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受難レポート・CD編

Section "S"

Last Update; 2009.10.12

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●至福度3...このレコードに出会ってよかった!神様、ありがとう〜!
●至福度2...ふむふむ。いいっすよ、これ。当然、買いです。にんまり。
●至福度1...いやぁ、僕は金払って買ってもいいと思うんだけど...。どう?
- - - -
●受難度1...とりあえず、買っときました、はい。
●受難度2...「なんで買うの、これ?」と思うでしょう。ははは、笑ってください。でも、好きなんだもん!
●受難度3...これは信念で買いました。後悔はしません!でも素直に(ちょっとだけ)反省します。とほほ...。

※ご注意
  この「至福度」「受難度」は、けしてアルバムの価値尺度ではありません。 ホメたりケナシたりというポイントでもありません。
買うときの思い入れの度合いと、冷静に聴いた後の気持ちの振幅を数値化したものです。
期待しないで買ったものがそれなりだったときと、期待したものが期待通りの場合は、ともに受難度1です。
つまり、ずっと愛し続けたアーティストほど事前の期待が大きいので、受難度は高くなる可能性があります。
1999までのデータでは「受難度」「至福度」ともに付けてません。

(掲載は洋楽邦楽混在で、アーティスト名のABC順/50音順です)      

購入年

artist / title / label / year   Excellent! ★ ←特にお気に入り

受難度

comment
recommend track;  ←特にお気に入りの曲



*** SADISTIC MIKA BAND / サディスティック・ミカ・バンド ***

1998

Sadistic Mika Band / Sadistic Mika Band / Toshiba-EMI / 1973

 ミカバンドの1st。このアルバムがイーノやロキシー・ミュージックの連中の耳にとまり、クリス・トーマスのプロデュースへとつながっていった。僕はこの中では特に「影絵小屋」が好きです。最初から良いバンドだったんだよね、ミカバンドって。


2001/Mar

Sadistic Mika Band / CD BOX (4CD+1CDsg Box) / Toshiba EMI / 1990

至福度2

 ミカ・バンドのオリジナル・アルバム3枚に1枚のライブ、そして4曲入りの8cm CDという全曲集。
[Disc 1] Sadistic Mika Band / 1973
加藤和彦のソロ・プロジェクトの色が濃い1stは佳曲ばかりで楽しめる。
[Disc 2] 黒船 / 1974   Excellent!
クリス・トーマスのプロデュースによる名盤。コンセプトから演奏、録音まで文句のつけようがない。「タイムマシンにおねがい」は、僕の小学6年の時の一番のお気に入りだった曲。
[Disc 3] Hot Menu! / 1975
加藤和彦の色は薄まり、高中や幸宏らのフュージョン色が現れてくる。1曲ごとは悪くないんだが、前作のコンセプトの完成度と比較したら、ちょっと...。
[Disc 4] Mika Band Live In London / 1976
75年にロキシー・ミュージックの前座としてイギリスをツアーしたときのライブ盤。このコンサートの模様を若きスティーヴ・ジャンセンが見に来ていたというのは有名な話。

2001年に聴き直して再確認したこと、
その1;「黒船」のサウンドがとにかくすごい。
その2;幸宏のドラムがむちゃくちゃいい。
その3;こんなバンドが70年代の日本にあったなんて...。


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*** SANTANA ***

2000

Santana / Moonflower (2CD) / CBS / 1977

受難度1

 まず、僕はラテン音楽が苦手。でもサンタナはちょっと別。この人はロックやったりジャズやったり、もろクロスオーバーな人なんですよ。で、この「ムーンフラワー」はライブとスタジオが入り交じった変則技のアルバム。
あの代表曲「哀愁のヨーロッパ」ももちろん入ってます。この曲でのギターのロングトーンには、もう悶絶!


