Lesson09


■Step01■ここからが本番


これまでのLessonで説明してきたのは、スラロームのごく基本となる技です。
この他にもまだまだたくさんの技が存在するだけでなく、また、多くのスケーターの創意工夫によって日々新しい技が生み出され続けています。

これらの技を自由に組み合わせ、自分なりの滑りを魅せることがフリースタイルスラロームです。
ここからがスラロームの真の醍醐味といえますので、自分のスタイルの確立を目指して練習していきましょう。

(注)
日本でポピュラーな150cmピッチのパイロンでの演技が「トリックスラローム」、ヨーロッパ等でポピュラーな120cm、80cm、50cmという3種類のピッチでの演技が「フリースタイルスラローム」と呼び分けられることもありますが、規定演技と自由演技に分類するという観点からはピッチにより区別する必要性は乏しいため、ここではいずれも「フリースタイル」と呼んでいます。


■Step02■いろんな滑りを見てみる

フリースタイルという名前が表すとおり、「このように滑らなければならない」というルールはありません。
しかし、いろんなスケーターの実際の滑りを見ることにより、多くのヒントが得られるはずです。


slalom.mov(18.3MB)


■Step03■練習のポイント

人それぞれのスタイルがフリースタイルの醍醐味ですので、練習のポイントも人それぞれです。
ここでは、私なりに大切にしているいくつかのポイントを紹介します。

【基本技の完成度】
フリースタイルスラロームでは、ひとつの滑りの中に様々な技を盛り込むことができます。
しかし、個々の技の完成度が低いままでは、これらをいくら組み合わせたとしても完成度の低い滑りとしかなりえません。
焦って先へ進もうとせず、まずは基本技を徹底的に練習することが、結果的には上達への近道となります。

【スピード感】
たとえシンプルな技でも、スピードの限界に挑戦して滑ることにより、人目を引き付けることが可能です。
ただし、スピードを求める「必死さ」が伝わってしまうことは、あまり望ましくありません。
内心で必死になるのは当然ですが、それを悟られないよう涼しい顔でさらりと滑るのが理想的です。

【上半身の安定感】
インラインスケートの性質上、どうしても意識が下半身に集中してしまいがちです。
しかし、スラロームを魅せるためには、足はもちろんのこと、頭のてっぺんから手の指先までのすべてに意識が行き渡っている必要があります。
頭の位置がブレることなく、美しい姿勢を保ちながら流れるようなフォームで、そして指先までを総動員して自分らしい滑りを表現したいと思っています。


■Step04■最後に

スラロームはまだまだ発展途上の競技です。
各地で大会が開催されるたびに、これまで見たこともないような滑りにあっと驚かされます。
この驚きを皆で共有できるよう、これからも頑張って練習を続けていきましょう。

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