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| 外装は、「ディープ・アクア」。 98年、セラフ発売と同時に採用された当時の新色であるが、 前述のとおり、このカラー、大変 珍しい。 このカラーのセラフが、2台続けれ入庫してきたのは奇跡である。 濃紺メタリックではあるが、定番のロイヤルブルーやピーコックブルーなんかとは、まったく異なる「コン・メタ」。 メタリックの粒子は、非常に細かく、言わなければ メタリック塗装だと気がつかないかも、、。 コン系のカラーが お好きな方であれば、一目で気に入るはず、、これほど 上品な「コン」は ちょっとない。 ボディサイドには、内装色に合わせてオレンジ色に近い「タン」色の「ファインライン」が1本、 このファインライン(コーチラインとも言う)は、無償オプション、、もち、入っていたほうが好ましい。 「クルー」工場ではペイント後、最終の磨き作業だけに10時間を要し、手作業の研磨が施される。 ロールス社は、これを「ミラーペイント・フィニッシュ」と呼ぶ。 いわゆる「鏡面仕上げ」って やつだ。 ペイント自体も強固でメンテナンス・フリー、、この お蔭と、前オーナー様の保守・管理の お蔭で、現時点での塗装コンディションも、まったく走行距離を感じることなくキレイ! 全長:539cm、以前のSZ系モデル80’から95’までのロングホイールベース車:538cmより、1cm長く、96’から98’の間のロング(スパー)の541cmより、2cm短い、、まぁ ほぼ同じ、伝統のサイズ。 トランク容量は、SZ系より24L増、374Lとなり、より、実用度を高めている。 セラフは、内外装のデザインが変更されただけのマイナーチェンジモデルではなく、中身も まったく新設計のニューモデルで、以前モデルと共有している箇所は、ほぼ見当たらない。 おそらく、以前パーツと共有しているものは、エアコンの吹き出し口の丸いメッキパーツとドリンクホルダーのパーツのみだと思われる?。 フレームごと新設計、、ボディ剛性は、60%増し、、以前モデルとは別次元物。 ドアのゴムシールは3重、、以前モデルでは、気にする方も多かった走行時の風切り音も劇的に軽減されている。 パルテノン・グリルに1911年から鎮座する「フライング・レディ」は、手で 下に(グリルの中に)隠すことができる。 これは、本来、ヨーロッパの安全基準に適合させて、、のものだが、、 さる「セラフ」を お買い上げいただいた地方都市に住む お客様は、この「フライング・レディ」を隠すことができるから・という理由で ご購入いただいたことがある。 そう、この「レディ」が隠れていれば、車に興味の無い方にとっては、もはや、なんの車だか分からない、、保守的な地域でも ねたまれない ってわけだ。 当個体:2000年モデルであるから、 2000年モデルから採用されたホワイト・ウインカーレンズとなっている。 |
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| 内装は、「オータム」レザー。「フレンチ・ネイビー」コンビ。 当個体の内装カラーも いかにもロールスらしい選択である。 ベースを「オータム」とし、ダッシュ、ハンドル、パイピングを「フレンチ・ネイビー」と くる。 このカラーは、汚れが目立たず管理も容易 前述のとおり、一部にあった、革の擦れは、気に入らなかったので、リペア済み。 コノリーの質感そのままに、2万キロ走行時あたりのころに時間を戻した仕上がりとした。 だれが見ても きれい。 室内は、明るく、開放感に満ち、、その豪華さたるや、、。 この内装なら、すこに 座っているだけでも十分すぎるほど満足。 動くのは おまけ・でもよいほど、、 渋滞なんか むしろ 願ったり、、だ。 無論、色以上に大切なコンディションも、、お写真のとおり、◎ この時代は、まだ、伝統の「コノリーブラザー」社製レザーが使用されている。 今となっては超貴重品。 「コノリー」社は、2002年末をもって、全ての自動車メーカーへの内装用レザー供給事業から撤退した。(小売業は続けている) この2002年末・ってのがポイント、、「セラフ」が生産中止となった年である。 「コノリー」社からロールス・ロイスに供給されるレザーは、トップグレード「オートラックス」シリーズの頂点グレード「10%トップグレード」と呼ばれるレザーで、このグレードはロールス社にしか納品しない。その年、最良のレザーは全てロールス社に、ってわけ、、。 「オートラックス」自体は、ジャガーやアストンでも使用しているが、グレードが、ぜんぜん違うのだ。 