*** SCHWARM ***

2007/Aug

Schwalm / Musikain / Estudio XS/Musikain Records / 2006

受難度1
 イーノさんと2000年に「陰陽師」サントラ、2001年に「Drawn From Life」ってアルバムを作っていたJ.ピーター・シュヴァルムさんのソロ作。といってもほぼ全曲フューチャリング・ゲストを迎えたコラボ集のような内容で、1曲だけイーノさんも参加してます。
音は打ち込みとヴァイオリンやらヴィオラの生演奏とが中心。ま、これはこれで。

*** SCRITTI POLITTI ***

1999

Scritti Poritti / Anomie & Bonhomie / Virgin / 1999

 おぉグリーン、きみは長い間どこに行ってたんだい?見事に復活したスクリッティ・ポリッティの新譜。かつてのようなサウンドのおもしろさや斬新さはあまりないけど、とにかくこの人の声の良さをあらためて実感!


*** THE SENTIMENTAL BUS / センチメンタル・バス ***

2000

The Sentimental Bus / マニアック問題 (EP) / SME / 2000

至福度2

 これも「高密度ポップ」してますね。この曲のミニムーグの使い方は、きわめて正しいと思います。あ、ドラムもお手本のようなロック・ドラムスしています。曲がすぐに終わってしまうところなんかもとても良いです。


*** SEAN LENNON ***

1999

Sean Lennon / Into The Sun / Grand Royal / 1998   Excellent!

 ものすごく凝った作りの地味なアルバム。これがデビュー・アルバムなんだからなぁ、この人は...。いやいや、まったく...。

recommend track; M8-Queue, M9-Two Fine Lovers, M12-Breeze


2005/Jan

Sean Lennon / Half Horse/Half Musician / Grand Royal/Toshiba EMI / 1999

受難度1

 デビュー作「Into The Sun」に続く小野太郎くんのミニ・アルバム。早く次のアルバム作って下さい


2006/Oct

Sean Lennon / Friendly Fire (CD+DVD) / Toshiba EMI / 2006   Excellent!

至福度2

 あまりにも悲しいことがあると、人は涙すら出なく、ただ力が抜けたようになってしまうのだろうか。
そう、「ジョンの魂」の中で一番悲しいのが叫び声の入ってない「My Mummy's Dead」だったように。

ショーン・タロウ・オノ・レノンの8年ぶりのニュー・アルバムは、全編にそんな絶望感の漂う内容だ。
別に泣き叫ぶわけでもなく、時だけが淡々と進んでゆくからこそ悲しみは深い。
そしてその姿は無性に愛しく美しかったりする。

DVDに収録されているフィルムを見ると、それがなおさら強く感じられる。
だからこそ日本盤に歌詞・対訳が付いてないのがおしい。
小野太郎くん、日本人の誰もがキミのママやガール・フレンドのように英語を理解できるわけではないんだよ。

それにしてもやっと2ndアルバム。
いったいキミはどこにいるんだい?

もしポップ・ミュージックの世界にいるつもりなら、毎年1枚アルバムを出す努力をしてみたらどうだろうか。


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*** SEX PISTOLS ***

1999

Sex Pistols / Some Product / Virgin / 1977

 ピストルズの活動が早々と終結した77年に、当時のインタビュー等を集めたドキュメンタリー・アルバム。全編「毒」だらけ。
マニア以外の方々はけして「買ってはいけない」アルバムですな。


1998

Sex Pistols / Filthy Lucre Live / Virgin / 1997

 「あ〜いあま〜あんちくらいすとっ!」。
クリス・トーマスのプロデュースによる再結成ピストルズ「集金ツアー」のライブ盤。気持ちよく笑える1枚です。
だって昔より演奏が安定しているんだもの。
落ちついて聴けるパンクなんて、笑うしかないでしょ?


