Model BENTLEY 
CONTINENTALSC
(セダンカ・クーペ)


Year 1999
Exterior BLACK
Interior BLACK・LEATHER
price \ ASKing
Mileage 27.345km
Ammenities ヨーロッパ仕様 左ハンドル  (国内2001登録後、2オーナー)

V8 OHV 6747cc
4速フロアAT
水冷インタークーラー付きターボ・ハイパフォーマンスE/G

馬力 :405ps/4000rpm
トルク:84.7kgm/2150rpm
最高速:245km

全長:524cm
全幅:192cm
全高:146cm
車重:2630kg
定員:4人

ガラス・タルガトップ!
(2分割・電動・取り外し可で、トランク内に専用収納スペース有り)

Wエアバック、Fパワーシート(メモリーシート4人分+ランバーサポート、シートヒーター)、電動チルトハンドル、エンジンスターターボタン、アルミ・スポーツ・ペダル、
HDDインダッシュ・ナビ、ETC車載器
他フル装備


内外装極美、機関、当社にて完全整備渡し、稀に見る超極上車。 
 
車検:2年付き渡し


COMENTS
世界73台

「ベントレー・コンチネンタルSC」!


*セダンカ:運転席シート上部の天井が外せるボディスタイル。


コンチネンタルSC(セダンカ・クーペ)は、
1998年9月、パリ・サロンで、発表され、生産中止の2000年3月までの間に
「73台」だけ生産されたモデルである。
(シルアルナンバー上は74台あるが、73台説が有力)。
*他6台「SCマリナー」が存在する。

コンチネンタルRのハイパフォーマンス・バージョンとして、1997年に発表された「コンチネンタルT」をベース(ショートシャーシ)にした、タルガ・トップ版である。
ただし、単にタルガにしただけではなく、ボディ形状(ワイドボディ)まで異なる作り(専用ボディ)で、大変凝ったモデルである。

オーバーフェンダーの作りこみ(ライン)は、コンチTとも異なり、コンチネンタル・シリーズの中でも最もエレガント・と思われる。
世界には、想像を絶するほどの俗福でエンスーな人種が存在する、、
そんな顧客の欲求を満たすために作られた究極の贅沢マシンである。 

全長は、
コンチRの537cmより、13cmショートホイールベースで、524cm(都心に有りがちな530cmまでの立体駐車場にも入るサイズ)、全幅は、コンチR、188cmに対し、オーバーフェンダー分広く、192cmとなっている。
(コンチTは、全長:523cm、全幅:196cm)

ボディワーク(コーチビルド)は、もちろん、世界一の匠の集団「マリーナパークウォード」。(下記からMPWに略)
一時は200社以上存在したイギリスのコーチビルダーのトップ2、名門「HJマリナー」社と「パークウォード」社をロールス社が、完全に手中に収め、合併させて「マリーナ・パークウォード」社としたのは、1962年、、その後、数々の名車(コーニッシュ、カマルグ、ファンタム6、コンチネンタル、コンチネンタルR、アズールなど)を世に送りだしてきたMPWであったが、90年代に入ると本社であるロールス社自身の不況のあおりを受け、ついには、1992年、伝統のMPWの専用工場(ロンドン郊外 にあったウイルスデンの工場)を閉鎖することになる。
更に、その後の度重なるリストラにより、最盛期500人以上いたMPWの職人は、数十人規模にまで減ってしまった。
結果、非常に残念ながら、ボディ全体のデザイン、製作から手掛ける、いわゆる「コーチビルドモデル」は、続々と生産中止となり(90年にファンタム6、95年にコーニッシュとコンチネンタル、98年にパークワードリムジンが)、このコンチネンタルシリーズ(コンチT、アズール、コンチR、)が、最後のモデルとなった。

*現在のMPWは、、、
「マリナー」のみの名称となり、VWグループが50億ポンドもの投資をし新たに生まれ変わった「クルー工場」の一角で、スペシャル・オーダー部門として存在している。
世界中の わがままな顧客からの如何様な注文にも答える。
総勢130人(90年代の最縮小時より増えている)、、もちろん、製造ラインなど存在しない。
カタログモデルとして販売する「コーチビルドモデル」は生産していない。
だが、量産さえできないものの、彼らの「腕」は、完全なコーチビルドモデルを作り出すことはできる。
2002年に製造したエリザベス女王の専用車・ベントレー「ステート・リムジン」は、「マリナー」の職人による作品だ。
いつの日にか、また、完全なる「MPW」のコーチビルド・モデルが販売されることを願う、、。


