Model ROLLS・ROYCE

「CORNICHE V
Year 1991
Exterior BLACK   (BLACK・TOP)
Interior TAN・LEATHER 
price \ Asking
Mileage 62.825Km
Ammenities ディーラー車 右ハンドル 

V8 OHV 6.75L 3速コラムAT

全長:527cm(実寸は517cmほど)
全幅:183cm
全高:152cm
車両重量:2390kg


装備:
電動オープン、Fパワーシート+シートヒーター+メモリーシート(4人分)+ランバーサポート、オートエアコン、ABS、CDチャンジャー、DVDナビ、ETC車載器、

オプション装備:

・フロントスポイラー
・降下式フライング・レディ
・ピクニック・テーブル




内外装機関ともに走行距離を感じさせない超極上車

車検:2年付き渡し

COMENTS
91年モデル「コーニッシュV」。

解説:

「コーニッシュ」は、ロールス社のスタンダード・モデルでなく、傘下のコーチビルダー「マリーナ・パークウォード」(以後、MPWに略)がボディ製作したモデルである。
この手のコーチビルダー製作モデルを「コーチビルド・モデル」として「スタンダード・モデル」とは分けて分類される。
ロールスロイスとベントレー(1931年にロールス社が買収)の戦前モデルは全て「コーチビルドモデル」であったが、戦後(1946年〜)、ロールス社は、より安価に車を提供するべく、自社でもボディ製作を始める・・・これが「スタンダード・モデル」である。

 当然、自社製では、複雑で芸術性まで兼ね備えたボディ製作は、不可能で、近年まで「コーチビルダー」に託すしかなかった。

一時期は、名が残っているコーチビルダーだけでも、イギリスに200社以上存在していたコーチビルダーの頂点にたったコーチビルダー、ひいては世界一と評されるコーチビルダーが「マリーナ・パークウォード」社である。
もう少しだけ付け加えるなら、「マリナー」と「パークウォード」は元々 別会社、、「HJ・マリナー」が戦後のナンバー1・コーチビルダー、、ナンバー2が、「パークウォード」社、、
この 1位と2位の会社を ロールス社が買収、1961年 完全に合併して「MPW」としたわけである。
以後、ロールス・ロイス、ベントレーの 2ドア・モデル(オープンも)の全て、リムジン・モデルの全ての製作は「MPW」が担当することになる。
この会社の作るボディは、「工業製品」ではなく「伝統工芸品」の域。



「コーニッシュ」の名は、
南フランスのモナコ近郊を走るコーニッシュと呼ばれる湾岸道路の名に由来する。
地中海を望むリビエラ海岸の断崖沿いを走る「コーニッシュ」ロードは、息を呑むほど美しい。
同じ、南フランスの地名に由来する「カマルグ」同様、「MPW」得意のリゾート・シリーズである。

「コーニッシュ」、その歴史は、1967年に、4ドア・サルーンのシルバー・シャドウをベースにMPWによってコーチビルドされた「MPW・ドロップ・ヘッド・クーペ」に始まる。
その後、マイナーチェンジと共に、1971年「コーニッシュ」の名称となる。

1986年には、室内のマイナーチェンジ(センターコンソールがダッシュに繋がるなど)とキャブからインジェクションへの変更が行なわれ、「コーニッシュU」に、1990年更なる改良が行なわれ「コーニッシュV」、1992年、幌のフル電動化と4速ATへの進化で「コーニッシュW」と、その外観を殆ど変えることなく進化し、1995年に惜しまれつつ、全ての生産を終える。

当車両は、1990年と1991年の2年間にのみ生産された「シリーズV」で、
生産台数は、トータル「451台」。

内、左ハンドルは、「380台」、
右ハンドルは僅かに「71台」
しか生産されていない。


91年当時のコーニッシュV、ディーラー新車本体価格:4100万円プラス消費税の他、5%の取得税、登録諸費用が更に別途、、、
しかもオーダーしてから1年以上待ち・という状況であったため、即納できる並行車の場合、プレミアムが付き、更に高額で取引される場合も多かった。



