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東京一は日本一、ムーンライダーズが積極的に活動している時期ってのは、たぶん日本が妙ちくりんなパワーを持ってるときかもしれない。
時は80年代半ば。小さな不景気から一転してバブル経済がどんどん無意味に拡大していった頃、僕らの生活もまた無意味に、それこそバブリーに肥大していってた。大企業がスポンサーになって大きなライブハウスがいくつもできるし、港湾地区の不便きわまりない場所の倉庫がウォーターフロントという名の下にブームになる...。
今から考えれば笑っちゃうくらい奇妙な話でありました。
そんな頃のライダーズです。
MIDIからTENTへの移籍第1弾「ANIMAL INDEX」は、前作「アマチュア・アカデミー」同様にデジタルで厚みのない音が好き嫌いの分かれるところ。ちょっと歌詞が突き刺さってこない点も同じかなぁ。
ボーナストラックでビデオ「DREAM MATERIALIZER」のテイクを4曲収録。こっちのライブ・テイク(?)の方が生っぽくて今となっては聴きやすいのかもね。
「THE WORST OF MOONRIDERS」は10周年記念のベスト的選曲の2枚組ライブ。今昔混合、玉石混淆。同じように年代をごちゃ混ぜにした構成のライブ・アルバムをザッパも出してますが、完成度を比較してはいけません。これはこれでいいんです。
ボーナストラックで12インチシングルの「夏の日のオーガズム」全3曲をそのまま収録。この異様なノリはハマります、恍惚です、絶頂です!ムーンライダーズで一番好きなアルバムは?と問われたら、アルバムでないことを百も承知でこの12インチをあげたいくらい好きですね。20年経つ今でも車の中で聴くと盛り上がる曲です。
1986年の「DON'T TRUST OVER 30」は5年間の活動休止に突入する前の大傑作。
まっとうなオトナになりそこねた人にとって、永遠のバイブルみたいなアルバム。そうです、30歳以上の人間なんか信用してはいけません。ライダーズも、そして自分も含めて。
タイトル曲だけでなくサエキけんぞう作詞の「9月の海はクラゲの海」、蛭子能収作詞の「だるい人」など、快作(怪作?)が素晴らしい。 オペラちっくな「マニアの受難」は21世紀でも座右の銘。
Everything is Nothing. 金さえあれば四十代。あぁ、何もしたくない〜★。 |