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受難レポート・CD編

Section "X"

Last Update; 2007.01.01

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●至福度3...このレコードに出会ってよかった!神様、ありがとう〜!
●至福度2...ふむふむ。いいっすよ、これ。当然、買いです。にんまり。
●至福度1...いやぁ、僕は金払って買ってもいいと思うんだけど...。どう?
- - - -
●受難度1...とりあえず、買っときました、はい。
●受難度2...「なんで買うの、これ?」と思うでしょう。ははは、笑ってください。でも、好きなんだもん!
●受難度3...これは信念で買いました。後悔はしません!でも素直に(ちょっとだけ)反省します。とほほ...。

※ご注意
  この「至福度」「受難度」は、けしてアルバムの価値尺度ではありません。 ホメたりケナシたりというポイントでもありません。
買うときの思い入れの度合いと、冷静に聴いた後の気持ちの振幅を数値化したものです。
期待しないで買ったものがそれなりだったときと、期待したものが期待通りの場合は、ともに受難度1です。
つまり、ずっと愛し続けたアーティストほど事前の期待が大きいので、受難度は高くなる可能性があります。
1999までのデータでは「受難度」「至福度」ともに付けてません。

(掲載は洋楽邦楽混在で、アーティスト名のABC順/50音順です)      

購入年

artist / title / label / year   Excellent! ★ ←特にお気に入り

受難度

comment
recommend track;  ←特にお気に入りの曲



*** XTC ***

2001/July

XTC / White Music (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1978-2001

受難度2

 XTCのデビュー盤のリマスター紙ジャケ仕様。こういうの、最近多いね。誰が買うの?って僕みたいな人が買うんだよなぁ。でも正直言うとこういうの、しかたなく買うんだよね。買ってもあんまり満足しない。半分だまされているような気もする。
ちなみに音はニュー・ウェイヴしながらレゲエってます。このアルバムから白人レゲェのことを“ホワイト・ミュージック
と呼ぶようになったというのは有名な話。
なお初期の代表曲「This Is Pop」はこのアルバムに入っているテイクよりもシングルの方が100倍カッコイイので、ファンはベスト盤も押さえておく必要がありますね。うーむ、ここにもマニアの受難ですな。


2001/Oct

XTC / Go 2 (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1978-2001

受難度2

 これ、オリジナルLPの初回プレスには「GO+」っていう4曲入りの12インチが特典で付いてたんです。今回の紙ジャケ再発盤ではご丁寧にその特典12インチの中袋まで再現されて入ってます。しかし、その4曲は収録されてない!これじゃぁ意味ないですよ、東芝さん!
(ちなみにその4曲は今では「Explode Together - The Dub Experiments 78-80」という編集アルバムに全曲収録されてます。)

ところでレコファンさん、紙ジャケに在庫管理のシールを貼るのはやめて下さいね。シールのあとが取れないんです。


2001/Oct

XTC / Drums And Wires (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1979-2001

受難度1

 まずタイトルが良い。「ドラムス・アンド・ワイアーズ」だもの。何度口に出してもカッコイイ。
このアルバムからスティーヴ・リリーホワイトがプロデューサーに。古き良き70年代末の音してます。
今聴くと、2曲目の「ヘリコプター」なんてもろにテクノポップしてるなぁ。


2001/Aug

XTC / Black Sea (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1980-2001   Excellent!

至福度2

 名盤!傑作!“ゲート・エコー”のかかったドラムの音にみんなショックを憶えたものです。プロデュースはもちろんスティーヴ・リリーホワイト。
ジャケはこっち(←)で、緑の紙袋(→)の中に入ってました。


2001/Sep

XTC / English Settlement (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1982-2001   Excellent!

