Model R TYPE (JEMES YOUNG)2DOOR SLOON
Year 1954
Exterior RED PEAL
Interior SOFT TAN LEATHER
price \ Asking
VIN# B8WH 
Ammenities 本国仕様右ハンドル 直6 4566cc 4速MT クーラー付き ピクニックテーブル 全長:512cm 全幅:181cm 全高:163cm
ハンドメイド総アルミボディ 内外装機関共にレストア済みの稀に見る超極上車 車検:2年付渡し
COMENTS
1953年から1955年の僅か3年間にのみ生産された「Rタイプベントレー」の「コーチビルドモデル」。

ロールス社が、自社でボディ製作まで行うようになるのは、第二次世界大戦後から(正確には1946年から)のことで、戦前は、エンジンとシャーシ、及びボディ以外の付帯機器のみを販売するメーカーであった。
この戦後、ロールス社で自社製作されたボディを「スタンダードボディ」とよぶ。基本的に、ロールス社は、4ドアサルーンモデルしか作らず、更に総アルミボディも作らなかった(作りきれなかった)為、「スタンダードスチールサルーン」と称されることが多い。

また、戦前の全ての個体が、そうであったように、俗福なオーナーの好みにより、好きなコーチビルダー(ボディ製造屋)に、自分の好きなデザインで発注して製作されたボディの車を「コーチビルドモデル」とよぶ。
コーチビルダーは、トータル200社以上が存在したが、ロールス・ベントレー様を手掛ける事が出来た会社は、メジャー系20社ほどしかなかった。
「コーチビルドモデル」は、1962年にロールス社の傘下となった「マリーナパークウォード」社によって近年まで(2003年までのコンチネンタルシリーズが最後と思ってよい)製造されていたが、その他のコーチビルダーは、諸事情により、淘汰され、1968年のジェームス・ヤング社の作品(シャドウベースの2ドアクーペ)を最後に
メジャー系のコーチビルドモデルは姿を消した。
因みにマイナー系コーチビルダーでは、知る限り、1971年にイタリアのFRUA社が、2台のファンタム6を(2ドアカブリオレ)、1980年代の終わりにロバートジャンケル社がターボRをベースに1台の2ドアカブリオレを完全にボディから製作したが、これは、歴史の本には載るまい。

さて、話を本題に戻そう。
Rタイプベントレーのコーチビルドモデルの総生産台数は「283台」(スタンダードモデルは、2039台)。
コーチビルダーと生産台数の正確な内訳は、生産台数の多い順に、1.ジェームスヤング:69台、2.HJマリナー:67台、3.パークウォード:50台、4.フーパー:41台、5.フリーストン&ウェッブ:29台、6.ハロルドR:20台、7.アボット:16台、8.グラバー:7台、9.フラネイ:2台、他2台でトータル283台。

当車輌は、生産台数の最も多かった、、つまり、最も人気があったジェームスヤングの作品で、非常に珍しい2ドア サルーン。
上記、生産台数69台中には、いくつかのデザインが存在し、多くは4ドアサルーンで、2ドアサルーンは、専門書によると16台とされている。(個人的には、もう数台あると思うが、、)
2ドア系ボディのデザインは、知る限り4種類で、内、10台は、同じデザイン(当車輌デザインとは違う)であったことが分かってる。
当車輌は、1954年のジュネーブのモーターショーに出品するために作られた個体で、実際に展示された個体そのものである。(資料付き)
現在、調査中ながら、このデザインと同じ車の生産台数は、もちろん、1ケタ台数、へたをすると、、、。

ボディは、素晴らしい曲線を描くハンドメイドの総アルミボディ、近年、内外装ともレストアが施されていて、大変美しい。
機関系も整備が行きとどいていて、前オーナーは、日常の足としては、もちろん、数々のクラシックカーラリーにも出場、某有名な大会では、優勝まで手に入れている。

右ハンドルの右マニュアルシフト、乗って慣れて見ると、なるほど、走るのが楽しくなる。見たこともないような希少車ながら、やはり、この車は、「走り」を楽しむために存在するようだ。