そういえば、日本の御料車の「コーニッシュ」も当個体と同じ、1991年シリアルを持つ右ハンドルのコーニッシュ3である。
外色も同じ「ソリッド・ブラック」。
1990年11月12日、即位の礼 祝賀御列(パレード)と
1993年6月9日の皇太子様と雅子様のロイヤルウェディングのパレードで使用された。
あの個体は、1991年、外色:ブラック、内色:マグノリア、幌色:知らない(オープン時にしか見たことがないので)、右ハンドル、ヘッドレスト無し、ドアに菊の御紋が張られている。

ロイヤル・ウェディングのさいは、日本中に 「コーニッシュ・パレード」が生中継されたから、
あれ以来、「コーニッシュ」の名は全国に広まった。
あのときは、当社も 某TV局に「ブラック・コーニッシュ」を貸し出していた。
余談ながら、あのパレードは、今でも、最初から最後まで、「ユーチューブ」で見ることができる。
私は、「生」で見ていたが、、
最後、「コーニッシュ」が停まり、皇太子様と雅子様が 後部シートから降りる際、、事件が、、
シートを前方に倒す「電気式スイッチ」を押しても シートが前に倒れなかったのだ。
係りの方は、相当に 慌てている。  お二人も 苦笑い。 皇太子様にいたっては、手伝おうとまでしていらっしゃる。 や、やばい、、
すると、うしろから別の方が、「電気式」ではなく「手動レバー」で シートを倒し、事なきをえる。
ロールス社は、なんでも2段がまえ、、
あの失敗は、「コーニッシュ乗り」なら、すぐに間違いに気が付く。
私も 見ていて、、 あ〜 やっちまった・・と思った。
:シートサイドに付くシートを前に倒すための丸い「電気式スイッチ」は、シートを「前に」倒しながら押すと
反応しない(センサーから離れるので)場合が多い。
正解は、「シート背もたれ部」を 逆に、「後ろに」押しながら スイッチを押すのである。
あのトラブルは決して車の故障では無いので、 念のため、、

当「ブラック・コーニッシュ」と御料車コーニッシュの仕様の違いを 探し出してみるのもオーナー様の
楽しみの一つかもしれない。
ただし、あの「コーニッシュ」の幌カバーに防弾のためのケブラーが隠されているのは秘密のようだ。



一般的に、全ての自動車は、モデル・チェンジのたびにコストダウンされていく。
だから、新しいモデルになればなるほど、歴史に残る・系のモデルは少なくなる。
同じモデルでも、古いモデルの方が 好い、、なんてこともある。
だが、こと「コーニッシュ」に限っては、、新しいモデルの方が 好ましい。
それは、コストダウンをおこなうどころが、どんどんコスト・UPしてきたモデルだからである。
1967年発売時の 凝りに凝ったボディ造作は 変えることなく、豪華さを増していく。
何より、機関的進化が目覚しい。
実用度、信頼度、豪華さ どれも、シリーズが 新しいほど好い。



さて、当個体
以前 当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」
今回は、オーナー様、クラシック・ロールスへの お乗換え、下取りでの再入庫となった。
お写真を67枚ご用意↓しているので、見て頂ければ ご理解いただけようが、、
これまた、走行距離を感じさせない 素晴らしいコンデションである。

特に「右ハンドル」が好き!って方には、、世界71台、、貴重品であろう。
「コーニッシュ3」451台中、「71台」が右ハンドル、、全体でも、15.7%ほど、、つまり、7台に1台くらいしか右ハンドルはない。全体で これであるから、日本ではもっと少ない。10台に1台くらいの割合だと思われる。
その理由は、
新車を購入した多くのオーナー様が、左ハンドルの外車を数十年も乗りついできた方であるから、、。
いまさら、右には、怖くて乗れない、、ってわけだ。
では、「右」を新車で購入した方は、、、そう、イギリス車(右ハンドル)に乗り継いできた方たち。
大体、ジャガーを卒業すると、ロールス・ベントレー・アストンに行くしかない。


さあ、話は尽きないが、、能書きは これくらいにして
まずは、下記より お写真 67枚を!

