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→第1回:PINK FLOYD編はこちら

<KING CRIMSON編>

○受難な試聴会...そのコンセプト

長い歴史を持つバンドの場合、代表曲はその時期によって異なるメンバー構成、異なるアレンジで演奏されることがあります。結果として存在してしまう複数のテイク。その中にはリスナーにとって心地良いものもあれば、できればなかったことにしてほしいものもあります。
さて、その中でどれがベスト・テイクなのかリスナーが勝手に決めてしまおうという、大胆かつおせっかいな企画、これが“受難な試聴会”です!
一部に大好評だったピンク・フロイド編に続く第2回目は、プログレといえばやはこの人達しかありません!キング・クリムゾンです!素材はもちろん「スキッツォイド・マン」!!

○「21st Century Schizoid Man(21世紀のスキッツォイドマン)」とは...

デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』のA面の最初に位置し、クリムゾンのスタートを飾った重要な曲。まさにクリムゾンの持つ狂気の一面を代表する曲として70年代のコンサートでは欠かせない曲であり、その様子は衝撃的なライブ・アルバム『アースバウンド』、『USA』でも聴くことができた。
しかし、この2枚のLPはフリップ翁の意向で長くCD化されず、ファンはずっとやきもきさせられていた。
またこの曲は81年の再結成以降ステージで演奏されることはなく、曲としても封印された状態が続く。
しかし96年、6人組“ダブル・トリオ”編成で22年ぶりに再演され、その模様が2001年に『ヴルーム・ヴルーム』として発売。さらにあの幻の『アースバウンド』と『USA』も2002年8月についにCD化されて我々の前に再び姿を現したのである。
文字通り21世紀になって復活した「スキツォイド・マン」!さまざまなメンバーにより演奏されてきたこの20世紀最大の問題曲を、大胆にも比較・採点してしまう企画をここに執り行っちゃいます!Yeah!

○試聴会;採点方法

9人の“審判員”が各自の自宅で10のヴァージョンを聴き比べ、個別に採点したものを合計します。
採点の範囲は0〜20点。オリジナルのスタジオ盤「クリムゾン・キングの宮殿」のテイクを基準の10 点とし、これに比べてよければ11点以上を、よくなければ9点未満をつける。
採点のポイントは各“審判員”の超個人的な判断!
今回の“審判員”は9人なので、総合計は基準点(Ver.1「クリムゾン・キングの宮殿」のテイク)を90点とする180点満点となります。

○採点
ヴァージョン 審判員名  /  採点  /  コメント
Ver.1;Original
「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」より
・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  Greg Lake,
  Ian McDonald,
  Michael Giles,
  (Peter Shinfield)
・録音:1969
・タイム 7'21''
PGMI
10
今回、全編を聴いて改めてこの曲の魅力とは「ロックテイスト+ジャズテイスト」の加減の妙なんだと思いました、僕は。エレクトリック・マイルスなんかとくらべると、そのことがよりストレートに表現されている曲なんだとも思いました。ジャズロックというジャンルではよくある感じなのかもしれないが、ここまでメジャー感のある曲はほかにないんでしょうね。
上海Debu
10
この試聴会って、オリジナルが10点に固定されているのが肝なんだよねー。10点以上を付けるのに結構勇気が必要!
eq6o
10
まあ、全ての基本ですから悪かろうはずが無いですね。でもここ10年位はほとんど聞いてませんねー。中学1年から高校3年までほとんど毎週聞いてたんで、頭の中で完全に再生できるのでわざわざCDかけるまでもない・・・・って感じですか。この曲は色んなバージョンがありますが、リズム隊はこの組み合わせが一番好きです(レイク&ジャイルズ)。ボズ&ウォーレス、ウエットン&ブラッフォードも悪くありませんが、元バージョンの弾む感じのリズムと比べるとヘヴィな部分が強調されすぎの感じがします。ある意味一番ポップなバージョンですね。
Hm
10
中学生で初めて聴いて大変なショックを受けました。ジャイルズのスネア・ワークの繊細さが耳に残ります。見開きのLPジャケットの迫力と共に聴きたい1曲。
Papamomono
10
あれは高1の文化祭だ。ハイハットを右手で叩くのか左手で叩くのかさえ知らなかったのに、この曲をやろうとしたのが無謀というものだ。それが若さだ。しかも私ボーカルまでとりました。「あの子よくやるわね」と指差されて笑われたのをよーく覚えているトラウマの一曲。今だにどう演奏したのかよく覚えていない。
ゴルゴ
10
21世紀の精神異常者、まさに精神異常者でなければ生み出すことのできない作品であろう。中間部の超絶ユニゾンもこの作品の大きな特徴とされるが、やはりイントロから1stメロディーまでの重厚感がこの作品の際立った特長であろう。この曲を演奏する時、この部分で私の脳裏にはいつも滅び行く大英帝国にそびえたつ大宮殿が浮ぶ。この部分でのトリハダのたちかたが、この作品の命であろう。
Jimmy KG
10
これを云々言うのは恐れ多いです。なんか、昔より気持ち音が良くなってますなー。Remasterの技術も上がっているんでしょうね。グレッグ・レイクさんの声ってやっぱこの曲のイメージを作ってますなー。トラウマになってますよ。あと、昔から謎のシンフィールドさんの存在(笑)Digital Remaster盤は、オヤジの買い替え需要を促しますよ(マジ)。紙ジャケ需要も終わり、”次の企画は何だ、レコード会社?”感じです。思いっきり横道にそれてますが(笑)
AJ
10
中学生の頃「友達のお兄さんが持ってる系LP」の代表格ともいえた、インパクトの強い&敷居の高いイメージの「宮殿」ジャケット。意を決して輸入盤屋(これまた当時敷居が高かった)で購入。あの「顔」を象徴するかような課題曲は「エピタフ」や「宮殿」と並び何度も繰り返し聞いた思い入れも最大級。まさか二十数年後、トヨタの、しかもマークII姉妹車という従来型&保守的価値観の権化のようなミドルセダン(しかも全然売れてません、このクルマ)のCFに使われるようになるとは夢にも思わなかったな、当時(この事実こそスキッツオイド的?)。あの、ところで、精神異常者がいつの間にスキッツオイドマンになったんでしょう?
K2
10
すでに解散している洋楽バンドを聴いてみるとき、僕はまずベスト盤から買います。だからビートルズも「赤」と「青」から。クリムゾンの場合も「新世代への啓示」という“名”ベスト・アルバムから入ったのですが、なんとこれに「スキッツォイド・マン」は収録されてませんでした。重要な曲だと思うのに、なんで?
Ver.2;Edit
「SCHIZOID MAN:
King Crimson Collectors Edition No.2」より