至福度2

 「ブラック・シー」に続いてこれも名盤!オリジナルのイギリス盤LPは2枚組でしたが、アメリカ盤と日本盤は数曲カットした1枚で発売されたので、当時イギリス盤を探して買ったものです。
バンド形態のXTCの最後となったアルバムで、前作よりアコースティックにシフトしつつ、曲調はより広がりを持っていきます。
これは長らく僕のお気に入りのXTCアルバムとなりまして、特に旅行とか出張に行くときは必ずウォークマンで聴いておりました。


2002/May

XTC / Mummer (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1983-2001

受難度2

 地味なアルバム、ほ〜んとに。この頃になると僕はXTCの曲ではアンディ・パートリッジよりもコリン・ムールディングの書いた曲が好きなことに気付きました。だから、このアルバムではコリンの「ワンダーランド」がフェイヴァリット・トラックです。

さて、これでXTCの紙ジャケも全部揃いました。ところでこのシリーズ、なんでデュークス・オブ・ストラトファー(=裏XTC)の2枚のミニ・アルバムが入ってなかったんでしょうね。あれこそ紙ジャケで持っていたいのに。東芝EMI、まだまだXTCファンをわかってませんな。


2001/Oct

XTC / The Big Express (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1984-2001

至福度1

 アコースティック色の濃い「ママー」の次、一転してエレクトリック色が濃くなったアルバム。アルバム冒頭の左右のギターカッティングからして気持ち良い。
ジャケットは変形で丸い。こういうの、好きじゃないんですよ僕は。普通が一番、ノーマルなのが...。

シングルにもなった「ディス・ワールド・オーヴァー」は核戦争後の世界を歌ったもの。どこかの国の戦争好きの大統領にでも聴かせてやりたい。


2001/Sep

XTC / Skylarking (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1986-2001   Excellent!

至福度2

 トッド・ラングレンのプロデュースによる名盤。レコーディングの時にすべてトッドが仕切ってしまい、アンディ・パートリッジと軋轢を残したといういわくつきの1枚。でもさぁ、トッドがプロデュースする時っていつもそうじゃん!


2002/Jan

XTC / Oranges And Lemons (Paper Sleeve Reissue) / EMI/Virgin / 1989-2001

至福度1

 よく聴いたなぁ、これ。今回の紙ジャケ・リマスター盤はオリジナル89年盤と比べて音圧の違いが明らか。やはり90年代あたまを境にCDのマスタリング技術が格段に進歩したことがわかります。
ゲストとしてドラムを叩いているのは現キング・クリムゾンのパット・マステロットであります。わははは。


2001/July

XTC / Nonsuch (Paper Sleeve Re-issue) / EMI/Virgin / 1992-2001   Excellent!

受難度1

 ヴァージン時代の最後のアルバム。紙ジャケ仕様のリマスター盤。当時の日本盤のキャッチコピーは「にっちもさっちもどうにもノンサッチ」。
このころになると「もうXTCは終わったよ」って声がけっこうありましたけど、僕は好きでしたね。いい曲がバランスよくいっぱい入ってたもの。
初めてロンドンに行ったとき、ピカデリー・サーカスのタワー・レコードにこのアルバムの大きなPOPが置いてあったのを思い出します。ちょうど発売の直後でした。そういえばXTCってイギリスのバンドだったんだよなぁ、って妙に感心したのを憶えてます。だってほら、日本でしか評価されてないじゃない?XTCって。


1998

XTC / Upsy Daisy Assortment / Geffen / 1997

 アメリカでのベスト盤。デイヴ・グレゴリー加入以後の1979〜1992のシングル曲を中心に選曲している。これは特に初期の曲がうまくリマスタリングされており、最近の曲との迫力の差が感じられないので素晴らしい。

  recommend track;  M2-Making Plans For Nigel

1998

XTC / The Greatest / Toshiba-EMI/Virgin / 1998

 こちらは東芝EMIの売上げ確保のために大量に出した日本編集ベスト盤シリーズの一つ。でもこれ、実は世界的にも未CD化の貴重なヴァージョンがいくつも入っている。とかくいい加減なものが多い日本独占企画としては超お買い得な1枚。マニア必携。

  recommend track;  M8〜9-Living Through Another Cuba〜Generals And Majors (Live)

