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受難レポート・CD編

Section "T"

Last Update; 2008.03.25

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●至福度3...このレコードに出会ってよかった!神様、ありがとう〜!
●至福度2...ふむふむ。いいっすよ、これ。当然、買いです。にんまり。
●至福度1...いやぁ、僕は金払って買ってもいいと思うんだけど...。どう?
- - - -
●受難度1...とりあえず、買っときました、はい。
●受難度2...「なんで買うの、これ?」と思うでしょう。ははは、笑ってください。でも、好きなんだもん!
●受難度3...これは信念で買いました。後悔はしません!でも素直に(ちょっとだけ)反省します。とほほ...。

※ご注意
  この「至福度」「受難度」は、けしてアルバムの価値尺度ではありません。 ホメたりケナシたりというポイントでもありません。
買うときの思い入れの度合いと、冷静に聴いた後の気持ちの振幅を数値化したものです。
期待しないで買ったものがそれなりだったときと、期待したものが期待通りの場合は、ともに受難度1です。
つまり、ずっと愛し続けたアーティストほど事前の期待が大きいので、受難度は高くなる可能性があります。
1999までのデータでは「受難度」「至福度」ともに付けてません。

(掲載は洋楽邦楽混在で、アーティスト名のABC順/50音順です)      

購入年

artist / title / label / year   Excellent! ★ ←特にお気に入り

受難度

comment
recommend track;  ←特にお気に入りの曲



*** TALVIN SINGH ***

2000

Talvin Singh / OK / Island / 1998

受難度1

 インド音楽のタブラ(パーカッション)奏者のタルヴィン・シン。ロンドン〜NY〜インド〜沖縄でレコーディングされたアルバム。
インド音楽がテクノと合うということはゴアの例を見ても明らかで、彼のタブラも打ち込みサウンドに溶け込んでいて妙に気持ち良い。 ロンドンでDJをやってるのも見たけど、妙だったなぁ。
ちなみに1曲教授含有。


*** TALKING HEADS ***

2000

Talking Heads / Stop Making Sense - Special New Edition - / EMI / 1999

受難度1

 映画にもなったトーキング・ヘッズのライブ盤。オリジナルのLPは確か1984年頃に発売されていた。このLPに7曲足して同名映画と同じ収録曲になった99年発売の新編集CD。
なにもないステージにラジカセを置き、そのリズムボックスの音だけをバックに一人でギターを弾くデイヴィッド・バーン。ここから一人づつ増えていくステージ展開は、映画で見てほんとに見事でした。そうそう、あれは吉祥寺のバウスシアターで見たんだっけ。


2005/May

Talking Heads / The Best Of Talking Heads / Sire/Warner / 2004

至福度1

 トーキング・ヘッズの18曲入りベスト。選曲は、ま、こんなもん。


*** TANGERINE DREAM ***

2005/Jul

Tangerine Dream / Force Majeure (Difinitive Edition) / Virgin / 1979-1995

至福度1

 70年代ジャーマン・プログレの中で僕がよく聴いていたのはタンジェリンとクラウス・シュルツ。クラフトワークも聴いてたけど当時は特に好きなわけではなかった。シンセ・サウンドに生のドラムが入るってのがお気に入りのパターンだった。

で、タンジェリンのこのアルバム(たったの3曲入り)は、初期の“電子瞑想音楽(?)”から脱した“ニューエイジのプロトタイプ”ってなサウンドで、叙情的なシンセのメロディはとても耳なじみが良い。
が、一歩間違えば喜太郎に聴こえなくもない。

3曲目の後半10分間はジャーマン・プログレの面目躍如ともいえるシンセのリズムの嵐で、当時はパスしてたけど今聴くとここがアルバム一番の聴きどころになってるように思う。