・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  Greg Lake,
  Ian McDonald,
  Michael Giles,
  (Peter Shinfield)
・録音:1969
・タイム 4'44''
・オリジナル・スタジオ録音のショート・バージョン。初出はショート・ヴァージョンばかりを集めた「Heart Beat」(日本未発売)。

PGMI
15
ソロがないわけだが、充分。これは意外。でも重要。いかに中間部(1分38秒〜2分59秒)が革新的で優れていたかが浮き彫りになり、オリジナルよりもいいと思った。
上海Debu
7
短くなった分単純に減点。
eq6o
3
何の意味があるのやら・・・・収録時間の関係からかクリムゾン編集盤にはよくこのような短縮版が入りますが、時間削るくらいなら枚数増やせ!「USA」のCD化も「EASY MONEY」のフェードアウト部分完奏してくれるかと思いきや、又フェードアウト・・・・がっかりでした。このバージョンにおいては、聞き所のマクドナルドのソロパートを削ってるからますますたちが悪い!
Hm
3
オリジナル・ヴァージョンにつまんでいい部分なんてないんですよ。
Papamomono
7
(上から続く)当時は譜面を起こしてなんて芸当もなく、ただ聞いたまんま、感じたまんまやるのだから、聞いてる方はたまらなかったろうね。さて、このショートバージョン。これから良くなるのになあ〜。
ゴルゴ
5
もとがオリジナルテイクであるので、素晴らしいのは素晴らしいのであるが、何かはぐらかされたようである。やはり、楽曲というのは一つの作品であり、ショート・バージョンなどは許されるべきでない。
Jimmy KG
9
こういうEditモノはどう採点したらいいか迷いますなー(笑)。まあ、たいした違いがないので短くなった時間分で9点ってとこでしょうか?アウトテイクなら書きようがあるんですがねぇー。
AJ
7
多分、演奏そのものはオリジナルと全く変わりないんだろうけど、中間部分を編集して短くするのはともかく、サビだけで大方満足できちゃうような性質のポップシングル曲と違い、インパクトと同時に「構成でも聞かせる」こういう曲の場合、締めくくりの余韻として大切なエンディングが素っ気ないことが、曲の魅力を損なっていると思う。
K2
11
ソロをばっさりカットしても約5分!ほんとによく詰め込まれている曲なんだなぁ。スタジオ録音としてはオリジナル(Ver.1)よりも潔くて好きです。僕らが“RED a/k/a サイコゴルゴ”として“お笑いクリムゾン”をやるときは、このヴァージョンの構成をもとにしてます。
Ver.3;Live '69
「EPITAPH」より
・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  Greg Lake,
  Ian McDonald,
  Michael Giles,
  (Peter Shinfield)
・収録:Filmore East, NY,
  1969.11.21
・タイム 6'35''
・オリジナル・メンバーによる初期のライブ。Vo.はもちろんグレッグ・レイク。
・この時期の演奏としては、同じ「EPITAPH」にあと2テイク、続編の「EPITAPH Vol.3&4」に2テイクある。「THE COLLECTORS' KING CRIMSON」でも2枚に収録されている。
PGMI
10
さすがオリジナルメンバーといった演奏だが、面白味はない。ドラムのオカズにやや冴えがあるので差し引きゼロ。
上海Debu
7
もろ、当時の雰囲気が出ていますねー。歌のフレーズ尻にちょっと違和感が・・・
eq6o
9
これが出た時は興奮しました。ブート以外でこの時期のライブ音源無かったんで。スタジオ盤(Ver.1)よりフリップのギターが目立っている感じでヘヴィさが良いです。でもやはりスタジオ盤を再現してるという意味では凄いけど、この次の凶悪バージョンに比べるとあくまでバリエーションという意味で少し点数低めです。
Hm
8
私はブートに手を出さないので、このアルバムが発売された時には感動しました。毎回こんな鬼気迫る演奏をしていたのでしょうか。トチることはなかったんでしょうか。
Papamomono
15
グヤトーンのPAみたいな音響がすごいね。ライブらしいGiles(がドラムだよねえ)のドラムの躍動感が素晴らしい!これなら生で観てみたいな。
ゴルゴ
12
さすがにオリジナル・メンバーによる演奏であり、精神異常度、イントロのトリハダ度ともに、素晴らしい。中間部のユニゾンも見事である。ライブできくと、意外にベースがポイントである点がわかる。逆に、あまりボーカルはこの曲の要ではない点がわかる。初々しい感じを受ける。
Jimmy KG
10
トな音で好感が持てます(笑)。フィルモアイーストですね。伝説の多い場所ですなー。ビル・グラハムさんは天国できっとジミヘンと紙食って草吸ってるんでしょうねー。Vocalは思いっきりGreg Lakeの声で、それだけで好印象です。これは、ソースはオーディエンスソースっぽいですね。Fripp先生のアドリブもまだとっても普通です。初期音源ということでオリジナルよりプラス2点、出来が普通なのでマイナス2点。
AJ
9
特に導入部分のボーカルはオリジナルよりも情感こもっていて、ライブならではのいい感じだけど、演奏の方はややまとまり重視な感もあり、破天荒な暴力性が乏しいような気も……。
