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King Crimson Project

 date; 98.04.10
 place; 赤坂ブリッツ

プログレ系のライブに行くといつも思うことだけど、なんとサラリーマンの多いことか。背広+ネクタイ+革靴ばかりである。この人達、みんなファン歴20年以上なんだろうなぁ。おっとぉ、他人のことは言えねえや。僕もクリムゾン歴23年でしたっけ。

[第1部 ; PROJECT TWO]
Personnel; ROBERT FRIPP/guitar,soundscape TREY GUNN/wah guitar ADREAN BELEW/v-drums

この編成のミソはエイドリアン・ブリューがドラムを叩いていること。まぁこの人、元はドラマーだし、80年代のクリムゾンのステージでもブラフォードとツイン・ドラムやってたこともあるくらいなので、何の問題もありません。
事前にCD「SPACE GROOVE」を聴いたときには「おぉ、フリップ先生弾きまくっているな」と思ったのですが、実際は1曲ごとにトレイ・ガンとソロを弾き分けていたのです。目つぶって聴いてると区別つかんわ、この人たち!
このプロジェクトのテーマはインプロヴィゼイションの再発見だと思われます。つまり、6人編成で音が厚くなると一人一人がインプロした場合にうるさいだけで収集つかなくなる。「THRAKATTAK」のように。これを半分の3人でやってインプロの感覚をつかみ直す、ということなのでしょう。でも、3人でも十分収集ついてませんでした。かっこいいんだけどね。

[第2部 ; BRUFORD LEVIN UPPER EXTREMITIES]
Personnel; BILL BRUFORD/drums TONY LEVIN/bass,stick DAVID TORN/guitar CHRIS BOTTI/trumpet

歴代クリムゾンの醍醐味の一つは「静と動のダイナミックレンジの広さ」です。しかし90年代の6人編成クリムゾンにはそのうち「静」の部分があまり見られないのが実体です。この「ブラフォード+レヴィン」バンドは、そんな「静と動」を再発見するプロジェクトなのでしょうか。
このバンド、上記のPROJEKT TWOより人数が多いにもかかわらず音の分離がよい。ギター、ペット、ベース、ドラムという楽器がちゃんとはっきり聴こえるんです。あたりまえだけどこれは重要なことです。そして一応、曲の体裁があるから聴きやすい。もちろん演奏はうまい。これはうけないはずがありません。やたら観客も盛り上がります。というより、PROJEKT TWOでは盛り上がれなかったウサが一気に炸裂していただけかもしれません。
その他にこのバンドで気づいたこと。
 (1)ブラフォードがやたら張り切っていた。
 (2)デヴィッド・トーンのギターはフリップそっくりだ。
 (3)トランペットは往年の「Fallen Angel」あたりを彷彿させて気持ちいい。
 (4)まるでツェッペリンの「カシミール」みたいなリフの曲があった。
 (5)レヴィンがホーミーをやっていた。etc,etc...
でもね、やっぱこれもクリムゾンではないんだよね。

さてクリムゾン、ダブル・トリオ編成として華々しく再再結成したはいいけど、やっぱり行き詰まっていたんですね。フリップ先生によるところの「クリムゾンのフラクタル分裂」企画は、そんな状態を打開するための突破口を見つけるためのものなのでしょう。しかしこれ、やってる連中はちゃんと突破口を見つけられたのでしょうかね?このまま分裂の固定化→クリムゾン自然消滅、なんて図式はいやですよ。ちゃんと来年はKing Crimsonとして活動してくださいね、フリップ先生!

King Crimson Project

date; 98.04.04
place; 赤坂TBSホール

3月に発売された関連CDと4月のコンサートのチケットを購入された人を抽選でご招待、ということで行われたKing Crimson Projectのイベントに行ってきました。
会場に入ると、このイベントの主旨がわかった。つまりこれ、ディーラー招待のDisciplin Global Mobileレーベル新譜発表コンベンションに一般のファンも特別入場できるよ、ということだったんですね。ちなみに前回King Crimsonとして来日したときも同様のコンベンションが催されましたが、そのときは一般客はなしでした。

始まるとRobert Fripp先生が順番にアーティストを紹介し、彼らの新譜をDATでかけます。生演奏は最初に登場したCalifornia Guitar Trioと最後のAdrian Belewだけ。あとはひたすらDATの音を観客は静かにご拝聴させていただくという進行。あぁ、ありがたや。
関連メンバーは全員ステージ上の椅子にじっと座っておりまして、ヒマをもてあましたBill Brufordは観客席に行ったり来たりしながらちゃちゃを入れるしまつ。カメラ好きのTony Levinは日本製のデジカメで観客席をパチリ。手持ち無沙汰のBelewはDATがかかっているとき、つながれてないギターで曲に合わせて弾いてたり...と、そっちのほうがおもしろかったなぁ。

いずれにしろ、めったに見られない貴重なイベント、ありがとうございました。今後のクリムゾンのリリース情報も得られたし、来週のライブ本番が楽しみです。

 
U2

 date; 98.03.05
 place; 東京ドーム

ZOO TV TOURがおもしろすぎたので、あれと比較するとつまらないかもしれないな、とあまり期待せずに行ってみた。なんたってZOO TVの時はトラバントがクレーンでぶるさげられていたんだもの。あれはすごかった。でも結果的には今回のPOP MART TOURも十分に楽しめました。

オープニングはあの「POP MUZIK」。ロビン・スコットの変名プロジェクト「M」の79年のヒット曲ですね。これをHOWIE Bらが最新リミックスしたヴァージョンが流れる中、観客席からメンバーが登場。かっこいいじゃん、この出方。ちなみにこの「POP MUZIK」、同じリミックスのオケにボノがヴォーカルを入れたヴァージョンがシングル「LAST NIGHT ON EARTH」で聴けます。ぜひとも買って聴きましょう。僕ははまっています。
ライブは始まってしまえばあとはU2のペース。アルバム「POP」からだけでなく「NEW YEAR'S DAY」を始めとする往年のヒット曲もちゃんとやってくれました。やっぱりかつての曲はみんなの大合唱が起こってしまう。僕も歌いましたよ「PRIDE (IN THE NAME OF LOVE)」とかね。
いきおいだけでいえばライブビデオ「RATTLE AND HUM」なんかの80年代の頃のほうがあったんだろうけど、90年代のU2はメディアとテクノロジーを使った壮大なお遊び(いい意味でだよ)を繰り広げていておもしろいと思う。POP MARTはPOP ARTにつながって、POP HEARTなっていくんだな、と実感したライブでした。
そうそうこの日、会場を出たら大雪になってました。

ちなみにライブの翌日にFMで「SUNDAY BLOODY SUNDAY」がかかってた。あの頃に比べてボノって歌い方ずいぶん変わったねぇ。

  

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