*** T.A.T.U. ***

2003/Feb

T.a.t.u. / All The Things She Said (EP) / Interscope / 2003

至福度3

 「ロシア出身の女子高校生デュオ!その名もタトゥ!」
  ふ〜ん...。
  「制作コンセプトはずばり、未成年のレズビアン!」
  はぁ...。
  「ビデオで、雨降る中、ずぶぬれの二人のキスシーンが話題になってヨーロッパ中で大ヒット!」
  あのねぇ、しょせんキワモノでしょ?興味ないねぇ。

...なんて思ってたのだが、ラジオから流れてきた曲を一度聴いたら耳から離れない。離れない離れない離れない!なんなんだこの曲はぁ?
取り憑かれたようにお店に走り、CDのクレジットを見てびっくり。げっ!プロデュースは、あのトレバー・ホーンじゃないかぁ!!!や、やられたぜ...(がくっと肩を落とす)。
80年代中期、ZTTレーベルでフランキーやらアート・オブ・ノイズやらプロパガンダを聴きまくっていた僕にとって、このサウンドは麻薬のような魅力があります。16分音符の符割で延々とシンセのコードが続き、ゆっくりとフィルターを開けたり閉めたりしてスウィープさせる...。あぁ、テクノだぁ快感だぁ。
カップリングのツボを押さえた心地よいハウス・ヴァージョン(Extension 119 Club Edit)も含め、これには完敗です。21世紀型ZTT的サウンドとでも言っておきましょう。
しっかしトレバー・ホーン、世間を騒がせるセンセーショナルな音づくりにかけてはまだまだ冴えてますね。やってくれるよなぁ、しぶといヤツだ...。

エンハンストCDで問題のビデオクリップも収録。見たい方は見ましょう。


2003/Feb

T.a.t.u. / All The Things She Said (EP / Limited Edition includes Poster & Remixes) / Interscope / 2003

受難度3

  いきなり脳内ヘビーローテーション状態にまってしまった「All The Things She Said」、気付いたらFMでもかかりまくり、渋谷の街頭モニタからは例のビデオクリップが流れっぱなし。「こりゃ日本もすごいことになってんなぁ...」と感心して、調子にのってヨーロッパ盤の限定リミックス・シングルまで買っちまいました。
どこが限定なのか?というと、ジャケット(右図・ほとんど反則技)のアニメ・イラストのミニポスターが付いてるんですね。ヨーロッパで日本のアニメが人気らしいですが、これはもう、ご当地のアニメ・ヲタクは大喜びでしょうなぁ。

さて、収録の4ヴァージョン中には上記のUK盤と同じシングル・エディットとハウス・ミックスも入ってまして、これは最高。しかしお目当ての未発表リミックスの2ヴァージョンは、いずれもおもしろくないです。人間、やはり適当なところでやめておくべきで、けして調子にのってはいけないという、ありがたい戒めみたいなシングルでした。


*** TEARS FOR FEARS ***

2001/July

Tears For Fears / The Hurting (Remaster) / 1983-1999 / Mercury

至福度2

 “悩める子供達”=TFFのファースト・アルバム。繊細ぶりっこという気もするが、これも時代か?今聴くと、音的にはピーター・ガブリエルの影響もみえますな。
ボーナス・トラックに入っている「ペイル・シェルター」と「ザ・ウェイ・ユー・アー」の12inchミックスが嬉しい。このヴァージョン、好きだったなぁ。


2001/July

Tears For Fears / Songs From The Big Chair (Remaster) / 1985-1999 / Mercury   Excellent!

至福度3

 邦題「シャウト」。売れましたよねぇ、このアルバム。これについては思うところがたくさんあります!