K2
11
音源はオーディエンス録音なのかな?音が悪いが「アースバウンド」(Ver.4)ばりに迫力あるじゃん。そうか、わかった!この曲は録音が悪ければ悪いほどかっこよく聴こえるんだ!(←え、そうなのか?)MCをヴォーカリストでなくフリップがやってるのがおちゃめ。
Ver.4;Live '72
「EARTHBOUND」より
・KING CRIMSON:
 Robert Fripp,
 Boz Burrell,
 Mel Colins,
 Ian Wallace
・収録:Delaware,
 1972.02.11
・タイム 11'35''
・遂に再発!アルバム「アイランド」のツアーより。音源はミキサー卓からカセットにつないで録音されたもの。Vo.はボズ・バレル。
・この時期の他のテイクは、「THE COLLECTORS' KING CRIMSON」シリーズの4枚で聴ける。
PGMI
7
長いです。これは。音質が悪いのも残念。
上海Debu
8
サックスが怪しげでイイですね。冒頭でのコブシ感やソロで空気感・・・等々。ギターソロもかなり無茶苦茶です。
eq6o
15
悩みました・・・・。オリジナルバージョン(Ver.1)より高い点数付けていいのかどうか・・・・。でも高校1年の時、渋谷陽一のサウンドストリートで初めてこれを聞いた時の衝撃は忘れられませんのであえて!ラジオ聞いて、田舎に輸入盤店が無かった私は何としても手に入れたくて長距離バスで仙台までこれを買う為だけに行きました。そうしたら買って2月後に日本盤が出た・・・・・。まあ、無茶苦茶なバージョンですが、破壊力は一番、メルのサックスもボスのヴォーカルも凄い凄い!この時期の他のライブではここまで凄い演奏無いから、もしかしたら音質のせいかもしれませんが・・・・。
何故かクリムゾン苦手な人にこのバージョン好きな人多いですよね。で、私のクリムゾン良く聴くBEST3アルバムは、1.「ISLAND」、2.「RED」、3.「STARLESS AND BIBLE BLACK」、という事もあり、この時期のラインアップ、一般的には評価低いですが好きなのです。
Hm
12
高校生の時に日本盤LPが初めて発売されて、そのころはこちらのヴァージョンを良く聴いていました。オリジナル・スタジオ・ヴァージョンが一番良いと思っていますが、今の気分で選ぶとこれです。スタジオ盤の単純なコピーになっていないところが凄い。
Papamomono
7
重量コンテストであれば優勝でしょう。でも、もう少しひねりなさい。ってところか。
ゴルゴ
8
フリップのギターソロはこの時期特有の憂いをみせており秀逸である。なかなか演奏がまとまらず、やけっぱちさまで感じられるが、それがまた良い。ただ、ボズ・バレルのボーカルは聞き苦しく、メル・コリンズのサックスソロはありきたりで、散漫な印象を受ける。録音の悪いせいもあいまって、全体的には、あまり感銘を受けない。
Jimmy KG
11
昔良く聴いてたVersionなので懐かしいなー。でも、今聴くと、楽器間のカブリがすごいですね。あと高音のヌケの悪さはしょうがないですな。ブト屋ならイコライズをさらにしなおすとこでしょうが・・・演奏的には、音源を探せばもっといいテイクがあるような気もしますねー。今となっては(笑)まあ、Fripp先生も悪くないんだけどねーって感じ。まあ、懐かしさもあって11点。甘いか(笑)?
AJ
10
高3の誕生日、友達に「二枚持ってるから」と貰った「アースバウンド」で聞いた時の、特にイントロ周辺の「この音は本来の音がこうなの? それとももらったレコードのコンディションでこういう音なの?」的な、音質の迫力(?)と演奏の迫力がごっちゃになった衝撃が懐かしい。パンク中毒の高校生にも繰り返し聞かせる魔力があった。一通り聞き終えた後でも、インプロ全体にただよう苛立つような、性急な感覚は他のver.とは一線を画していると今も思う。
K2
(サイコゲリラ)
19
NHK-FMの渋谷陽一の番組で最初にこのヴァージョンを聴いたときの衝撃といったらもう...。なんか、聴いてはいけないものを聴いてしまったかのような、そんな感覚。そして2002年のリマスター盤でも、それは色あせなかったのであります。4人のピークレベルぎりぎりの演奏と歌、そしてこの暴力的な音質!すごいです、すごすぎます。ピークギリギリの19点!
Ver.5;Live '73
「THE NIGHTWATCH」より
・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  John Wetton,
  Bill Bruford,
  David Cross
・録音:Amsterdam Concertgebouw,
 1973.11.23
・タイム 9'14''
・伝説的なアムステルダム公演。BBCライブとしても有名な音源で4枚組BOX「紅伝説(Frame By Frame)」にも収録。Vo.はジョン・ウェットン。ヴァイオリン・ソロはない。
・このメンバーでの演奏は4枚組ボックス「THE GREAT DECIEVER」及び「THE COLLECTORS'〜」シリーズでも聴けます。
PGMI
5
なぜかBRUFORDのドラムが…いまいち。このヴァージョンは。全体的に気が抜けて散漫な印象だ。
上海Debu
8
音的にすごくスッキリしている。中間部分も面白いけど、ちょっとまとまりすぎている感じがする。
eq6o
8