*** SILJE ***

1999

Silje / Tell Me Where You're going / EMI / 1990

 セリアと読む北欧の女性ヴォーカリスト。タイトル曲にギターでパット・メセニーが参加してました。パットの弾く生ギターのコード・カッティングはなんて気持ちよいんだろう。


*** SIOUXSIE AND THE BANSHEES ***

2008/Jun

Siouxsie And The Banshees / Downside Up (4CD BOX) / Polydor/Universal / 2004

至福度1

 スージー&ザ・バンシーズのシングルB面集、たっぷりと55曲入りのCD4枚組。
でも、聴きたかったのはたった1曲、マーク・ボランの「20世紀ボーイ」のカバー。これは2枚目のシングル「Staircase」のカップリングでどのアルバムにも入ってない未CD化曲でした。タテのりの「20世紀ボーイ」。まさにパンク(←死語)。イントロのスージーの雄叫びから最高です。

他の54曲?すいません、いつか聴きます。たぶん…。


*** SKETCH SHOW / スケッチ・ショウ ***

2002/Sep

Sketch Show / Audio Sponge / Daisyworld/Cutting Edge / 2002   Excellent!

至福度2

なんか肩の力が抜けてて、いい感じの枯れ方ですね。ユキヒロも細野さんも、そしてゲストの教授も含め、この形の方が楽で楽しめるのでしょう。いやぁ、いいなぁ。
「今でも仲良くやってます」ってコピーも最高。
10年前の「テクノドン」の次に、こういうアルバムでも作れてたらよかったのにね。これはYMOぢゃないけど、その後のYMOのアルバムとして十分に気に入りました。
必ず次作も出してくださいよ。
そうそう、「ごきげんいかが1.2.3」にはやられました。スケッチ・ショウって名前も、YMOよりスネークマン・ショウに近いんだねー。
これはヘッドホンでなく、スピーカーから小さな音量で聴くといい感じ。まったりー。


2003/Dec

Sketch Show / Loophole / Daisyworld / 2003

至福度2

 幸福なことに、幸宏+細野、ゲストで教授という“ほとんどYMO状態”が今回も続いている2ndフルアルバム。
ポップ度は前作よりも後退。でも、これでいい。
まるで白色発光ダイオードのように、熱量を感じさせない光みたいな音楽。
なんか、冬至の日にでも聴きたい気分だ。
そういえばクリスマスってのは、もともとヨーロッパ土着の冬至節をキリスト教が取り入れたお祭りが起源だったな。その意味でこれはクリスマス・アルバムのひとつといえるのかも。
今回も全編に“ちりちりノイズ”が入っているので、ヘッドホンでは聴かないように。iPoder向きではないってことか。


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*** SMAP /スマップ ***

2001/Jan

Smap / らいおんハート (EP) / JVC / 2000

至福度1

 友人K氏の結婚式の余興でこの曲を歌うことになった。そういう理由でもなければ絶対に買うことのなかったCD。
曲は案外悪くありません。打ち込みのアコギのフレーズもよくできてます。7年ぶりにレコーディングに参加したという中井くんの唄もご愛敬。
それにしても歌詞はこっ恥ずかしい。意味よくわかんないし。作詞は野島伸司?ふ〜ん、誰、それ?
ところで、SMAPってどういう意味なの?え?これも聞いちゃいけなかった?


*** SPARKS ***

2009/Mar

Sparks / No.1 In Heaven (Limited Papersleeve / Remaster / SHM-CD) / Teichiku / 1979-2009

本編↓
至福度3
追加曲↓
受難度3

 まぎれもなくアメリカ西海岸、L.A.出身のグループなのにイギリスやヨーロッパの方が評価が高いロン&ラッセル兄弟のスパークス。
80年代直前、ミュンヘン・ディスコのジョルジオ・モロダーのプロデュース。このアルバムにはギターの音もベース(ギター)もない。シンセ、生ドラム、そしてヴォーカルのみ。潔いなぁ。
スパークス史上最高傑作、かつ、テクノ史上としても歴史的名盤だね!

