Model JAGUAR ・
Mark2 3.8 AT

By Beacham++
(ビーチャム社のフルレストア物)
Year 1963
Exterior OPALESCENT GUNMETAL GREY
Interior TAN・LEATHER
price \ 5.250.000
Mileage フルレストア後(1993年から)、10.073マイル「16.117km」
Ammenities 本国仕様・右ハンドル (国内93年登録)

水冷直列6気筒・DOHC 3781cc 3速コラムAT、

馬力:220HP/5500rpm,

トルク:33.2kgm/3000rpm、

最高速:201Km,

全長:459cm,
全幅:169cm,
全高:141cm

車重:1570kg
定員:5名

フルレストア
装備:
パワステ、クーラー、「モトリタ」ハンドル、ピクニックテーブル、ワイヤースポークホイール、本革シート、オーディオ(CD10連装)、ETC車載器、他

「ビーチャム・ジャガーMK2」 改良点
(カタログより)

*機械部分:

・エンジン及びギアBOXを他に車に積み 400マイルから600マイルの走行テストを行い、
その後、そのエンジン、ギアBOXを元に戻し、100マイルの走行テスト
・クーラー 新しいシステムを備えた新型設計(造作・美観を損なわないように、吹き出し口はリア)
・大口径電動ファンによるエンジン冷却、ファンタイマーによる温度調整
・燃料システム、リサイクルスステム、ろ過システムの改良
・燃料冷却の適合、キャブレター・ヒートの隔離、燃料ポンプの改良

*エンジン

・エンジンオイル弁の改良と オイル漏れ調整の設計
・ヘッド・ガスケットの特別設計
・パワーステアリングの設計 及び 操作の改良

*ブレーキ

・全輪、新規ディスク・ブレーキ取り付け(修理済みブレーキの使用なし)
・全輪、新規ホイール・シリンダー及びマスターシリンダーに(中古品使用なし)
・ホイール・シリンダーにオリジナルより長い 6角スクリューを設置
・排気システムを再設計

*電気系統

・新設計ワイヤリング・ルーム
・大き目のヒューズBOX
・ワイパーモーターにフラッシュ・モード機能
・自動制御スイッチ・システム

*塗装

・サンド・ブラスト方式により全ての埃を除去
・lciより、「グラスリッド」ペイントに変更
・塗装前の 3ステップ・プログラムによるサビ止め
・11層の塗装工程

*ボディ

・クロム・メッキの質 向上
・加熱式新型リア・ウインド
・スクリーン目張りの改良、
・ドアの水漏れ防止

*内装

・内装 総新品
・シートは、全て 本革張り
・シート内部のバネや骨組みまでレストア
・振動の改良による低減
・スピーカー・システム
・ウッド類、全 新品仕上げ





内外装機関共に稀に見る超極上車!

車検:2年付き渡し


COMENTS
「ビーチャム・ジャガー・マーク2・3.8」


名車「マーク2」の最強バージョン「3.8」を、ジャガーレストア屋の御三家に入る(ヘリテイジ、ヴィカレッジ)ニュージーランドの「ビーチャム」社が再生新車レベルにフルレストアした個体!

この個体の ご説明の前に、まずは、「ビーチャム」の ご説明から始めたい。

前述「御三家」の中では、「ビーチャム」が、もっとも日本で有名であろう。
「ビーチャム」は、創業者「グレゴリー・M・ビーチャム」の名である。
彼は、非常に珍しい経歴を持つ。

ニュージーランドは、その昔、イギリスの植民地であったため、イギリスからの移民が多い、、そのため、イギリスの旧車も多い。
特に1970年以前の車、、ジャガーも ゴロゴロある。
ビーチャム氏も幼少期からクラシックカーに興味を覚える。

