欲望渦巻く歌舞伎町の、線路を挟んだ西側に、
著作権無法地帯が存在する。
柏木公園付近の三角地帯をめざし
音楽を過剰に愛する人々が大枚を握って週末ごとに集まってくる。
歌舞伎町とは別の欲望を満たすために。
魑魅魍魎の跋扈する、人はそこを、西新宿と呼ぶ...。

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お元気っすか?ジミーKGです。

毎年11月は私KGの年間のお仕事のパターンとして、一番ゆっくりする時です。
去年の11月は結婚して一ヶ月くらい休みましたし、今年は出産で奥さんが実家なので、
独身時代のパターンに戻って、西新宿散策やらCD関係の詳細なCheckが可能です。
でも、もうそろそろ終わり・・・そろそろ奥さんと2ヶ月の長女が帰ってきてしまうので大変です・・・・
しかももうすぐ怒涛の12月に突入しますからねぇ・・・

ということなので、更新できる時にどんどん更新してしまおうということで・・・
ひょっとして年内最後の更新になるやも・・・

まずは、Page & PlantのUnleded “No Quarter”のDVDのRe-Issueがあったという話題。

No Quarter: Jimmy Page & Robert Plant Unledded

1994年の作品で、DVDは前にも出てと思いますが、今回は5.1ch化プラスBonus Trackもついて、
DVDとしては、まあ“まともになっちゃいました”系のRe-Issueです。
Page & Plantって、結構好きなんです。かなりな量のBot VideoとBot CDを所有していますし(編注1)、今でも時々聴きます。
1995年にUS Tourを開始してから、毎回その意外性のあるSet Listを見るのが楽しみでしたねぇ〜。
特に1996年の日本公演モノはレア曲満載ですしね(編注2)
もともとはMTVのUnpluggedでの企画から開始したなんて忘れちゃってます。
あれだけBot VideoやらBot CDが出てしまうと、この“No Quarter”なんて今更Look Backしないんですが、
今回あらためて見ると、新鮮ではありましたね。
Unpluggedというよりは、昔の曲を新しいApproachでやっちまおうというコンセプトがうかがえますもんね。
ついでに、昔の東洋趣味も持ち出そうみたいなところもあり(編注3)
モロッコ・ロケもあり〜の、ケルト趣味もあり〜ので、まあごった煮系ナンチャッテエスニック度も非常に高いという(笑)。
“That's The Way”なんて、Zeppelin時代のアレンジよりもカッコイイと思っちゃいました(編注4)。今更ですが。
反面、Electricでの“Thank You”やら“Since I've Been Loving You”やら“What Is And What Should Never Be”あたりは、リズセクの若い二人のZeppelin Musicへの理解度・解釈度に青さがあり、イマイチっす。
“ここでこ〜だろぉ!”と突っ込みいれたくなるほど、聴いてるとイライラします
編注5)
やっぱ、Zeppelinはタイコとベース!タイコのマイケル・リーは、それでも1995年ツアー後半からいい感じになるんですがねぇ〜。
Page & Plantはやっぱりツアーのライブ盤を聴け!ですな。
一番好きなのは“In The Evening”です。
これは、Led Zeppelinのライブバージョンを遥かに凌駕しますよ。
イントロのモロッコ・エジプシャンの短いInterudeがあって、プラントのChatingの後に、スタジオ録音とほぼ同じテンポで始まるのは“これだよ!”です、途中に“Carouserambla"(編注6)をはさむ構成もありですな。
バックのオーケストラも渾身一体となる姿は、本来、この曲は“こうあるべき”というのを強く感じさせます。かっちょえ〜ぞ〜!
No Quarter VersionのKashimirなんかよりも盛り上がります。

そうだそうだ、
あとAmerican Music Awardで放送されたWhole Lotta Loveのような“Black Dog”がBonus Trackで収録されていますが、これは嬉しい。
いままでVideoでしか所有していませんでしたからねぇ〜。
デジリデュ(編注7)が曲を通して低音域を受け持ち、Wammy Pedal多用のペイジ御大はカメラテレビの前でカッコつけます(笑)。
このVersionって結局ライブでもやらなかったよね。まあ、貴重っちゃあ貴重っしょ。

次はP-Funkのライブ盤っす・・・といってもCD-R!
George Clington & Parliament/Funkadelic名義ですな(編注8)

George Clinton / Instant Live: State Theater, Portland, ME 3/19/04

Tower Recordで“なんだコレ?”って見つけて購入。
Instant Liveという、Webサイトでコンサートのライブ盤を売るちゃんとしたOfficial Siteのようです。といっても、このサイトのことよくわかりませんが、KissやらAll Man Brothersやらの最近のShowをCD-Rで提供してます。
録音も・・まあちゃんとしてますよ。
ここがサイトっす。
http://www.instantliveconcerts.com/

