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| 外装は、「ラプソディ・ブルー」。 「狂詩曲」ブルーという名を持つカラー。 なんと、詩的な色であろうか、、。 水色・空色系メタリック 好景気なころでなければ、なかなかオーダーできないカラーである。 確かに、バブル期には、この手のカラーの車は特別珍しいって分けではなかったが、、今となっては、当個体ほどのコンディションで残されているものは稀である。 塗装状態も問題なし。 艶も 失われていない。 ありがちなクラックが発生しそうな箇所は、既に、ウレタンでリペア済みであるから、なおさら、安心。 全長:538cm、、「シルバースピリット」の10cmロングホイールで、リアドアが10cm長くなっている。つまり、運転席の居住空間は、スパーもスピリットも同じで、スパーの方が、後部空間が10cm分 広い。 この10cm分で、新車価格では、スパーの方が300万円も高かった。 「スピリットU」の生産台数は、「1152台」、「スパーU」が、「1658台」であるから、4対6の割合で、スパーUの方が売れた(人気があった)ことになる。 スパーは、リムジンではないので、新車時から多くのオーナーが自らハンドルを握るために購入したはずであるが、、たまには、誰かに運転させて後部シートで王様気分を味わってみたり、いざと言うとき、どうどうと後部シートにゲストをエスコートできる、という多様性が好まれたものと思われる。 運転してみると、、、 車高が高い・というより、シート着座位置が高いため(パワーシートでシートは上下10cmほども動くし)、目線が高く、やたらとハンドルも切れるので、538cmの大きさも、まったくストレスに感じない。 「目線が高い」:ロールス社の車は、昔から、信号待ちで止まったときなど、、隣の車を見下ろしていないと気がすまないらしい、、。 |
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| 内装は、「パーチメント」レザーに「ロイヤル・ブルー」パイピング。 ご存知、「マグノリア」と人気を二分する人気カラー。 ロールス系は、このクリーム系の内装色が好く似合う、。 これに、「ロイヤルブルー」のパイピングと来るから、たまらない、、文句なし。 ロールス・ロイスにおける王道中の王道カラーである。 世界中のVIPが、この空間に座りたいがために、がんばったことか、、。 この内装コンディションの良さも特筆ものであろう。 レザーは、もち、コノリー社レザーの中でも最上級品、、牛18頭分ほどが使用されている。 ダッシュボード、ドア内張り、サンバイザーなどは、もとより、ウェリントンのカーペット縁取りに使われているレザーまで、コノリーレザーである。 ウッドは、他メーカーでは決して使用できない(高すぎて)、「バー・ウォールナット」、、50年以上物、しかもコブ目の細かい部分のみを使用している。 バーウォールナットは、胡桃の木の根っこの部位(わざと病気にしてコブ目を付ける)をスライスしたものだが、、ウッドってのは、 スライスした状態のものを購入するわけではない。 根っこごと買うわけ、、、築地のマグロと同じ、、中身は買ってから、切ってみないと、どうなっているか分からない、、、当然、虫食いがあったり、コブ目がきれいでなかったりするものまで含まれている。 厳選しまくった部分のみをロールス社は使用している、、他は、あっさり捨てる、、。 ロールス社は、手を抜く・ということを知らなかったらしい、、。 身売りすることになる最後の最後まで、コストを無視し、このコノリーレザーとバー・ウォールナットを惜しげもなく使い続けた。 こんな自動車メーカーは世界に存在しない、、。 ロールス・ロイスを所有した方にしか理解できない驚愕の世界がそこにある。 納得外のコストダウンをしたロールス・ロイスを生産するくらいなら、身売りした方が増し、、 ロールス社は、皮だけ(名前だけ)を残す道を選んだ、、、。 当個体、ハンドルが、オリジナルから、「MOMO」のウッド・レザーのコンビハンドルに交換されている。 いまは、生産中止となっているはずであるが、このハンドル、「バーウォールナット」柄なので一部で人気があった。 このハンドルを着けるためには、MOMOのロールス用ボスが必要であったが、これも、随分前に生産中止となって、 一時は、ネット・オークションで高額で取引されていたことがある。 ハンドル・中央の「RR」マークも貴重品、、もう入手はできない。 とはいえ、このハンドルが嫌いであれば、ノーマルと お取替えしましょ、、。 注)お詫び: 写真中で取り付けられている「ナビ」、「リア・モニター」、「バックカメラ」は、前オーナー様に お戻しするため、この装備は、なくなります。 ナビ部分には、CDプレーヤーをお取り付けいたします。 |