むう、確かに伝説的なライブ音源ですね、これの冒頭のインプロから「戦慄2」までの流れは何度聞いてもすばらしい。ただ、もうこの頃のライブの中ではこの曲だけ浮いてる感じがいつもするんですよね。何かファンサービスで代表曲をやる、ていう雰囲気ストーンズの「SATISFACTION」みたいなもん。同じヘヴィな楽曲でもこの時期の曲とこの曲は構造自体が違うので違和感があります。 只、演奏自体はすばらしいですけど。

Hm
7
クロスのヴァイオリンが頼りないので減点。USA(Ver.6)で差し替えられてしまう理由がわかります。トリオでやれちゃうってこと?
Papamomono
14
このころ高校生ドラム小僧は、世界No.1ドラマーはビル・ブラッフォードかフィル・コリンズかなんて話しをしながら下校のバスで仲間と会話したものです。ブラフォードの乾いたクールなチューニングがたまりませんね。途中のブレークでベンチャーズみたいになっちゃうのはご愛嬌ですが、個人的にはこのコンセルトゲボウでのライブは「イージーマネー」が一番好き。
ゴルゴ
12
前期のものとしては、演奏、録音面では、このテイクがベストテイクであろう。ウェットン、ブラフォードともに、緊張感十分であり、イントロのトリハダ度も高い。フリップは、若干線が細いが、調子は悪くない。「USA」(Ver.6)とどちらを一番にすべきか迷ったが、何度も聞きなおすとまとまりのよさが逆に気になり同着2番になった。
Jimmy KG
14
これは超有名音源ですな。スコルピオ音源で聴いた憶えがあります。高音質でしょ?あとやっぱ、ジョン・ウェットンとブラッフォードが加入してるのが大きいですよ。ピックベースとテクニカルなタイコ。これで、フリップ先生も気兼ねなく、ムチャできるってもんでしょ。個人的にはこの編成が初期ではベストだと思っとります。14点!まだまだ甘いか(笑)?
AJ
8
ウェットンの軽快なボーカル&ベースもあって、第一印象はアースバウンドver.よりも良かったくらいなんだけど、何回か続けて同じ曲聞いているとイマイチ印象が弱くなってしまったので後から減点。
K2
(サイコゲリラ)
12
やっぱアムステルダムはいいなぁ。ここのギターソロ、「USA」(Ver.6)よりハデです。ベース・ソロもいい感じ。ところでデヴィッド・クロス君はどこにいるんだい?存在感ないぞー。やっぱ後期クリムゾンは実質的にトリオだったんだなぁ、と思ってしまう。
Ver.6;Live '74
「USA」より
・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  John Wetton,
  Bill Bruford,
  David Cross,
  (Eddie Jobson)
・収録:Providence? 1974
・タイム 7'34''
・祝!再発!Vo.はジョン・ウェットン。ヴァイオリン・ソロはエディ・ジョブソンがスタジオで追加録音。
PGMI
20
これはいい!前半の怪しい雰囲気&重いテンポ加減、中間部のノリノリの疾走感、エンディングのちょっとしたアレンジ変え…何度でも聴きたくなるデキだと思います。特に4分を越えたあたりからの、全員一丸となって未知の世界に向かって燃え上がっていく、この迫力がすごい。(「マイルスを聴け!」中山康樹的表現?)
上海Debu
10
重量感あるライブ。
eq6o
9
前のバージョン(Ver.5)と基本的には同じ。エディのVinソロが珍しいのでちょいと高めの点数です。この時期の21stの演奏でベストなのは、コレクターズクラブ版のNEW YORKラスト公演のテイクです。あれは「EARTHBOUND」と同じレベルのテンションの高さを感じます。本人もあれがベストライブだと言ってたような気がしますし。
Hm
9
初めて聴いたときには、ヴォーカルをちゃんと歪ませていることに妙に感心しました。ウェットンのベースがかっこいいんだけど、レベルが低すぎる気がします。
Papamomono
13
ロバート・フリップのギターと演奏の音圧はVer.5よりこっちの方が上だけど、ドラムのアイデアとスリリングな緊張感はコンセルトゲボウ(Ver.5)の勝ち。
ゴルゴ
15
結局、このテイクを一番にしてしまった。この時期への思い入れもあるのだろうが、このテイクが精神的に一番緊迫しているように思える。演奏は、Ver.5のほうがよい。モニターが悪かったのか、体調が悪かったのか、珍しく、フリップの演奏はもたつきがちであり、中間部のユニゾンもそろわない。しかし、フリップのギターソロは、あらゆるテイクの中で最も精神異常度が高い。フィードバック音がフリップの悲鳴に聞こえる。なぜか、このテイクが何度聞いても一番あきない。