しかし、想像の通り、このグレードは極端に高額である、、ロールス(BMW)、ベントレー(VW)とも新たな経営者は、採算主義、、とても使えない。 ロールス・ベントレーが使ってくれないのなら、「コノリー」社とて、意地で作り続けてきた意味がない、、、、世界中のVIPを魅了してきた「コノリー」の内装レザーは、もう見ることが出来ない。 伝統のピクニックテーブルには、このウッドが表裏ともに張られている、、、ロールス社自身の職人による象嵌細工入りで、中心から左右シンメトリーの模様となる。 この左右シンメトリーにウッドを張る自動車メーカーは、ロールス社(現在のベントレー社)しか存在しない・と現在のベントレー社ホームページ上でも書かれてる・・完全に自慢らしい。 Cピラー裏のバニティミラーも本物ウッドで囲む、、、伝統のバニティミラーは、女性のお化粧直し用、、、昔から付いている。 「セラフ」は標準装備でベントレー「アルナージ」ではオプション装備、、、分かっているメーカーである。 レザーの縫い方もスゴイ、、。 ステッチには4種類の手法が使い分けられいている。 とくにダブルステッチの技法には熟練の技が必要という、、その職人をもって、ハンドルの仕上げだけで14時間を要すというからハンパではない。 この卓越した職人芸は、もはや、単に「車の内装」ではなく、「伝統工芸品」の粋である。 新車価格は、3000万円ほどであったが、近年、本当に3000万円の価値のある車など、滅多にお目にかかれるものではない。 以前モデルのロールスからお乗換えのお客様にとって、もっとも便利になったと感じる装備は、エアコンではなかろうか、、 以前のダイヤル式、温度は不明・・から、温度が数字で決められ、左右分離式になったのは、近代車なら当然の装備ながら、ロールスには、やっと、、の装備で、有益なこと この上ない。 センターコンソールのフタを開けた中には、「ドリンクホルバー」が2箇所、リア用にも2箇所、 以前モデルでは、ドリンクホルダーなど、もってのほか、、、考えられなかったが、、、悔しいことに、あると便利、、。 全席(4座)パワーシートにシートヒーター付き。 どの席に座ろうが、「世界最高サルーン」の何たるかが理解できる空間である。 当個体に 何か手を施す(欠点)としたら、、それは ナビだと思う。 純正の埋め込みパネル式、、古すぎる、、しかも、もはや、まともに写らない。 ナビ依存症の方なら、最新のインダッシュ・ナビ(オリジナルのオーディオ部に)にしたほうが好ましい。 |
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| エンジンは、BMWの7シリーズに使われる12気筒をベースにロールス流に味付け、、、 足回りも、前後ともスタビ付きのダブル・ウィッシュボーン、、、ブレーキシステムも別物(全輪ベンチレーテッド・パワーディスクブレーキ)、、 もう、以前のスフィアタンクを介す油圧ブレーキは使われていない=カストロールの「ミネラルオイル」は使われていない。 (普通のブレーキオイル=DOT4) 1965年(シャドウ発売時)より続いた伝統儀式、、オーナー自ら「ミネラルオイルを足す」から、33年の時を経て、やっと開放されたことになる。 日常のメンテナンスは、ドイツ車と同じ、、と思って頂いてよい。 もはや、「セラフ」の車としての信頼度は、ドイツ車に勝るとも劣らないレベルまできている。 BMWの最新技術が全て 注ぎこまれているのであるから当然であるが、、。 それでいて、「乗り味」は、あくまで「ロールス・ロイスのそれ」なのだから、、うまい。 メーターは、240kmまで表示、、最高速度は、225km、、長い年月を経て完成されつくしたBMWが誇る12気筒エンジンに死角はない、、 ボロくて、すぐ壊れるような車なら、こんなにBMWは売れてない、、で、機関系の ご説明は割愛。 「シルバーセラフ」、、輸入台数のわりに、売り物が少ないのは、皆さん、乗り続けているから、、。 これほど、気を使わず乗れるロールスはないから、、じゃんじゃん乗っている。当個体も。 当個体の走行距離など、まだ、お楽しみの5分の1ほどの時点 まだまだ、これから先も ぜんぜん大丈夫。 「最後のロールス・ロイス」、、、楽しめる方の人数は、、残り 僅か、、。 2002年 ロールス・ロイス社本社 「クルー工場」の前で 1枚の写真が撮られた、、 2002年最後まで生産されていたロールス・モデル「セラフ」と「パークウォード」と「NEWコーニッシュ」の3台が 正門前に並べられ、、 その、うしろには、 「クルー工場」全スタッフが一同に並んだ記念写真 そう、それが、「クルー工場」スタッフと ロールス・ロイスの最後のスナップ写真であった。 |