2004年のツアーモノで3CDRでタップリ3時間以上・・・あいかわらずですな。
メンバーのクレジットもありませんが、恐怖のオムツ男ゲイリー・シャイダー(編注9)マイケル・ハンプトン(編注10)ブラックバード(編注11)は健在ですし、バーニー・ウォーレルさん(編注12)も参加されてますし、ベリータ・ウッズ(編注13)のVocalも見事ですわ。

最近ここ何年かは70年代の懐古趣味的セットリストが一般的で、一曲目はバーニー・ウォーレルのKeyboard Soloから“Funkentelechy”になだれ込むパターンですし、序盤のハイライトになる“Let's Take It To The Stage Medley”は“Let's Take It To The Stage”がDropして、いきなり“Bop Gun”からスタートしてます。
ブラックバードのP−Funk懐古趣味が徹底されてますね。ブラックバードの長尺Guitar Soloは“Dope Star”のリフがバックではなく“US Custom Coast Guard Dog"です。これも、レアな展開ですな。
また、“Whole Lotta Shaking Going On”をやっています。この曲がセットリストに登場したのは比較的最近ですが、“あ〜またやっとるわ〜”って感じです。
“Atomic Dog”やら“Knee Deep”などの、ライブでは演奏が長すぎて聴衆の脳と身体に悪影響を及ぼす楽曲も健在ですわ(編注14)
困ったモンですね(爆笑)。P-Funkは今度大特集をしたいですな。Remember 1989!(編注15)
90年代前半はP-Funkのライブにはまりましたモン。Bot VideoもBot CDも、これまた多数所有してますしね。

で、今回のメインはコレ。最近の最大の収穫と言っても過言ではありません。
といってもZepではなくJeff Beck御大のコレです。ZepのBotでもおなじみの、老舗ブト業者のレーベル(編注16)“Watch Twer”からのReleaseです。

Lost Mistral Tpe / Jeff Beck

1975年5月3日のBoston公演を、超高音質Audience録音で収録してます。
これは、AUDモノ、ましてやJeff Beck、しかも1975年ツアーモノでは快挙に等しいです。
ファンは絶対買うべし!!
同年8月にはワールドロックフェスティバル(編注17)のメインアクトとして日本に来ていますが、その前のUS Tourの音源です。
日本ツアーも含めて何種類かBotが出てるんですがね。こんなに高音質なのはありまへんよ。
メンバーはKeyboardがマックス・ミドルトン、リズセクはタイコはバーナード・パーディー(!)、Bassはウィルバーバスコムじゃないっすかね?日本ツアーとメンツが同じならば。
丁度、"Blow By Blow”Release時のライブですから、セットリストも“Blow By Blow”からの楽曲を中心にBB&Aや第二期Jeff Beck Groupのレパートリーも含んでます。“Superstition”やら“Got The Feeling”。
しかし、なんたって快挙は“Definitely Maybe”のスライドギターの神業が高音質で聴けることですわ。
1975年モノの“Definitely Maybe”のソロにおける、Jeff Beckのギタートークはどれも唸らされます。
幾つもVersion違いで聴くとわかりますが、アプローチが斬新ですよ。
特に、フレットを遥かに超えたピックアップの上またはかなりBridge寄りのところで、しっかり音程を取りながらメロディーを弾きますし、低音弦を擦るようにしてスライドでなんていうんですかねぇ〜すすり泣くような音をこれまた音程とりながらカマしますしねぇ〜。
また、アームを効果的に使いますし、動と静をうまくバランスさせますよ。
この日は、テーマに戻るところを間違えたっぽいですが(笑)、うまくごまかしてますよねぇ〜。

1曲目はこの頃のお決まりの“Constipated Duck”。“糞ずまりのアヒル”(編注18)って意味ですな(笑)。
こういう訳がわからんタイトルって、70年代クロスオーバー・フュージョン系ならありですよね。
“She's A Woman”ではちゃんとTalking Boxが登場します。1976年モノのVersionよりも演奏が丁寧ですし
“Freeway Jam”もこのころならではの、スタジオ録音と同じくらいのテンポで演奏されてますわ。
“'Cause We've Ended As Lovers”もApproachはスタジオ録音と雰囲気が似てます。新鮮。