Jimmy KG
13
うーん、やっぱまだ、高域が音源にないねぇー。これ。中域をイコライズしすぎなのも、気にはなります。マスタリングはブト業者のほうが気が利いてるぞ。でも”良くきこえるようになりました”って感じには仕上がってますかねぇー。演奏はいいんですよ。文句無し。73年・74年の演奏は初期クリムゾンとしては頂点でしょうねー。フリップ先生のアドリブも冴えてますよ。これぞフリップ節だぞ、みたいな。Zappa関係者とフレージングは似てるんですよ。Steve Vaiとか。これ、なんか共通点あるんですかねぇー。謎です。
AJ
9
暴力的に歪ませたボーカルが気持ちよくて一時期よく聞いた「USA」なんだけど、フェイバリット曲は課題曲よりもA面イントロ、スタジオ版の数倍のド迫力の「太陽と戦慄パート II」でした。LPよりも各演奏がクリアで感動再び。因みにコレ再発なんすか? 帯には「世界初CD化」ってなってますけど? それからエディ・ジョブソンのバイオリンって後から重ねてたんですね、これまた輸入盤だったんで知りませんでした。
K2
(サイコゲリラ)
9
ここでのエディ・ジョブソンのヴァイオリンは必須ですね。これがなければものたりません。ヴォーカルのファズ処理は今聴くとじゃまに思えてしまう。まるで鼻つまんで唄ってるように聴こえません?昔はこのヴァージョン、大好きだったのになぁ。
Ver.7;Live '96
「VROOM VROOM」より
・KING CRIMSON:
  Robert Fripp,
  Adrian Belew,
  Tony Levin,
  Bill Bruford,
  Trey Gunn,
  Patt Mastelotto
・収録:Metropolitan Theater, Mexico City
  1996.08.02-4
・タイム 6'17''
・6人組“ダブルトリオ”編成。22年ぶりの再演。Vo.はエイドリアン・ブリュー。
PGMI
1
これはいかん!軽すぎ。曲がかわいそう。キック6連をやってたので1点あげます。
上海Debu
9
近代ライブとしていいバランスで、聞いていて気持ちがいい。やはり、Fripp, Belew, Levin, Brufordが揃っていると強力。全体的にノリが軽いのが残念!
eq6o
7
この編成でこの曲をやる、という面白さはあります。でも妙にメタリックな感触が好きになれない・・・・。やはりクリムゾンはその時期の編成に合わせてその時期の曲を演奏してほしいですね。普通のロックバンドみたいに懐メロやらんでいいから。ブリューのVoが意外とはまっているのは新しい発見でした。
Hm
8
この中では最新の録音ですね。クリムゾンを名乗るバンドがやっているというだけでもう下の3曲(Ver.8,9&10)とは緊張感(曲に対する態度?)が全然違います。
Papamomono
8
腰の抜けるブリューのゆるゆるのボーカルがたまりません。MMTの合宿辺りのセッション風景を彷彿とさせる演奏ですね。(ワシらそんなにうまく無いが)良くも悪くもブリューのアクが強すぎ。
ゴルゴ
7
録音もよい、演奏もうまい、でも何かが足りない。イントロで全くトリハダがたたない。ブリューは一見精神異常者にみえるが、単なる陽気なアメリカンである。この曲は、大英帝国の曲であって、脳天気なアメリカンが演奏してはいけない。フリップの演奏も、何の迫力も感じられない。すっかり、毒気が抜けてしまっている。
Jimmy KG
7
テンポはえーよ。オープニングのオーディエンスノイズが嘘っぽいです(笑)うーん、この辺からクリムゾンってなんか変なんだよなー(笑)。メンツは凄いんですがねー。なんか、宗教団体のようになってます。フリップ教というか、宗教法人クリムゾンというか(笑)あと、エイドリアンの声では私の脳には届きません。やっぱ、このユニットは初期のレパートリーはやらないほうが・・・しっかし、Fripp先生いい音ですな。フェルナンデスですよ、ギター(笑)サスティナー恐るべしっす。あと、凄いのは、こんなに壮絶なメンツが何やってるか”さっぱわからん”とこ(笑)。何故6人でこれを演奏せにゃならんのかが解りません(爆)。
AJ
9
コレ、いい。演奏全体が作り出すグルーブ感やソリッド感は歴代最強かもしれませんね。21世紀の今、初めて聞いたとするなら、インストはこのver.の方がしっくり来そう。ただ、ブリューのボーカル(彼の声が嫌いではないんですが)がやや表面的で過剰な異常感を演出しているようで、この歳になるとそこが鼻についてしまうのが惜しい。
K2
(サイコゲリラ)
9