彼は頭脳明晰、、医科大学に進学する。
*卒業後も勉強を続け、現在、「内科」、「外科」、「産科」、「職業保険医」、「航空医」の免状を持つドクターだ。

最初に、車をフルレストアしたのは、医科大学の学生の時、、
1台のジャガーを、まるで新車のようにレストアしたという。
彼は、卒業後、「ドクター」となった後も、副業で「レストア」をしていたが、1988年に「ビーチャム」社として、本格的に「レストア」業を始める。
一番最初に、名を売ったのは、やはり、「ジャガーマーク2」のフルレストア物であった。
内科、外科 双方に免許を持つ「医者」の目で、車をフルレストアするのは、一般的なレストア屋とは次元が異なる。
この段階で、すでに「魔法のような仕上がり」と評されるほどの完成度を誇っていた。
さっそく「イギリス」に販売代理店ができ、本場「イギリス」でも名声を得る。
ついで、1989年(ごろ?)には、日本でも販売代理店ができる。
横浜にあった「コンチネンタル・モータース」である。
この会社、、、ライカ、オメガ、バシュロンなどの輸入代理店でも有名な大手商社「シイベルヘグナー」の経営で、有り余る資金をバックに超高額車を扱っていた。
当初、「ビーチャム・ジャガー・マーク2」を10台だけ限定販売したが、すぐに完売(この中には、久米ひろしさんも名を連ねる)、その後は、毎年、20台〜40台ほどのオーダーを入れることになったという(元・社員の方・談)。
これは、当時の「ビーチャム」の限度生産数の ほぼ全てとと言ってもよい台数である。
1台、1250万円(最初の限定10台は980万円)の価格であったが、時はバブル、、売れた・・・これで、一気に日本でも「ビーチャム」の名が浸透する。

「ビーチャム」社は、ニュージランド北島の東海岸、ホークス湾に面したホークスベイという地方都市にある。ワイン畑だらけの のどかな田舎町である。
この会社が、有名になった理由は、「腕」がよかっただけではなく、その仕上がりに対して価格も安かったからであるが、、それは、この田舎町から出ることなく、豪華なショールームも持たず、余計なコストを掛けなかったからに他ならない、。
おまけに、車のテスト走行をするにも最適で、標高差があり、起伏にとんだ道も多い。
ビーチャムの完成車輌は、この地で、数百kmのテスト走行がされた後、納車される。

「グレゴリー・ビーチャム」は、俗福な家庭に生まれ、現在も医師である。
自宅から開業している「病院」まで、車で3分、「ビーチャム」社まで、車で4分だという(ただし、ほぼ信号はない)。
「開業医」としては、毎年、80人ほどの赤ちゃんを とりあげる産科医師、、
、また、内科、外科、両方の免状を生かし、交通事故でケガしか患者を専門とする救急待機医師団の一員でもある。

90年当時は、20エーカーの土地(24.520坪=東京ドーム2個分弱)に住み、「工場」も その敷地内にあったのだが、、、現在、工場は別の場所か?
彼は、この地が大変お気に入りで、ここから離れる気はないという。

当初は、「マーク2専門レストア」でスタートし、後に他メーカーの「レストア」のみも扱うようになるが、、現在は、正規「ジャガーディーラー」を兼ねるまでになっている。
レストア部門で扱う車は、基本的に「ジャガー」、「アストン」、「ロールス」、「ベントレー」に限られる。理由は、、、最も得意な上、好きだから、、。
世界中の俗福なエンスーからレストアを必要とする車輌が持ち込まれる。

もう一つの部門は、コーチビルダーというより「再生新車販売」部門としたほうが近い。
当「マーク2」も、その例であるが、、。
ボディは完全にホワイトボディにし、「部門」ごとに、ボディ再生、内装再生、機関系再生、配線引きなおし、が行われる。
その作業は、正に、1台の新車を最初から作る・に等しい。

「グレッグ」のビジネス哲学は、
「頭を痛める必要のないクラシックカーを提供する」こと。

Dr「グレッグ・ビーチャム」は、1992年、最大のマーケットであった日本のバブル崩壊とともに、一旦、「アーコン・ビークルズ」社という法人に経営権を売却する。医師に徹することにしたようだ。
社名も、そのまま「ビーチャム」であったが、、、
しかし、やはり、「グレッグ」のいない「ビーチャム」社の経営は うまく行かず、
1996年、見かねた「グレッグ」が、再び、経営権を買い戻す。
「グレッグ」は、再び 会社を繁栄させ、赤字続きだった会社は、翌年には 黒字転換していた。
その後、「グレッグ」の9人いる子供内の長男が、会社を 引き継いでいるようだ。