1.アルバムの前に出たシングル「マザーズ・トーク」の時に、「お、これはカッコイイ!こいつら来るぞー!」と思った。そしたらほんとにブレイクした。
2.ちょうどMTVが流行ってた時期で、PVをやたらと見た。
3.前作と異なりバンド・サウンドを強調。とにかくギターが「いかにも!」な感じで良い。ソロも憶えやすいフレーズで全部口ずさめる。
4.一方でZTTっぽい“金物系”打ち込みの音づくりもかなり入ってます。12インチを出しまくってたくさんヴァ−ジョンが存在するってのもZTTっぽい。これも時代ですな。
5.2人組のユニットという形態が流行った。同じ2人組のサイコゲリラもTFFに勇気づけられたところもある。ほんとの話。

全曲が名曲。うん、名盤中の名盤ですよ、これは。


2006/Sep

Tears For Fears / Songs From The Big Chair - Deluxe Edition - (2CD) / Universal/UM3 / 1985-2006   Excellent!

至福度3

 すでに1999年のリマスター再発時に大量のボーナス・トラックが入っていた名盤が2枚組仕様で再登場。当時このアルバムからのシングルはアルバム未収録のミックスやら再レコーディング・ヴァージョンやらがたくさんあって、7インチ、12インチとすべてを買いまくった記憶があります。今回のDeluxe Editionではそのほとんどを網羅。ありがたいことです。特に「Everybody Wants To Rule The World」のUrban Mixってヴァージョンが好きだったので、この収録はうれしい。
そして聴きながら対訳をじっくり読んだら、このアルバム、いい歌詞ばかりだねぇ。しみじみと感激。


2001/July

Tears For Fears / The Seeds Of Love (Remaster) / 1989-1999 / Mercury

至福度1

 前作から4年も経ってたんですね。一気に円熟味を増したサード。逆に面白みがなくなってきたというのも正直なところ。シングルの「Sowing The Seeds Of Love」は60年代っぽい“ビートリー”なサウンドで快感。

このアルバムのあと、黄金のユニットは崩壊し、2人組の片方のカート・スミスは脱退。残ったローランド・オーザバルがひとりTFFとして活動を続けます。でもそれが全くおもしろくなくなってしまうのも世の常ですね。

以上3枚、受難な友人に感謝!


2004/Apr

Tears For Fears / Raoul And The King Of Spain / Epic / 1995

受難度2

 ローランド・オーザバルによる一人TFF期のアルバム。う〜ん、悪くはないんだが、やっぱ魅力に欠ける。
ところで、ついに2004年、13年ぶりにカート・スミスが戻って黄金のコンビが復活するそうですね。ワクワク!。


2004/Nov

Tears For Fears / Everybody Loves A Happy Ending / NewDoor / 2004   Excellent!

至福度2

 出るぞ出るぞ、と言われながらも度重なる発売延期で心配されたニュー・アルバム。そうです、ローランド・オーザバルとカート・スミスの黄金のコンビによるTFFの完全復活アルバムです。こういうのは期待が大きいと幻滅するので、あえて控えめな気持ちで聴きました。そしたらね、いいっすよ、うん。大丈夫だな、これなら。
大御所のゲストとかがないぶん、サウンドはこじんまりとまとまってて、それが逆にいい。TFFは2人組ユニットであってもバンド的なアプローチがうまくいくんだと思う。そして1曲だけゴージャスにオーケストラを使ってる「Secret World」はマジ泣けます!うぇ〜ん!

今の時期は彼らにとってけして追い風とはいえないので、これがすぐにセールス的に大成功するとは思えません。でもね、この路線とこのクォリティであと2〜3枚は作ってほしいな。そうすればそこそこのヒット曲が出そうな気がする。たぶんね。


2006/Aug

Tears For Fears / Secret World (CD+DVD) / XIII Bis / 2006

至福度1

 何度でも言います!TFFの復活アルバム「Everybody Loves A Happy Ending」(上のやつね)は名作であった!なのにメジャー・レーベル側の都合で発売がご破算になり、結局マイナーからたいした宣伝もなしにリリースされ、話題にもならなかった…。不遇だぁ…。

さて、そんな新譜にあわせて行われた2005年パリ公演の模様を収録したライブ盤がCD+DVDで登場であります。映像見るとやっぱ泣けるね。この人たちの歌の魅力はデュオといっても二人のハモリじゃなくて、ハリのあるローランドと甘い声のカートが溶け合うユニゾンなんですね。サウンドはもともと打ち込み主体のインナーなものなので、こういうライブ(おまけにこれは野外だ!)にはちょっと似合わない。
CDにはおまけに「Secret World」のシングル・エディットとかが入ってますが、この曲はアルバムのフル・ヴァージョンの方が100倍感動的ですので、やっぱりみなさま「Everybody Loves A Happy Ending」をお買い求め下さい


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*** 10CC ***

2001/Dec

10cc / The Original Soundtrack / Mercury/Universal / 1975-2001   Excellent!