ビルブラは往年のプレイをしてるし、T-LevはG.レイクを、P.マステロットはI.ウォーラスをしっかりとなぞってます。だから思いのほか違和感はない。ブリューのヴォーカルも、まぁ悪くない(できればモジュレーションかけてほしかったけど)。でもさぁ、やっぱこの曲に6人は多すぎるよ。がちゃがちゃしてまっせ。(「RED」と「太陽と戦慄パート2」だったらこの6人組が1番だと思うんだけどね。)
Ver.8;Greg Lake
「KING BISCUIT FLOWER HOUR」より
・GREG LAKE feat. GARY MOORE:
  Greg Lake,
  Gary Moore,
  etc.
・収録:Hammersmith Odeon, London 1981
・タイム 8'56''
・放送用音源を正規発売したライブ盤。ギターはケイリー・ムーア。
PGMI
1
普通に演奏すると、こーなっちゃうんですね。味がまるでない。安定した演奏=つまらないということがよくわかります。イントロはオォ?!っと思ったけど、チョットだけ…。それで1点。
上海Debu
9
オリジナルとはイメージが違うけど、自分でライブをやるとしたらこのバージョンかな。 これにいい点をつける審査員はあまりいないだろうなー!
eq6o
5
ゲイリー・ムーア!高校生の時、無理矢理こいつのギターをコピーさせられていた悪い思い出が蘇る。今のグレッグ・レイクほど声が衰えていないのが救いですけど、まあ単なるコピーですね。知り合いのバンドがカバーでやっていのを見ているくらいの面白さ。
Hm
6
会場でなら楽しく聴けるかも。間奏以降のソロを聴くと、いかにオリジナルの構成が練られているか良くわかる。
Papamomono
9
イエスがブラッフォードからアラン・ホワイトに変った時を彷彿とさせるような演奏ですね。好き嫌いは別として同じ曲でもいろいろなアプローチがあるものだと、ロックの奥深さを感じずにはおれません。
ゴルゴ
7
これは、おもしろい。大英帝国代表ゲイリー・ムーアの一番油ののっていた時期であり、演奏のうまさはフュージョン的でもある。ただ、ブリューのテイクよりは、大英帝国が感じられるが、フリップがいなくては、話にならない。アル・ディメオラ、和田アキラに高校時代に憧れた早弾き世代の私には懐かしい限りではあるが。
Jimmy KG
4
なんじゃこりゃ?って感じなんです。でも、このVersionは有名なんですよ。Gary Mooreファンには(笑)。FestaRedのストラトで、”肉食ってますぅー”って感じでチョーキングかましてます。ただ”グレッグ・レイク”が歌ってるってだけで、なんか、”シオノギミュージックフェア”のゲストライブみたいっす。鈴木杏樹が”今日の歌のお客さまは、グレッグレイクさん、ブルース命のゲイリームーアさん、じゃあ、お二人のセッションで21世紀の精神異常者、お願いしまーす”みたいな(笑)。まあ、なんでもありっしょ。
AJ
6
初めて聞きました。自分に「G・ムーア=髪の短いヘビメタおじさん」という先入観が有ることを否定しませんが、演奏メンバー構成からどうしてもカバーという解釈をしてしまうので、配点もこうなってしまいます。イントロなんかむしろフロイド風(いや、あまり知らないんですケドね)? 部分部分にオリジナルを彷彿させるインストもあると思うのですが……。
K2
(サイコゲリラ)
5
おぉ、まさしくゲイリー・ムーアだぁ(笑)!それにしてもこういう風に演奏されると、まるで普通のロックだね。破壊力なし。なんか「カム・トゥゲザー」みたい。
Ver.9;EL&P
「THE RETURN OF THE MANTICORE」より
・EMERSON, LAKE & PALMER:
  Greg Lake,
  Kieth Emerson,
  Carl Palmer
・収録:1993
・タイム 3'07''
・ELP再結成後の4枚組BOXに収録。初期のレパートリーだったらしい。
PGMI
2
シンプルですね、パーマー先生… 好感はもてますが、面白くありません。
上海Debu
5
どうせやるなら、フルバージョンでやってほしかった。
eq6o
2
最悪!誰?こんなもんBOXに収録しようと言い出した奴。ミックスも時代遅れの音だし、演奏も覇気ないし、最後のレイクの絶叫は白々しいし・・・・・最初聴いた時呆れましたもの。どうせなら初期のライブ音源でも収録してくれていた方がなんぼ良かった事か。このBOXの新録は全部駄目でした。私の中でELPは「タルカス」で終わりです。実を言うと「トリロジー」も「頭脳改革」もあまり好きでは無い。
Hm
5
これはダメですね。まずリズムが良くないし、なにはともあれ全然気が利いてない。
Papamomono
2