現在「ビーチャム」は、同じ「マーク2」や「XK150」などに「XJR」のV8スーパーチャージャーを積んだモデルを販売している。
当個体の時代は、「オリジナル」に こだわっていたが、快適を求めるあまり、ついに「エンジン」を近代物に載せかえる・という方向にきたようだ。
個人的な意見ながら、、、そうなると興味はない。
クラシックカーを、オリジナル・エンジンで、如何に安心して乗れるか・・を追求していた時代の「ビーチャム」の方が好かった、、。
進化した技術にものを言わせて、大切なものを忘れてしまったのか、、
言っちゃぁ悪いが、マーク2のオリジナル「ストレート6」エンジンは、「XJR」のV8より、遥かに、面白くて「味」がある。
この「ストレート6」じゃなくては、何の意味もない、、、
現在、販売しているモデルは、単なる改造車だ。
もちろん、頼みさせすれば、如何様な仕様にもしてくれるが、、
おそらく、一時期の大量発注のお陰で、ニュージーランド自体に、まともなベース車輌が無くなってしまったのかもしれない、、。

もっとも、今後の「ビーチャム」が、どの方向に向かおうが、よしんば、倒産しようが、当個体を所有される方には、関係ない。
この個体は、93年に完成したオリジナル「Mr2」を乗っているのと同じ。
パーツ供給や整備で困ることなど、生きてるうちには有り得ない。






では、次に、念のため「マーク2」自体の ご解説を、、

ジャガー「マーク2」は、1955年に発表されたジャガー初のスモールサルーン「2.4」「3.4」(後にマーク1と呼ばれる)の改良版モデルで、1959年の発表後、1967年までの9年間にトータル「83.980台」というジャガーとしては記録的な生産台数を生んだヒット作であった。

マーク2には、3つのモデル(エンジン・バリエーションにより)があり、排気量の小さい順に「2.4」、「3.4」、そして当「3.8」が存在した。
それぞれの数字は、そのまま排気量を表す。
ベースエンジンは、XKシリーズに積まれた、今だ評価の高いDOHC・XKエンジン。
「2.4」は、120HP、
「3.4」は、210HP、
「3.8」は、220HP、

生産台数は、各

「2.4」:「25.173」台  内、左Hは、「3.405台」
「3.4」:「28.666」台  内、左Hは、「6.571台」
「3.8」:「30.141」台  内、左Hは、「14.758台」

この「3.8」で、ジャガーサルーンモデルとして初めて最高速200kmの壁を越え、一躍世界トップクラスのサルーンモデルの仲間入りを果たした。
このパワーにより、「3.8」はサルーン・モデルにも係わらず、数々のツーリング・カーレースで好成績を残し、未だに、当「3.8」のみは、レーシング・サルーンと呼ばれる。


1922年に、「サー・ウイリアム・ライオンズ」によって設立された「スワローサイド・カンパニー」がジャガーカーズ社の起源、自社ブランドの自動車を発表したのが、1931年、ジャガーカーズLtdの社名となったのが、1945年、、その後、数々の名車を世に送り出したジャガーであるが、なぜか、コレクターズアイテムとして評価されるのは、2ドアモデルばかり(XKシルーズ、C、D、Eタイプ等など)、、現時点をもってしても、戦後、歴史に名を残す4ドア・サルーンモデルは、「マーク2」のみと思われる。


さて、当個体、

1963年モデルの本国仕様・右ハンドル「マーク2 3.8」がベース。

前述の当時のビーチャム代理店の権利を購入した福岡県の「サムシング」(現在は無い?)でオーダー、1993年に販売された個体である。
「ビーチャム」物と 一口に言っても、いろいろなレストア・パターンが存在する。
当個体の場合は、日本の気候・条件で、普通に乗ることを前提とし、当時の日本ディーラーから
細かい注文内容が指示され レストアされた個体である。
それは、前述「ビーチャム・ジャガーの改良点」でも ご理解いただけるとおり、通常 「ビーチャム」社では、そこまでは やらない って箇所まで、改良の手が入っている。