ところでボーナストラックですが、なぜかスパークスがプロデュースした別のアーティストの曲が入ってる。貴重なんだろうけど、そういうの、いらないなぁ。
当時このアルバムからの12inchシングルには別ヴァージョンがわんさかあったのに、なんでそっちを入れてくれないんでしょうね?
わけわかりません!


1999

Sparks / Plagiarism / Flavour / 1997

 変態ラッセル兄弟によるセルフ・カヴァー・アルバム。
僕の大好きな「No.1 in Heaven」が2度も登場してくるあたり、やっぱ本人たちもあれが最高だったと認めているわけですね。なんにしろ日本盤が発売されただけでも嬉しいっす。


2004/Jul

Sparks / Balls / Flavour / 2000

至福度1

 邦題はそのまま「ボールズ」ですが、僕なら「スパークスの玉々。」にするな。だってさ、その方が変態スパークスっぽいじゃん。
歌詞も全編すっごく変です。このあたりが輸入盤だとわからないんで、ぜひ歌詞対訳付をお勧めします。だってさ、
「これは僕の歌じゃないって白状するよ / 香港で買ったんだ / ニセモノってやつさ」
なんて、スパークス以外に誰が歌う?脱力することうけあいです。

変人のロン兄さんにハンサムな弟ラッセルってのが彼らのかつてのイメージでしたが、歳月は過ぎ、弟は老け、兄は渋さを増すという皮肉な状態になっているのもスパークスっぽいといえばいえなくはないこともないかもしれないかな、ってどっちじゃ?


*** SPACE PONCH ***

2004/Jul

Space Ponch / The World Shopping With Space Ponch / Transonic/Flavour / 1999

至福度1

 岸野雄一、松前公高、常盤響、ミントリーという、知る人にとってはとんでもなくありがた〜いスーパーグループ(笑)のアルバム。ピコピコ・サウンドに心も体も小刻みに踊る。


*** SPEECH ***

2000

Speech / Spiritual People (EP) / Toshiba-EMI / 2000

受難度2

 元アレステッド・デベロップメント。この曲はアート・オブ・ノイズの名曲「モーメンツ・イン・ラブ」をサンプリングで使っている、というより「モーメンツ・イン・ラブ」をカラオケとして、その上にラップを重ねた感じ。


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*** STATIC ***

2007/Mar

Static / Eject Your Mind / City Centre Office / 2002

至福度1

 新宿のディスクユ○オンで店頭演奏されていて衝動的に気に入って買った1枚。こういう出会いがあるからレコード店めぐりは楽しい。

音はエレクトロニカ+歌。インスト曲もかわいい。プチプチしてるのに小さな音量で聴いてると不思議に落ち着く。スケッチショウをよりストイックにした感じだな、と思ったら、彼らスケッチショウも出演したイベントで来日もしてたのね。ナットク。
ジャケは日本の淡路島のお寺らしい。


*** STEVE REICH ***

2006/Aug

Steve Reich / The Four Sections/Music For Mallet Instruments, Voices And Organ / Elektra Nonsuch / 1990

至福度1

 いつものライヒ


1999

Steve Reich / Music For 18 Musicians / Nonesuch / 1998

 76年の名曲を97年発売のBOX SET用に再録音したもの。それが98年にバラで発売された。できるなら同じBOXに入ってた「エイト・ラインズ(八重奏曲)」も単独発売してほしい。いや、いっそ今からBOX買おうかな。


1999

Steve Reich / Reich Remixed / Nonesuch / 1999

 ミニマルの元祖スティーヴ・ライヒの曲を「子どもたち」ともいえるテクノのアーティストがリミックスをする、ありそうでなかった企画。
原曲の再解釈よりも、ちょっとリズムを追加しただけ、というコールドカットのヴァージョンがいさぎよい。やっぱ、みんな好きだったのね。
中谷美紀さんもこのCDがお気に入りなんだとか...いかにもですが。


2001/Jan

Steve Reich/Bang On A Can / New York Counterpoint/Eight Lines/Four Organs / Nonsuch / 2000   Excellent!