至福度2

 10ccの3枚目。有名な「アイム・ノット・イン・ラヴ」収録。コアな10ccファンからは「これは代表作ではない」などと言われているアルバムですが、僕は素直に名作だと思うのであります。「アイム・ノット・イン・ラヴ」だって、単なる甘いメロディでなく充分に“変態”してます。
この曲での象徴的なコーラスは、あらかじめ音程ごとにループしたコーラスをマルチの各トラックに入れておいて、ミックスの時に卓のフェーダーでヴォリュームを操作してます(...って説明でわかるかなぁ?)。つまり、ミキサー卓を楽器として使ったわけで、その姿を想像しただけで楽しくなってしまう(...のは僕だけか?)。


2001/Dec

10cc / How Dare You! / Mercury/Universal / 1975-2001   Excellent!

至福度1

 邦題「びっくり電話」。名盤の誉れ高い10ccの4枚目。シングル曲「Art For Arts Sake(芸術こそ我が命)」は当時ラジオで良く聴いてたなぁ。中学生の頃の話。


2001/Dec

10cc / Deceptive Bends / Mercury/Universal / 1977-2001

至福度1

 なんかのCM曲で最近も使われてる「愛ゆえに」がそのままアルバムの邦題になっている。ゴドレー&クレームの二人が脱退してエリック・スチュアートとグレアム・グールドマンの2人編成となった10ccの6枚目。一気に毒気が抜けてます。


2001/Dec

10cc / Bloody Tourists / Mercury/Universal / 1978-2001

至福度1

 1曲目「Dreadlock Holiday(トロピカル・ラヴ)」は懐かしいなぁ。このアルバム、「TOKYO」なんて曲も入ってたんですね。
僕にとっての10ccって、ゴドレー&クレーム脱退後の方がイメージ強いですね。


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*** THOMAS DOLBY ***

2002/Jun

Thomas Dolby / The Flat Earth / Capitol / 1984

至福度1

 平らな地球、ってことで邦題は「地平球」。ディスク○ニオンで300円で購入。
当時、先行シングルの「ハイパーアクティブ!」の音を期待してアルバム買ったら、他の曲がえらく地味で拍子抜けした記憶がある。
久々に聴き直したら、案外良いアルバムだった。でもやっぱ、「ハイパーアクティブ!」が秀逸。「落ち着きのない」という意味にぴったりのくどいアレンジは最高だ。
「え?これってフランキー(ゴーズ・トゥ・ハリウッド)じゃないの?」
あぁ、そういわれれば音は似てるな。フェアライトCMIにプリセットで入ってるオケ・ヒットやらベースの音やら、まんま同じだわ。そう、それが時代の音だったのだよ、あの頃のね。


2004/Apr

Thomas Dolby / Alian Ate My Buick / EMI Manhattan / 1988

受難度1

 これは当時聴いてなかったなぁ。
「地平球」に続くアルバムですが、エイリアン映画のサントラみたいな作りで、よくわかんない。
この人はこういう過剰なエンタテイナー精神のようなものがいけなかったんじゃないだろうか。
才能はあり余るほど持っている人だからこそ、いい曲をシンプルに出してくれればもっと聴けたと思うのだが。
彼のプロデュースしたプリファブ・スプラウトなどを聴くとそう思ってしまう。


*** 3(THREE) ***

2001/Oct

3 / Three...To The Power (Paper Sleeve Re-issue) / Geffin/Universal / 1988-2001

愛すべき
受難!