コンチSCは、日本ディーラー(コーンズ)で扱った形跡がなく?、ディーラー車は聞いたことがない。
私が知るかぎり、国内にある「SC」は、当「ブラック」と、もう1台、以前当社で販売させて頂いた内装がタンの「ブラック」、
それに、信憑性に高い目撃例として、横浜周辺に出没する「ホワイト」の3台だけであったが、
当個体の前オーナー様のお話だと、あと2台(ワイン?とコン?)あるらしい・という、、。
しかし、この2台は、確実ではない、、「ワイン」は、某芸能人の所有車としてTVで見た人がいる、、ってだけだし、「コン」は、某工場に修理で入庫していたのを見た人がいる、、、、う〜ん、私は 聞いたことがないのだが、、??
まっ、5台あるかもしれない。
どちらにしても、VW製ではない近年ベントレーの中でも、もっとも希少価値の有るモデルであることには違いない。

さて、当個体、2001年に国内登録、その後、2オーナー、前オーナー様は、その筋では有名なエンスージャストである。

「マリーナ・パークウォード」が最後に残してくれた歴史の遺産・「SC」、
よくぞ日本に来てくれた!

では、下記より、写真68枚&当個体の詳しい ご説明を↓


外装色は、「ブラック」。

ソリッドのブラックである。
前オーナー様、購入時、一部にあった再ペイントが気に入らなかったそうで、「どうせなら、、」徹底したオールペイントが施されている。
その際、、ウェザーストリップやショートパーツなどの手配、整備なども含め、およそ1年ほどの歳月を要したという。
作業した某有名工場も苦労したようであるが、、お陰で、仕上がりは素晴らしく、磨き込めば、ベントレー・ブラック特有の しっとりとした深い輝くを放つ。迫力満点!

もちろん、現在でも、ビカビカ!


コンチネンタルT同様のショートホイールであるが、前述のとおり、ボディデザインは、前後のバンパー、ファンダーの膨らみ具合ともに「T」とは異なる。
前後のバンパーのダクトは、「メッシュ」入り、
マトリックスグリルは、この年式なら標準ながら、ヘッドライト下のメッシュ廻りの造作は見たこともない、、。
大口径のマフラーは、「T」と同様。
ホイールは、「SC」専用物で、19インチ・9.5J、タイヤは、288サイズ

特筆すべきは、オーバーファンダー
「SC」独自のもの、、まるで、スーパー職人の叩き出しのようにワイドボディながら、まったく違和感はなく、エレガント・と称えたい。

そして、なんといっても「SC」の特徴、タルガトップ、、
天井は、内装写真からの方が見やすいが、ガラスが3枚張られている。このガラス・ルーフ、、スモークガラスで、外から見ると中が見えづらく(濃い)、中から外を見ると明るく見える。
また、このガラスルーフの取り外し方が渋い、、
センターコンソールにあるスイッチを回すと、まず、左右のウインドが降りる(開く)、同時に「チュィーン」という「アズール」がオープンになる時と同じ音がして、ルーフのラッチが開き、少し浮き上がる。
で、左右ルーフは分割で外せる。
分割なので重くはない、、、外したルーフ部は、トランク内に、ちゃんと動かないように置ける造作がある。
トランクは、二重構造、ルーフを置いても、フタがあるので、その上に普通に荷物を載せることができる。


内装は、「ブラック」レザー。

シートもダッシュもハンドルも天井も ブラック・レザー。
相当に 渋い!
これは、大人の車だ。


レザー素材は、言わずと知れた「コノリー」社製のロールス献上品レザー
、、現在、ベントレー社が使用しているイタリア製のレザーとは残念ながら比べようもない・・・。
「コンチT」では、アルミ・パネル張りとくるが、、
「SC」では、お上品に、「バーウォール・ナット」張りとしている。
ここで、このモデルの意味を知ることができる。
「コンチT」ほど、スポーティさを演出するのではなく、天井(Tバー)を外して、優雅に、、
いうなら、「アズール」と「T」の中間モデル。

