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| 外色は、「ピーコック・ブルー」。 孔雀色である。 このカラー、当96年の大幅改良に合わせて採用された当時の新色で、同年発売の「アズール」のイメージカラー(カタログカラー)にもなっている。 伝統的にロールス・ベントレーがカタログカラーに採用するカラーは「外さない」。 最新の技術で、メタリックの粒子が非常に細かい濃紺メタリック。 輝きは、今だ失われていない。 前回、販売時、一部にあった飛び石あとなどはリペア済み、、ビカビカ! 全長は、537cm、、これで2ドア・クーペ、、充分にデカイが、このサイズがあってこその「コンチR」デザイン、、 迫力、存在感は、他メーカー・モデルの追随を許さない。 もっとも、ロールス・ベントレーは、2ドア・クーペといえど、、事故してぶつかったとき、乗っている方の命を守る・を最優先に考えて作られているので、小さい車など作らない。 昔から、ぶつかって死なない車のNO’1はロールス・ベントレーだ。 世界中のVIPが乗る車であるから、オーナーが事故で死んでしまうのは、ロールス・ベントレーにとって最大の屈辱、、、ダイアナ妃も、ベンツじゃなくて、ロールス・ベントレーに乗ってさえいれば助かっていたのでは、、と思っているのは私だけではあるまい。 17インチ・7.5Jのアルミホイールは、96年からのNEWデザイン、、 ロールス・ベントレーのホイールピッチは独自のサイズで、社外品は合わない、、、ノーマルが一番かっこいいから問題なし。 フェンダー部分は4箇所ともに「ブリスターフェンダー」、、、このデザイン、、いくら見ても飽きることがない。 名車とは、そういうものであろう。 |
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| 内装は、「ダークグレー」レザーと「ロイヤルブルー」レザーのコンビカラー。 このコンビカラーの色分けのセンスが素晴らしい。 おまけに、ドアとってやセンターコンソールなど汚れやすい箇所に濃い色(ロイヤルブルー)が配されているので、実用度的にもよろしい。 低走行車であるから、内装コンディションも文句なし。 どこをみてもキレイ。 レザーは、言わずと知れた「コノリー」社の最上級品、、、 1mmのキズも革に付けないために(ロールス社が使ってくれないから)、格子鉄線の無い石垣で囲まれたスカジナビア半島の牧場で育てられた牛の革、、、ロールス社に納品するのは、その中でも更に厳選された品だ。 それは、「10%トップ・グレード」と呼ばれる品で、他の自動車メーカーに納品されることはない。 この革をロールス社の熟練された職人が手作業で裁断し、張る。 1枚革で納品されるが、ロールス社は、革の中心部分、最良の部位しか使用しない。 そうすると、1台あたり、16頭から18頭分の革を使用することになる。 ベントレーとロールスでは、革を張る際、ベントレーの方が、テンション高めに張るのだと、ロールス社訪問の際、職人さんに教えていただいた。 ベントレーのスポーツタイプのシートとロールスの応接間のソファタイプのシートの違いは、微妙な革の張り方でも調整されているのだ。 コノリー社は、現在、自動車メーカーへの革供給をやめてしまっているため、、この空間を体感できるのは、2002年以前のモデルのみに限られる。 ウッドは、土の中で80年ほど生きてきたウォールナット(胡桃の木)のバー(根っこ)部分をスライスしたものだ。 もちろん、ただの胡桃の木の根っこではない。 人間が意図的に根っこを病気にし、コブ状にしたものだ。 とはいえ、自然木であることには変わりないので、実際、スライスしてみないと、どんな「コブ目」になっているかは分からない。空洞があるかもしれないし、コブ目が大きいもの、小さいもの色々だ。ロールス社は、その中で、コブ目が小さく、柄が揃っているものしか使用しない。 そんな木が一番高額なのだが、、。よくよく、ウッドを眺めていただきたい、こんなレベルのバーウォールナットを使用しているメーカーは他に無い。 ウッドの張り方が またすごいことになっている・・・この車でいうなら、、ハンドル中心から、左右均等模様、、センターコンソール中心から左右均等模様、、ピクニックテーブル付きなら中心から左右均等模様、、薄くスライスし、左右に分けて合板に張って使用するので、同じ模様になるってわけだ。 これらの作業工程全てもロールス社自社の熟練工によるもの。 この作業場所、風景は、自動車会社とは思えず、、伝統工芸の家具屋、そのものであった。 最近のベントレーのカタログ(海外版)を読むと、この左右均等張りのウッドのことが、自慢げに書かれていた・・・「世界で唯一の左右均等張りするメーカー」と、、、。昔のベントレーなら、そんな当たり前のこと、決して自慢しなかったものだが、、。 室内装備で特筆すべきは、96年式で、やっと、「チルトハンドル」が付いたこと。 それまで、随分 体の大きな人は、ハンドルが足にあたってしまったりしたものだが、、、 要は、弊社(ロールス社)の車のサイズに、乗るほうの人間がサイズを合わせてくれってなメーカーだったわけだが、、大人になったものだ。 |
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| V8 OHV 6747cc アルミ合金製 ハンドビルド・エンジン 1959年から基本設計を変えることなく、確実に進化をつづけてきた「世界一の過剰品質エンジン」は、1996年、水冷インタークーラー付きターボとなる。 馬力等のスペックも「正確な数字」という意味では創業以来始めて公表した・と言ってよい。 エンジンでさえ、前述の職人仕事同様、熟練工が二人がかりで80時間をようして組み上げていく。 世界のエンスーを魅了した、このエンジンは、あと1年たらずで終焉を迎える。 そう、、もう、このような過剰品質エンジンが生産されることは二度とあるまい。 なにせ、メーカーが儲からない。エンジンが壊れてくれないと、長く乗り継がれるので買い換えてくれない。 現在、ベントレーの親会社VWは、すんごい馬力で、最高速も300kmオーバーの高スペックの新型エンジンを出しているが・・・それは、、メーカーにとって、いい感じに壊れてくれるエンジンなのであろう、、。 でも、それは、「ベントレー」という「ブランド」を残していくには、いたしかたない、、。 いい時代は、終わりに近い。 この先は、電気自動車の時代、、 この先、名車と呼ばれる車が生産されるとは思えない。 身震いするほどの車、、 若いころ、免許をとり、一生懸命 働いて、最初に買った自動車、、 あの「わくわく感」、、あの感動と 喜びを 覚えているだろうか、、 あの「感動」を、、 この「コンチネンタル R」でなら、味わえる。 |