至福度2

 とにかく、感激。
97年に発売されたスティーヴ・ライヒの10枚組BOXを買い損ねた僕は、そこにしか入ってなかった「エイト・ラインズ」が聴きたくて悔しい思いをしていたのですが、今回やっと単独発売されました。う、嬉しい!
この「エイト・ラインズ」はライヒの名曲である「Octet(八重奏曲)」をライブ用に14人編成に書き直したもので、僕はアンサンブル・モデルンの演奏で98年に見たことがあります。この曲の詳細と、この曲への僕の思い入れの深さはライブ・レポートをご覧下さい。
テクノ・ファンにもぜひ聴いて欲しい1枚。ジャケットもセンスいい。


2001/Dec

Steve Reich / Triple Quartet / Nonsuch / 2001   Excellent!

至福度3

 21世紀最初の年の最後に買ったのはこのアルバム。収録曲は以下の4曲。

■Triple Quartet(1999)
・クロノス・カルテットによる演奏。題名の通り3つのカルテットが演奏している曲で、当然、マルチ録音でのみ成立する世界。
■Electric Guitar Phase(1967,2001)
かつての「ヴァイオリン・フェイズ」をディストーションのかかったギターで置き換えたもの。これ、気持ち良い!クリムゾンの「ディシプリン」あたりが好きな人にはオススメです。
■Music For Large Ensemble(1977)
かつてのECM盤でも録音されている曲の再演。今回の方がテンポが速く、演奏時間は若干短い。「八重奏曲(Octet / Eight Lines)」と並んで僕のお気に入り曲です。
■Tokyo/Vermont Counterpoint(1981,2000)
日本のヨシダミカさんのMIDIマリンバによる演奏。あまりにもうまい演奏なのですが、MIDI経由でシンセ音源になってしまうと、打ち込みなのか生演奏なのかの区別ができません。そこがいまいちかなぁ。

...ということで、2001年は至福で締めさせていただきました。


2008/Nov

Steve Reich / Reich: Remixed 2006 / Nonesuch / 2006

受難度3

 1999年の企画の続編なんでしょうか、ライヒのリミックスがなぜか2006年に出てました。
3曲とも特におもしろいリミックスではなく、おまけに収録されてる初期の「Come Out」のオリジナル・ヴァージョンが一番革新的に聴こえちゃいます。
う〜む、これでいいのかね?リミキサー諸君!


*** STEVE VAI ***

2004/Sep

Steve Vai / Flex-Able Leftovers / SME / 1984-1998

受難度1

 スティーヴ・ヴァイの実験的ファースト・アルバム「Flex-Able」の“残り物”を集めたミニアルバムが1984年の「Flex-Able Leftovers」。限定2,000枚の8曲入りで10インチLPっていう変則的なリリースでした。
このCDはその8曲に
当時作った未発表曲の再録音5曲を追加した13曲入り。ジャケも新装。
僕はオリジナルの10インチ盤も持ってますが、そのあまりの娯楽度の低さにこれまでほとんど聴いてませんでした。
でもこの98年版CDはかなり違ったイメージで、実験的ながらも聴けるフル・アルバムに仕上がってると思います。

正直言ってヘビメタ・ギタリストとしてのヴァイを期待する人にとって、これはへんてこでつまんないアルバムでしょう。
だけど、ザッパ学校の優等生としての不可解曲・変態ギターがあちらこちらに見られ、彼にザッパの面影を期待する人は必聴盤といえます。


2002/Mar

Steve Vai / The Secret Jewel Box (Limited Box Set) / Light Without Heat / 2001

受難度 特大!