2003/Jun

XTC / Transistor Blast - The Best Of BBC Sessions -(4CD) / Canyon International/Cooking Vinyl / 1998

至福度3

 一連のBBCセッションをまとめた4枚組ボックス。Disc1&2はスタジオ収録でDisc3&4はライブ。
前半2枚の26曲の大半は、94年に出た「Drums And Wireless」とかぶってますが、貴重な初収録テイクも含まれてます。時系列で整理してみます。

収録日 曲名 オリジナル
1994 CD*
1977.06.20 Crosswires White Music
1977.09.21 I'm Bugged White Music

Into The Atom Age White Music
Dance Band White Music (3D EP)
1978.11.13 Meccanik Dancing Go 2
The Rhythm Go 2
 
1979.05.21 Life Begins At The Hop Drums And Wires
 
When You're Near Me I Have Defficulty Drums And Wires
 
Making Plans For Nigel Drums And Wires
 
1979.10.08 Real By Reel Drums And Wires
Ten Feet Tall Drums And Wires
Roads Girdle The Globe Drums And Wires
1982.01.14 Runnaways English Settlement
No Thugs In Our House English Settlement
Jason And The Argonauts English Settlement
Snowman English Settlement
 
1984.10.11(?) Seaguls Screaming Kiss Her, Kiss Her The Big Express
You're The Wish (You Are) I Had The Big Express
This World Over The Big Express
 
1987.02? Another Satellite Skylarking
 
The Meeting Place Skylarking
 
1989.03.16 Scarecrow People Oranges & Lemons
Garden Of Earthly Delights Oranges & Lemons
 
One Of The Millions Oranges & Lemons
Poor Skelton Steps Out Oranges & Lemons
*1994年の「Drums And Wireless」収録曲

 

この中で特にすごいのが初登場音源の「Life Begins at the Hop」。ライナーでコリン・ムールディング本人も「(発売された正式テイクより)こっちの方がいい」と言い切るくらいですから、この1曲のためにこのBOX買うファンがいたっておかしくないです。

さて後半のライブ収録のうちDisc3は初発売。Disc4はかつてNHK FMでも「BBCライブ」としてオンエアされたことのある有名なもので、通称「Black Sea Live」とか呼ばれてました。92年に「BBC Radio 1 Live in Concert」というタイトルでCD発売されたこともあり、内容はそれと同一です。
いいライブ・バンドだったんだよねぇ、このころのXTCって。このあとライブ活動をやめちゃったなんて、本当にもったいない。


1999

XTC / Apple Venus Vol.1 / PonyCanyon / 1999

 もう待ちくたびれて首長竜になっちゃいましたよう、ってな感じのXTC。デイヴ・グレゴリーが脱退してデュオになった彼らがオーケストラまで使った非ロック・アルバム。地味だけどいい曲が多いねぇ。ところで僕は断言します、「これのVol.2は絶対に出ない!」。どうせまた次作は何年も待たされて、そのあいだにアンディの関心は別のところに移ってしまうのさ!


1999

XTC / Easter Thetre (EP) / Idea / 1999   Excellent!

 アルバムからの第1弾シングル。FMでこの曲がかかるとうれしくなってしまう。おぉ、XTCが電波に乗っているぅ!って。このEPはアルバム・ヴァージョンにホーム・デモ、そしてアンディ先生のありがたい制作秘話(?)の3トラック入り。あぁ、この人たちったら...。


1999

XTC / I'd Like That (EP) / Idea / 1999

 第2弾シングルも同じようにM1アルバムヴァージョン、M2ホーム・デモ、M3制作秘話(?)の3トラック構成。でもでも、「イースター・シアター」もそうだったけど、まったく新曲という気がしないんですけど...。10年くらい前のアルバムに入ってなかったっけ、こういう曲?好きだからいいんですけどね。