世界三大ドラマーの一人、カール・パーマーに超がっかり。グレッグ・レイクが歌えばいいってもんじゃねーだろ。でもオレもこういう風に叩いてればトラウマにはならなかったのにねえ。
ゴルゴ
2
これは、かなしすぎる。ギタリストにとって採点不能である。もともとELPは昔からきらいだ。
Jimmy KG
2
すんません。これなんすか?って感じです(笑)。グレッグレイクさんって、”オレが歌った曲はオレのモノ”みたいなとこありますなー(笑)そういえば、昔ジョンウェットンの代打でASIAに加入してライブやったんだけど、その後ソロライブで「Heat Of The Moment」(Asiaの代表曲)やってたもんなー(笑)。それって、ちょっと違うよなーみたいな。EL&Pはそれはそれで好きなんですが、個人的にはELTの持田香織のほうが好きです(なんのこっちゃ・笑)
AJ
7
これも初耳。初期のレパートリーって、コレ'70年代の演奏なんですか? 確かにファーストのメンバーのレイクが我が曲として演奏しても不思議ではなかったんでしょうが……。
K2
(サイコゲリラ)
3
ふ〜む...、どうでしょう?ギターレスの「スキッツォイド・マン」。グレッグ・レイク一人が吠えまくっているけど、音が軽いねー。「展覧会の絵」から「庶民のファンファーレ」、そして「ロコモーション」までELPのやってるカバー曲って案外好きなんですけど、これはさようなら〜。
Ver.10;ProjeKct Two
「LIVE GROOVE」より
・PROJEkCT TWO:
  Robert Fripp,
  Adrian Belew,
  Trey Gunn
・収録:? 1998
・タイム 1'58''
・6人組クリムゾンの分割実験シリーズ。インストで中間部のみを短く演奏。フリップはギターシンセでビブラフォンみたいな音。ガンはタッチ・ギター、ブリューはV-Drums。
PGMI
11
はっきり言って好きです。コピーするときの参考になります。ジャジーな指向の今の僕にはグっときました。でもせいぜい+1点が限界でしょう。ですよね。
上海Debu
6
とりあえずおまけって言う事で・・・でも、なんとなく面白い。
eq6o
7
中々面白いです。こういうアレンジもありかな。でも何かPCでMIDI再生された曲、もしくは携帯の着メロのような感じがするのも否めないですね。
というわけで、私はオリジナル(Ver.1)もしくは「EARTHBOUND」版(Ver.4)が評価高いです。ただし、それ以外のラインアップの評価が低いのでは無く、この曲に関しては・・・・という部分ですけど。各編成時代のベスト曲は
1期=「21st〜」
2期(ハスケル、マッカロック時代)=「CIRCUS」
3期(ボズ、ウオーレス)=「ISLAND」
4期(ウエットン、ブラッフォード)=「FRACTURE」、「STARLESS」
5期(ブリュー、レヴィン)=「SLEEPLESS」
6期(ガン、マステロット)=「VROOM VROOM」 です。
Hm
6
MIDIやギター・シンセを使ってギターじゃない音を出すのはギタリストが陥りやすいワナです(例:アラン・ホールズワース)。素人が打ち込んだMIDIファイルを聴いているようです。
Papamomono
15
名作クリムゾンキングの呪縛から逃れ、サビだけを抜き出しクールに提示したところはなかなかエライ。シンプルだけどオヤっ!?と思わせたので15点あげちゃう。
ゴルゴ
2
これも、かなしい。30年たっても、インパクトのあるフレーズであることは、よくわかるが、フリップがビブラフォンでは・・・・。どうせなら、超歪音でフリップにソロでやってほしかった。
Jimmy KG
5
おもしろい試みですな。こういうの好きです。ただ、ギタリストから言 わせてもらうと、ホールズワースさんもメセニーさんもそうなんですが、わざわざビブラフォンの音をギターでやる必要性が解りません。まあ、いいでしょう(笑)。トレイガンさんはいつも思うのですが、どうやって弾いていているのか全く解らないところが凄いですね。というか、何処におんねん(笑)?きこえーへんで(笑)。フルヴァージョンで聴いてみたいですな。あと、RemixでDJ採用したら、結構面白いような。ビルラズウェルさんとかProducerにして。
AJ
7
何か、「戦慄Pt.II」に対する「戦慄Pt.I」みたいに、同じメロディを使った全く別解釈のver.という印象で、このパートだけで採点しちゃうと可哀想な感じも……。これにVROOMクリムゾンのスタジオ録音ver.(が有るのなら)なんかが続くとしたらまとまった完成品になりそう……?。
K2
(サイコゲリラ)
6
ジャズですね。こじんまりとして案外かわいい。トレイ・ガンってやっぱりフリップのクローン人間みたいだ。