外装、「ブラック」。

「ソリッド」、、メタリックの入っていない純粋なブラックである。
ロールス社の、、とくに、この時代の「ブラック」は、深みが すごい!
ブラックは、実は 色の出し方が難しいカラーである。
メーカーによって 同じ「ブラック」でも、まったく異なる。
ここまでの「ブラック」は、他メーカーでは見られない。

既に、数箇所にあった塗装ワレ(クラック)部分は全てリペアしてあるので、まったくもってキレイ!


もっとも注意しなくてはならない「幌のコンディション」も申し分ない。
幌を開くには、2つのラッチを手で外すだけ、、ボタンを押すと 7秒ほどで オープンになる。
ほとんどの場合残されていない「コノリー」レザーで作られた「幌カバー」も残されている。

幌を開閉するモーターは、トランク内右隅に隠されているが、、このモーター、、えらく頑丈で、ごくたまに、専用オイル(クラバスオイル)を補充する必要はあるものの、モーター自体を交換した記憶はない。

パルテノンに鎮座するフライングビーナス(正式名称:スピリット・オブ・エクスタシー)は、手動可降式で、横や前後に倒すと、するりと下に落ちる。これは、ヨーロッパの安全基準に基づいて・のことだが、、
日本で乗る場合は、違う使い道がある。フライングビーナスを下に降ろしておけば、車に興味のない方は何の車か分からなくなる、、つまり、
目立ってはならない場所(お葬式など)にも乗っていける。

当個体のタイヤ、、面白い。
ホワイト・リボンとタンのライン、、ボディサイドに ひかれている内装色に合わせた タンの「コーチライン」とマッチしている。
まるで、この車のために あつらえたようなタイヤである。
オリジナルのタイヤ(新車時)タイヤは、、ご存知「エイボン」であるが、、、問題は、少々値が張る。
他メーカーで、いくらでも格安高性能タイヤが出ているので、、お好みでいかようにも、、。

内装は、「タン」レザー。

イギリス車では、ポピュラーなカラーである。
もっとも濃いベージュ系カラーで、最大のメリットは、汚れが目立たないこと、、。
その お蔭もあってか、いまだに、このキレイさ!
革自体の劣化、損傷もなく、この先、最低30年は持つであろう。

伝統の「バー・ウォールナット」張りのパネル類、、美しい、、
しかも、当たり前のクラック(ひび割れ)さえ、見受けられない。
室内に座って、、このウッドだけ 眺めているだけでも 十分満足、、時が止まる。


圧巻、内装には、コノリー社製・最上級品レザーを十数頭分使用して張られている。

コノリー社の最上級レザーはロールス社にしか納品されない。
ウッドも最上級・・コブ目が細かい「バーウォールナット」=樹齢80年以上ものの胡桃の木の根っこをスライスしたものを合板に貼り付け磨く、、1990年モデルより、ウッドの縁には、象嵌細工が施される、全て職人仕事、これがキレイなのも、コーニッシュV人気の一つ、、ぐっと豪華になった。


1995年に、ロールス社を訪問した際(コーニッシュの最後の作りを見学するために)、革を裁断するところ、ミシンで革を縫うところ、張るところも実際に見てきた
が、、各、専門の職人によって行われる その作業は、正に感動ものであった。
コノリー社がロールス社の厳格な注文に答えるために作られたとしか思えない最上級レザーは、有刺鉄線で牛にキズが使いないように、石垣で囲まれたスカンジナビア半島の牧場で、革をとるためだけに飼育された牛の革、更に、その中でロールス社献上用に厳選された品だ。
そのため、同じコノリーレザーでも、ピンキリ、、他メーカーでも、コノリーレザーを使っていたモデルがあったが、ロールス社に納品されるレベルのものではない。
当時のロールス社は、1mmのキズでも革についていたら使わない(もっとも、そんな品はコノリー社が納品しないとのこと)。
コノリー社がロールス社に初めて「革」を納品したさい、500枚中499枚が返品された・いう逸話があるが、外注先の仕事にまで、自社のクォリティを求めるロールス社であるから、あながちウソではあるまい。
巨大な革の 中心部しか使用しない、、当初、「十数等分の革を」、、はマユツバものかと思っていたが、実際に作業工程を見た後の感想は、、「これでよく、十数等分の革で足りるな、、」。
コノリー社が自動車メーカーへの革供給をやめてしまった現在、この革が張られた車は、もう作ることはできない。