それでいて、この時代(93年時)の「ビーチャム」は、極力 オリジナルに拘っている。
だから、「パワーウインド」もない。
ダッシュ廻りにあると美観を 損ねるという理由で、「クーラーの吹き出し口」は、リア・トレイに設置。
そして、あくまで、「SUツイン」。


97年には、販売価格:1580万円となるが、93年当時は、1280万円の販売価格であった。

オーナーは、2名。
新車時の説明書や、パーツ・カタログ、オリジナル英語マニュアルも積まれていて、、
記録簿は、2人目のオーナー様から7枚乗っている。

平成12年11月 : 7.267マイル
平成13年 6月 : 7.905マイル
平成14年 7月 : 8.395マイル
平成16年 7月 : 8.700マイル
平成18年 7月 : 9.256マイル
平成19年 7月 : 9.677マイル
平成20年 7月 : 9.790マイル

現在:10.073マイル=16.117km!

今回の入庫時、外装一部に発生が見られた 塗装の劣化は、全て、当社で 下地処理から やり直し、リペイントを施した。
ジャガーには うるさい うちの職人さんに 任せて お願いしたら、、結構な範囲、、結構な出費となってしまったが、まっ、これで、万全。

それでは、下記より、写真66枚で詳しく↓


外色は、「オパレセント・ガンメタル・グレイ」。

オパール色、もしくは 乳白光を放つ 鉄砲色、、みたいな、、。
難しいカラー名であるが、なかなかに深みのある「ガンメタリック」である。
「レーシンググリーン」と並んで、もっとも
ジャガーらしいカラーではなかろうか。

「ビーチャム」社で、完全にホワイトボディにされ、下地処理、、この時点でサビやクサリがある箇所があれば、パーフェクトに処理される。

このビーチャムに施された全レストアを日本国内で行なうなら、、、ビーチャムの新車を2台買ったほうが安くすむであろう。

前述のとおり、外装は当社でもリペア済みで、各所一部に見られた塗装劣化は、ドアの下部に至るまでリペイント。当然、小キズさえ、気になるレベルのものは、まったくない。
全体に磨きもかけたので、塗装自体のクオリティも新車時のビーチャムに負けていない。

全長:459cm,日本で乗るには最適なサイズ、、それでいて、完成されたボディデザイン。
フロント廻りのデザインは、見覚えが、、そう、ベントレーに似ている。
というより、ベントレーを模しているとしか思えない。
「サーラインオンズ」は、ベントレーの大ファンであった。
だから、ベントレー好きの私でも、相変わらず、「マーク2」には、やられてしまう。
思えば、この時代のジャガーが一番輝いていた。
現行型ジャガーには、1mmの興味もわかない。
それは、「グレゴリー・ビーチャム」も同じであろう。
最高の時代に作られた最高傑作、、それは、この先も永遠に不滅だ。


リア・バンパー中央に、「ディスクブレーキ」と記された丸いマークがあるが、これは、当時まだ、ドラム・ブレーキの車の方が多く、マーク2のブレーキが他の車に比べ、効きすぎたため、追突注意の意味で張られていたものだ。
それほど、マーク2は進んだ車であった。


内装は「タン」レザー。

内装は、全て(ウッド類、シート、ドア内張り、カーペット、天井内張り、メッキ類他)、「ビーチャム」による。
シートは、オリジナル・デザインに忠実に本革で張られている。
のちに、「コノリー」レザーは、オプション設定となるが、この時代、表記がないので、「コノリー」社のレザーではないかもしれない。  が、質感は素晴らしいレザーを使用している。
新品張リかえ後、「16.117km」、、当然、ドキレイ!

ウッドには、当社で手を加えていない。
若干ながら、新車から比べると、日焼けしているが、まだまだ、十分キレイ。
小さなコブ目模様のバーウォールナット、これが室内を豪華に演出している。
マークUの室内で最も重要なのは、このウッド(バーウォールナット)と心得る。
これでこそ、マークU。
その「ウッド」は、Aピラー、Bピラー裏から天井廻りにも、張り巡らされている。
ここまで、豪華に仕上げられたジャガー・モデルは、この「マーク2」を最後に 現行モデルに至るまで、見たことがない。