(この項目を見る前にぜひ「Emerson, Lake & Powell」の項を読んでくださいね。また、「Asia / Astra」の項にある“プログレ事業部論”もあわせてお読み下さい。)
 ツアーで失敗して2代目“P(=コージー・パウエル)”に逃げられた“ELPパート2”、同時期に「アストラ」でエイジアも大失敗しており、ここにカール・パーマー復帰=オリジナルELPの復活という機運が出ます。しかし今度は“E(=キース・エマーソン)”と“L(=グレッグ・レイク)”が不仲に!そして残った“E”と“P”がロバート・ベリーという人を迎えて結成したのが“3”なのであります。はぁ、ほんとに難儀な人たちだこと...。
サウンドは、...ELPしてません。腐っても、太っていても(笑)、この人たちには“L”が必要だったんだ、ということを確認させてしまったアルバムです。
(実際、このあとにめでたくオリジナル・メンバー3人でELPは復活します。ということで、この先はELPに続く〜。)

受難な友人のご提供!ありがとう〜!


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*** TIN PAN ***

2001/Sep

Tin Pan (Shigeru Suzuki - Haruomi Hosono - Tatsuo Hayashi) / Tin Pan / Re-Wind / 2000

至福度2

 これは期待以上でした。ティン・パン・アレイでなくティン・パンのアルバム。76年の「フジヤマ・ママ」の2000年完成版など、懐かしどころから最新まで、どれもそれなりに楽しめる(あ、誉めてます)。
矢野顕子、吉田美奈子、大貫妙子、忌野清志郎etcの豪華ゲストも、この人達なら当然か。


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*** TODD RUNDGREN ***

1988

Todd Rundgren / Up Against It! / PonyCanyon / 1997

 ジャケ、怖いです。内容は、…。


1998

Todd Rundgren / With a Twist / Guardian / 1997

 セルフ・カヴァー・アルバム。まず、オリジナルの方を先に聴きましょう。


1999

Todd Rundgren / Live In Chicago '91 (2CD) / Teichiku / 1999

 首を傾げたくなる「Todd Rundgren Archive Series」の第3弾2枚組。でも、これはいい。この「2nd Wave」ツアーの日本公演は僕は見てます。マーヴィン・ゲイのメドレーなんぞ、いま聴き直しても泣けますね。この時期のトッドの声は少し荒れているので、89年の「Nearly Human」ツアーならもっと良かった。


2000

Todd Rundgren / One Long Year / Nippon Crown / 2000

受難度2

 CDリリースをやめたはずのトッドのCD。
まぁ、細かいことは言いっこなしで、ファンなら素直に新譜が出たことを喜びましょうね。だってほら、ネット配信の会員登録してダウンロードして自分でCD-R焼いたって結局CDプレーヤで聴くわけだから、そんな手間を考えたらCDそのもので出してくれたことに感謝しちゃいますよ。
ここ10年くらいの彼の作品としては、可もなく不可もなくといった出来具合い(←一応、どうにか誉めてます)。


2005/Jul

Todd Rundgren / Live / King Biscuit Flower Hour / 2000

受難度2

 おなじみ「キング・ビスケット・フラワー・アワー」の放送用ライブ音源をまとめて一般発売したもの。
1985年のアカペラ・ツアーから3曲の他、1977年3曲、1978年6曲を収録している。

放送用音源はその貴重さからブートのソースになることはあっても、観賞に耐えうる作品としてのアルバムにはなりえないという証明。なかにはグッとくる演奏もあるにはあるんだけどねぇ。