2000

XTC / Homespan (2CD) / Ponycanyon / 1999

受難度3

 「アップル・ヴィーナスVol.1」のデモ集。本人達による解説CD付き。出す方も出す方だが、買う方も買う方である。彼らへの愛情がなければ「買ってはいけない」。


2000

XTC / Wasp Star (Apple Venus Vol.2) / Ponycanyon / 2000

受難度2

 「Vol.2は絶対に出ない!」という僕の予言はあっさりとはずれました。でも「今度は『ブラック・シー』以来のロック・アルバムになる!」という予想もはずれでしたね。音の感じは92年の『ノンサッチ』当たりに近い。まぁ、2年連続リリースというだけで充分に拍手喝采ものです。
ちなみに日本の初回盤は豪華なブックレット付き。でもさ、XTCファンって彼らの音楽がひたすら好きなんで、ほかのところで凝っていてもあまり意味ないと思うんですけど、いかが?


2001/Oct

XTC / Homegrown / Ponycanyon / 2001

受難度3

 うわぁ、またやっちまったぁ!前回の「ホームスパン」の時に「買ってはいけない」って自分で書いておきながら...。
そうです、これは「ワスプ・スター」のデモ集。ますます「買ってはいけない」はずの1枚でした。


2005/Mar

The Dukes Of Stratosphear / Chips From The Chocolate Fireball (Remaster) / Virgin / 1987-2001

受難度1

 XTCの“おサイケ追及”変名プロジェクト、ザ・デュークス・オブ・ストラトスフィア。
1986年のXTC名義のアルバム「スカイラーキング」をはさんで、6曲入りLP「25 O'clock」(1985)と10曲入りLP「Psonic Psunspot」(1987)が制作されてます。このアルバムはその2枚のLPをあわせてCD化したもの。
海外では2001年のXTC再発シリーズの中で同じくリマスター発売されてましたが、日本盤はリリースなし。このときの東芝の紙ジャケはけっこう好評だったのだから、これも一緒に出せばよかったのにね。
特に「25 O'clock」のジャケは笑っちゃうくらいサイケ色満載なので、日本だけLP通りに2枚にわけて(あるいは2枚をセットして)再発すれば、それなりに話題になったと思うのだが。おしい。


2006/May

XTC / Coat Of Many Cupboards (4CD/Box Set) / Virgin / 2002

至福度1

 XTCの4枚組60曲入りBOXセットで日本未発売。ヴァージン時代の集大成?寄せ集め?まぁ、そのどちらでもある。
既発売の正規テイクは13曲しかなく、他はデモだったり未発表テイクだったりとマニア心をくすぐる内容になってます。もっとも、こういうBOXを買う人ってのはもちろんアルバム全部やベストの2〜3種類くらいは持っている人でしょうから、既発表テイクはひとつもいらなかったのかもしれません。
それにしても今回聴いて痛感したのは、XTCの歴史ってのはプロデューサー放浪記なんだなぁ、ってこと。ジョン・レッキーから始まって(いや、その前のデモ・テイクもあるんだが)、次がスティーヴ・リリーホワイト。そのあと未発表だったがクライヴ・ランガーもあってヒュー・パジャムになり、さらにスティーヴ・ナイ、デヴィッド・ロード、デュークスで再びジョン・レッキーと組み、そして問題のトッド・ラングレン。そしてポール・フォックスを経てガス・ダッジョン。ふぅ、なかなかこれだけそうそうたるプロデューサー達と仕事してきてるアーティストっていないよ。それも初期の2人以外は連続してないってことは、バンド側もヴァージン側もそれぞれがプロデューサーとうまくいかなかった、って思ってるわけだし。受難だねぇ。結局、ヴァージンを離れて初めてセルフ・プロデュースに。いやぁ、結論に至るまでに長い時間がかかりましたなぁ。

ところでこのBOX、amazonでは9,000円以上するし、輸入盤屋さんでもだいたい7〜8,000円台が相場。ところがなんと渋谷Disk Uni○nで3,990円で売ってるのを見つけた。理由はジャケット不良ってことだったけど、中のトレイがはずれているだけで支障なし!さらにピンクの値札で今月は30%off!なんと2,793円で買ってしまったのでありました。うれし〜!


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