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| 外装色は、「ブラック」。 ソリッドのブラックである。 前オーナー様、購入時、一部にあった再ペイントが気に入らなかったそうで、「どうせなら、、」徹底したオールペイントが施されている。 その際、、ウェザーストリップやショートパーツなどの手配、整備なども含め、およそ1年ほどの歳月を要したという。 作業した某有名工場も苦労したようであるが、、お陰で、仕上がりは素晴らしく、磨き込めば、ベントレー・ブラック特有の しっとりとした深い輝くを放つ。迫力満点! もちろん、現在でも、ビカビカ! コンチネンタルT同様のショートホイールであるが、前述のとおり、ボディデザインは、前後のバンパー、ファンダーの膨らみ具合ともに「T」とは異なる。 前後のバンパーのダクトは、「メッシュ」入り、 マトリックスグリルは、この年式なら標準ながら、ヘッドライト下のメッシュ廻りの造作は見たこともない、、。 大口径のマフラーは、「T」と同様。 ホイールは、「SC」専用物で、19インチ・9.5J、タイヤは、288サイズ 特筆すべきは、オーバーファンダー 「SC」独自のもの、、まるで、スーパー職人の叩き出しのようにワイドボディながら、まったく違和感はなく、エレガント・と称えたい。 そして、なんといっても「SC」の特徴、タルガトップ、、 天井は、内装写真からの方が見やすいが、ガラスが3枚張られている。このガラス・ルーフ、、スモークガラスで、外から見ると中が見えづらく(濃い)、中から外を見ると明るく見える。 また、このガラスルーフの取り外し方が渋い、、 センターコンソールにあるスイッチを回すと、まず、左右のウインドが降りる(開く)、同時に「チュィーン」という「アズール」がオープンになる時と同じ音がして、ルーフのラッチが開き、少し浮き上がる。 で、左右ルーフは分割で外せる。 分割なので重くはない、、、外したルーフ部は、トランク内に、ちゃんと動かないように置ける造作がある。 トランクは、二重構造、ルーフを置いても、フタがあるので、その上に普通に荷物を載せることができる。 |
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| 内装は、「ブラック」レザー。 シートもダッシュもハンドルも天井も ブラック・レザー。 相当に 渋い! これは、大人の車だ。 レザー素材は、言わずと知れた「コノリー」社製のロールス献上品レザー 、、現在、ベントレー社が使用しているイタリア製のレザーとは残念ながら比べようもない・・・。 「コンチT」では、アルミ・パネル張りとくるが、、 「SC」では、お上品に、「バーウォール・ナット」張りとしている。 ここで、このモデルの意味を知ることができる。 「コンチT」ほど、スポーティさを演出するのではなく、天井(Tバー)を外して、優雅に、、 いうなら、「アズール」と「T」の中間モデル。 室内は、どこも見ても走行距離を感じさせないほどキレイで、 シートのヤレも ほとんどなく、ウッドにもクラック一つ発生していない。 内装の造作は、98年に一新されていて、シート形状、ヘッドレスト形状(ピニンファリーナ・デザイン)の「アズール」タイプになり(シートベルトが使いやすくなった)、 さらに、エンジンスターターボタンの位置、シフトノブを含むシフトゲージ廻りなどが、以前と異なり、メッキが増え、より豪華さを増している。 この後期型モデルってだけでも貴重品である。 センターの7連メーターが雰囲気を盛り上げる、、 燃料計、ブースト計、水温計、油圧計、時計、外気温度計、電圧計、の7つ。 パネル中央の赤いボタンがエンジン・スターターボタン。 シフト、右横にあるスイッチがルーフ・ラッチの開閉スイッチ。 4速ATで、「スポーツモード」スイッチ付き、、このスイッチ(ボタン)を押すと、各ギアを引っ張る時間が長くなり、加速性能が増す。 当社では、このスイッチを「速くなるボタン」と呼ぶ。 |
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| 1959年から基本設計を変えることなく、進化を続けてきた もはや伝説のアルミ合金製V8エンジン。当然、絶好調。 97年に、「コスワース」と「ザイテック」との技術協力のもと、登場したコンチTのハイパフォーマンス・ターボ・エンジンは、98年以降、更に進化、、404馬力、トルク:81.6kgmから、426馬力、トルク:89.2kgmにパワーUP、、 当然、「SC」も、、426馬力のままのはず、、と思っていたら、、なんと「アズール」なんかと同じく「405馬力」仕様、、(だと思われる) 前述の通り、「SC」のカテゴリーは、「T」のような荒々しいスポーツカーではなく、「アズール」のように、可憐で優雅な走りを堪能する、、ってことに趣をおいているらしい。 ただ、エンジンを見ただけでは、405馬力なのか420馬力エンジンなのか、見分けることは出来ない。6台だけ作られた「SCマリナー」が420馬力であるのは間違いないが、、他国で販売している「SC」を見ると「420馬力」表示としている店が多い、、少々、謎?である。 例えば、「マイク・タイソン」が乗っていたシルバーの「SC」も420馬力としていた。 おそらく正解は、「売っている車屋が、詳しくない」のだと思うが、、 405馬力と420馬力の違いは体感できるものではないから、、。 99年以降モデルになると、エンジンカバー上部のシルバープレートに職人のサインが刻まれている。 ここからが、本当の後期型。 爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられている。 厳密に言うと、一台のエンジンは、2人で1チームとして担当し、責任者の方のサインが入る。 1万分の1の公差まで測定して、組み上げられる このエンジンの耐久性はハンパじゃない。組み立てに要す作業時間「80時間」。 メーカー自身も正式カタログに書いてあるが、「1920年以降、製造されたベントレー(WOベントレーを含め)の内、約3分の2の個体は現在も可動している」、、と。 更に面白いのは、オーストラリアの「ロールス・ロイス・オーナーズクラブ」が発表したデータ、、 ロールス社がベントレー社を買収した後(1933年以降モデル)の生き残り台数、、、各モデルごとに調べつくしてある! それによると1933年から2002年までの間に生産された全てのロールス・ベントレーの生き残り率は「78%」となっている、、圧巻! 因みに、「SC」は、まだ、73台全てが残っている。 近年、すっかりエコ・カーブームであるが、、車ってものは、走行している時より、製造するとき、廃車にする時の方が、遥かに、環境を壊している。 よくいわれる「エコバック」を作るための環境破壊の方がよほど地球に好くない、、というのと同じである、、 それでも、いつかは損益分岐点が来るので、車に興味のない方は全員、エコ・カーにお乗りいただきたい、、、できれば全員、電気自動車に乗るのがベスト、、、そうなると天然資源ガソリンが長持ちする、、残った車好きで高い税金を払う代わりに、貴重なガソリンを使えば好いと思う。 ロールス・ベントレーほど地球に優しい車はない。 総評:「彼らが作った車には、神々が宿る」 そう、「彼ら」とは、当個体を作った「マリーナ・パークウォード」の職人たち、、。 「コンチネンタルSC」、、彼らの魂がこもった最後の作品が、まさに ここにある。 |