ハンドルは、オリジナル物から、「モトリタ」のウッドハンドルに交換されているが、ホーンボタン部分には、しっかり「ジャガー・マーク」が入っている、、芸が細かい。

オーディオは、CD10連装(トランク内)
スピーカーは、フロントに2つ、リアに2つ、「パイオニア」。

「クーラー」の取り回し、取り付けは、「ビーチャム」特有のもの。
リアのトレイに専用の 吹き出し口を設けているので、吊り下げ式クーラーのように、美観を損ねることはない。
しかも、日本メーカーの「サンデン」製とくるから、安心。


フェイシアパネル中央のメーターとスイッチの配列はオリジナル、、
上段、メーター左から、電圧計、燃料計、ライトON/OFF、電圧計、水温計。
下段、スイッチは、左から、室内灯ON/OFF、メーターライト強弱、ヒーターファンスピード、シガライター、スターターボタン、マップライト、ワイパーON・OFF及び速度切り替え、ウォーシャー液。
メーター下にあるのは、
左から、ハザードランプ、時計リセット、トリップメーター・リセット、チョークレザー、
ハイビームの切り替えは、足もとのスイッチで、、。


キーを差込み、右に回すとイグニッションON、、で「スターボタン」を押してセルを廻す。
この 昔の飛行機のコクピットのようなクラシカルなトグル・スイッチは、雰囲気抜群。



エンジンは、言わずと知れた名機「XK」。

アルミヘッドの美しいDOHC・直6エンジンだ。

このエンジンは、もともとジャガーの大型サルーン「マーク\」に積むためにデビューしていた強力エンジン。
これを、小柄な「マーク2」に積んだものだから、そりゃ速い。
最高速:201km
0−60マイル:8.8秒

並みのスポーツカーではついてもいけない、世界トップ・クラスの動力性能。

このエンジンは、「ジャガーEタイプ」にチューンして積まれることにもなる。


ビーチャムは、エンジン・フルオーバーホール、ミッション、ブレーキまわり、新品パーツ(もしくは、それに準じる再生パーツ)で組み直し、ダイナモ(直流)からオルタネーター(交流)に変更、大型電動ファン増設、その他の補機類も、ほどんど新品に、、。
完成時の1993年当時は、見た目も新車と同じであった。
完璧な保管状況で新車のまま維持してきた 63年当時のままの「マーク2」と言ったところで、多くの人が信じたに違いない。

いや、実は、当時の新車より、仕上がりの好い車である。
メッキの質なんかも 当時の技術より、近年の方が優れているから、美しさでは 「ビーチャム」のが、オリジナルより、上であろう。

とはいえ、あえてマイナス面をいうなら、、この車のベースが1960年代に作れたジャガーであることには変わりない。
当個体、世界トップクラスの安心個体であることは間違いない。
が、それを持ってしても、セカンドカーとして使用するのがベスト。
毎日、通勤や仕事で、酷使するような車ではない。
第一、もったいない。
「ビーチャム」社がオリジナル・エンジンを積まなくなった今、オリジナル・エンジンを積んだビーチャムは後世に残すべき代物だ。
年間2万キロ乗る・ってんなら、やめておいたほうが好い。
通勤に毎日使うなんてのは、ダメ。
年間5千キロくらいの走行なら、お薦め、生涯乗り続けられる。
この車もロールス・ベントレーのごとく、オーナー様は、「一時預かり人」にすぎない。


当社、多くの旧車を扱っている。
ご納車時は、最善を尽くして整備を施す。
ここまでやる店はないと自負している。
しかし、それは、故障しない確率を最大限に少なくしているだけ。
旧車であるから、将来なんかあっても当たり前、、なんかトラブルが発生しても「笑っていられる」オーナー様が正しい。
旧車を乗るには、ある種の覚悟が必要である。
その覚悟を持って、旧車の世界へ飛び込んできた方々は、皆、ニコニコし、生きいきと楽しんでいらっしゃる。クラシックカーの祭典やクラシックカーラリーに参加しているオーナーの方々の表情を見ていただければ一目瞭然であろう。

さあ、ディープな旧車の世界へ、、

この個体、もっとも安心して飛び込める1台である。



Dr.グレッグ・ビーチャム曰く:

「私は医師に必要とされるのと同じ高度な注意力を、車が、安全で丈夫であるための復元作業に 注いでいる」



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