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静岡県立朝霧野外活動センター
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所長室から「ストレスとつきあう」

IMG_3072.JPG 最近のインターネットは、パソコンさえあれば何でも瞬時に知りたいことを教えてくれるという充実ぶりである。曰く、朝顔の種はいつ頃まいたら良いか、明日のニューヨークの天気はどうか、雰囲気がよくて美味しいイタリア料理屋はどこか、正しい犬小屋の作り方は・・・・様々なことがキーボードを叩くだけで、苦もなく入手出来る。これは考えるほどに恐ろしいことだと思う。

 朝顔の最適な播種時期を知りたいと思ったら、朝顔の種屋さんに聞くとか、図書館で朝顔について書かれた本を探すとか、はたまた町内の朝顔つくりの名人に聞くとか、何らかの手立てを尽くすことからその知的探求を始めるのがスジというものではないだろうか。
 スジといえば、知らない人に教えを乞うときの「口のきき方」や名人といわれる人への「敬意の表し方」などという、やっかいな世の中のきまりごとを受け入れる態度というのも当然含まれているだろう。
従って、スジを通すということは相当のストレスとお友達になるということでもある。
 名人に教えて貰えることにはなったが、自慢話が長引いて、なかなか本題に入ってくれないという場合だって往々にしてある。これには、ひたすら耐えるのが正しい弟子の態度というものだ。
しかし、こうしたストレスと上手に付き合いつつ自分に必要な情報を集めることが出来れば、それはもう一生ものの知識や知恵になる。
 一方、キーボードを叩いて知りたい情報を探す時にはその種のストレスは一切ない。自分が欲しい情報が得られなかったらあっさりとリセットして、次のキーワードを入れれば良いというだけのことだ。
 ストレスをなるべく軽くして、自分の思い通りの成果をあげることが可能になりつつある昨今、「キャンプでの不自由な生活体験のどこが良いのか」と聞かれたら、「不自由だからこそ自由な発想での工夫が出来るところですよ」と答えることにしている。

コラム「お気に入りの場所:松下牧場さん」

matsushita farm.jpg朝霧高原一帯にはたくさんの牧場があり、野外活動センターではこれらの牧場と連携し、牧場体験プログラムも提供しています。朝霧野外活動センターと隣接している一番近い牧場が松下牧場さんです。ここでは、牛の世話や乳搾り、バターづくりなどのプログラムを体験することができます。しかし、プログラム体験もさることながら、一番のおすすめは、牧場主の松下さん本人から聞く「牛たちの生きる話」や「いのちを食べる」話です。酪農のプロとして直接現場で牛とかかわり、牛と一緒に暮らしている松下さんの話は、さすがに分かりやすく、なおかつ心にしみる内容なので、子どもたちばかりか大学生でさえも、いつも真剣に聞き入っています。松下さんの自宅庭先の草地に皆で腰をおろし、手作りしたバターの味をかみしめつつ、いのちのつながりに思いを馳せてみるのも、とても味わい深い時間の使い方だろうと思います。少し離れたデイリーランド牧場さんでも同じように牧場体験が楽しめます。みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。

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あさぎりだより

IMG_3744.JPG 幻想的な白い霧の中に、黄色くて甘酸っぱい実をつけたモミジイチゴや、食べごろに色づいてきた桑の実が目も舌も楽しませてくれるキャンプ場。子どもたちの笑顔と元気な声が響き渡り、いよいよ賑わってきました。日々伸びていく草を追いかけて、もう何度刈ったことでしょうか。作業をしていると、高原の涼しい風に乗って、たくさんの鳥の声や刈ったばかりの青草の香りが心地よく感じられます。時々雲の切れ間に姿を見せてくれる富士山はすっかり衣替えを終え、鮮やかな紫と濃緑の夏衣といった感じですね。
 ふとした瞬間に季節の変わり目やそのときの旬を感じられた時って、些細なことであってもなんだかすごく得した気持ちになります。センターを利用される皆さんと関わりながら、その時々の旬な朝霧を紹介したり、一緒に感じていけたらいいなと思います。(2008.06.25)

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