2001/Mar

Todd Rundgren / Demos And Lost Albums (2CD) / 2001 / Nippon Crown

受難度2

 XTCのデモテープ集もマニア以外にはきついものがあったけど、トッドの方も似たようなもんだなぁ。
Disc1はデモ集というよりラフ・ミックス集という感じで、なんか程度の良い海賊盤を聴いているみたい。唯一の未発表曲「アティチュード」はなかなか良い曲です。
Disc2には2枚の未発表アルバムが収録されていて、1つめはつまんないんだけど、2つめのインスト集「Disco Jets」の何曲かはおもしろい。「魔法使いは〜」「トッド」「イニシエーション」あたりのシンセ・インスト曲でおなじみの、彼お得意の強引で気持ち良い転調がいっぱい聴ける。実は僕、トッドのこの手の曲って好きなんだよね。


2001/May

Todd Rundgren / Reconstructed / Creopatra/Teichiku / 2001

受難度1

 リミックス・アルバムってのはオリジナルよりおもしろいことなどあるはずはなく、だいたいが買って幻滅することの方が多い。
特に90年代のリミックスは、いかに「原曲をぶちこわすか」の競争みたいなもんだったと思う。ほんと、不毛だったよなぁ。
で、トッド初のリミックス・アルバムのタイトルはズバリ「再構築」。
全16曲のうち半分は原曲の面影をとどめない「なんだこりゃ?」的なミックスだけど、残りはかなり「歌」を尊重した仕上がりで好感が持てます。
特に秀逸なのが「サムシング・フォール・バック・オン」。これはオリジナルが「なんだこりゃ?」だったからねぇ。


2001/Oct

Todd Rundgren / A Cappella Tour (2CD) / Nipon Crown / 2001

至福度1

 これ、ホントの話なんですけど、僕が大学時代に下宿で使っていたユピテル製の電話機って、なぜかラジオが混線したんですよ。おまけになんとFENなんです。
で、ある日いつものように長電話していたら、後ろの方でトッドの歌が聴こえてくる。それも大コーラスと一緒で。あわてて電話を切ってFENをつけたところ、確かにアカペラ・ツアーのライブを放送してた!
さて、そんな思い出のある(笑)トッドのアカペラ・ツアーのライブがCDで出ました。
11人のコーラス隊を従えて85年に行われたツアーですね。これは「Todd Rundgren Archive Series」の第7弾にあたるもので、他と同様、音質に問題があります。 でも、内容はすごく良いです。ヘッドホンで聴いたりしなければ充分に楽しめます。

recommend track; Real Man


2004/Sep

Todd Rundgren / Nearly Human Tour, Japan '90 (Bootleg Series Vol.3 / 2CD) / Sanctuary / 2003

至福度2

 1990年1月10日の中野サンプラザでの収録。
これはCD聴く前から良いとわかってました。この日のステージは僕が見たトッドのライブの中で、文句なくベストです。そのCD化ですから悪いわけがありません。ブラスにコーラス隊も従えた10人近い大所帯編成のバンドでトッドが歌う歌う!
このときの新譜である「ニアリー・ヒューマン」の曲に加えて新旧の代表曲もたっぷり。最高の選曲をぜいたくな編成で満腹になるまで聴かせてくれます。
声もじつに良く出てるんだよなぁ、この頃は。
(唯一のマイナス点は、いかにも放送音源ってかんじでシャリっとした音にミックスされてること。)
こういうの聴いちゃうと、もうトッドの新譜になにも期待しなくなっちゃう。これはこれで善し悪しだなぁ。


2006/Dec

Todd Rundgren / With A Little Help From My Friends / Madacy / 2003

至福度2

 これはトッドのセルフ・カバー集かな?と思ったら違った。
代表曲のヴォーカルを抜き出してバックを総入れ替え。つまりはリミックスなんですが、アレンジが原曲とほとんど同じで、それにスティーヴ・ルカサー、ジェフ・バクスター、エドガー・ウインター、ドウィージル・ザッパ(え?)など、1曲づつゲストを迎えて作ってあります(いくつかはヴォーカルも新録してるみたい)。
トッドのセルフ・カバー・アルバムとして1997年の「With a Twist」ってのがありましたが、あれは無理に全編ボサノバ調にしてました。それに比べたら変にくずしてないだけ良心的です。
でもそれならオリジナルを聴けばいいじゃん、ってご意見もあるでしょう。はい、そうかもしれません。


