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| 外装色は、「ホワイト」。 不景気が続くかぎり、日本では一番人気の「ホワイト」。 人間、不景気な時は、冒険したカラーは選びづらい、、で、逆にバブル期には「ホワイト」は人気が無く、このくらいの年式に「ホワイト」は少ない。 メルセデスなんて「ブルーブラック」か「ミッドナイトブルー」の輸入台数が9割ほどを占めていた時代である。 いつの時代もベントレーの外装カラーは、標準で24色、過去カラーや特注カラーも選択できるので、いわば、無限の中から選択できる、、、その中で、もっともポピュラーな「ホワイト」を選ぶのは、意外と度胸がいるのだ。 91年式は「ラッカー塗料」の最終年である。 伝統の「手吹き」で、8回も塗り重ね、塗面が鏡面になるまで、バフで研磨される。およそ、近代の自動車メーカーでは考えられない作業が施されていたのだ。 その後の「ウレタン塗料」でも鏡面仕上げは変わらないが、塗料の特性上、作業工程は、ラッカーの半分で済むという。 この「ラッカー」、ロールス・ベントレーらしい、非常に深みのあるペイントとなるのであるが、、 欠点が一つ、経年変化とともに「クラック」塗装ワレが発生する場合があるのだ。 毎度、書かせて頂いているが、この「クラック」が発生した場合、誰かが貧乏クジを引いてリペアするしかない。 それも、もう一度「ラッカー」で塗るのではなく、しっかりクラック箇所を剥離して、下地を作り直して「ウレタン」で鏡面仕上げするのが好い。 これなら、もう、ほとんど、クラックの心配が要らなくなる。 無論、リペアには塗装職人の「腕」と「経験」が必要になる。 ヘタな「腕」でリペアするくらいなら、クラックがあったままの方が まだ、ましだ。 で、当個体、当社でリペアしたのではないので100点ではないが、かなり上手く、クラック箇所のリペアがすでに施されている。 ありがちなクラックはない。 よくよく見れば、、数点 飛び石後にタッチペンした箇所があるにはあるが、気になるレベルのものではない。 有り難いのは、オリジナルの手書き「コーチライン」を残して塗っているところ、、これはマニアには堪らない。 「エイト」 メッキのグリルに、メッシュのサッシ、 98年に販売された「ターボRT」で、もう一度「メッシュ」が採用されるが、非常に新鮮なデザインに映った。 「エイト」専用デザインの15インチ・アルミ、タイヤサイズは、「235」でロールスと同じ。 足回りのセッティングも「ターボR」より、柔らかめ、、おそらく、ロールスと同じものではなかろうか、、。 今見ると、「エイト」は渋い! あえて「エイト」が好きで乗っています風・に乗るのが好い。 「いやー気にいってるんで、もう20万km超えちゃいましたよー」みたいなトークが好ましい。 |
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| 内装は、「ベージュ」レザー。 ご存知、「マグノリア」や「パーチメント」系のカラーであるが、よりクリーム色に近い。 3色の中では、最も濃い色目であるので、ヨゴレが目立たないぶん今後の管理は楽であろう。 廉価版といえど、例えば、ロールスの「スピリット」と比べても、コストダウンされているのは、「ウッド」とリアの「バニティミラー」がない・程度のものだ。 この程度のコストダウンで廉価版と評されたのは、少々可哀想である。 レザーも「コノリー」だ。 今となっては奇跡的な法人1オーナー物で、走行:23.445km、、 とても大切にされてきたのが、良く分かるコンディションである。 お写真でもある程度ご理解いただけようが、、シートレザーを含め、内装全体・・まったくもってキレイ! 自動車室内用レザー供給会社としては世界一有名で高品質な「コノリー」社は、2002年末をもって自動車用レザー供給の事業から撤退した。 イギリスに会社は残っているが、、 ロールスとベントレーが他資本になったことと大いに関係があるものと推察するのが普通であろう。やつらは利益優先、値切り倒したに違いない。 良いものに正当な値段を出すメーカーがなくなったのだ。 ロールス・ベントレーの代名詞「コノリー」レザーが使われることは もうなかろう。 1台あたり、牛16〜18頭分ほどのレザーが使われていた。 現行モデルの「コンチGT」や「フライングスパー」を含め、全高級自動車メーカーが使用している「レザー」は、、、この「コノリー」最上品レザーを体験した後でなら、鼻で笑っちゃうレベルのものだ。 |
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| 1959年から基本設計を変えることなく、進化を続けてきた もはや伝説のアルミ合金製V8エンジン。当然、絶好調。 ベントレーが正式に馬力やトルクなどのスペックを公表するのは、96年モデルからで、この年式には、相変わらず「必要にして十分」。 オーナーが生きているうちに心配は無用の過剰品質エンジン、 爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられている。 厳密に言うと、一台のエンジンは、2人で1チームとして担当、 1万分の1の公差まで測定して、組み上げられる この航空機のようなエンジンの耐久性はハンパじゃない。 組み立てに要す作業時間「80時間」。 あっと、よくタイミングベルトの交換時期は?という ご質問をお聞きするが、タイミングベルトなんて使っていないので ご心配なく、、。 ベルトの変わりにギアを使用していて、ほぼ半永久的に取り替える必要は無い。ギアが磨り減って交換時期がくるのは現オーナー様の孫の代であろう。 価格は安いが、当社の怒涛の240項目納車点検・整備に手が抜かれることはない。 ベントレー入門車、日常の足にもってこいの年式の「エイト」にして、、 探してあるコンディションではない。 |