室内は、どこも見ても走行距離を感じさせないほどキレイで、
シートのヤレも ほとんどなく、ウッドにもクラック一つ発生していない。

内装の造作は、98年に一新されていて、シート形状、ヘッドレスト形状(ピニンファリーナ・デザイン)の「アズール」タイプになり(シートベルトが使いやすくなった)、
さらに、エンジンスターターボタンの位置、シフトノブを含むシフトゲージ廻りなどが、以前と異なり、メッキが増え、より豪華さを増している。
この後期型モデルってだけでも貴重品である。


センターの7連メーターが雰囲気を盛り上げる、、
燃料計、ブースト計、水温計、油圧計、時計、外気温度計、電圧計、の7つ。
パネル中央の赤いボタンがエンジン・スターターボタン。
シフト、右横にあるスイッチがルーフ・ラッチの開閉スイッチ。
4速ATで、「スポーツモード」スイッチ付き、、このスイッチ(ボタン)を押すと、各ギアを引っ張る時間が長くなり、加速性能が増す。 当社では、このスイッチを「速くなるボタン」と呼ぶ。

1959年から基本設計を変えることなく、進化を続けてきた もはや伝説のアルミ合金製V8エンジン。当然、絶好調。

97年に、「コスワース」と「ザイテック」との技術協力のもと、登場したコンチTのハイパフォーマンス・ターボ・エンジンは、98年以降、更に進化、、404馬力、トルク:81.6kgmから、426馬力、トルク:89.2kgmにパワーUP、、
当然、「SC」も、、426馬力のままのはず、、と思っていたら、、なんと「アズール」なんかと同じく「405馬力」仕様、、(だと思われる)

前述の通り、「SC」のカテゴリーは、「T」のような荒々しいスポーツカーではなく、「アズール」のように、可憐で優雅な走りを堪能する、、ってことに趣をおいているらしい。

ただ、エンジンを見ただけでは、405馬力なのか420馬力エンジンなのか、見分けることは出来ない。6台だけ作られた「SCマリナー」が420馬力であるのは間違いないが、、他国で販売している「SC」を見ると「420馬力」表示としている店が多い、、少々、謎?である。
例えば、「マイク・タイソン」が乗っていたシルバーの「SC」も420馬力としていた。
おそらく正解は、「売っている車屋が、詳しくない」のだと思うが、、
405馬力と420馬力の違いは体感できるものではないから、、。


99年以降モデルになると、エンジンカバー上部のシルバープレートに職人のサインが刻まれている。
ここからが、本当の後期型。
爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられている。
厳密に言うと、一台のエンジンは、2人で1チームとして担当し、責任者の方のサインが入る。
1万分の1の公差まで測定して、組み上げられる このエンジンの耐久性はハンパじゃない。組み立てに要す作業時間「80時間」。


メーカー自身も正式カタログに書いてあるが、「1920年以降、製造されたベントレー(WOベントレーを含め)の内、約3分の2の個体は現在も可動している」、、と。
更に面白いのは、オーストラリアの「ロールス・ロイス・オーナーズクラブ」が発表したデータ、、
ロールス社がベントレー社を買収した後(1933年以降モデル)の生き残り台数、、、各モデルごとに調べつくしてある!
それによると1933年から2002年までの間に生産された全てのロールス・ベントレーの生き残り率は「78%」となっている、、圧巻!
因みに、「SC」は、まだ、73台全てが残っている。

近年、すっかりエコ・カーブームであるが、、車ってものは、走行している時より、製造するとき、廃車にする時の方が、遥かに、環境を壊している。
よくいわれる「エコバック」を作るための環境破壊の方がよほど地球に好くない、、というのと同じである、、
それでも、いつかは損益分岐点が来るので、車に興味のない方は全員、エコ・カーにお乗りいただきたい、、、できれば全員、電気自動車に乗るのがベスト、、、そうなると天然資源ガソリンが長持ちする、、残った車好きで高い税金を払う代わりに、貴重なガソリンを使えば好いと思う。
ロールス・ベントレーほど地球に優しい車はない。







総評:「彼らが作った車には、神々が宿る」
    そう、「彼ら」とは、当個体を作った「マリーナ・パークウォード」の職人たち、、。

    「コンチネンタルSC」、、彼らの魂がこもった最後の作品が、まさに ここにある。


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ロールスロイス ベントレー スペシャリスト
株式会社 シーザー トレーディング

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