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| 外装は、「ドチェスター・グレー」。 ディムラーでは、ポピュラーなカラーで、いかにも ディムラーらしい。 塗装コンディションも、驚くべきほど、、と表現して好いほど、素晴らしい。 手直しを要す箇所は見当たらない。 全長は、496cm、全幅:177cm、全高:137cm、車輌重量:1920kg。 1979年に確立したボディデザインは、今となっては、クラシックカーのたたずまい。 前後のボディ形状が細く絞られているが、これは、デザイン的に美しいばかりではなく、ハンドルのキレの悪さを克服するのに大きく役立っている。 「ジャガー」モデルとは、伝統の波打ったダィムラーグリル(フルーテッド・グリル)で区別することができる。 ガソリンの給油口は、左右2ケ所にあり、室内のスイッチで左右タンクの使用切替ができる。 片方のガソリンタンクがカラになっても大丈夫ってわけ。 DD6の名は、1995年に「X300」ボディで、再度、復活するが、それも、98年に生産中止となり、以後、ジャガー、ディムラーブランドから12気筒モデルは姿を消し、DD6の名も消滅した。 DD6の最大の魅力の一つは、この如何にもイギリス車ぜんとしたエレガントなたたづまい。 いつ見ても美しい。 当個体、オプションの「電動サンルーフ」が付いている。 これを開けて 走ると、、これが、また、、いい。 |
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| 内装は、「サビルグレー」レザー。 まあ、、、ライト・グレーレザーである。 この分厚いシートを見ていただきたい。 「DD6」を知らない方でも、このシートに座りさえすれば、この車が超高級車である・と認識できよう。 シートの上面部のみは、天下の「コノリー」レザーが張られている。 ロールスロイスのように、どこもかしこもコノリーでってわけではないのが残念だが、、、なんてったって「コノリー」レザーはエライ! レザーのコンディションは、ご覧の通り、すこぶる良い。 流石に低走行車、、スレやヘタリも 見受けられない。 これ以上は望めない。 有りがちな天井の内張りのタレもない。 前述のとおり、「ウッド」の状態も好い。 ロールスなんかと同じ、本物の「バーウォールナット」だ。 ジャガー(ディムラー)のウッドは、クラックが入りやすいものだが、当個体は、とてもキレイ。 センターコンソールの「ディムラー」バッジが張られているウッド・パーツにのみ、よくよく見ると 僅かにクラックが有るにはあるが、リペアするほどの問題じゃない。 |
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| 水冷V型12気筒 SOHC 5343ccエンジン。 馬力 :255ps/5000rpm トルク:39.7kgm/3000rpm 最高速度:223km みよ、このエンジンこそが、名機と謳われたV型12気筒。 このエンジンのルーツは、幻のジャガーレーシングカー「XJ13」の為に開発されたV12を市販車用にディチェーンしたもの。 最初は、あのジャガーEタイプのシリーズ3に積まれた。 「XJ13」は、502馬力、最高速度280km以上の性能を誇り、ル・マンレースで優勝するために開発された怪物マシーン(諸事情により、一度もレースにでることなく終わるが)。 もちろん、当DD6エンジンの味付けは、レーシングカーのそれとは、大きく異なる。 優雅な街乗り仕様。 決して、ノロい(遅い)車ではないが、この車に乗って、かっ飛ばしたいと思うオーナーも少なかろう。 DD6は、ゆったりと優雅に走らせてこそ、なんぼ、、、 猫足・と評される独特の乗り心地、これは、他メーカーでは比べるべきものがないかもしれない。 「猫足」の秘密は、ブレーキ時に車体が 前方に つんのめらない:フロントの「アンチ・ダイブ・ノーズ・ジオメントリー」システムと リアのディスク・ブレーキを車体の中心近く(デフの横)におくという「インボード・ブレーキ」にある。 重いディスク・ブレーキ一式を車体の中心によせることで、足回りが軽くなるというわけだ。 よく考えられたシステムで、、これは金と手間が掛かっている。 今後、こんな凝った「作り」をするモデルが生産されることはあるまい。 正しく保守、管理、整備されたDD6は、素晴らしい。 正しくないDD6は、タダでも いらない。 タダでも売るべき車ではない。 ここまで、正しく維持してこられた前オーナー様のことを考えると、、 次に オーナーになる方も、ぜひ、大切にしていただきたい。 正しいDD6自体、、もはや 珍しいのだから、、。 さあ、走り出そう! 分厚いシートに腰かけ、細身のハンドルを握る、、 セルを回すと、思った以上に静かな名機V12気筒エンジンが目覚める、、、 オートチョーク、アイドリングが安定するのにさほどの時間は要さない、、 細身のシフトレバーを ちょいと右に倒して Dレンジに、、 トランスミッションは、屈強なGM400型の3速、、 アクセルを踏むとスルスルと まるで電気自動車のように動き始める、、 だが、流石に12気筒、トルク感は十分に伝わってくる、、 さらに アクセルを踏み込みと、、思った以上の加速感 この段階で、こいつは、間違いなく 「Eタイプ」の血を継ぐモデルであることに気がつく。 サスペンションは、前後ともダブルウィッシュボーン、、猫足、、アメ車とドイツ車の中間位の硬さかな?、、 スピードを上げる、、旧車にしては、空力が十分考えられていて、風の音にストレスは感じない。 エンジンの音は忘れてしまう。 静かに ゆったりと流れる至福の時、、、 これが、、、、「ディムラー・ダブルシックス」だ! |