○集計結果
Ver.1;Original
「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」より
Ver.2;Edit
「SCHIZOID MAN:
King Crimson Collectors Edition No.2」より
Ver.3;Live '69
「EPITAPH」より
Ver.4;Live '72
「EARTHBOUND」より
Ver.5;Live '73
「THE NIGHTWATCH」より
第4位
90
第6位
67
第3位
91
第2位
97
第5位
88
Ver.6;Live '74
「USA」より
Ver.7;Live '96
「VROOM VROOM」より
Ver.8;Greg Lake
「KING BISCUIT FLOWER HOUR」より
Ver.9;EL&P
「THE RETURN OF THE MANTICORE」より
Ver.10;ProjeKct Two
「LIVE GROOVE」より
第1位
107
第7位
65
第9位
52
第10位
30
第7位
65

○総評 by K2

 おぉ!有名なオリジナルを引き離し、ぶっちぎりで第1位に輝いたのは名盤「USA」のヴァージョンでありました!
これはフリップ=ウェットン=ブラフォード=クロスという黄金のメンバーに加え、唯一のウィーク・ポイント(笑)であったクロスのヴァイオリン・パートを後のUKで活躍することになるエディ・ジョブソンが補っていることで鉄壁な仕上げになっていることが勝因かと思われます。ライブとスタジオ・ワークのいいとこどりといえるかもしれません。
またこのアルバム「USA」は当時のクリムゾンの解散直後に発売されており、「クリムゾン史を締めくくった曲」としての記憶も審判員の中に強くあったことでしょう。
それにしてもフリップ翁は、なんでこんなに良いライブ盤をずっとCD化しなかったのでしょうかねぇ。

そして続く第2位は問題のアルバム「アースバウンド」となりました。
劣悪な音質、11分を越える長い演奏時間など評価がはっきり分かれる部分はあります。しかし9人中5人の審判員がこのアルバムについて、かなり具体的に個人的回想を記述している点にご注目を。人々を冷静に聴けない状態に陥れ、脳の海馬に強烈な記憶を植え付けて衝動にかり出させる“何か”がこのヴァージョンには秘められているのでしょう。
「完成型」としての第1位「USA」ヴァージョンの対極に位置していると思われます。

第3位のライブ「エピタフ」と第4位の「クリムゾン・キングの宮殿」のオリジナル・ヴァージョンはたった1点の差!同一メンバーによる演奏がほとんど同じ得点に落ち着いているのは妥当なところか。

さらに第5位には「USA」と同じメンバー(ジョブソンをのぞく)によるアムステルダムでのヴァージョンが僅差で追っています。このあたりはほとんど横一線ですね。

その他、特にグレッグ・レイクがらみのヴァージョンについては、う〜ん、もう何もいわなくても良いでしょう(笑)。

ではここで、ロバート・フリップさんに一言、コメントを頂きましょう。
Fripp 「君が言っている『ミュージシャンが音楽を作っている』という考え方はそもそも間違っておるのだよ。音楽の方がミュージシャンにそのような演奏をさせているというわけだ。しかるにクリムゾンの音楽は...」
はいはい、長くなりそうなのでこのあたりで切り上げます。次にグレッグ・レイクさん、いかがですか?
Lake 「絶対に間違ってる!これはオレの歌だからオレが歌っているものだけが素晴らしいんだ。演奏?オレの歌以外に他に何が必要なんだ?」
おやおや、あいかわらずすごい自信ですね。おっと、そこにいるのはマイケル・ジャイルズさんではありませんか!
M.Giles 「うーん、今度の日本公演、やっぱりグレッグをさそうのはやめておこう。な、イアン?」
McDonald 「そうだねぇ、メルはどう思う?」
Collins 「オレはフリップ親父のいないところでブルースが吹ければどうでもいいや!」

...それにしても今回、この曲に対する審判員のみなさんの個人的な思い入れの深さには驚きました。
 そうだよね、そのくらい偉大な曲だったのですよ、「21st Century Schizoid Man」は!

次回も、モアベターよ!


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