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| 外装は、「ブラック・エメラルド」。 96年時に追加された新色である。 塗料メーカーの技術発展により、メタリック粒子が非常に細かく、ギラつき感はなく、しっとりした、いかにもロールスらしい上品な輝きを放つ。 ブラック・メタリックにエメラルド・グリーンが 混ざる。 しかし、その エメラルドが輝くのは、よく晴れた日の太陽光を浴びたときのみ、 このカラーにグリーンが混ざっているのは、一見 気がつかない。 塗装コンディションも申し分なく、新車時の輝くは、まったく損なわれていない。 手直しを要す 飛び石などのあとも見受けられない。 全長:541cm、、ロングホイール・ベース。 97年時には、ターボ無しモデルの「シルバードーン」も存在したが、いまだ、当社にも1台しか入庫したことがない。 90%以上の方が、「ターボ付き」を選択したようだ。 リアのドアが10cm短い「スピリット」は、97年時コーンズのカタログから消え、特別オーダー受付のみの扱いとなる。 「ターボ付き」は、特注しない限り、「スピリット」には設定がなかった。 ロングホイールと聞くと、長いと思われる方も多かろうが、やたらハンドルが切れるので、驚くほど取り廻しが良い。 メルセデスのSクラスが入れる道なら、困らず ついていけるはず。 96年時の大幅改良は、初めて、ボディにまで及び、 ・フロント廻りのボディプレス(左右フェンダー形状など)、 ・前後のバンパー・一体式エアロスポイラー、 ・ミラーがボディと一体式に、 ・グりルの縦横比(縦が少し短くなった)、 ・アルミホイール(16インチ)デザイン、 ・マドガラス枠サッシにウェザーストリップが、、 などが変更に、 これは、全て 空力を計算した上での結果で、高速走行時の風きり音は、明らかに激減した。 ベントレーのモデルについては戦前から「空力」を考えたボディ作りがなされてきたが、こと ロールスのモデルでは、この96年モデルで初めて考えてみたのではなかろうか?? 95年以前モデルを、上記改良がなされた96’以降モデル仕様に後から変更(改造)するには莫大な費用を要す、、 一般的には不可能である。 |
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| 内装は、「パーチメント」レザー。 ロールスにおいて、「マグノリア」と人気を二分する「パーチメント」レザー。 「マグノリア」は花の名前、「パーチメント」は、「羊皮紙」のこと どちらも、クリーム系の色で、ロールスには、よく似合う。 当個体、渋いのが、「スプルース」=「針葉樹」=「ダークグリーン」レザーの 使い方、 ダッシュ上部とハンドル廻り、、さらに、カーペットも「ダークグリーン」で 揃えている。 この控えめな「グリーン」の使い方が、外装色に 少しだけ混ざる「グリーン」と よくマッチしている。 コンディションも お写真のとおり、申し分なし◎。 どこもかしこもキレイ! もち、お約束の「コノリー」レザー、、 いまや見ることは出来ない(2002年末でコノリー社は自動車メーカーへの革供給業務を停止)コノリー張り、、ビニールやプラスティックの類いは、ほぼ使用されていない。 96年からのモデルは、内装も一新され、ロールス・ロイス・4ドアサルーンモデルとしては、初めてセンターコンソールがダッシュに繋がった。 これは、スパーは、完全なショーファードリブンの車ではない、ってことをメーカーも暗示させたってこと。 ショーファードリブンの場合、運転手は後部シートに座るオーナーのドアを開ける際、左右どちらのドアからも内側から降りられる必要がある、、つまり、センターコンソールが切れていなければ、運転手が移動しずらい。 後ろにだけ乗るなら、リムジンが正しい(スパーは、リムジンではない)。 コーニッシュは、先駆けて86年から、センターコンソールがダッシュに繋がったが、もちろん、コーニッシュは、オーナーが後ろに乗る車ではない。 で、スパーも、オーナー自ら、堂々とハンドルを握ってよし。 運転手に見られそう、って?、、後ろにお乗りになるオーナーは、とっくに、正しいリムジン(ファンタムやパークウォード)の後ろに お乗りになっているので、ご心配なく。 もう一つ、96年以降のSZ系モデルの内装で特筆したいのが、、 「バーウォールナット」張り部分の面積の拡大、、 センターコンソールが繋がったお陰もあるが、、高級感UPとともに、より、クラシカルになった。 オーディオ部を「ウッド」のフタで隠したり、灰皿部を「ウッド」で隠したり、、芸が細かい。 左右シンメトリー張りウッドの伝統工芸も健在。 後部のエアコン吹き出し口が追加されたのも96’以降から、、些細なことだが、後ろに座る方にとっては、素早くエアコンの恩恵を受けられることになった。 リア・シートも、パワー&シートヒーター付き。 また、当個体、ほとんど見たことがない「メッキ・メーターリング」が 全ての計器に取り付けられている。 ディーラーのオプション設定にも なかったように記憶しているが、、 これは、相当に 好ましい装備である。 |
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| 生粋のロールス・ロイス製V8・OHVエンジン。 ギャレット社のタービンを積むライトプレッシャーターボは、誰もが認めるベストマッチング。 100万マイル耐久設計と呼ばれ、恐ろしく屈強な、このエンジンは、「ベントレーアルナージ」シリーズに引き継がれ使用された。(2009モデルまで) このエンジン、オーナー様が生きてるうちに壊れることはない。 自身で100万マイルも死ぬ前に乗ることができれば別だが、、。 本物のロールス・ロイスという車は、航空機エンジンのような精度と素材で作られていた。 事実、ロールス社は、航空機エンジンを作っている。 超音速民間旅客機「コンコルド」のエンジンもロールス・ロイス製、、60年代に設計された、あのエンジン、、1969年の初フライトから2003年11月26日の最終フライトまで、一度もエンジン・トラブルはなかった。(*2000年に一度、墜落したことがあるが、、あの事故は、滑走路に落ちていた金属片でタイヤがバースト、、その破片がエンジンにぶつかっておこった事故、、エンジン本体のトラブルではない) コンコルドの機体エンジン部分には、車と同じ、ロールス・ロイス・マークが描かれていた。 ロールス社を訪問した際も「クルー」工場内で、航空機エンジン・パーツの一部を作っていた。 工場内を案内してくれたロールス社の広報の方 曰く 「自動車のエンジンを作るのも、飛行機のエンジンを作るのも 弊社にとっては同じことです」 スタンダードの4ドア・サルーンにして、職人の魂が宿る。 「シルバースパー・ターボ」、、本物のロールス・ロイスである。 |