当個体、
オプションの「ピクニック・テーブル」が選択されている。
このモデルの特性上、後部シートに座って ピクニック・テーブルを広げる機会は、非常に少ない。
だが、これがあるとないとじゃ ぜんぜん高級感が異なる。
両面ともに「バーウォール・ナット」張り、廻りに象嵌細工が施せれ、、中心から左右シンメトリー模様、、いい仕事してますね〜


あっと、ナビが現在 付いてるには付いているが、、これはDVD、、古い。
ナビ依存症の方なら、最新のHDDインダッシュ・ナビへ交換したほうが好い。
なんでしたら、お勧め機種をアドバイスさせていただきますので、、。

V8 OHV 6747cc 総アルミ合金製エンジン

既に語りつくしてきた感のある、もはや伝説のアルミ合金製ハンドビルド・エンジンであるが、このエンジンの屈強さは、専門店として20年以上の歴史を持つ当社が一番よく知っている。

もっとも得意なエンジン、機関系である。

100万マイル耐久と言われる、このエンジンの過剰な耐久性からすれば、当個体の走行距離など慣らし運転程度にすぎない。
当個体、走行距離が伸びているせいで、価格は安いが、どこかが悪いわけでない、、もち、機関系も問題ない。

シトロエンの特許を一部に使用する油圧ブレーキとリアサス、、
ブレーキオイル・タンクは2つあり、一つが故障しても片方で75%のブレーキ性能を残す、、更に、ブレーキ・ホースは4輪全てに2本づつ配置、
一つのホースが仮に切れたとしてもブレーキが効くという懲りよう。
航空機のような発想と金の掛けようである。

正しい保守管理と正しい点検整備を怠らなければ、孫の代まで軽く乗れる。
もち、その間の維持費が高額過ぎるのでは悲しい、、
当社は、ベースが販売店であるから、整備部門においては、如何に、お客様に安く維持していただくか、、、が勝負、、腕の見せ所と心得る。
そのための日々の努力は惜しまない、、海外から如何にパーツを安く輸入するか、、安価に代用できるパーツはないか、、オーバーホールできるものは新品交換する必要なし、、などなど試行錯誤を20年続けて現在進行形だ、、その進化は、、例えば、昨年の当社のレベルではない。

とは言え、天下のロールスのパーツは、本当に良い(高い)素材、もしくはハンドメイドで手間の掛かっているものなど・なので、決して国産車級に安価というわけにはいかない。
維持費=金の掛かり具合には、同じ金額でも心情的、金銭感覚的に個人差がでるのは必然。

「維持費の覚悟」として
1km当たり:100円
1000km当たり:10万円
3000kmで、30万円、5000kmで50万円
くらいの消耗品交換費用(=修理用貯金)を覚悟できない=高額と思われる方は最初からロールスに乗らないほうが賢明であろう。
例えば、車検で、あちこち整備、消耗品パーツを交換して30万円・と聞いて「ひぇー高い」と思うようなら、もう確実に止めておいた方が好い。
因みに、
当社では整備入庫(車検でも)の場合、事前に お見積もりを作成、やるべし項目を相談、確認してから着工するので、作業完了後に初めて金額が分かる・なんてことはない。

ロールス、、特にコーニッシュ・クラスの重要文化財ともなると、正しく後世に残す必要がある、、所有者は、その車の永い寿命から考えれば「一時預かり人」でしかない、、
その任を所有している期間まっとう出来る人物こそがオーナーに相応しい。

当個体、機関系にも、正しい整備が施されていて絶好調であるが、そこは、こだわりの当社、納車整備時には再度、240項目のチェックシートに基づき点検、整備を施し、私自身が納得した上で、ご納車させて頂く。
*ご納車までには1ケ月以上を要します。








桜の季節、紅葉の季節に オープンにしてコーニッシュを走らす。

世界の「コーニッシュ乗り」でも味わえない 日本の「「コーニッシュ乗り」だけの特権

この夢のような至福のときを 人に教えてしまうのは 少々 もったいないか、、。









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ロールスロイス ベントレー スペシャリスト
株式会社 シーザー トレーディング

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