[Disc 1] Steve Vai / The Elusive Light And Sound Vol.1
[Disc 2] Frank Zappa / FZ Original Recordings - Steve Vai Archives Vol.2
[Disc 3] Alcatraz / Disterbing The Peace

 早くも2002年最大の受難作品が決まってしまいました...。
これはスティ−ヴ・ヴァイの全10枚組となるボックス・セットの第一弾。全世界で1万枚のみの完全限定生産。今回はCD3枚+特製ボックス+ピック3枚で構成されている。価格は向こうで69ドル。これが日本の某ディスクユ○オンでは15,000円という法外な値段で売られていた。
店頭では中身のことが簡単に書いてあって、そこには「CD-2: 故フランク・ザッパとの未発表音源」となっていた。これは一大事!大枚はたいてでも買わねばなりますまい!
で、結果は?
...全曲とも“既発表音源”でした!某デ○スクユニオンは偽りの告知をしています(笑)。
これ、Rykodisc社から一般発売されているザッパのアルバムの中で、ヴァイが自分のギターがフィーチャーされている17曲を選んだコンピレーションというだけなんですよ。まったく期待して損した...。
しかし、ザッパの80年代初期“インスト技巧派時代”を代表する曲ばかりで、コンピとしてはとても聴き応えある内容です。少なくともこれまでに“ベスト盤”として発売されている「ストリクトリー・コマーシャル」や「ハブ・アイ・ディフェンデッド・サムワン?」などよりも気に入ってます。
...と、今は自分を慰めてます、ははは...。

ちなみにDisc 1はつまんなかったし、Disc 3はたぶん聴くことはないでしょう。誰かこの2枚を10,000円で買ってくれる人はいませんか?ボックス付きで。(←かなり本気です)


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*** THE STRANGLERS ***

2000

The Stranglers / Black And White / Unite Artists/EMI / 1978

受難度2

 パンク〜ニュー・ウェイヴの嵐が吹き荒れてた78年の名盤。当時ストラングラーズはほんとにかっこよかった。「タンク」のプロモーション・フィルム(ビデオぢゃないよ)をU局ネットの「ポップス・イン・ピクチャー」で見て興奮したものです。


*** THE SUNDAYS ***

1999

The Sundays / Static & Silence / Parlophone / 1997

 ちょっとだけ音数は増えたけど、相変わらずの世界。
サンデイズの音楽ってこんなにも清々しくて心地よいのに、絶望的なほど暗く感じるのはなぜなんだろう。


*** SUPERGRASS ***

1999

Supergrass / Supergrass / EMI / 1999   Excellent!

 1曲目の「Moving」にノックアウトされました。この手の曲には逆らえません。
やっぱブリティッシュってええなぁ。


*** SUZAN/スーザン ***

2005/Jul

Susan / Complete Susan (2CD) / Sony Music Direct / 2005

至福度2

 スーザンの全曲集。高橋幸宏プロデュースによるアルバム「Do You Believe In Mazik」(1980)と「恋せよおとめ」(1981)に、アルバム未収録のシングル曲を加えた構成。
1980年といえばYMO「増殖×∞」や幸宏「音楽殺人」が、1981年はYMO「BGM」と「テクノデリック」、幸宏は「ロマン神経症」が発売された年。もうそれだけでわかる人には音が想像できます。日本版トニマン・サウンドとでも呼ぶべき世界が展開されてていいかんじ。
特にすごいのが細野さんのペンによる2ndアルバムのタイトル曲「恋せよおとめ」。メロディあるんだかないんだかわかんないし、歌詞へんてこだし、もうはちゃめちゃ!これに「ハイスクール・ララバイ」を彷彿とさせる幸宏のブッ叩きドラムが入るんだから、これを至福といわずになんという!

