Model BENTLEY 
「EIGHT

Year 1991
Exterior WHITE
Interior BEIGE・LEATHER (ベージュ・レザー)
price \  2.980.000円(税込み)
Mileage 23.445km
Ammenities
ディーラー車 左ハンドル 法人1オーナー

V8 OHV 6747cc  3速コラムAT

馬力&トルク:必要にして十分

全長:528cm
全幅:189cm
全高:148cm
定員:5人


他フル装備+「バッジバー」

内外装機関ともに超極上車!

 車検:2年付き渡し
COMENTS
1991年式、D車、左ハンドル 

「エイト」!
 
解説:
「シルバーシャドウ」の後継モデルとして1980年に登場した いわゆるSZ系モデル。ベントレーでは、「ミルザンヌ」が一番最初のモデル(1980年〜)で,
次いで、1982年に「ミルザンヌ・ターボ」(85年に「ターボ」に名称変更)が、
そして、1984年、当「エイト」がラインナップに加わる。

これは、ターボ付きなどにして高額化していく「ターボ」モデルとの差別化をはかるため、、廉価版モデルとしての位置づけであった。
「エイト」の作りは、ロールス「シルバースピリット」をベントレーにしただけ・といった内容で、ウッドは「バーウォールナット」を使わず、コストダウンされていた。
また、グリルの内部も「シャッター」を使わず、「メッシュ」の網・・通称「もち網」張りであった。
実は、この作りこそが、後に 大きな意味を持つことになる。

国内で、ベントレーの輸入が急速に伸びたのは、バブル景気の1989年からであるが(1991年で終わり)、このころは、「ターボR」が大ブーム、、世界中で取り合いで、入手するのさえ困難という時代が3年間ほどあった。
そこで輸入業者やユーザーは、入手しやすく価格も安い「ミルザンヌ」や「エイト」のグリルやエンブレムを変え、「なんちゃってターボR」に改造・ってのが流行った。(:当社では1台も改造していない)
これは、他のメーカーでも同じで、例えば、メルセデスの「なんちゃってAMG」なんて本物より遥かに多かった。

ところが、月日は流れ、、、「本物」も激安となってしまったため、今頃「なんちゃって号」を乗っていたのでは貧乏を宣伝して回っているようなものだ。
で、すっかり「なんちゃって号」の需要はなくなってしまったのだが、、困ったことが、、当個体のような「オリジナル」が少ないのだ。

「エイト」のメッキグリル、メッシュ、シンプルな室内造作、、今見ると、実に上品なこと この上ない。そして玉数が少ない。
バカ売れした「ターボR」の極上個体を探すのは、現在でも、まだ何とか探せそうであるが、こと「エイト」となると そうはいかない、、。

「エイト」は、90年に大幅な改良を受け(スパーがスパー2になった)、1992年まで生産されたが、92年の製造ナンバーを持つ個体は、日本には1台もないはずである。
そうなると最終モデルは、90年と91年、、、91年のがあれば、ベストに違いないが、どちらの年式にしても、オリジナルの極上個体が入庫することは専門店の当社でさえ、1年に1台あれば多いほうである。
「エイト」は、いまや、逆にベントレーに詳しい方を唸らせる「センス好し」のモデルとなったのである。  、、、オリジナルに限るが、。

さて、当個体、ディーラー車・法人1オーナー、走行:23.445km、、人気の「ホワイト」、、オプションの「バッジバー」を選択している以外、フルノーマル。
いやー珍しい!
3拍子そろった「エイト」、、、お薦めですってば、、。

では、下記より 写真「48枚」を↓

外装色は、「ホワイト」

不景気が続くかぎり、日本では一番人気の「ホワイト」。
人間、不景気な時は、冒険したカラーは選びづらい、、で、逆にバブル期には「ホワイト」は人気が無く、このくらいの年式に「ホワイト」は少ない。
メルセデスなんて「ブルーブラック」か「ミッドナイトブルー」の輸入台数が9割ほどを占めていた時代である。
いつの時代もベントレーの外装カラーは、標準で24色、過去カラーや特注カラーも選択できるので、いわば、無限の中から選択できる、、、その中で、もっともポピュラーな「ホワイト」を選ぶのは、意外と度胸がいるのだ。