マックス・ミドルトンさんは、やっぱし、Jeff Beck御大と一番フィットするKeyboardistなのではないかと思います。
Jeff Beck御大の場合、ヤッパ優秀なKeyboardistがいるかいないかがキモですわ。ヤン・ハマー、トニー・ハイマス。
この中では、ヤン・ハマーが一番攻撃的で、“バトル”って感じがありますがね。トニーハイマスになると、御大を“影ながらサポートいたします”系で地味すぎる。
となると、やっぱりマックス・ミドルトンの出る時は出て引く時は引く、でもMax節健在、みたいなのが丁度良いのではと思いますわ。

というわけで、今回はこれくらいで、

P.S
前々回登場のマニアな友人。Jeff Beck ModelのTelecaster修理してくんないかな?って言ったら修理してくれるそう。
30年前の自筆のFenderロゴを見て笑ってましたな。
マニアな彼のことですから、きっと凝ったモデルに生まれ変わるのを期待っす。


編注1:
1995年のPage & Plantのツアーは、Greatful DeadやらPhishやらと同様、Tapers Sectionが設置され、録音・録画Freeだったようです。よって、毎週のようにテンコ盛りでBootが出ていて、購入が追いつかなかったことが懐かしいですわ・・・ツアーが進むにつれて、どんどんとSet Listにレア曲が追加されてくるし・・・Videoも買いましたね。動く御大が見れるだけでもねぇ〜。あの頃はねぇ〜。Third Eye Productionという業者(USですかね?)の仕事は素晴らしくてねぇ〜。Boot Videoを一番買っていた頃ですわ。
編注2:
一生忘れません・・・1996年の日本公演・・・東京公演はとりあえず全部行きました。地方まではけなかったんですがねぇ・・・。“Tea For One”がセットリストに加わったんですが、初演の時イントロで止まっちゃてねぇ〜。あのウラから4分4拍子で入って8分の6拍子のケツでキメるイントロ自体が凡人の理解を超えた難しさがありますが(爆笑)、マイケル・リーと御大のタイミング合わず。すかさずプラントが“This is rehersal for bootleg”という名言をのたまったのは、今でも思い出します。ああ、懐かしいぞ、あの幸せだった2月・・・。
編注3: いわゆるBombay Sessionがある程度の下敷きになってるのは間違いないですよね。“Four Sticks”と“Friends”を延々現地のMusicianとやるセッションっす。いろいろBot化されてますんで聴いてみるのもいいっしょ。つまらんですが(笑)。
しかし、東洋趣味っていっても、インド・イスラム・・この辺のペイジ御大の解釈ってかなり曖昧っすよねぇ(笑)モロッコの映像はそれでも、興味深いですね。新婚旅行で行く予定だったし(爆笑)。プラントのいい加減な歌詞が乗った、モロッコのグナワと呼ばれるイスラム密教者系のセッションはまあ、お付き合い程度って感じでしょう。
ちなみに、私KGは、GnawaのCDは実に沢山持っていて、これが瞑想系風に吹かれるチルアウトにいいんですわ。これはTarantraの前身のテコムサレーベルのもの。
編注4: “That's The Way”をドラム・ベース入りでグイグイやるってのはありですな。お気に入り。なんで、Zepの時にこのアレンジでやらなかったんだろって思っちゃいます。また御大は、ペープラのライブの時にこれすらOvationのダブルネックで弾いておられました・・・実は、披露宴でこのVersionで演奏したかったんですが、嫁に選曲の段階で却下されちゃいました(笑)。
編注5: “Since I've Been Loving You”はこう演奏したらいかん!という見本みたいな演奏っす。この曲は、モタリ・ツッコミ関係なしに、御大とプラントの間を聴いてある時は早く、ある時は遅くならにゃイカンです。このころはタイコのマイケル・リーが、まだZep-ismを体得しとりません。95年のツアーでは検討してきてます。グラストンベリーのFestivalでのドラミングとか、Bonzoっぽさを見せて、御大についていってますよん。
編注6: “In Through The Outdoor”のB面の一曲目のナゾのタイトルの曲。これ、なんなんですかねぇ(笑)?今だになんなのかよく解りません。“In The Evening”のサビの部分を、この曲のスローになるところに置き換えてるんですが、こっちのほうが雰囲気っすよ。プラントの見せ場ですしねぇ〜。
編注7: アボリジニに楽器っす。一時期はやりましたねぇ〜。トランス・レイブ、全盛のころ・・私KGも瞑想用風に吹かれるために、幾つか生演奏のCDを持っています。あの低音は実は気持ちいいんすよ。
編注8: この人達の名義自体、いい加減っすね。権利の問題もあったようですが、P-Funk All Starsと名乗ったり、Parliament・Funkadelic名義だったり。“George Clinton”が枕詞なだけですわ。どれも一緒。