そして、2枚ともに参加している大村憲司のギターがまたいいんだ。彼のソロ「春がいっぱい」も1981年でしたね。


*** THE SUZUKI ***

1999

The Suzuki / The Suzuki '95 / Metrotron / 1995


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*** SYLVIA 55 / シルヴィア・ゴーゴー ***

2001/Nov

Sylvia 55 / Go! Sylvia Go! {S} (Special Low Price CDsg) / Living, Dining and Kitchen / 2000

至福度2

 おぉ!西野ちなみさんのバンド、シルヴィア・ゴーゴーだ!
これはいい!すごくいい!ジャケットもかわいい。シンバルズ沖井君のベースも気持ちいい。

でも、1曲シングル200円という価格はちょっと安すぎじゃない?せめて500円でしょう。才能は安売りしてはいけません。


2001/Nov

Sylvia 55 / Go! Sylvia Go! / Living, Dining and Kitchen / 2000

至福度2

 ゴー!ゴー!アンド・ゴーズ・オン!シルヴィア・ゴーゴーの8曲入りファースト。
曲調がそれぞれおもしろい。そうか、西野さんってやりたいこといっぱいあるんだろうな。

そうそう、シンバルズのCDでも思ったことだけど、日本語対訳をつけるくらいなら最初から歌詞は日本語にしましょうね。ほんとに何かを伝えたいと思うのならば。
そういう意味も含め、インストの3曲の方が素直に楽しめたりした。


2001/Nov

Sylvia 55 / Road Movie/ Living, Dining and Kitchen / 2001   Excellent!

至福度3

 すごい進歩してるじゃん、シルヴィア・ゴーゴー!
最初のシングルに付いていた「歌心あふれる大人の<工作ロック>」っていうキャッチコピーはなかなか言い得て妙なんだけど、僕に言わせれば「キュートでカッコいいシンセ・ポップ」。シンバルズが「高密度ポップ(Hi-Density Pop)」ならばこちらは「高密度鍵盤ポップ(HD Synth-Pop)」ってかんじ。
そう、やっぱこのバンド(ユニット?)の最大のポイントは西野さんのシンセを中心にした音づくりが抜群にかっこいいことにつきるんだよね。特に音色のセンスがいい。まるで初期トッド・ラングレンのシンセ・インスト曲を彷彿とさせるくらい。

このアルバムに出会えて良かった。まさに至福ですな。なんだぁ、2001年って悪いことばかりの年じゃなかったんだね。

Strongly Recommend Track; Life


*** SYSTEM 7 ***

2004/Aug

System 7 / Seventh Wave / A-Wave/Beat / 2001

至福度2

 かつてアメリカでは「777」と名乗っていたシステム7。プログレの残党であるスティーヴ・ヒレッジが奥さんと組んでいる夫婦アンビエント・テクノ・ユニットですね。
おなじみジ・オーブのアレックス・パターソンも参加してます。

システム7って、弛緩系のプログレから現在のアンビエントに進化(?)する際のミッシング・リンクって位置づけなんだと思います。だから僕のようなプログレくずれにはとにかく安心して聴けます。ふわぁ〜っと頭がとろけます。
進歩がないよ!全部同じじゃん!というご指摘もあるでしょう。はいそうです、まったくその通りです。しいていえば、新作の方がボトムがしっかり出てるかな。
さらに同じなのは音だけじゃありませんよ〜。
このアルバムと1995年の「Power of Seven」は、ジャケも水面の青とそっくりだし、タイトルも「Seven」が入ってて似てます。
でも、間違えて買ってもほとんど同じだから気づかないかもしれません。
それはそれで良いでしょう。アンビエントを聴くときは、あまり細かいことにこだわっちゃぁいけません。

「Power Of Seven」
1995

「Seventh Wave」
2001


ね、区別つかないでしょ?

なお、プログレとアンビエントについてはジミーKG氏が詳細に書いてますので、ぜひそちらをご参照下さい。


2008/Apr

System 7 / Live Transmissions / A-Wave / 2006

至福度2

 知らない間に出ていたシステム7のライブ盤。おまけに恵比寿のリキッドルームでの収録。ありゃま。
システム7はアンビエントとダンス・ミュージックとの間を微妙に行ったり来してますが、これはさすがにライブ、おまけにリキッドルームでやってるだけあって4つ打ちキックのダンスフロア仕様に寄った内容になってます。
で、これがいい!
会場で聴きたかったなぁ。



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