91年式は「ラッカー塗料」の最終年である。
伝統の「手吹き」で、8回も塗り重ね、塗面が鏡面になるまで、バフで研磨される。およそ、近代の自動車メーカーでは考えられない作業が施されていたのだ。
その後の「ウレタン塗料」でも鏡面仕上げは変わらないが、塗料の特性上、作業工程は、ラッカーの半分で済むという。
この「ラッカー」、ロールス・ベントレーらしい、非常に深みのあるペイントとなるのであるが、、
欠点が一つ、経年変化とともに「クラック」塗装ワレが発生する場合があるのだ。
毎度、書かせて頂いているが、この「クラック」が発生した場合、誰かが貧乏クジを引いてリペアするしかない。
それも、もう一度「ラッカー」で塗るのではなく、しっかりクラック箇所を剥離して、下地を作り直して「ウレタン」で鏡面仕上げするのが好い。
これなら、もう、ほとんど、クラックの心配が要らなくなる。
無論、リペアには塗装職人の「腕」と「経験」が必要になる。
ヘタな「腕」でリペアするくらいなら、クラックがあったままの方が まだ、ましだ。

で、当個体、当社でリペアしたのではないので100点ではないが、かなり上手く、クラック箇所のリペアがすでに施されている。
ありがちなクラックはない。
よくよく見れば、、数点 飛び石後にタッチペンした箇所があるにはあるが、気になるレベルのものではない。
有り難いのは、オリジナルの手書き「コーチライン」を残して塗っているところ、、これはマニアには堪らない。


「エイト」
メッキのグリルに、メッシュのサッシ、
98年に販売された「ターボRT」で、もう一度「メッシュ」が採用されるが、非常に新鮮なデザインに映った。
「エイト」専用デザインの15インチ・アルミ、タイヤサイズは、「235」でロールスと同じ。
足回りのセッティングも「ターボR」より、柔らかめ、、おそらく、ロールスと同じものではなかろうか、、。

今見ると、「エイト」は渋い!
あえて「エイト」が好きで乗っています風・に乗るのが好い。
「いやー気にいってるんで、もう20万km超えちゃいましたよー」みたいなトークが好ましい。


内装は、「ベージュレザー。

ご存知、「マグノリア」や「パーチメント」系のカラーであるが、よりクリーム色に近い。
3色の中では、最も濃い色目であるので、ヨゴレが目立たないぶん今後の管理は楽であろう。

廉価版といえど、例えば、ロールスの「スピリット」と比べても、コストダウンされているのは、「ウッド」とリアの「バニティミラー」がない・程度のものだ。
この程度のコストダウンで廉価版と評されたのは、少々可哀想である。
レザーも「コノリー」だ。

今となっては奇跡的な法人1オーナー物で、走行:23.445km、、
とても大切にされてきたのが、良く分かるコンディションである。

お写真でもある程度ご理解いただけようが、、シートレザーを含め、内装全体・・まったくもってキレイ!

自動車室内用レザー供給会社としては世界一有名で高品質な「コノリー」社は、2002年末をもって自動車用レザー供給の事業から撤退した。
イギリスに会社は残っているが、、
ロールスとベントレーが他資本になったことと大いに関係があるものと推察するのが普通であろう。やつらは利益優先、値切り倒したに違いない。
良いものに正当な値段を出すメーカーがなくなったのだ。
ロールス・ベントレーの代名詞「コノリー」レザーが使われることは もうなかろう。
1台あたり、牛16〜18頭分ほどのレザーが使われていた。

現行モデルの「コンチGT」や「フライングスパー」を含め、全高級自動車メーカーが使用している「レザー」は、、、この「コノリー」最上品レザーを体験した後でなら、鼻で笑っちゃうレベルのものだ。

1959年から基本設計を変えることなく、進化を続けてきた もはや伝説のアルミ合金製V8エンジン。当然、絶好調。

ベントレーが正式に馬力やトルクなどのスペックを公表するのは、96年モデルからで、この年式には、相変わらず「必要にして十分」。

オーナーが生きているうちに心配は無用の過剰品質エンジン、
爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられている。
厳密に言うと、一台のエンジンは、2人で1チームとして担当、
1万分の1の公差まで測定して、組み上げられる この航空機のようなエンジンの耐久性はハンパじゃない。
組み立てに要す作業時間「80時間」。

あっと、よくタイミングベルトの交換時期は?という ご質問をお聞きするが、タイミングベルトなんて使っていないので ご心配なく、、。
ベルトの変わりにギアを使用していて、ほぼ半永久的に取り替える必要は無い。ギアが磨り減って交換時期がくるのは現オーナー様の孫の代であろう。


価格は安いが、当社の怒涛の240項目納車点検・整備に手が抜かれることはない。
ベントレー入門車、日常の足にもってこいの年式の「エイト」にして、、
探してあるコンディションではない。