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*** TOM ROBINSON BAND ***

2004/May

Tom Robinson Band / Rising Free - The Very Best Of TRB - / EMI / 1997

至福度2

 トム・ロビンソンとは、真摯な人だと思う。
「ぜんぶ、ぶっ壊せ!」ばかりのパンク・ムーヴメントの中にあって、自分のタチイチをしっかりと表明したうえで主張することをした最初の人だ。
自分はゲイだと告白し、すべてのマイノリティにパワーを!と唄う。当時、彼の姿勢は斬新だったし、見ていて痛々しくさえあった。
だからこそ彼の言葉は日本語だの英語だのといった壁を簡単に突き破ってストレートに僕に飛び込んできたんだと思う。

このCDは1978年リリースのTRBの4曲入りライブ盤「Rising Free」を中心にシングル曲を満載したベスト盤だ。
ディランの「I Shall Be Released」のカバーも収録。これがまたいいんだ。

正義と真実の人、トム・ロビンソン。おっといけねぇ、これじゃスネークマンショーだな。


*** TONY LEVIN ***

2003/Jan

Tony Levin Band / Double Espresso (2CD) / DGM/Universal / 2002

至福度1

 2002年末にビルブラの2枚組ライブを聴きましたが、今度はトニー・レヴィンの2枚組ライブです、なんか奇遇ですなぁ。
ビルブラがジャズに転向した作品なのに対し、T-Levはあくまでクリムゾン&ピーガブ的な路線を貫きます。曲もクリムゾンの「Sleepless」や「Elephant Talk」だったりピーガブの「I Go Swimming」だったり。客の望むものを演奏する...、エンタテイナーとして、それはそれで正しい姿勢だと思います。


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*** TOOL ***

2001/Sep

Tool / Lateralus / Tool/Volcano/Zomba / 2001

受難度2

 クリムゾンとジョイント・ツアーをやったそうです、この人たち。で、聴いてみたら...メタルでした。


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*** THE TRAVELING WILBURYS ***

2008/Jan

The Traveling Wilburys / Collection (2CD + DVD) / Rhino/Warner / 2007

至福度1

 ジョージ・ハリスンのシングルB面曲を新録するつもりがどんどん話がふくらんで、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、おまけにロイ・オービソンまで巻き込んで架空の兄弟バンドとしてアルバム作っちゃいましたってのが1988年の「Volume 1」。
まさにひょうたんからコマどころかダイヤモンドができちまったようなもんです。
このあとロイ・オービソンが亡くなってしまい、残った4人で作った続編がなぜか「Volume 3」(1990年)。みんなこの間に「Volume 2」があるはずだ、って思いますが、そこはよくわからないまま。
ずっと廃盤だったけどやっと全曲収録の「Collection」が出ました。貴重な映像を含んだDVDつき。輸入盤セールで1,980円以下で購入。お得でした。

このスーパーバンド、全員がソロ・シンガー、さらに全員が(基本的には)ギターっていう、普通ならバンドとして成立しない組み合わせですが、そこはちゃんと役割分担ができている。
いいだしっぺで中心的存在はジョージ。リード・ギターも弾ける。みんなから尊敬されている一番年上がロイ・オービソン。全部器用にできてしまうのがジェフ・リン。プロデューサーとしての力量も高いし。トム・ペティはバンド歴も長いのでこういうのはばっちり。で、意外な人ボブ・ディラン。この人、自分のバックバンドを従えることはあっても、単なる一人のバンドメンバーになったことがないので、どこかぎこちない。そういうところもなんかかわいい(笑)。こういう参加形態は貴重でしょう。
でも、なんにしろ各自の活動の「番外編」と割り切っているせいか、みんな楽しそうですな。こういうアルバムは聴いているこちらも楽しくなるからいいなぁ。




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