編注9: やっぱり、P-Funkのフロントマンはこの人っしょ?なぜオムツなんだ?ってのは別として、ちゃんと歌えますし、ギターも弾けます(笑)。以前は息子もライブで歌っていたなぁ〜。あと、この人、いつだったかな?“ポットの吸い方を知ってるか?”っていいながら、皆でステージのフロントにならんで、ジョイントを皆で持って一斉に“ふ〜”って吸っていたなぁ〜(爆笑)あれ、タバコ吸ってるとほとんどの人は思ってたんじゃ(笑)?今では考えられない暴挙っす(笑)。
編注10: Kid Funkadelicももうおっさん(笑)。正統派ハードロックギター弾きますよ。15才のデビュー時から、たぶん、一生P-Funkで余生を過ごすんでしょうな・・・。
編注11: Dewayne "Blackbird" McKnight。クリントンの娘と結婚してます。クリントンは義理の父ってやつですわ。音楽的バックグラウンドはしっかりしていて、ハービーハンコックともやってましたしねぇ〜。ライブ見たことある人はわかると思うんですが、完全にバンドのコントロールタワーとして指示命令系統を司ってますが、フロントがメチャクチャやるからねぇ・・・・(爆笑)高速ギターを歯や背中で弾きまっせ。黒人ギタリストの中では、かなりのテクニシャン。
編注12: どうも、いつもラリってたようなRay Charlesの息子みたいな顔した危ないおっさん。クリントンとこ戻ったんっすねぇ〜。なが〜いKeyboardソロとりまっせ?何故か、このライブの日はBeatlesの“Come Together"弾いています(笑)。
編注13: この人を名前を聞いただけでわかる人は通っす。BrainstormっていうDetroitのFunk BandのLead Vocalだった人。CDで再発しとるようなので、聴いてください。
あと、個人的にこの人の名演だと思うのは、カメオのベースだったAaron MillsとJeryl Brightが作ったMCBというグループでの“Close To You"という曲。ハチロクの名バラードを客演しているのですが、とにかく素晴らしいデキ。ちなみにこのアルバムはTomTom 84がProduceしており、楽曲も佳曲揃いの隠れた名盤!1983年作。CD化を強く望みます!Epicさん!。
編注14: ライブに行ったことある人がわかると思うんですが・・・とにかく、なぜこんな曲を延々と演奏し続けるのか(笑)・・・Knee Deepのサビのリフレイン・・・Atomic Dogのイントロ・・・ぞっとします。
編注15: 伝説の1989年9月15日・16日のMZA有明・・・2日連続で行って、17日のライブは体力を消耗して行けませんでした・・・あれから怒涛のP-Funk人生が始まりました・・・ハマりましたねぇ〜。あんなライブを見せられるとトラウマになっちゃいますよ(笑)それ以来、Boot Videoを漁り、CDも出れば漁るという・・・OfficialがクソつまらんのはP-Funkならでは(笑)ですが、ライブとなるとちょいと違いますよ。あのスタミナ。あの力技のステージ構成。どの曲もコンサートのラストナンバーごとく、最大限に盛り上げあ〜終わった〜と思うと、次の曲のイントロが始まってしまうという悪夢・・・これぞP-Funkっす。
編注16: 凄い昔からやってる、レコードフェアとかいくと必ず出品している、杉並方面のレーベルっす。昔はタラチュラと戦いましたよね〜〜。このWtch Towerというレーベル自体、私KGの評価は高いです。いい仕事してると思いますよ。
編注17: ワールドロックフェスティバル。1975年8月に行われた、内田裕也が発起人だった当時の日本ではでかいRock Fesだったらしいっす。
Jeff Beck御大メインアクトだったんですが、初日8月3日札幌・真駒内8月5日名古屋・愛知県体育館、8月7日後楽園球場で演奏した後、病院行きで帰国・・・8月6日の京都円山音楽堂と8月9日の仙台はキャンセルされたそうっす。たしか、“ジェフベックが来なかった円山音楽堂”という曲があったような記憶があるんですが・・どなたか詳しい方。ご一報を。しかし、Jeff Beck御大の演奏悪くないです。Botも2〜3種類か所有してますが、興味のある方はどうぞ。札幌が聴きたいですな。
編注18: あのころJeff Beckにはまったことののある人なら、この単語一度は辞書引きませんでした?何故か書けるし意味も知ったけど一度も使ったことの無い単語っすよね(爆笑)

 


店主K2より...このコーナーでは、愛ある伏せ字を心がけております。

ついにオフィシャルでCD-Rがリリースされるような時代になっちまいましたか…。
製造手段を独占することで発展してきたレコード産業が
ほんとうに終わる日が近づいてきたってことなんですかねぇ。