こえてしまいました。デイヴ・ギルモア率いる残党フロイド組がライブ盤「P.U.L.S.E」で見事にアルバムの「狂気」全曲を演奏していたのに比べると、もう、小さい小さい。たしかにロジャーがリード・ヴォーカルをとってた曲は本人が歌うとそれなりに聴こえる。ドラムもたしかにおいぼれニック・メイソンよりうまいことは認める。でも、リック・ライトのエレピとアナログ・シンセがこんなにフロイドの曲に必要だとは思わなかった。そして、やはりギルモアの歌とギターがないと、もはやフロイドの世界にはならないのですよ。
アンコール前のラストはあの「コンフォタブリー・ナム」。これ、もうギルモアの十八番になっちゃったんだから、ロジャーは意地でも歌わない方が良かったと思うが、どうだろう?

残念ながら冒頭の命題は“偽”であると証明されてしまった、そんなコンサートでした。
あぁ、ピンク・フロイドがスタジアムで見たい!3/4フロイドで十分だからさぁ!

 受難度 2

 

今後の予定

実は1999年に行ったコンサートがまったく未掲載なんですよね。
せめてロンドンで見てきたものくらいは近日中に掲載したいと思います。

  
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