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| 素晴らしくキレイなエンジンルーム! エンジンは、言わずと知れたロールス製・総アルミ合金・V8 OHV 6747cc。 1965年デビュー、ロールス製V8、当初6230ccであった排気量を1970年:6747ccに、、 それから現行のアルナージまで排気量、基本設計を変えることなく使用され続けている もはや伝説のハンドビルド・エンジンである。 100万マイルは持つと言われる このエンジン自体に もはや説明は不要であろう。 オーナーより、長生きするエンジンなので、あれこれ考える必要はない。 イコール当個体くらいの走行距離など、イギリス人にとっては馴らし運転ほどにもならない。 論外は、機関系に、ほとんど、もしくは、まったく整備がされていない個体、、、たしかに、国内には、多く存在するが、当社は、扱わないので関係ない。 ロールス・ロイス(ベントレー)には、年式、モデル、走行距離ごとに、、整備ポイントがある。 と言っても書き出せば、相当な量になってしまう(弊社の車輌チェック項目は240項目もあるし、、) ただ、この年式の個体なら、、中でも重要なのが、全輪のブレーキとリアのサスペンションに使用されている油圧システムのパーツで、フロント・エンジン下部にある「メインアキューレーター」2ケとリアサス上部にある「ガスショック」2ケ、であろうか、、どちらも、パーツ自体はグリーン色の鉄球であるが、、ほとんど、もれなく、この4ケは交換することになる。 窒素ガスと油が高圧で入った球体(スフィア)で構成される「メインアキュームレーター」は、スフィア内の圧が、じょじょに抜けて、およそ2年ほどで交換時期がくる。 この圧が、まったく無くなってしまうとブレーキが効かなくなる(その前にブレーキの効きが甘くなる。で、オーナー自身体感できるので安心)ので、超重要。 リアの「ガスショック」も、同じような理屈のもので、エンジンVバンクの中央前後に2個ある油圧モーターでオイルを送っている、、、シトロエン(例えばDS)のように、全面的に依存したものではないので、圧がなくなったところで、車体が完全に沈み込むようなことはなく、逆に上がる、、そうして、リアが跳ねる・・現象となる。乗り心地も最悪となるので、これも重要パーツ。 文章で説明すると難しいシステムのように感じられるかもしれないが、、構造は、至って単純明快、ロールス社らしい安全を重視したシステムで、、シトロエンの特許を一部に使用しているが、シトロエンの「ハイドロ・ニューマチック」のシステムとは、異なる。 まっ、メカニズムに ご興味のある方は、当社のメカニックから、詳しーく、ご説明させていただく。 ご興味のない方は、当社にお任せ頂き、なにも考えないでOK。 ただし、この油圧システムの為に使用されるカストロール製の「ミネラル・オイル」だけは、定期的に補充する必要があるもの(インフォメーションパネルで教えてくれる)なので、オーナー自ら、「継ぎ足す」作業をしていただいた方が好い。 ご納車時には、必ず「予備オイル」をトランクに積んでおく・・・ラジエーター水を補充するのと同じようなことなので負担はないし、オイル補充程度のことで工場まで持っていくのでは大変、だから、。 あと、もう一つのポイント、、エンジンをかけるまでに「3秒待つ」、、。 これが待てないと自己診断機能を持つ「インフォメーションパネル」を壊してしまう場合がある。 ロールスの場合、正直、車が頑丈なので、半年ごとの定期点検なんてのも必要ない。 特に90年式以降モデルは、インフォメーションパネルで走行距離を記憶してあるので、アナログ・トリップメーターと合致させることで、実走を証明できるから記録簿もいらない。 当個体の目に見えない箇所(機関系)は、お客様は見る必要はない。 それは、当社のリスク。 ご納車が完了するまでは、当社が「一時預かり人」であるから、その責任を 240項目の点検整備で 全うする。 よく、90年、91年の4ドア・モデルを「ロールス・入門車」と書くが、、 当個体、、 入門車という書き方はできない。 これは、一生もの、、 この内外装で このコンディションを持つ「スパー2」など、探して見つかるものではない。 スタンダード・ボディの4ドア・サルーンで、、、 これほど、ときめいたのは ひさしぶりだ。 |